初めてこんなに書きましたよ!
クオリティは期待してはいけませんよ!
ドラゴンの脅威から救われた蓮太郎と延珠は真莉とアカネの先導で森を歩いていた
蓮太郎「どうやって助かった?」
蓮太郎の疑問は間違っていない、あの高度でガストレアに襲われヘリは大破、森の上空で爆発したのだ
普通なら生きている方がおかしい、仮に生きていたとしても骨折等の相当な大怪我を負ったはずだ、それなのに真莉はそれすら見せずあの6メートル級のステージ4の上から一撃を食らわせた
それが蓮太郎には信じられなかった
真莉は黙っていたがやがて息を吐き問いに答えた
真莉「確かにあん時はさすがに冷や汗をかいたさ、でもまぁガストレアが来ることをいち早くアカネがキャッチしてな、対策は打てたんだよ」
蓮太郎「対策?そうじゃなくて俺はどうやって生き残ったかって聞いてんだよ」
真莉「話は最後まで聞け、ったく、まぁ対策って言っても単純にヘリの底を《ブチ抜いた》だけなんだがな」
蓮太郎「は?」
蓮太郎は真莉の言葉に耳を疑った、ヘリの底をぶち抜いたのだ、あの高さで、そしてガストレアに襲われていながら何をしているのかと問おうとしたらその前に真莉は言う
真莉「あぁ、そうそう、一緒に乗ってた民警たちと操縦士も無事だ、みんな生きてるよ」
真莉の言葉に蓮太郎と延珠は安堵の表情を浮かべる
すると延珠は疑問を口にした
延珠「蓮太郎も言ってたがあの高さだぞ?どうやったのだ?」
真莉「ん?あぁ、ぶち抜いた後当然落下するだろ?ヘリの残ってるパーツを蹴り飛ばして先に下に降りたんだよ、そんでそこらにあった木を蹴り飛ばしてクッションにしたわけ、最終的な着地は殆どイニシエーターにやらせたがな」
真莉の言ってることに頭を抱える蓮太郎、延珠はアカネに質問する
延珠「アカネはどうやってガストレアに気づけたのだ?」
アカネ「私はモデル・ドッグだからね、ヘリの音とは違う音が聞こえたんだ、それでお兄ちゃんに教えたの」
蓮太郎「そんなことが...」
真莉「それでも問題はそこそこあったんだがな」
蓮太郎「問題?」
真莉「あんだけ大きな音がしたんだ、俺たちのいた方のガストレアは起きてしまってな、襲ってきたんだよ」
真莉は軽く言うが蓮太郎は驚いた、襲って来たのは恐らく数十体はいただろう、真莉がここにいるということはそれを全て倒して来たのか?と
蓮太郎「そういえば真莉はどうしてあそこにいたんだ?」
真莉「ん?お前を探してたんだよ」
蓮太郎「こんなに広いのに良く探せたな?」
真莉「言ったろ?俺はバラニウムの磁場を感知できるって、それを頼りに来たに決まってるだろ」
蓮太郎「そういえばそうだったなぁ...」
真莉はバラニウムの発生させる磁場を感知することが出来る
それを聞いて蓮太郎は一つ思い付いた
蓮太郎「そうだ、真莉は磁場を感知出来るんだろ?じゃあ影胤の居場所もわかるんじゃないか?」
真莉「いや、ただでさえエリアの方の磁場が大きいんだ、蓮太郎のは何回か感じてるから分かっただけだ、変態仮面の磁場はたかだか2、3回しかねぇ、覚えられんさ...」
真莉の言葉に少々がっかりする蓮太郎
