般若と龍と女神のドタバタ騒動記   作:アリアンキング

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続 南からの訪問者 開始

桐生「咲を探しに街へ出かけることになった。とりあえず、適当にぶらついて

みるか」





サブストーリー032 続 南からの訪問者

真島が神室町で咲達と会っていた頃、桐生は部屋の中でのんびりと寛いでいた。そんな桐生の自堕落した姿に不満を覚えていた遥は、思い切って自分の気持ちを桐生にぶつけることにした。

 

「ねえおじさん。家で寛ぐのは良いけど、少し出掛けて来たら?今日は良い天気だし、街で何か面白い事があるかもよ?」

「…外か。確かに寝てばかりじゃ、体に悪いしな。分かった。それじゃ出かけて来るとするか」

 

 

 普段と違い、遥の厳しい言葉に桐生も思う所があったのだろう。此処は逆らわらない方が得策だと、素直に桐生は外出する事を決めた。そして桐生が出かけようとした時、彼の携帯が音を立てる。こんな時に誰だ?と顔を顰めて画面を見れば、相手は琉道一家の幹夫であった。態々、電話を掛けて来るという事は、何か不測の事態が起きたのだろうか?一抹の不安を感じながら桐生は電話に出た。

 

 

「…俺だ。お前が電話するとは珍しいな。何かあったのか?」

『ええ。そうなんです。実は…』

 

 

 

 幹夫の話は琉道一家の頭。名嘉原茂の義理の娘、咲が一人で神室町に向かったという事だった。それで神室町にいる自分を頼って、電話して来たらしい。だが、腑に落ちない事が一つあった。それは電話をして来たのは、名嘉原でなく幹夫だという事。過去、咲が行方を眩ました時は相当、荒れたのを覚えている。もし‥今回もその類なら名嘉原が出向いて来てもおかしくはない。

 

 

「幹夫、一つ聞かせてくれ。今回の事、名嘉原はどうしてるんだ?」

『お、親父ですか? いや、特に何も言って無かったですけど…』

「そうか。なら、心配はいらないんじゃないか? もし‥そんな事があれば名嘉原の事だ。あいつ自身が電話してくる筈だ。単刀直入に聞くぞ。お前、名嘉原に隠れて電話してるのか?」

『え? 桐生の兄貴。一体、何を言ってるんすか。そんな事ある訳…。あ、やべ』

 

 桐生の言葉に焦りの色を隠せない幹夫の様子に、桐生は予想が的中したと確信する。そして、電話の向こうでは幹夫の慌てた声が聞こえた後、自分がよく知る男の声が聞こえてきた。

 

 

『おう 兄弟。久しぶりだなぁ。元気でやってるか?』

「俺は変わりない。そういうあんたも元気にやっているか?」

『勿論だ。ところで…幹夫から咲の話を聞いたんだろ?』

「ああ。確か、一人で神室町に向かったとな」

『あいつめ。俺は心配するなって言ったんだけどよ。まあ、話しちまったなら仕方ねえ。もし、街で見掛ける事があったら声をかけてやってくれ。俺からはそれだけだ。それと沖縄に戻ったら、一杯やろうぜ』

「フッ そうだな。沖縄に戻ったら、そっちへ顔を出すさ」

 

 

 そう言って、桐生は名嘉原との会話を終えた。それを見計らって、話を聞いていた遥が声をかけてきた。

 

 

「ねえ、咲ちゃん。今、神室町に来てるって本当なの?」

「ああ その様だな。俺は街を散歩がてらに探してみるつもりだ。どうだ?お前も来るか?」

「うーん 私も行きたいけど、やる事があるからやめておく。でも、会ったら…家に連れて来てよ。色々とお話もしたいから」

「わかった。じゃあ、行ってくる」

「いってらっしゃい」

 

 

 遥も誘ったが、彼女はやる事があると桐生の誘いをやんわりと断った。だが、会いたい気持ちはあるらしく。会えたら家に連れて来てと彼女は、桐生に頼み込む。囁かなお願いに桐生も微笑み、それを了承して家を出た。

