剣姫の弟ですが何か 〜ジャガ丸君の好みは豚キムチ味〜   作:万屋よっちゃん
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今回のサブタイトルってギャグマンガ日和のソードマスターヤマトみたいwwww


ソードマスター・レオンハルト

レオンハルトが対峙した新型モンスター、グリームアイズからドロップした鉱石のようなもの。

 

止めの一撃で魔石を確実に破壊したためこのドロップアイテムが魔石であるはずはない。

 

レオンハルトはこの鉱石を直接契約したばかりの鍛冶師、リズベットに見せていた。

 

 

「ふんふん、これは職人魂揺さぶられるインゴットだわ。

 

んで今回は片手用直剣でいいのよね?」

 

 

土台に置かれたインゴットをまじまじと見つめる桃色の髪をした少女。

 

鍛冶師という身分に反してかなり女の子らしい少女なのだがこれでもレベル3の実力者で『金棒少女』という二つ名まである。

 

メイスの達人で鍛冶師であるのにも関わらずモンスターをバッタバッタ倒すその姿は一部の冒険者で語り草となっている。

 

 

「あぁ、よろしく頼む」

 

 

「どうする、作業見てく?」

 

 

「今日はいいや、遠慮しとく」

 

 

「ふーん、出来たらそっちのホームまで届けに行くわ。

 

ティオネさんとティオナさんにも呼ばれてるし」

 

 

「そうか、じゃよろしく頼むな」

 

 

そう言ってレオンハルトはゴブニュファミリアのホームを出て行く。

 

グリームアイズとの戦闘の後レオンハルトのステータスはかなり上昇していた。

 

近い内にランクアップしてしまうのではと噂されているくらいだ。

 

 

「おいネェちゃん!!俺と遊ぼうぜぇ〜〜」

 

 

近道の為に路地裏を通っていると呂律が回ってない口調で酔っ払いが誰かに絡んでいた。

 

 

「辞めなさい、私に貴方を相手にする程の時間的余裕はありません」

 

 

若葉色の髪をしたエルフ、リュー・リオンだった。

 

 

「あぁん?俺ぁレベル2の冒険者だぞぉ?痛い目みたくねぇなら黙ってついてきなぁ」

 

 

酔っ払いは大声をあげながらリューに掴みかかる。

 

瞬間、リューの流麗な瞳が鋭さを増す。

 

 

「あー、はいはいストップな」

 

 

このままでは酔っ払いが可哀想な事になってしまうと間に割って入る事にしたレオンハルト。

 

豊穣の女主人の従業員は何故か強者揃いだ。

 

店で暴れた冒険者を片っぱしから血祭りにあげている。

 

 

「レオンさん…………」

 

 

「あぁん?俺様に文句でもあんのかコラ!

 

俺はレベル2の冒険者だぞぉ?」

 

 

レオンハルトの胸ぐらを掴みメンチを切る酔っ払い。

 

掴んでいる手をとり合気道の容量で酔っ払いの腕の関節をとり組み伏せる。

 

 

「いででででで!!お前ふざけんなよ!!」

 

 

「同業者なら分かると思うが…………ロキファミリアは知人に対して甘い。

 

怪我したく無いならここから立ち去れ」

 

 

殺気を向けられた訳じゃ無いのに冷や汗が止まらないリュー。

 

レオンハルトが手を離すと一目散に逃げ出した酔っ払い。

 

 

「レオンさん…………貴方は何故ここに」

 

 

「鍛冶師に武器製作の依頼してきてな、その帰りですよ。

 

リューさんは買い出しの帰りか、手伝うよ」

 

 

「あ………」

 

 

無理矢理買い物袋を奪い取るレオン。

 

その際に手が触れてしまい思わず声を出してしまった。

 

エルフとは眉目秀麗な種族であるが同時に誇り高い種族として有名だ。

 

自分の認めたもの以外は肌を触れさせないと言われている、リューも例外では無い。

 

 

「あ、ごめんなさいリューさん。遅くなるとリューさんが怒られちゃうから早く行こう」

 

 

「は、はい」

 

 

手ぶらになった手をどうしたらいいか分からずレオンハルトの後ろをトコトコとついて行くリュー。

 

そこから豊穣の女主人までは意外と近く大して時間はかからなかった。

 

 

「あ金髪野郎ニャ、冒険者ならダンジョン潜らなくていいのかニャ?」

 

 

「今日は休暇だよ、それよりその口悪いの直さないとお兄さんに嫌われちまうぞアーニャ」

 

 

「余計なお世話ニャ、この女誑し、老け顔、変態」

 

 

「せめて大人びてるって言わんかいゴルァァァ!!

 

え?なに喧嘩売ってんの、張っ倒されたいの」

 

 

ゴスンと何かが壊れる音がした。

 

音の方を見ると主人のミアが包丁をカウンターに突き刺していた。

 

怖いのはその包丁の持つ所が砕けて刃先が粉々になりカウンターが凹んでいる事だ。

 

怪力云々で済ます事が出来ない超常現象に言葉を失うアーニャとレオンハルト。

 

 

「仕込みの邪魔だよ、暇なら店の掃除でもしてな」

 

 

「「い、イエスマム(ニャ)!!」」

 

 

「リュー、あんた買い出し品足りてないじゃないか!!

 

今すぐ買ってきな!!」

 

 

「え、あ、はい!」

 

 

「野郎が手伝わないでどうする!?坊主も行くんだよ!!」

 

 

「は、はい!!」

 

 

何故か叩き出されるようにして外に出されたリューとレオンハルト。

 

リューはリストにあった品は全て買った事を確認している。

 

それなのに外に出される意味が分からない。

 

分からないし納得がいかないがとりあえず大通りに向け歩き出す二人。

 

リューは店を叩き出される前に渡されたメモを確認した。

 

 

『あんたはしっかり働いてるからね、偶には好きな野郎と一緒にブラブラしな!!

 

戻ってきたらまた働いてもらうからね』

 

 

物凄いスピードでメモを裂き見なかった事にする。

 

しかし心拍数が異常に高く顔が熱くなりとんでもない程赤面をしているであろう自分を何とか落ち着けようとするリュー。

 

 

「どうしますか、リューさん。

 

確か今日はガネーシャファミリアがお祭りするってんで出店も沢山出てるらしいですけど……………

 

ミアさんには申し訳ないけど買い出しの前に寄ってきません?」

 

 

「買い出しはちゃんとしました。

 

恐らくミア母さんの勘違いでしょうがお金も持たせてくれた事ですし遊びましょうか

 

(なんか、考えがシルと似てきたような……………)」

 

 

リューはこの場には居ないサボり魔……………自由人な友人と思考が似てきた事に違和感を感じた。

 

レオンハルトは大人びてると言っても15歳なのだ。

 

普段は年の差を感じさせない程だがこういう祭り事が好きなのも遊べる事になった時の嬉しそうな顔は少年らしい。

 

そんな普段とのギャップにまた心拍数が上がるリュー。

 

 

「(私の方が年上…………心を冷静に保たないと駄目だ。

 

しかし、普段私よりも落ち着きある雰囲気なのにこういう時ばかりはなんと言うか………可愛いですね)」

 

 

とりあえずは心ゆくまで祭りを楽しもうと思ったリューであった。

 

 




とりあえず次回はリューさんとのラブコメ回です。

とりあえず、今はゴライアス戦をする事は決めていますがそれまでの経緯をどうするか考えている次第です。








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