PAD-06-B ゲシュペンストmk-Ⅱ S型改
破壊されたS型の残骸と予備パーツから再構成されたS型。
戦闘の結果、防御性能が著しく低下する固定射撃兵装は排除し、信頼性と防御性能、堅牢性を最優先とした構造となっている。
後に大破したアルトアイゼンのコアと予備パーツを追加する事で、真なるナハトへと生まれ変わる事となる。
ただし、操縦性に関してはパワフルな分、mk-Ⅱに比べて難しくなっている。
AD-03 量産型ゲシュペンストmk-Ⅲ
ゲシュペンストシリーズの最新型にして、最新の量産型AD。
通常のmk-Ⅱの運用で得られたノウハウとS型のデータを元に量産を目標作成された機体で、S型に匹敵する防御性能を誇りながらも、装甲材を除いたパーツの6割近くがmk-Ⅱと共通しているため、性能の割りにコストも据え置きであり、武装や各種オプションはほぼ全てが共有可能である。
ただし、飛行機能に関しては最低でもB+程度の魔力ランクが必要であり、現在配備されている多くの機体ではオミットした状態で運用されている。
基本的に生存性を最優先しており、そのため、防御性能を下げる内蔵兵器等は搭載されておらず、結果として搭乗者である魔導士の生存性の向上とコストダウンに繋がった。
AD-04 ヴァイスリッターⅡ
PAD-05をAD-03を元に再設計した機体。
外見はオプション用ラックが追加された以外はほぼそのままだが、装甲は軽量装甲兼空力カウルなので、脆弱さはある程度改善されている。
また、苦手としていた近接戦闘を行うだけの防御性能を得たため、遠近共に隙の無い機体に仕上がった。
ただし、全性能を発揮するには最低でもAAランク程度の魔力と空戦適正が必要な上に、並の高ランク空戦魔導士程度の性能であるので、地上では完全受注制でしか生産されていない。
PAD-07 アルトアイゼン・ナハト
S型をベースにアルトアイゼンのコアと予備パーツをベースに突撃強襲仕様として生まれ変わった機体。
極めて高い防御力と突破力を誇り、以前のアルトアイゼンの運用思想を継承している。
しかも追従性や反応速度等は改善されており、武装も大型化され、更に強化されている。
ただし、搭乗者にかかるGは更に上昇しており、加速時は必ず身体強化を施さなければ最悪圧死しかねない。
ミッドチルダやその近郊の次元世界からはその容赦の無さと戦闘力から恐れられている。
???? リオン
???????博士が作った無人航空兵器。
武装は全て質量兵器でバッテリー駆動だが、純粋科学で慣性制御を実現しており、既存の傀儡兵を遥かに超え、高ランク空戦魔導士に迫る機動性を確立している。
反面、博士の作品の特徴であるAMF発生器を搭載するには出力が足りず、高性能だけど単なる兵器という博士からすれば面白みのない機体に仕上がった。
ミサイルやレールガン、機銃等を主武装とするが、割と簡易な構造から量産や改良も容易であり、もし大量生産されれば極めて厄介となる。
???? グラビリオン
???????博士が作った試作型無人兵器。
10mを超える巨体であり、機動性は皆無な分、凄まじい火力と防御力を誇る。
全身に配された無数のミサイル、胴体の大出力粒子砲、腕部の連射可能な比較的小型な粒子砲、そして広域重力操作兵器グラビトンウェーブと重力障壁を装備する。
元々は重力兵器の試験用だったが、試験後は倉庫の肥やしとなっていたので、急遽武装を追加して実戦配備された。
回避こそ全く出来ないものの、火力と装甲を生かしてゆっくり進行しながらの制圧戦や拠点防衛に向く。
この機体のデータは既に???????博士と地上本部に入手されており、後にそれぞれの思想に基づいたADとして完成する事となる。
???? マスブレード
以前キョウスケがテロリスト絶対殺す作戦を行った時に使用した武器の再設計品。
一辺1m程度のコンテナから鉄塊状のブレード部分とブースター部分に分離し、それぞれ右腕と背部に装着される。
要はブースターでカッ飛んで、鉄塊でぶん殴るための武器である。
その威力たるや、次元航空艦の主装甲すらぶち抜く程のものだが、でかい、邪魔、消費が激しい、威力があり過ぎて使い処に困ると苦情ばかりの欠陥兵器である。
だが、使い方を間違えなければ、一瞬で戦場の情勢を覆し得る。
キョウスケは以前、これに加えて大量の重火器を左腕に無理矢理括り付けてテロリストの本陣に特攻、一薙ぎで大量のテロリストを殺傷している。