 

 

 

 街は休日という事もあり、人で賑わっていた。その活気を楽しそうに眺め、街を歩く桐生の正面から来る真島に気付いた。まだ向こうは気付いていない。面倒に巻き込まれる前に立ち去ろうと振り向いた瞬間。自身の肩に手を置かれていた。遅かったと溜息を吐きながら振り返ると、相手はやはり真島であった。その後ろにはA-RISEの三人の姿も確認できる。どうやら、ゆっくり出来るのは此処までのようだと桐生は内心、落胆した。

 

 

 

「何処行くんや? 俺を見て、逃げようなんて桐生ちゃんも酷い奴やなぁ。のう 皆?」

「そうね~ 私達も少し傷付いたわ」

「あんじゅに同感。私達と遊ぶなら許してあげる」

「そうだな。こういうのは人が多い方がいい」

「決まりや。今回、珍しいゲストもおるからのう。桐生ちゃんも来いや」

「ゲスト? それは誰なんだ?」

 

 

 真島達の言葉が引っ掛かり、桐生は首を捻る。話を聞く限りでは、自分も誘う予定だったらしい。ならば、ゲストは自分と関係があるのだろうか? そう思い、視線をツバサ達に向けて桐生は驚いた顔をする。そこにいたのは、何と咲本人であった。幹夫からの連絡で神室町に来ていたのは知っている。しかし、まさか真島達と行動しているとは予想していなかった。

 

 

「ゲストは咲の事だったのか。だが、どうして兄さん達と一緒にいるんだ?」

「それは道すがら話したる。とりあえず、人目もあるから行こうや」

「ああ。分かった」

 

 

 

 真島の言う通り、確かに人の視線が自分達に向いている。事情は気になるが、桐生は真島の言葉に従い、皆に付いて行く事にした。

 

 

 

 移動を開始して数分後、真島はぽつりと口を開いた。

 

 

 

「ところで桐生ちゃんよ。さっき、咲ちゃんの事を知ってた様やけど…一体、何処で会ったんや?」

「ああ。俺が沖縄で養護施設を開設して間もなく、名嘉原の組と一悶着あったんだ。出会ったのはその時だ」

「ほー そんな事があったんか。人の縁ってのは、不思議なもんやなぁ」

「そうですね。確か、桐生さんには…私が誘拐された時も助けてもらいましたよね。その節は本当にありがとうございました」

 

 

 桐生の話を聞いていた咲は、当時の事を思い出して彼に礼を述べた。あの時は騒動の混乱とショックで言いそびれてしまった。今更遅いかもしれないが、言わないよりはマシだと思っての事だった。

 

「いや、礼はいらない。俺がやりたくてやった事だ」

「そうですか。桐生さんは変わりませんね」

「せやな。大抵は皆、変わってしまうが…桐生ちゃんだけは変わらんからのう」

「俺の話はいいだろう。それで咲が此処にいる理由をそろそろ教えてくれないか?」

「あ、そうですね。実は…」

 

 これ以上、放っておくと良い事は無い。経験からそう感じた桐生は誤魔化す様に話題を変えた。当然、それに気付いた真島が追及する前に咲が答えた。流石に真面目な話を茶化す訳にいかない。少し詰まらなそうにする真島を見て、桐生は内心安堵した。

 

 

 

「そうか。咲が神室町に来たのはそんな事情があったんだな」

「はい。まさか、私もこうなるとは思ってませんでした」

「そうよね。でも、咲さんの描く絵。私、いえ私達は凄く惹かれたの。だから今回、無理言って来てもらったのよ」

「ツバサは一度言い出すと止まらないからな。正直、断られると思ってたが…私も来てくれて嬉しく思う」

「そうねえ。それは私も同じだわ」

 

 

 咲から話を聞いて、桐生は漸く事情を知った。そんな咲とツバサ達を結んだ絵。それが気になって、桐生は咲に尋ねることにした。

 

