般若と龍と女神のドタバタ騒動記   作:アリアンキング

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サブストーリー017 お酒は程々に 開始

桐生「思わぬ人から飲み会の誘いがあった。娘の話によれば、酒癖が悪いらしいが大丈夫だろうか?」

今回は久しぶりに南理事長と桐生さんのドタバタ劇です。


サブストーリー017 お酒は程々に

ある日の夜 神室町のミレニアムタワー前に桐生の姿があった。仕事帰りのサラリーマンに声をかけるキャッチ達。そんな普段と変わらない光景を眺めて、桐生はそわそわとした様子でベンチに座っていた。

 

 そう 今日はある女性と会う事になっている。その女性とは以前、神室町で知り合い、一緒に酒を飲み交わした南理事長、その人である。

 

 

本来なら女性と酒を飲むだけで緊張などしない筈だが、あの女性と会う事に緊張しているのには理由がある。

 

 

それは遡る事数時間前。

 

 

 その時、桐生は喫茶店で沖縄の養護施設『アサガオ』の書類仕事をしていた。

諸事情で施設の運営を遥に任せていたが、提出する一部の書類は桐生本人がやる必要があるからだった。

 

「ふぅ これで一段落付いたな。あとはファックスで遥に送るだけだな」

 

 送られてきた書類を一通り片付け、桐生が一息吐くと同時に机へ置いてあった携帯が震えて着信を知らせる。いきなり掛かってきた電話に驚き、ディスプレイに表示された名前を見て、桐生は更に驚いた表情を浮かべる。桐生に電話をかけて来た相手は南理事長であった。

 

 

 

暫しの間、茫然としていた桐生だったが、ハッと我に返ると慌てて携帯を手に取ると着信ボタンを押した。

 

「もしもし 南です。久しぶりに電話をしましたが、今はお時間大丈夫でしょうか?」

「こちらこそ 久しぶりです。ええ 今、仕事が終わった所ですから大丈夫ですよ」

「それは良かった。あの日以来、連絡が無かったのでこちらから電話しました。いきなりで驚くでしょうが、今夜一緒にお酒でも飲みませんか?」

 

 

 南理事長から発せられた言葉を聞いて、桐生は今日一番の驚きを感じた。まさか、相手から酒を飲もうと誘われるとは思っていなかったのだ。しかし、特に断る理由も無いと桐生は二つ返事で南理事長の誘いを受ける事にした。

 

 

「勿論、構いませんよ。待ち合わせ場所と行く店は以前と同じでいいですか?」

「ええ それでいいですわ。それで時間は19時半頃に会いましょう。それでは失礼しますね」

「ではまた。俺の方こそ、楽しみにしている」

「はい。また後で」

 

 

 二人で会う約束をした後、相手は静かに電話を切った。切れた電話を机に置いた途端、先程と同じく電話が震えて新たな着信を知らせる。

今度は誰だ?と桐生がディスプレイに目をやると掛けて来た相手は南理事長の娘 南ことりだった。

 

母娘揃って電話を掛けて来た事に内心、嫌な予感を感じていた。理事長同様に無視する訳にいかないと桐生は再度、着信ボタンを押す。

 

 

「もしもし いきなりごめんなさい。今、お時間は大丈夫ですか?」

「それは大丈夫だ。それで一体、何があったんだ。穂乃果ならまだしも...ことりが電話してくるとは珍しいな」

「ええ 実は桐生さんに聞きたい事があるんです。さっきお母さんが言ってたんですけど、今日一緒にお酒を飲むって本当ですか?」

「ああ 本当だ。だが、お酒と言ってもそんなに飲ませたりしない。少し飲んで帰すさ」

 

 ことりの口から出た言葉に内心、驚きながらも桐生はことりにそう言葉を返した。恐らく酒を飲むと聞いて、酔った母親が遅く帰る事を心配しての事だろう。電話してきたのはその事を伝える為だと思っていたが、次にことりから発せられた言葉は意外なものであった。

 

