さて。
…闘う錬金術師。いい加減戦えよ!とか思いますが、もうちょっとお待ちください。チュートリアルとばすと意外に知らなかったコマンドとかあるでしょ?
…まぁ、ぼくはとばしますが。
街は、夜のベルデンは賑やかだった。街の裏から入ったわけだが、さすがに酒場が多い。柄の悪い連中も多いが、学者然とした人や商人もたくさん見かけた。ここら辺の街では1番大きいだろう。
だが、クリアはなにか違和感をおぼえていた。
「この街は、何かがおかしい…」
「そりゃそうでやんすよ!あんなに大きなお城が空を飛んでいるんでやんすよ?」
そんなことはわかってる。
それじゃない…。何かが足りない気がする。クリアは違和感を形にしようとしていた。
「トレロ…。この街には子どもが夜に出歩くことを禁じる条例でもあるのか?」
「! …クリアさん、その話は宿で……」
トレロはそう言って足を速めた。
クリアはなにやら険しい顔をしていた。
「ここです! ボロいですが…。安くて小回りも利くはずなので」
一行はついにアジトとする予定のボロ…、古めかしい小さな宿屋に着いた。
入り口の近くの柱には、簡易的なエンブレムが彫ってあった。トレロが秘密結社のアジトであることを、仲間にわかるようにしておいたのであろう。
が。トレロがさらに二の句を継ぐ前に、
「コラッ!ボロいとはなによっ!」
クリアは驚いていた。予想していた管理人とはだいぶ違っていたからだ。
女将になるにはだいぶ若い、まだ十代の娘であろう。その女性はトレロの話を聞きつけて、宿屋から飛び出してきた。
だが、クリアたち師弟に気付いて、
「あ、ぁ…ようこそ『コモリーの家』へ! …トレロ、あなたほんとうにお客様を連れてきてくれたの?」
おい、コモリーの家て…。ネーミングセンス…。
「だから言ったろう?だいたい、クリアさんたちが来なかったらこんな宿使うわけないだろう?」
「…むぅ。あとでおぼえておきなさいよ…!」
若女将はクリアたちを放置していることにすぐ気付いて、謝りながら言う。
「お二人様ですね?一部屋でよろしいですか……ってアレ?いない?」
困惑する女将さんを尻目に、クリアたちはトレロの先導でさっさと部屋へと向かっていた。トレロが、1番大きい部屋借りるから〜!と声を投げかけた。
「…へ?あの2人もトレロと同じノリ?あとどうして鍵の場所知ってるのいつとったの⁉」
…若女将こと、トモ・コモリーは……なんというか、こう…。うん。
一般人だった!
「あとでクロスボウであいつのケツをぶち抜いてやる!」
…危険人物かもしれない。
なかなか一日が終わらない…。まだ馬車もどきから1時間ちょいくらいです。
みなさん、アイデアお待ちしております…!