ラブライブ!~花のような笑顔な君と~   作:花陽ラブ

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にこちゃんのマンション

「……」

 

僕ら、三人はにこさん達を尾行して

付いて行ったら、とあるマンションに着いた

 

此処ににこさんが住んでいるのかはわからないが

多分そうなんだろう

 

「あの、かよちゃん…にこさんの家って初めて?」

 

「うん、にこちゃんが遊びに来たりはするけど、遊びに行った事ない」

 

「そっか…じゃあ今日はもう帰って、また明日にでも」

 

「いっくにゃー!!!!」

 

「ちょっなんで!?」

 

僕が帰ろうと思い、引き返そうとしていたら

凛ちゃんが走ってマンションの中に入ってしまった

僕とかよちゃんは凛ちゃんを止めようと向かった

 

「り、凛ちゃん速すぎ……」

 

凛ちゃんはスポーツ少女、常に走っているような子に

椅子に座って、絵を書いている男子が追い付ける訳がない

僕ら、2人は必死に追い掛けたが

もうすでに凛ちゃんはにこさんの部屋と思われる場所に着いていた

僕は膝に手を付いて、息を整えながら全く息が切れていない凛ちゃんを見て

男子としてなんだか虚しい気持ちになった

そんな僕の気持ちなんか知らない凛ちゃんは部屋の名前を確認していた

 

「矢澤…ってにこちゃんの苗字だよね?」

 

矢澤と書かれていたのでかよちゃんに聞いている

かよちゃんはゆっくりと頷いていた

やっぱりにこさんのマンションだったのか

 

よし、にこさんのマンションってわかったんだから

今度こそ帰らな

 

「にこちゃーん!遊びに来たよ~」

 

ってなんで凛ちゃんはインターホンを鳴らしてるの!?

僕が凛ちゃんに帰ろうと声を掛けようと近付いた時に

凛ちゃんはインターホンの前に行き、ピンポーンと鳴らしてしまった

しばらくして、部屋の中から物凄い足音が近付いてきているのが

わかった、はは怒ってるかも

 

「なんで、あんたがにこのマンションわかったのよ!!!」

 

予想通り、ドアが勢い良く開いて、眉間にシワを寄せて

めちゃくちゃ怒っているにこさんが出てきた

かよちゃんと僕まで居たのが予想外だったのか

びっくりした表情をしていた

 

「今日は帰ってくれる?今日は忙しいのよ」

 

「お邪魔しまーす」

 

帰ってと言われたが凛ちゃんはスルーして

そのまま部屋の中に入ってしまった

スルー!?とにこさんと僕は同じツッコミをしてしまった

かよちゃんはどうしよって顔をしていたが

凛ちゃんが入ってしまったから僕も入る事にした

 

「まったく、なんでよりによって一年生達にバレるのよ」

 

やれやれって顔をして部屋の中に招いてくれた

にこさんに僕はありがとうとお礼を言って

 

「お姉さま、誰か来られたのですか?」

 

可愛らしい声がどこからか聞こえて

周りを見ても誰も居なくておかしいなと考えていたら

 

「ま、まぁね…」

 

にこさんがしゃがんで話している相手を見たら

小さい女の子を見つけた

小さい女の子は僕と目が合って

 

礼儀正しく、頭を下げてこう言った

 

「あっ初めまして、矢澤こころです」

 

第26話

 

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