「スクールアイドルやるの?」
「あっ,いや……誘われただけで,私は無理だから」
あっ,かよちゃん嘘付いてる
昔からかよちゃんは嘘を付いてる時は両方の指を合わせてもじもじする
やっぱりやりたいんだ,そうだよね
昔からの夢だもんね
~数年前~
「♪♪~~」
「うわ~!やっぱりかよちゃんうたうまいねぜったいにあいどるやれるよ!」
「うん!はなよ,ぜったいにあいどるになりたい」
~~
君が唯一のやりたい夢
それがアイドルだった
キラキラなステージに可愛い服を着て
みんなを幸せにさせる素敵な物
アイドルの話をする君の目は
いつもいつもキラキラして,純粋な目をして
熱く語る,そんな君が大好きだ
もちろん,キラキラなステージで可愛い服を着て
歌う,君も見たい
君のファン1号は僕って決めてるしね
「かよちゃんはアイドルやりたいんでしょ?自分に嘘付かなくて良いんだよ?」
「もしかよちゃんがスクールアイドルやるなら,絶対に僕が応援する,誰も君を応援しなくても僕だけは君を応援するから」
「大輔君……」
あれ?かよちゃん泣いてる
まさか泣かせちゃった!?えっ,なんで
あれれ?かよちゃん!?どこ行くの
かよちゃ~~ん!!!!
~花陽サイド~
「僕だけは君を応援するから」
大輔君がそう言ってくれた
嬉しかった…凄く嬉しかった,思わず泣いちゃったから逃げちゃった
あとで謝らなきゃ,悪い事しちゃったな
でもありがとう,花陽
スクールアイドル,やりたい
弱くて,小さい花陽だけどスクールアイドルやって
キラキラ輝きたい,みんなを笑顔にさせたい
~翌日~
「じゃあ,ここ小泉さん読んで」
「あっ,はい」
花陽が先生に当てられて,いざ声を出して読んだら
変な声が出ちゃって,みんなに笑われちゃった
やっぱり花陽,向いてないのかな
「ここに居たのね,小泉さん」
「西木野さん」
昼休み,花陽がしょぼんとしていたら
クラスメイトの西木野真姫さんが話し掛けてきた
西木野さんはピアノが出来て,歌が上手くて
御家族もお医者さんで1度家に行ったけど
凄く大きかったな〜
あっ,そんな事より西木野さんなんの用なんだろう
「貴女,声は綺麗なんだから…自信持ちなさい」
えっ,花陽の声が?
そんな西木野さんの声より綺麗じゃないよ
むしろ汚いよ
そんな事を考えていたら西木野さんは声の練習を
教えてくれた
西木野さんとハモれた時は気持ち良かった,流石西木野さん
「あっ,かよちんこんな場所に居た!早く行かないと先輩達待ってるよ!!」
えっ!?凛ちゃん,ちょっと待って
「待って!この子には時間が必要よ」
「なんで西木野さんが,凛とかよちんの間に入るの!!」
あわあわ,喧嘩はダメだよ
二人は睨み合ったあと
花陽の両手を掴み,先輩達が居る場所に連れて行かされた
タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!
「スクールアイドルになりたい?」
二人に無理矢理(?)連れて来られて
二人が先輩達に必死に花陽をスクールアイドルに入れて貰えるように話してる
「わ,私まだ」
「もぉ!!いつまで考えてるの!凛知ってるよ,かよちんがどれだけアイドル大好きかって,絶対になるべきだよ」
「それには賛成,貴女は声が綺麗なんだから,私が保証するわ」
「それに私も少しは応援するって話したでしょう?」
二人とも……
二人は優しく力強く,花陽の背中を押してくれた
嬉しかった,何より勇気付けられた
凛ちゃん,西木野さん
そして,大輔君
花陽やるよ,スクールアイドルはじめます
第2話
完