「そうじゃないんです。私が心配してるのは桐生さんの事なんですよ。うちのお母さん、酒癖が凄く悪いから…」

「何?それは本当なのか?以前、一緒に飲んだ時はそんな素振りは無かったぞ」

「あの時は何か用事があったから、飲む量を抑えていたからだと思います。だけど、今日は何も用事が無いから思いっきり飲むと言ってました」

「…そうなのか。ちなみに酔うとあの人はどうなるんだ?」

 

 何処か緊張感を感じさせることりの口調から、相手は相当酒癖が悪いのだろう。しかし、未だに信じられない桐生は思い切ってことりに尋ねた。

 

「どうなるかと聞かれましても…これは口で説明するのは難しいですね。ただ、本当に面倒な事になるのは確実です。だから、あまり酒を飲ませない様に見張っていて下さいね。帰って来た後、大変な思いするのは私ですから。是非ともお願いしますね」

「あ、ああ 解った。そこまで言うならしっかりと見張っておくぜ」

「よろしくお願いします。それではこれで失礼しますね」

「ああ それじゃあな」

 

 酔わない様に見張ってと告げる言葉には妙な迫力が込めらており、気圧された桐生は首を縦に振るしかなかった。桐生の言葉に安心したのか、幾分柔らかい口調に戻るとことりは挨拶を言い電話を切った。

 

 

 通話が終わり、電話を机に置くと桐生は深く息を吐いた。まさか、軽い気持ちで受けた飲み会が面倒な事になったと若干後悔していた。とりあえず、軽く引っ掛けてすぐに終わらせて帰ろう。そう考えていたが、いつもと同じく災難に巻き込まれる未来が待っている事を彼は知らない。

 

 

 

時間を戻して現在。

 

 

 誘われたのは自分だが、遅れてはいけないと約束の15分前に到着していた。そして日も完全に沈んだ頃、「こんばんは 待たせてしまったかしら?」と自分の後ろから件の人物が声をかけてきた。桐生は遂に来たと心を決めて、静かに振り返って言葉を返す。

 

 

 

「こんばんは 南さん」

「そう?それなら良かった。今回も以前と同じ服装で来たけど、変かしら?」

「いや、そんな事はない。それと今ならあの店も空いてるでしょうから静かに飲めますよ」

「フフ どうもありがとう。あら?先程から私の顔を見ているけど、何か付いてるのかしら?」

 

 桐生が言ったその言葉で南理事長は頬を染めていた。その表情に思わず見惚れて、南理事長の顔を見続けていると頬を染めたまま、桐生に揶揄う様に言葉をかける。

 

「い、いや。何でもない。それじゃあ、そろそろ行くとしよう」

「ええ そうね」

 

そんな風に南理事長と一言、二言交わした後で二人は酒場へ向かって行った。

 

 

 

 

 待ち合わせ場所から数分程して、二人は目的の店であるバンタムへ辿り着く。桐生が店の扉を開けるとグラスを磨いていたマスターが優しい笑顔で迎えてくれた。

 

「いらっしゃいませ! おや、桐生さん。こんな早い時間に来るなんて珍しいですね。しかもあの時の美人さんと一緒とは…桐生さんも中々、隅に置けませんね」

「おいおい 揶揄わないでくれ。マスターが思ってる様な間柄じゃないぞ」

「あら?桐生さんは私と一緒にお酒を飲むのは嫌なのかしら?悲しいわ」

「あーあ 駄目ですよ。桐生さん そんな事を言っては…美人を泣かせると碌な事が起きませんよ」

「ぐっ 俺が悪かった。だから、揶揄うのは勘弁してくれ」

 

 息が合わせて揶揄う二人に桐生は手も足も出ず、素直に引き下がるしか無かった。その頃合いを見計らい、マスターは姿勢を正して接客を開始する。

 

「まあ茶番はこれくらいにして、お二人とも静かに飲みたいでしょうし、以前と同じ席でよろしいですか?」

「そうだな。俺はそれでいいが、南さんはどうする?」

「私も以前と同じで構いませんわ」

「お決まりですね。それではご案内致します」

 

