「記憶喪失?」
朝ごはんの後に記憶が抜けている事を霊夢に告げた
「はぁ……しばらくはここに泊めてあげる」
また馬鹿扱いされると思ったが予想は外れた
「いいの?」
「2人分の食費が必要だしよくはないけど、アンタを1人で外に出したら確実に殺される。博麗の巫女として、1人の人間として見殺しには出来ない。分かった?」
「こき使いたいだけじゃ……」
「それもある」
やっぱりか
────────────────────────────────────
少し話した後すぐに境内を掃除しろと言われたら
「居候だからとか宿代とか言われたら反論できない…」
「少しは手伝ってくれてもいいのにねぇ」
「そうそう、ん?」
いつの間にか後ろに妖しい雰囲気の女性が立っていた
「お前誰だって顔してるから自己紹介するわね、私は八雲紫」
「朝飯の時に霊夢が言ってたやつか」
「霊夢は私の事なんて言ってたの?」
「胡散臭いから信用するなって」
「…ふーん」
ニッコリとは程遠いニタァリという感じで笑った
かなり不気味だ
「あぁ、怒ってないから安心して」
絶対怒ってるな
「ところで貴方の名前は?」
「星原将馬」
「いい名前ね」
「そう?」
「とても素敵だと思うわ」
適当に話をしていたら紫に向かって御札の様なものが飛んできた
猛スピードで向かってくる御札を紫は顔色一つ変えずに扇子で弾いた
「私も一緒にお話していい?」
「あら霊夢、今日は昼寝してなかったのね」
「アンタが妖しい気を放ち過ぎなの、嫌でも起きるわ」
2人が話し込んでいる間に境内の掃除を終わらすとしよう
────────────────────────────────
「ふぅ」
掃除が終わったので縁側で寝転ぶ
この時間は幸せだ
「貴方って霊夢に似てるわよね」
邪魔さえなければ
「どこから来たの?」
紫が話しかけて来るが寝たふりをしておこう
「狸寝入りしても無駄よ」
腹をつついてくる
「本当に寝てるのかしら」
紫は隣に寝転んできた、息がかかるくらい近い
「起きてるわよね?顔が赤くなってる」
「なんだよ…」
「霊夢が奥に引っ込んじゃったから暇なのよ」
「眠たい」
「少しお話しましょう」
「スピー…zzz」
「ちょっと?もう寝たの?おーい……まぁいっか」
────────────────────────────────
~夜~
「寝てもうた」
周りは真っ暗
「あれ?」
さっきまで寝ていた縁側とは違い目の前に立派な庭園が見える
「やっとお目覚め?」
空間を裂いて紫が現れた
「なんだ今の」
「スキマってやつよ。そんな事はどうでもいいの、私のお願い聞いてくれない?」
「お願い?」
「一週間ずつ泊まる場所を変えて欲しいの」
「めんどくさそう」
「準備はこっちでするしめんどくさくないわよ」
「なんでそんな事しないといけないの?」
「理由は2つあるわ。1つ、色んな場所に行き脳に刺激を与えて記憶を思い出させる。2つ、ここに慣れてもらう為」
「しつもーん」
「何かしら?」
「元の世界に返してくれないの?」
「記憶が無いままで家に帰れる?学校は?仕事は?」
「確かに困るな」
「それにこちらにもメリットがあるし」
「メリット?」
「面白い物が見れそうだから」
「お前性格悪いな」
「ラブコメ的展開とかとらぶるとか期待してるわよ」
「えー」
「という訳で明日から魔理沙の所へ行ってもらうわ」
「急すぎない?」
「そう?とりあえず今日はここで泊まって行きなさい」
────────────────────────────
風呂も貸してもらってさっぱりした気分で布団に入ると
「ふふっ」
紫が同じ布団に入ってきた
寝巻き姿の紫はハッキリ言って心臓に悪い
わざと谷間を見せるような服、生地が薄い
かなり近い距離にいるせいでいい匂いもする
「なんで入ってくるんだよ…」
「いいじゃない、減るものじゃないでしょう?」
「変な事するなよ」
紫に背中を向けて寝ようとしたら
「変な事はしないわよ」
いきなり抱きついてきた
「おい」
「なに?」
「離れろ」
「抱きつくくらいならいいでしょ」
背中に柔らかい物が当たっている
首元に息がかかる
「やめろって」
「こうゆうことすれば記憶が戻るかもしれないわよ?」
「離れてくれ…」
「対面になってくれるなら離すわ」
「分かった…」
しぶしぶ紫の方を向く
「ぎゅっと」
いきなり頭を掴まれ谷間に埋められた
「んーー!?」
「びっくりした?」
離れようとしたが女性とは思えない力で抱きしめられている為離れられない
「そんなに嫌なの?」
離してもらえた
「嫌じゃないけど…」
「もう一度抱きついていい?」
「聞きながら抱きつくな」
脚を絡め密着してきた
紫の体はどこも柔らかくいい匂いがする
「ほぼ初対面だろ、なんでこんな事……」
「抱き枕が欲しかっただけよ」
「襲うぞ」
「やってみたら?」
体を起こし寝転んでいる紫の上に四つん這いの状態で被さる
「するなら早く」
「やーめた」
立ち上がって部屋から出ようとした、が
床にスキマが現れ吸い込まれた
出口は布団の中
「……」
「スキマって便利でしょう?」
「寝る」
「寝れるならどうぞ」
また抱きつかれた
「すぅ………zzz」
「寝るの早いわね」
────────────────────────────
~翌朝~
「意外と寝れるもんだな」
「おはよう」
「おい服」
紫は下着姿になっていた
「暑かったのよ」
「早く服を着てくれ」
「見たいなら見てもいいのよ?目を逸らさないで」
「別に見たくない」
「……もっとおもしろい反応してくれない?」
「無茶言うな」
「じゃあこうゆうのはどうかしら」
首筋に息を吹きかけられた
「っ!?」
「ふふっ、いい反応」
「おい」
「貴方結構面白いわね」
「もうやめてくれない…?」
「襲うんじゃなかったの」
「スキマあったら簡単に逃げられる…」
「逃げる気はあんまり無かったけど、まぁいいわ。魔理沙の家に案内するから準備して」
紫の相手はしばらくしたくない
紫さんは人を弄んだあげく寸止めで止めるような人だと思ってます、それに積極的