すると木々を抜けた所で明らかに人工物と思える土嚢が積まれている建物が見えた、ガストレア大戦時に築かれた防衛陣地《トーチカ》だろう、所々風化していて機能は失わられているが風除けにはなるだろう
蓮太郎は真莉と顔を合わせ頷きあう
蓮太郎はハンドシグナルで延珠に指示を送り蓮太郎は腰から銃を抜き壁伝いに裏手から回る
真莉とアカネは何時の間にやら消えていた
中からパチパチと薪が爆ぜる音が聞こえる、どうやら焚き火をしているようだ
石の破れ目から炎の明かりが見える
蓮太郎は壁に背を預け2、3回深呼吸をする
そして銃を構え一気に飛び込む
蓮太郎「動くな!」
蓮太郎のXDと中の人物のショットガンが交錯するのはほぼ同時だった
その瞬間ショットガンとXDの上から手が現れ二つの銃を抑える、瞬間、人物の背後から二つの影がその人物を倒さんと迫るがその人物が誰か分かった蓮太郎と真莉はそれぞれ声を上げる
蓮太郎「待て!延珠!敵じゃない!」
真莉「アカネ!ストップ!」
延珠とアカネの蹴りは人物のすぐ後ろで止まる
蓮太郎は相手を見て絶句した、相手は荒い息を吐き虚ろな瞳を向けていた
落ち着いた色の長袖にスパッツ、このような地獄に似つかわしくない格好だった
だが蓮太郎と真莉は見覚えがあった
延珠「銃を下ろさぬとその首を叩き落とすぞ?」
アカネ「銃を下ろさないとその首を食いちぎるよ?」
真莉「少女と思えないような台詞だなお前ら...やめとけ、この子は敵じゃない」
蓮太郎「お前確か防衛省で会ったよな?俺たちを覚えてるか?」
少女は頷く
???「はい、覚えています」
苦しげな息を吐きながら辛そうに答える
蓮太郎「...とりあえず止血だ、話はそれからだな」
ふと横を見ると不機嫌な顔の延珠が居た
延珠「ちょっと待つのだ蓮太郎!妾はこんな女知らんぞ!」
蓮太郎「延珠とアカネは初めてだな、こいつは伊熊将監っていうプロモーターのイニシエーターだ」
拾ってきた枯れ木を火に入れ勢いを上げる
真莉が持って来ていた救急キットで止血をし消毒を終え包帯を巻くとガストレアウイルスの恩恵で傷の再生が始まる
ただ速度としては延珠やアカネに比べて随分と遅かった
治療中に敵の接近を警戒してか延珠の真莉は外を警戒する事にした、ただその際何が気に入らなかったのか延珠は
延珠「妾はそんな女認めないぞ!」
とか
延珠「妾ならそんな傷3秒で治る!」
と言って真莉を連れて外に出て行ってしまった
蓮太郎は3秒はねぇだろと突っ込みたかったか酷く不機嫌だったのでやめた
蓮太郎「お前名前は?」
夏世「千寿夏世です」
少女は千寿夏世と言うらしい、蓮太郎はお腹空きました少女の名前を初めてこの時に知った
夏世「どうやらあなたの相棒を怒らせてしまったようですね」
少女は酷く落ち着いた様子で喋る、蓮太郎は延珠が出てった方を見る、延珠は真莉に愚痴を言っているようで腕を上下して何かを話している
蓮太郎「っち、なんであいつあんなに不機嫌なんだよ...まさかもう反抗期か?」
夏世「理由は明確だと思いますが」
まるで感情が無いかのような口調に蓮太郎は困惑していた、この少女は年齢に似つかわしく無い落ち着きがある、感情が読みにくいのだ
防衛省で会った時はもっとユーモアのある少女だと思ったのだが蓮太郎の勘違いだったのだろうか?