「ところで…ツバサ達が惹かれた絵。どんな絵なんだ?」

「ああ、それですか。見せたいんですけど、今はその絵を持って無いんです」

「私、持ってるよ。ちょっと、待ってて~」

 

 

 二人の会話を聞いたツバサは、そう言うやスマホを取り出して何度か操作をした後、桐生に手渡した。そこに映っていたのは、咲が描いたツバサ達のイラストだった。画面の三人はライブの衣装を纏っており、凛とした表情であった。見る者を惹き付ける魅力がこの絵は放っていた。成程、ツバサ達が会いたいと思うのも納得がいく。

 

 

 故にツバサ達はこの絵を描いた人に会いたい。そう思ったのだろう。暫し見つめていると、ニヤニヤと笑みを浮かべたツバサが話しかけてきた。

 

「どうしたの?桐生さんってば、私達のイラストをじーっと見てるけど…まさか私達に見惚れてた?」

「そうだな。ただ、美しい絵だと思っただけだ」

「それは嬉しいな」

「うん。桐生さん、お世辞を言うタイプじゃないから。本当にそう感じてくれたのよね~」

「私も嬉しいです。自分が描いた絵で人が喜んでくれるのは気持ちいいですね」

「なんや?偉い盛り上がってるのう~ 俺だけ蚊帳の外で寂しいやないか~」

 

 

 四人で盛り上がっていると、泣きそうな声で真島が割り込んできた。見た目とのギャップに桐生達は思わず、笑い。それに釣られて真島も笑い出した。場の空気が和んだ所で一行は移動を開始した。

 

 

 

 そんな一行が訪れた場所。それはボーリング場であった。中に入ると球を転がす音やピンを倒す音が鳴り響いていた。桐生達と違い、咲は慣れて無いのだろう。音が鳴る度に体をびくりと震わせる。その姿が可愛らしく、五人は堪らず笑みを漏らした。

 

 

「もう…皆さん笑わないで下さい。こういう所、あまり来ないから思わず反応しちゃうんです」

「ごめんね。咲ちゃん。じゃあ、分からない事は教えてあげるわ。一緒に行きましょ」

「ツバサ、あまり強引に迫るな。それにまだ受付も済ましてないんだ」

「そ、そうね。悪かったわ」

「気にせんでええ。受付ならやっておくから、咲ちゃんの案内頼むで」

 

 

 

 落ち着きのないツバサを英玲奈が諌めると、ツバサは素直に反省した。その様子を見て、真島が受付を済ませると言うと、ツバサ達に先へ行く様に促した。真島の言葉でツバサはパッと笑顔を見せて、お礼を述ると咲の手を取り歩いていった。それに続いて英玲奈とあんじゅも礼をして、ツバサの跡を追った。何だかんだで二人も早く遊びたい気持ちもあったようだ。残った桐生と真島は手早く受付を済ませるとツバサ達の元へ向かった。

 

 

 

 

 二人がツバサ達を探して、ホールを見渡していると…右のレーンにいたツバサ達が声をかけてきた。

 

「あ、こっちだよ~」

「ツバサ 大声を出すな。周りに迷惑だろう。それに私達の事が知れたら面倒だぞ。そうなったら、咲さんの歓迎会どころではない」

「フフ 大丈夫よ。元より、誰も気にしてないって」

「私も英玲奈の言う通りだと思うわ。ツバサちゃん。少し不用心だもの」

「もう~ あんじゅまで言うの? 酷いわね」

「まあ、大丈夫やろうが、用心するに越した事はないで」

「む~ 真島さんまで、分かった。少し気を付けます」

「おう。素直が一番や。そんじゃ、思う存分に楽しむとしよか」

 

 

人目も憚らず、はしゃぐツバサに英玲奈が再び注意した。それに続いてあんじゅから注意され、不貞腐れるツバサに真島も注意すれば…彼女も素直に頷き反省した。そして皆はボウリングを楽しんだ。初めて遊ぶ咲は最初こそ、ガーターの連続だったが…コツを覚えたのだろう。次第に咲は上達していき、連続ストライクを決めて皆を驚かしていた。