 二人の言葉を聞き、マスターは二人を連れて奥の席へ案内を開始した。二人が席に着くのを見て、マスターが注文を尋ねる。

 

「それで今夜は何にいたします?」

「そうだな。俺はウイスキーのストレートを頼む」

「畏まりました。それで南さんはいかがなさいます?」

「そうねぇ じゃあ、私はウォッカのストレートで」

「ウォッカストレートですね。畏まりました」

「ちょっと待った。いきなりウォッカストレートは強すぎないか?もう少し軽めの奴を頼んだ方が…」

 

 

 南理事長の注文に桐生は待ったをかけた。人に寄るのだろうが、一杯目から度数の高い酒を頼むとは思っていなかったからだ。

 

「そうかしら?私は大丈夫よ。こう見えてもお酒には強い方ですから」

「ほう そうなんですか。確かに前も強いお酒を飲んでましたから平気でしょう。それに酔い潰れたとしても桐生さんがしっかりと送ってくれますよ。ね?桐生さん」

「あ、ああ そうだな。その時は家まで送るぜ」

「まあ、それは頼もしい。その時はお願いしますね」

「それでは私はこれで」

「お、おい マスター」

 

 注文を受けて去ろうとするマスターを呼び止めようとするが、桐生の声は届かずマスターは立ち去ってしまった。

 

 

「あのマスターさん とても愉快な人ね。それに来た客の名前と顔を覚えてる事に驚いたわ」

「ああ 来た客の事は忘れない。それがマスターの凄い所なんだ。だからこそ、店に来る客は大勢いるのさ」

「それは分かる気もするわね。この店の雰囲気は落ち着いていて、居心地が良いもの」

「お待たせ致しました!おや?もしかして私はお邪魔でしたかな」

 

 穏やかに呟く桐生に南理事長も楽しそうに言葉を返す。和やかな雰囲気の中、注文の品を手にマスターがやってきた。二人の間に漂う空気を感じてマスターは笑いながらそう言った。

 

「おいおい もう揶揄うのは勘弁してくれよ」

「ハハハ 二人の良い空気を壊す程、無粋ではありませんよ。さて、私はこれで失礼しますね。ご注文の時はいつでもお呼び下さい」

「分かった。その時は呼ばせてもらうぜ」

 

 注文の酒をテーブルに置いた後、マスターは礼をして立ち去っていった。それを見送ってから、桐生と南理事長はお互いのグラスを手に取ると乾杯をした。

 

 

 

「こういった席でこんな事を聞くのは野暮かもしれないが、どうして俺を誘ったりしたんだ?」

「そうね。敷いて言うなら興味が湧いたからよ。私も失礼な事を言うけど、貴方の様な人を娘や穂乃果ちゃん達が慕う理由が気になったからでもあるの」

 

 

 乾杯をした後、酒で喉を潤すと桐生はある事を南理事長に尋ねた。当の本人もこの質問が来ることを予想していたのだろう。酒を一口飲んで質問に答える。

 

 

「そうか。確かに考えてみれば、俺もあの子達と仲良くしているのが不思議に思えてくるな。だけど、何というのか...上手く言葉に出来ないがあの子達といると何処か落ち着くんだ」

「成程。言われてみれば、貴方の言う通りね。穂乃果ちゃん達には不思議な魅力があるものね。大人の私にも出来なかった廃校阻止もやってみせたもの」

「子供といえど、時には大人でも出来ない事をやるからな。そういう所は凄いと素直に思うぜ」

「そうね。それに彼女達は音ノ木坂が誇る自慢の生徒ですもの。勿論、他の子達もね」

 

 南理事長は笑顔を浮かべて、桐生にそう言った。まるで子供の様な表情の南理事長に桐生も釣られて笑みを浮かべる。

 