すると今まで黙っていたアカネが口を開く
アカネ「千寿ちゃんはモデルはなに?そこまで落ち着いた対処ができるんだったらそこそこのやつだよね?」
夏世は目を瞑り手を胸に当て答える
夏世「私はモデル・ドルフィンのイニシエーターです、直接的な戦闘能力は皆無ですが普通のイニシエーターよりIQが遥かに高いのと記憶力があるのが特徴です、因みにIQは210ほどあります」
蓮太郎はそれを聞いてぎょっとした
蓮太郎「俺の倍近くあるのかよ...」
すると入口の方から声が聞こえた
真莉「俺よりも上か...と言うよりだったら作戦参謀の方が良かったような気がするがな、今回の討伐戦はおおよそ戦闘能力に秀でた奴らが中心だろう?」
アカネ「お兄ちゃん!」
アカネは真莉に抱きつく
真莉「アカネ、悪りぃけど延珠んとこ言ってやってくれるか?」
アカネ「うん!」
アカネは二つ返事で延珠の元に走って行った
蓮太郎「真莉、警戒はどうした?」
真莉は呆れた顔で言った
真莉「あのまま愚痴を聞いてても良かったんだがな...聞きたい事もあったからな、ちょっとこっちに来た」
蓮太郎「聞きたい事?」
真莉「あぁ...さて、千寿、お前に聞いとかなきゃいけ無い事がある」
夏世「はい、なんでしょうか?」
真莉「何故お前は...いや、お前とあの筋肉ダルマは森で《爆発物》を使った?」
夏世の肩が僅かに上がる、蓮太郎は驚愕した顔を見せる
夏世「何故私だと?」
真莉「お前から爆薬の匂いがする、まぁ微かにだが爆発物を使ったのはあの時大きな音のみ、それを考えての発言だ、違ったか?」
夏世「...私たちはガストレアに騙されました、おかげで怪我をした上に今は将監さんとも別行動になってしまいました」
蓮太郎「だまされた?」
夏世「えぇ、私たちも降りたのは深い森の中だったのですがしばらく進んだら森の奥から短く点滅するライトパターンが見えましてね、味方だと思って無警戒で近づて行ったんです」
夏世は膝を抱え小さくなる
夏世「もっと注意していればあんな薄青い鬼火みたいな色のライトなんて誰も使ってい無いことが分かったのでしょうが...」
蓮太郎はゴクリと唾を飲んだ、真莉は理解したというような顔をして頷いた
真莉「なるほど、そういう事か」
蓮太郎「...それはなんだったんだ?」
夏世はこちらをチラリと見て視線を戻す
夏世「最初に感じたのは腐臭でした、物が腐ったかのような強烈な悪臭がしてハエが大量にたかっているんです、そのガストレアは気持ち悪い花のようなのがあちこちに咲いていて、尾部が発光していました、こちらを見ると気持ち悪くブルブル震えて歓喜みたいなものを表していました」
夏世は1度落ち着きまた話す
夏世「いろいろなガストレアを見てきましたがあれには足が竦みました、殺されると思って咄嗟に榴弾を使ってしまったんです、そこから先は里見さんと古畑さんのご想像どうりです」
真莉「森のガストレアどもが起きて追われているうちに筋肉ダルマとはぐれて腕を噛まれたのか」
夏世「はい、幸い注入された体液は極少量だったので大勢に影響は無さそうです」
真莉「まぁそれでもこの作戦が終われば病院で診てもらった方がいいな、生きていればだがな」
今まで黙っていた蓮太郎が言葉を発する
蓮太郎「...そいつはおそらくホタルのガストレアだ」
蓮太郎の言葉に夏世と真莉は首をかしげる
夏世「ホタル?」
真莉「ホタルってあれだろ?あのお尻が光ってるあれ?」
蓮太郎「あぁ、ホタルは花粉や蜜を取って生きてるけど獰猛な肉食性のホタルもいるって知ってるか?他のホタルの発光パターンを真似して近寄ってきたホタルを捕食するんだよ、おそらく人間を捕食するために近寄ってきそうな発光パターンを生み出した特殊進化型だろう」