 

 

 

 

「いやぁ、咲ちゃん。えらい強かったのう… 本当に初めてだったんか?」

「はい。ボウリングは初めてです。普段、外に出て遊ぶ事は無かったもので」

「え?そうなの?沖縄って、結構…遊ぶ場所が多いイメージがあるけど」

「皆が思ってる程、少ないですよ。海は毎日入れるから珍しさも無いし、街は土産物や飲食店が殆どです。基本、観光客が喜ぶ感じですが…元より住んでる地元民からしたら見慣れた光景ですから」

「そうなんだ。だったら、今日はとことん遊ばないとね」

 

 

 真島と咲の話を聴いて、ツバサが会話に入ってきた。彼女は思った事を尋ねると、咲は優しく問いに答えた。それを知り、ニコリと笑ってツバサはそう言った。咲もまた明るい彼女に微笑むと首を縦に振る。親睦を深める咲とツバサ達の姿に桐生と真島は顔を見合わせ、どことなく笑みを浮かべた。

 

 

 

 

「ほな、次にいくで。せやな…次はゲームセンターにいこか」

「今からか?この時間だと、混んでるじゃないのか?それに五月蠅い場所は慣れない内はきついと思うぜ」

「それもそうね~ だったら、バッティングセンターにいかない?あそこなら人は少ないと思うわ」

「お、バッティングセンターか。俺も久しく行っとらんのう。よし、そこに行こか」

 

 

 

 次に行く場所にゲームセンターを提案する真島に桐生は難色を示した。遊ぶには持ってこいの場所だが、あの手の場所は人混みで溢れ、騒音ともいえる音は耳に優しくない。桐生の言葉にあんじゅも頷くと彼女は代案を口にする。その案に真島も賛同し、桐生達は目的の場所へ移動を開始した。

 

 

 

 

幸いな事に目的の場所は近く、10分程で到着した。外にも響く金属音は聴く者の気分を自然と高揚させる。中に入れば、人は少なくのんびりと遊ぶ事が出来そうだ。

 

 

「おお~ この音はええのう。聴いてるだけで最高や」

「少し落ち着け。とりあえず、今回は騒ぎを起こすのはやめてくれよ」

「なんや?俺がそんな事をする訳ないやろ~ 桐生ちゃんは心配症やのう」

「真島さんの言う通りよ。それよりも咲ちゃん。どのコースでやる?」

「これも初めてなので簡単なコースが良いです」

 

 

 心配する桐生に真島は何処吹く風である。これ以上、言っても無駄だと桐生は悟った。それを知らず、はしゃぐツバサは咲に話しかけ、初体験の咲も楽しめる様、簡単コースで遊ぶことになった。

 

 

「えーっと、このバットを振ればいいんですよね?」

「そうや。あと其処にいると危ないで。右か左に立たんとボールが当たるからのう」

「は、はい。じゃあ、右に立ってと…それで飛んでくるボールを打てばいいんですね?」

「おう。ま、物は試しや。一度やってみぃ」

「は、はい」

 

 

 

 一通り教えた後、真島は咲を残して部屋を出る。中には緊張した様子でバットを構える咲が、今か今かとボールを待っている。すると奥から飛んできたボールを見て咲はバットを振るが、それは空振りに終わってしまった。

 

 

「あ~ 惜しい。次こそいけるよ」

「そう? でも、次は当てたい」

 

 

 

 一球目は空振りで終わった事を残念がるツバサに、咲は力強い返事を返した。そして、再び飛んでくるボールを見据え、咲は流れる動作でバットを振った瞬間。気持ちのいい音を立て、高い位置のボードにヒットした。そこからは咲は次々とヒットさせ、どんどんスコアを上げていく。

 

 

