闘う錬金術師   作:GARDEN.POP

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クリア
*錬金術師にして魔物ハンター。二十代後半だが、一応ベテランの部類。『銀の盾』メンバーに正式登録されたのは8年前。とある理由で目立つことを嫌うので、結社内でも知る人ぞ知る程度の人物となっている。階級は実力にしてはかなり低い。

カイダ
*村が魔物たちによって襲われ、身寄りをなくした少年。村を助けたクリアに拾われて弟子となる。弟子とはいっても雑用ばかりで未だに魔物ハンターとしての修行は許されていない15歳のメガネ少年である。やんす。

トレロ
*銀の盾の新人育成コースを好成績で抜けて来た青年。武器は槍を得意としている。まだまだ新米の魔物ハンターである。疋田。


錬金術師とメガネと新米と、……教官と。

果たして合言葉は…。

 

「お待ちしておりました!先に現地入りを任されたトレロです!クリアさんですね?よろしくお願いします!」

 

もちろん正解だ。それにしても、ジャンク青年改め、トレロは新入生もかくやというかしこまり方である。クリアとしてもやめてほしいところだろう。

 

「クリアだ。よろしく…、というかそんなにかしこまらなくていい」

 

「は、はい! …えっと、君は……?」

 

そう言って、トレロはメガネの少年をうかがう。確かに、まだガキんちょだし、年齢より幼く見えるから、ハンターだとはまさか思わないだろう。まぁ実際、ハンターじゃないのだが。

 

「君じゃないでやんす!カイダでやんす!」

 

トレロの一般人がなぜここに?というような視線を感じてか、カイダはぷりぷりしている。一人前扱いされないのが不満なようである。まぁ実際、一人前には程遠いのだが。

 

「カイダは、まぁ…。一応オレの弟子なんだ。こいつはこれで、迷惑かけないどころか割と役に立つんだ。よろしく頼む」

 

「一応って、なんでやんすか!」

 

カイダ、ぷりぷり。可愛くない。でも役に立つ発言に満更でもない様子である。

それにトレロは、

 

「そうでしたか。あのクリアさんのお弟子さんですか…!ならばその歳でも相当の使い手…‼」

 

トレロくん、ちょっと待て。それは勘違いというかなんというか、うん。察せよ、と。そう言いたい。そのやんすが口癖のおかっぱメガネがそう見えるなら、おまえはまだ実戦の世界は早いよ。

ほら、カイダがニヤけてる。

 

「まさか!カイダにはなんの訓練もさせちゃいないよ…」

 

「…そう、でしたか。」

 

カイダがぷりぷ…、もういいだろう。

それよりも気になることがあるんだが。

 

「トレロ、さっきのことなんだが…。あー、とりあえず歩きながら話そう。」

 

「? はい、わかりました。こっちです」

 

自警団に見つかったら職質されそうなほどにビンボー臭のする男3人のパーティは、トレロの先導で歩き始める。

トレロは訊き返した。

 

「…えっと、さっきのこと、とは?」

 

「あぁ、それなんだが…、さっきオレのことを『あの』クリアさんとか言っていたよな?オレの何を知っているんだ?」

 

そう、同じく気になってました。なんか凄いやつということがだだ漏れいるのでしょうか…?…うん、これもないな。まだまだ甘いトレロでは、クリアのボロコートに何か見出すにしても、せいぜい『なんつーか、こう…ボロいな』くらいのものだろう。

そんなトレロの答えは、

 

「ハンター教練所の教官から聞いたんですよ」

 

クリアがなんか呟いています。ハンター教練所、だと…!とかなんとか。

 

「俺もついに現場で仕事に当たるので、何かアドバイスをもらえないかと教官を訪ねたんですよ」

 

…甘えるな!

 

「そしたら、誰と仕事するんだ?と聞かれまして。それでクリアさんの名前を出したらすっごく喜んでて!あいつは…、あっすみません、…凄いやつだぞと言われたんですよ」

 

「当たり前でやんす!先生は無双の…」

 

「もしかしてっ!まさかとは思うが…」

 

クリアがなにやら泣き目である。いったい誰が教官だったら、こんなに産まれたての子羊的な儚さをたたえた瞳になるのだろう?顔が真っ青である。

ヤメテ。ヤメテ。ヤメテクレ。

まるで呪詛か魔術式でも唱えるかのように呟いている。…どちらにしろファンブル確定である。

 

「…お、オニザメ教官、………か?」

 

トレロの答えはいかに……?

 

 

 

「はい!」

 

ニッコリ笑顔の無情な宣告。

 

 

 

 

 

 




オニザメ?Who is he?な方は…、そのままのあなたでいてください。

一応言っておきますが、この本編にオニザメなる教官殿は出す予定はありません!だって余計なタグが増えるのは、ゴメンだもの!

こんなグダグダ会話してたら戦いが始まらないですね…。
でも、キャラを掘り下げたいのでこんな調子です。

というのも、少しウソで!
あともう数話で、ぼくの軽いノリのナレーさんは終わりです。新ナレーさんはいったい誰なのか!読んで推測してみるのも一興かと…。あ、女性に代わりますよ〜!
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