心が痛い←
あれから熱が下がって
夏休みが終わり、いつもの学生生活が始まった
μ'sの人気もだんだん上がっていて
次の学園祭でラストスパートを掛けて、ラブライブに出て
たくさんの人がこの音ノ木坂に来てくれたら嬉しいな
大輔君も喜んでくれるかな……
「μ'sの小泉花陽さんですよね…」
「は、はい」
誰だろう?
μ'sのファン?違う
あの制服、UTXの制服だ…なんだろう
「貴女、橘君となんなの?」
「えっ…?」
橘君って大輔君の事だよね
なんだろう、何かあったのかな
「あの…大輔君何かあったのですか?」
「大輔……君?やっぱりムカつく」
「あんた、ムカつくんだよ…橘君がいつものいつもの、早く帰るからなんでだろうって追い掛けたら、あんたと一緒に帰ってるのを見たのよ」
この人は花陽を壁にまで追い込んで
話をしていた
「もう一回聞く、あんた…橘君のなんなの」
「だ、大輔君は……幼馴染み、です」
「っ……許さない」
「あんたみたいなおどおどした女が、橘君の隣で居るって考えただけでムカつくんだよ!!!!あんたなんか幼馴染みじゃなかったら振り返りもしないだろうに!」
「あんたなんか……あんたなんか!消えちゃえば良いんだ!!」
「っ……」
「あれ?後藤さん…なんでこんな場所に」
「なんでもないよ…たまたまμ'sの花陽ちゃんが居たから話してただけ、またね」
「そ、そっか…またね」
花陽のせい
花陽のせいで…他の人に迷惑掛けてる?
大輔君にも迷惑掛けてる
「やぁ、かよちゃん…お待たせ」
「……」
「かよちゃん?」
「っ…………」
花陽が…花陽がこんな性格だから
みんな迷惑掛けてる…
大輔君にも……花陽がこんなんだから
花陽は大輔君を無視して必死に走りました
無我夢中に…今までの情けない自分に怒りながら
「花陽…体調悪いの?」
「うん…今日、学校休む」
花陽は昨日からずっと
部屋から出てない、お母さんはご飯を持ってきてくれたりしてる
また花陽のせいだ……
なんで……なんで花陽は
こんなに情けないの
ずっとそうだ
小さい頃からだ
もう……μ'sのみんなも
花陽なんかいらなく
(ブルブル)
「メール?誰だろう」
(かよち~ん!大丈夫?凛は真姫ちゃんと一緒に学校に向かってます)
凛ちゃんのメールを見て
不思議と勇気付けられた、そうか
μ'sは…9人居なきゃ意味がない
花陽は花陽の役割がちゃんとある
みんな、花陽を必要としてくれる
みんな……みんな
大好きなんだ
花陽…頑張ってみるね
「今度は何…?まさか、謝ってほしいの?」
「そうです、謝って下さい」
「謝ってほしいのは私の方なんだけど、私は好きなんだよ、橘君が」
「優しい橘君が好き…すぐに仲良くなれた、仲良くなったけど、あんたと一緒に帰ってると知って、見たんだよ、あんな楽しそうな橘君の顔、私には見せてくれなかった!!だから悔しかった!だから……だから!あんたを攻めた!あんたなんか橘君の事好きじゃないくせに」
「わ、私は……私は!大好きです、大輔君の事…世界中の誰よりも、大輔君の事知ってます!大好きです!正直誰にも渡しません!例え貴女でも…」
「っ……ムカつくんだよ!」
(バチん)
「!?」
「あんたなんかあんたなんか……あんたなんかー!!!!」
「やめてあげて……後藤さん」
第12話
完