真莉「なるほど、そんな奴がいるのか...ようはそれにお前らは騙されたのか、って事はさっきの話に出てきた気持ち悪い花ってのはラン科の奴かな、確かカビや尿、腐肉みたいな匂いを出してハエや羽虫を誘き寄せて花粉を運んでもらう種があるはずだ」
蓮太郎「多分な、おそらく人間を誘い込む匂いを合成していたんだろう、珍しいな、植物種と混ざったガストレアだ、恐らくそこまで特殊進化した個体だとステージIIIってとこだろう」
夏世は目を丸くしていた
夏世「そんな事があるのですか?」
真莉「あいつらに常識は通用しねぇよ、それは俺が一番それを知ってるからな(ぼそ)」
夏世はしばらく思考していたがやがて張り詰めていた肩の緊張を解くと息を吐いた
夏世「...よく見てもい無いガストレアの種類を当てられますね、里見さんってオタクなんですね」
真莉「だろうな、こいつは虫オタクだな」
蓮太郎「ッグ...それを言うなよ」
夏世「アリの巣を水没させて悦に浸ってた陰湿な幼少期がありそうですね、『ほーら、溺れろぉ、ノアの大洪水だぁ〜、神の怒りを思い知れ〜〜』みたいな感じですか?えぇ、楽しいですものね、わかります」
蓮太郎「あぁ、そうだよ、楽しかったよ悪いか!フン!」
夏世は初めて楽しそうに目を細める、すると黒い受話器のような機械から野太いノイズのようなものが聞こえてきてハッとさせられた
どうやら無線機らしい、夏世は飛びついてダイヤルを回すと音は鮮明になっていきやがて聞きたくもない声が聞こえてきた
???『い...おい!生きてんだったら返事しやがれ!』
夏世は目配せをし喋るなと伝えてきた
真莉と蓮太郎は頷く、一から説明するのは面倒だったからだ
夏世「音信不通だったので心配しました、ご無事で何やりです、将監さん」
将監『ったりめぇだろ!んなことより夏世、良いニュースがある』
勿体ぶった将監は一旦言葉を切った、無線越しに髑髏スカーフの下で笑っている姿が目に浮かぶ
将監『仮面野郎を見つけたぜ』
蓮太郎と夏世と真莉は顔を見合わせる、真莉は延珠とアカネを呼ぶ
夏世「場所はどこですか?」
蓮太郎は地図を取り出し将監が言ったポイントを探すとすぐに見つかる、海辺の市街地か、ここからならそこそこ近い
将監『今近くにいる民警が集まって総出で奴を奇襲する手筈になってる、ホントは出し抜きてぇがまぁ仮にも序列が上の相手だし肝心のイニシエーターがいねぇ、いま荒れてた手柄の話がようやくまとまったところだ、仲良く山分けだってよら面白くもねぇ話だ、お前もとっとと合流しろ』
夏世の返答も聞かずに通信は切れる確かに将監の後ろでやかましい声が聞こえていた、襲撃計画が進みつつあるのだろう
夏世は荷物を持ち焚火を踏み消し始めた
蓮太郎「やっぱり行くのか?」
夏世「えぇ、あんな人でも私の相棒なので、里見さんたちは?」
蓮太郎は考える、このままもしかしたら自分たちが行かなくても勝てるのではないか?そう思ってしまう
すると真莉が喋る
真莉「そうた、千寿、お前腕はどうだ?」
真莉の問いに夏世は黙って包帯を外すと傷は残らず治癒していた
蓮太郎「...行こう、結果だけでも見届け無いと」
蓮太郎の言葉に真莉とアカネ、延珠は頷く
蓮太郎は街の方向を見ながらぼそりと真莉に問う
蓮太郎「勝てると思うか?」
真莉「普通に考えて始まる前から報酬の話をしている時点で無理だろ、早い段階で俺たちが行って生存者を探すのが難しい感じだろ」
蓮太郎「...行こう!」
蓮太郎たちは街に向かって動き出した
未だに先頭に入らないこの作品...
だって戦闘に入ったら真莉くん無双しちゃう...
まぁ次は戦闘に入りますがね!(多分)
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