 一ゲームを終える頃には、既にスコアは千点を超えていた。最初のボール以外、彼女は外す事は無く。しかも全てのヒットはホームランスコアであった。この事に初めは傍観していた桐生達も気付けば、唖然としていた。それも当然だった。何せ、先程と同じく初めての人間が出したスコアである。これで驚くなというのが無理である。

 

 

 

「なあ…桐生ちゃんよ。思うんやが、咲ちゃん。意外と運動神経、ええんとちゃうか?」

「いや…もしかしたら、簡単なコースだからも知れない。試しに上のコースにやらせてみるか?」

「成程。それは名案や。よっしゃ、善は急げやな。なあ。咲ちゃん。次はもっと上のコースやってみんか?スコアを出せば、良い景品も貰えるしのう」

「そうなんですか? じゃあ、やってみます。何となく、コツも掴んだし…」

 

 

 真島の提案に咲は二つ返事で了承した。そして、促されるままに咲が選んだのはかなり難しいハードコースだった。これで咲が持つ運動神経の有無が分かる。あわよくば、咲に活躍してもらい、此処の景品を根こそぎ頂く。真島はそう企んでいた。その事をツバサ達は知らず、彼女達は難しいコースに挑戦する咲を応援していた。だが、真島が良からぬ企みをしている事を長い付き合いの桐生は気付いており、面倒になる前に逃げよう。そう心に決めていた。

 

 

 

 しかし、天は悪い事を見逃さない。いざ、咲がゲームを始めようとした時…桐生の携帯が音を立てた。液晶を見れば、電話の相手は遥であり、桐生はすぐに電話に出た。

 

 

『ねえ、おじさん。今何処にいるの?あれから大分経つけど、まだ帰らないの?』

「ああ。今は真島の兄さん達といるぜ。それに咲も一緒だ」

『本当に!? だったら、もう帰って来てよ。丁度、晩御飯の用意をしてる所だから。あと…達と言ってたけど、他に誰がいるの?』

「うん? A-RISEというアイドルグループだ。奇遇な事に咲が会おうとしてたのは、彼女達でな。俺も偶々、皆と会って少し遊んでた訳だ」

『そうだったんだ。だったら、皆も連れて来て。今日はシチューだから、大勢でも大丈夫だしね』

「分かった。そう伝えてすぐ戻るよ」

 

 

 そう言って、桐生は電話を切ると…遥の伝言を伝えた。するとツバサ達は喜び、二つ返事で行くと決めた。だが、唯一真島だけは些か不機嫌そうな様子だった。それもそうだろう。咲にゲームをやらせて、景品を取るという企みが水泡に帰したのだ。しかし、楽しそうにするツバサ達の手前。彼は何も言う事が出来ないでいた。

 

 

 

 一体、何故真島はそこまで景品に拘るのだろうか?疑問に思った桐生が書かれている景品一覧表に目をやって納得した。今回の特賞景品はゾンビ映画のDVDセットだった。最近、その映画に嵌まっていると、西田から聞いた覚えがあった。恐らく、咲に難度の高いコースを勧めたのはこれが理由のようだ。

 

 

 

 

「真島の兄さん、あとで付き合うから今は我慢してくれ」

「ホンマ? 約束やで桐生ちゃんよ。あとで嘘だったら承知せえへんで」

「俺が嘘を吐いた事があったか? 約束は守るぜ」

「そうやったな。ほな、遥ちゃんの料理を食べに行こか」

 

 

 何とか、宥めすかし。桐生は皆を連れて家に向かった。家では遥が皆を迎え入れ、ツバサ達とも意気投合して、楽しい晩餐を堪能した後、遥の提案でツバサ達は桐生の家に泊まる事になった。

 

 

 その後、こっそり抜け出した二人は景品を取る為、バッティングセンターへ向かったが…件の景品は誰かに取られた事を知った真島は暴れ、桐生は騒がしくも疲れる夜を堪能する事となったのは別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




続 南からの訪問者 完

桐生「まさか、街で真島の兄さん達と会うとはな。久しぶりに楽しい時間を過ごせた」


久しぶりの投稿となります。長い間、放置して申し訳ありませんでした。

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