「フッ そうか。確かに廃校阻止にはμ'sや他の生徒達の頑張りのおかげだろう。だが、背景には貴女の頑張りもあったからじゃないのか」

「私の頑張りね。廃校阻止の為に尽力したのだけど、結局は駄目だったのよ」

「結果としてはそうかもしれない。けど、μ'sの活動に反対意見を言う人も中にいたはずだ。

それでも彼女達を信じて、スクールアイドルとして活動出来たのは貴女がいたからだろう。だからこそ、彼女達は思う存分に歌って踊る事が出来たんだ。そういう意味では南さんも廃校を阻止した一人なんだよ」

「そう…私の行動も廃校阻止の力になっていたのね。言われるまで気付かなかったわ。ありがとう桐生さん」

 

桐生の言葉に涙を滲ませながらも、南理事長は笑ってお礼を述べた。

 

「どういたしまして。それより、今日は折角の飲み会だ。湿っぽい話は此処までにして飲むとしよう」

「ええ」

 

 南理事長は桐生の言葉に頷くと、ウォッカのグラスをグイッと仰いだ。そんな南理事長に負けじと桐生もウイスキーをグッと飲み干した。この時、彼はことりから言われた事をすっかり忘れていた。

 

 

 

 

 

 

「すみませ~ん マスタァさぁぁぁん ウォッカ~ストレ~トォ おかわりおねがいしまーす」

「お、おい 南さん。いくら何でも飲み過ぎだぜ。此処で止めておいた方がいいんじゃないか」

 

 2時間後 早いペースで酒を飲んでいた事もあってか、南理事長は誰の目から見て解る程に泥酔していた。流石に不味いと思った桐生が止めに入るが、本人は聞く耳を持たない。

 

(はぁ 参ったな。事前にことりから酔うと厄介だと聞いていたが、此処までとは…てっきり、絡んだり泣いたりすると思っていたが、こうなるとは予想外だったぜ。何とか宥めて、家に帰さないとな。そうと決まったら行動開始だ)

 

「なぁ 南さん。今日は夜も遅い事だし、飲み会はお開きにして帰ろう。家では娘が待ってるんだろう?」

「ん~? そうねぇ。確かに家ではことりが待ってるわ~ だけど、もう高校三年生だから平気よ。高校生だけに孝行娘~ なんちゃってね」

 

 桐生はことりの名前を話題に出して、南理事長を帰る気にさせようとする。しかし、泥酔している南理事長には効果は無かった。

 

 このままでは埒が明かないと桐生は頭を悩ませる。最後の手段、娘のことりに電話して来てもらい、タクシーで一緒に帰すしかない。

 そうと決めたら即行動だ。桐生は顔を上げて南理事長に声をかけようとした時、本人はテーブルに突っ伏して静かな寝息を立てていた。

 

 

「おや、南さん。寝てしまいましたか。まあ、ウォッカを何杯も飲めば無理もないですね」

「ああ そうだな。すまんが俺はある人に電話してくる。その間、この人を見ててくれないか?」

「ええ 構いませんよ」

「ありがとう。それでは電話してくる」

 

 南理事長の面倒を見てくれるマスターに礼を言った後、桐生はことりに電話する為に席を立った。桐生が電話を掛けると、幸いにも相手はすぐに電話へ出た。

 

 

 

「もしもし 桐生だ。今、大丈夫か?」

「あっ 桐生さん。大丈夫だけど、どうかしたの?」

「実はだな…南さん。相当、泥酔して今眠ってるんだ。とりあえず、中道通りのタクシー乗り場まで連れて行く。だが、俺は南さんの家を知らないからな。悪いが今から神室町まで来てくれないか。運転手には中道通りのタクシー乗り場までと言えば問題は無いから」

「そうですか。ハァ~ やっぱり、こうなりましたね。それじゃあ、今からそちらに向かいますね」

「すまない。神室町に着いたら電話してくれ。その間、俺は会計を済ましておく」

「解りました。母の事、よろしくお願いします。それでは」

 

 

 桐生は電話先から尋ねてきたことりに事情を説明した。事情を知ったことりは最初こそ、呆れていた。だが、こうなる事を予想していたのか。溜息を一つ吐き、こちらに向かうと言うと電話を切った。

