東方幻想斬~BLEACH the fantasy time of end~   作:ディーン・グローリー

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加筆修正を行って書いてます。駄文と言う点を踏まえて頂ければ幸いです。不定期更新ですので、遅ければ一週間以上かかる時もあります。
BLEACH知識があれば十分です。東方を知らない方でも読めるように頑張っていきます。


第壱章〈東方幻想幕篇〉
第1斬【黒崎一護消失】


 静寂な夜、暗い部屋の中に月明かりだけがその部屋を少し明るくする。

 ベットの上に眠る一人の男の姿を、月明かりが優しく照らす。寝ているので確認できるのはオレンジの髪ということと、高校生ほどの少年ということだけである。

 その少年こそ、この物語の主人公。

 

 ――黒崎一護。

 

 元死神代行であり、藍染から世界を護った男。

 だが今、黒崎一護の死神の力は藍染を倒すために消失した。最後の月牙天衝を使う代償として、死神の力の全てを失ったのだ。

 

 そして、あれから数ヶ月経った。

 朽木ルキアと別れ、幽霊も見えなくなった至って普通の高校生。

 幽霊の見えない生活、普通の生活に一護は憧れていた。一護は憧れていたものになった。平和で、青春を全うできる生活。学生の本分である勉強はもちろん、友人と遊びに行ったり、修学旅行に参加したり、友達と夏休みや冬休みなる長期休暇を使い良好な計画を立てたり、そして恋愛をしてみたりと。学生では様々な楽しみがある。

 自分の、学生として憧れていた生活だ。

 だが、自分は本当にそんな生活に憧れていたのか? と自分でも疑問に思っている。理由などは明確でないが、心のどこかで、何かが落ち着かずにいる。

 そんな気持ちをみんなに隠し、自分の気持ちに嘘を憑きながら一ヶ月経った。

 

 その瞬間であった。

 

 突然に、一護は部屋から静かに消えていった。

 いや、消えたのでは無く落ちたのだ。唐突の事に何が起きたのか全く分からない。

 一護はそのまま起きることなく静かに部屋から姿を消した……と、表現するのがあっているだろう。一種の神隠しめいた現象だが、その正体は誰にもわからない。

 そして、その光景を部屋の窓の外から一人の女性が、少し真剣な面持ちで見ていた。

 なぜ、その女性が真剣な面持ちで一護の消える瞬間を見ていたのかは分からない。そもそもなぜ、女性が一護の消える瞬間を見ているのかが分からない。しかしおよそ普通の人間だったら驚くし、何より一護の部屋は二階だ。そこからどうやって、一護の姿を捉えていたのだろうか。

 答えは簡単だ。その女性は空中に浮いているのだ。

 非現実すぎる光景であり、更に一護の消えた光景を眺めていたところを見るに、一護を消したのは恐らくこの女性の仕業だろう。

 その女性は静寂な夜、一人呟く。

 

「幻想郷、そして世界を護って下さいね。黒崎一護君」

 

 女性は本人に聞こえるはずもない声で、一護に勝手に頼み込んだ。

 何を頼んだのかは謎のまま、女性は姿を消した。

 

 

 そして、数時間後に一護は別世界で目を覚ます。

 




感想のある方はどうぞ。
ちなみに作者は豆腐メンタルです。
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