真姫ちゃんとかよちゃんだけ向こうに行っちゃったな
何かあったのかな
あっ戻ってきた
「じゃあ穂乃果達帰るね!ごめんね花陽ちゃん、また明日 」
「あっはい…また明日」
穂乃果ちゃん達帰って行った
残ったのは僕とかよちゃんになった
「僕らも帰ろうか…」
「………」
あれ?
かよちゃんが返事してくれずにさきさき歩いていく
僕もあとを追うように歩く
機嫌が悪いのかな
でもなんで
「ねぇかよちゃん……僕何かしたかな?」
「何もしてません…」
怒ってる
かよちゃんは怒ってる時は敬語になる
やっぱり気になる
「怒ってるじゃん、なんで怒ってるのか聞かせてよ」
「だから……怒ってませんってば!!」
かよちゃんがいきなり止まり
大きな声を出して、僕はびっくりした
かよちゃんも自分でもびっくりしたのか、また先に走り出した
「かよちゃん……」
僕はただ、走る彼女の後ろ姿を見るだけしか
出来なかった
あれ以降
メールや電話しても返事をくれない
朝も、放課後も一緒に帰ってない
なんでだ、僕は決心した
嫌われても構わない
聞きたい
何故怒っているのかを
「行ってきます…」
「あっ…」
僕はかよちゃんの家の前でかよちゃんを待っていたら
どこかに出掛けるのか、家から出てきた
「ごめん…僕どうしてもかよちゃんが怒ってる理由が知りたくて」
「だから…怒ってません、失礼しま「怒ってるよ…かよちゃん、怒ってる時はいつも敬語になるし」
行こうとするかよちゃんの手を引き止めて
話をする
「……部屋に来る?ちゃんと話すから」
「うん…」
久しぶりに彼女の部屋に入った
まぁ毎日毎日見てはいるが、入るのは久しぶりだ
「……」
「……」
お互いに無言になってしまった
気まずい
そんな空気が数秒経ってから、かよちゃんが口を開いた
「あの時……穂乃果先輩と大輔君が知り合いって知った時、私…胸が痛くなった、胸がズキズキ痛かった」
「凛ちゃんと大輔君が話してる時もそんな感覚があった、辛かった……それの原因を真姫ちゃんに聞いたんだ」
かよちゃんは話してくれた
だからあの時
二人とも居なかったのか
「私…びっくりしちゃって、色々あったからイライラしちゃってたみたい、ごめんね」
「ううん、大丈夫だよ…話してくれてありがとう」
「で、真姫ちゃんになんて言われたの?」
「えっ……そ、それは」
「わ、私……小泉花陽は大輔君の事がす」
(プルプル)
「っ!??」
かよちゃんは何を言いかけたが
それを邪魔するかのようにかよちゃんの携帯が鳴っていた
慌ててかよちゃんが出たら
どうやら電話の相手はにこ先輩らしく
出掛ける予定があったらしい
ごめんねかよちゃん
「お待たせ…」
「あっ、さっきの続き」
「へっ!?あっ、いや…そのごめん、忘れて!」
「えっ、ちょっかよちゃん」
「………」
「まだ言えないよ(ボソッ」
第5話
完