 

 

「マスター 南さんの様子はどうだ?」

「ええ 暫く様子を見てましたが、顔色も普通ですし、問題は無いでしょう」

 

 

 ことりとの電話を終えて、桐生は南理事長の面倒を見ていたマスターへ話しかける。声をかけられたマスターは振り向き、返事を返す。

 

「そうか。強い酒を飲んでたからな。まさかと思っていたが、杞憂で良かった。今日はこれでお暇するぜ。とりあえず、勘定を頼む」

「ああ それは後で宜しいですよ。これから南さんをタクシー乗り場まで連れていくんでしょう?先程の会話が聞こえましたからね」

「恩に切る。こっちの用が片付いたら、払いに来るよ」

「分かりました」

 

 

 勘定は後で良い。優しい顔でそう言ってくれるマスターの好意に桐生は素直に甘える事にした。そして気持ち良く寝ている南理事長を背負うと店を後にした。

 

 

 

 

 

店を出て、中道通りに向かう道中。背負っている南理事長が寝言をぽつりと呟く。

 

「皆、ありがとう。廃校を阻止してくれて」

「フッ 夢で見る程、嬉しかったんだな」

 

小さい声だったが、桐生の耳に聞こえていた。眠っていながらも嬉しそうに笑う南理事長を見て、桐生も笑みを溢した。

 

 数十分後、中道通りに到着した桐生がタクシー乗り場で待っていた。改めて、電話をかけようと思い始めた時、やってきた一台のタクシーから降りてくることりを見て、桐生は近寄っていった。

 

 

「悪いな。こんな時間に呼び出してしまって」

「ううん 迷惑を掛けたのはお母さんだもん。こちらこそ、ごめんなさい」

「いいんだ。俺もことりに言われた事を忘れていたのが原因だからな。それと交通費は俺が出そう。今日はこのまま帰った方がいい」

 

母が面倒を掛けたと謝ることりを制して、桐生は財布から取り出した数万円を差し出した。

 

「え?流石にこんな大金は受け取れませんよ」

「いや、もう夜も遅くタクシー代も高くなってるだろう。それに呼び出したのは俺の方だからな。遠慮せず、受け取ってくれ」

「…解りました。そういう事ならご好意に甘えさせてもらいますね。余った分は今度会った時に返します」

 

 

 当初は額が額だけに遠慮していたことりだったが、桐生の言う通り、タクシー代は高く。懐が寂しくなったのは事実である。それ故、ことりは桐生の好意に甘える事にした。

 

 

 

 

 

「それじゃあ、気を付けてな。それと南理事長、寝言でことりやμ'sの皆にお礼を言ってたぞ。廃校を阻止してくれてありがとうってな」

 

 先程、ことりが乗ってきたタクシーに南理事長を乗せる。そして同じくタクシーに乗り込むことりに桐生はある事を伝えた。

 

 

「そう お母さん。そんな事を言ってたんだね」

「ああ きっと、今日飲み過ぎた理由はそれかもしれないな」

「フフ あれから大分、時間が経ってるのに」

「嬉しい事はどれだけ時間が過ぎても変わらないものさ。ちょっと話過ぎたな。そろそろ帰った方がいい」

「はい それではまた」

 

そうして二人を乗せたタクシーは出発していった

 

 

「さて、マスターに勘定を払いに行くか。まだ飲み足りないし、もう少しだけ飲んでから帰ろう。それに気分が良いから酒が美味く飲めそうだ」

 

 二人が乗っているタクシーが見えなくなるまで見送った後、桐生は再びバンタムへ向かっていった。今日飲む酒はいつもより美味い。そう確信しながら。

 

 

 




サブストーリー017 お酒は程々に 完

桐生「何とか、飲み会は無事終わったな。南さんが酔った時はどうなるかと思ったぜ。今度は飲ませ過ぎないようにしよう」

今回は泥酔した理事長を書いて見ました。前回も酒を飲む話を書いたけど、あの時は秋山との約束があったから酔う程、飲まなかったので酔わせて見ました。

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