ブラック・ブレット 紅き守り手   作:フルフル真

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書いてると時間を忘れますね
区切るところここかよって思うかもしれませんがスルーします!

色々間違えてるかもしれませんがあったらご指摘ください!

では第13話始まりですよ!
ハレルゥゥゥヤァ!


第13話

午前四時、外で長時間見張りをしていてくれた延珠の方が暗闇に目が慣れているので先頭に立たせる事にした

 

しばらく歩くと森は途切れ見晴らしの良い平野部に出た、そこから道なりに進めば数キロで街に入れるだろうが蓮太郎たちはあえて回り込むように小高い丘を目指す

 

街までの、直線は身を隠すものは何もない

ここは慎重に行くべきだという判断を全員でした上での行動だ

歩くに連れて鼻腔に潮の匂いが運ばれてくる、海が近い

途中周りを背の高い草木で囲まれた場所に夜営の跡を見つけた

煙が出るのを恐れてか煮炊きをした形跡はないが携帯食料の袋が散らばっている

思ったよりも所帯が大きいようだ

 

すると真莉が何かに反応した

 

真莉「...っち」

 

蓮太郎「真莉?」

 

真莉「黙ってろ」

 

真莉の真剣な表情を見て蓮太郎は息を飲む

すぐに真莉答えを言う

 

真莉「あのバカどもが、もう突撃してるようだな、戦闘の音がする」

 

真莉のセリフに一同は焦る

すると蓮太郎たちにも聞こえるほどの大きな銃声が聞こえて来た

その音が嚆矢となり破裂音にも似た銃声や剣戟音が続く

始まってる

延珠が叫ぶ

 

延珠「蓮太郎!」

 

蓮太郎「よし!俺たちも行くぞ!」

 

しかし夏世はその場を動かず蓮太郎に言う

 

夏世「私は残ります」

 

蓮太郎は驚いて振り返ると夏世はこちらに背を向けていた

 

蓮太郎「っ!?どうして!?」

 

その問いに答えたのは夏世はでは無く真莉だった

 

真莉「そりゃ誰かしらがアレを止めなきゃ勝手も負けても俺たちに明日はねぇからだろ」

 

真莉が言葉を放った瞬間に蓮太郎たちが歩いてきた道から四本足の獣が弾丸の様な速度で飛び出してきた

夏世は力を解放すると正面からその突進を受けようとした、しかしその手前でその獣は止まる、止めたのは他でもない真莉だった

 

飛び出してきた獣はシカのガストレアだった、上半身の皮膚の至る所から突き破ってツノが生えている

真莉はツノの何本かを受けていた、それを見た夏世は唖然とした表情で叫ぶ

 

夏世「っな!?なんでそんな事を!私ならすぐに治るのに!」

 

真莉「っはは、幼女を身代わりにする?そんなバカな事するわけねぇだろ...」

 

真莉はそう言う、シカのガストレアはそれでも前に進もうと踏ん張っている

 

真莉「...鬱陶しいんだよシカ肉が!」

ズドン!

 

真莉の声とともに打ち出された掌底がシカのガストレアを打ち抜き遠くに飛ばす、シカのガストレアは動かなくなった

まさかの一撃に夏世も蓮太郎も延珠も驚いていた

それだけでなく貫かれた筈の傷がみるみる回復していく

 

真莉「...行け、蓮太郎、アカネ達を連れて行け」

 

そのセリフに一同は驚愕した

 

夏世「ダメです!私が残ります、あなたが行かなければだれが影胤をたおすのですか!?」

 

蓮太郎「っ!そうだ!それにその役目だったら俺らで...ッ!?」

 

蓮太郎達の言葉の返答は有無を言わさないほどに放たれた威圧感だった

ゆっくり振り返った真莉の目は赤く染まっていた

 

夏世「(え?赤い目?私たちと同じ...どういう事?)」

 

真莉「いいから行け、はっきり言って邪魔だ、影胤なら蓮太郎、お前が一番勝率が高い、だからお前に任せる、もし如何してもっていうんだったら街近くまで下がれ、そんで俺が抜かれた奴だけ対処しろ...こいつらは俺がやる」

 

夏世「ですが!」

 

未だに引き下がらない夏世に真莉は怒声を浴びせる

 

真莉「さっさと行けっていうのが分かんねぇのか!!戦闘能力皆無で重火器が武器のお前がこの数相手にしてみろ!間違いなく死ぬぞ!!おい!アカネ!!」

 

アカネ「うん!気をつけてね!お兄ちゃん!!」

 

夏世「ッ!?アカネさん!?待ってください!」

 

蓮太郎「...絶対生きろよ」

 

延珠「妾達がすぐにやっつけて助けにくるからな!」

 

蓮太郎と延珠はそう言ってアカネを追った

真莉は独り言の様に愚痴る

 

真莉「ったく、だったら多少でも期待してやろうかな...おら、雑魚ども、かかって来やがれ、ここから先は...一歩足りとも、一匹たりとも遠さねぇぞ」

 

そう言った真莉の目は黒に戻っていた

 

 

 

 

 

夏世「離してください!良いんですか!?あのままでは古畑さんは死んでしまいますよ!?」

 

夏世のセリフに蓮太郎は歯噛みした

延珠は拳を握りアカネはただ前を見据えて走る

 

アカネ「...」

 

すると突然アカネは夏世を下ろす

 

アカネ「蓮太郎さん、ここは私が残る、もしお兄ちゃんの撃ち漏らしが来ても私が仕留めるから」

 

蓮太郎「っな!?お前までかよ!?」

 

アカネ「大丈夫!一人じゃないから!」

 

延珠「え?」

 

アカネ「一緒に戦ってくれる?千寿ちゃん?」

 

夏世「っ!?...はい、私で良ければ」

 

夏世は弾幕を全て地面に放り戦闘態勢に入る

アカネは小型のナイフを二本逆手に持つ

 

アカネ「さぁ!蓮太郎さん!早く!」

 

夏世「大丈夫です、もしも何かあれば私たちも逃げますから...将監さんをお願いします」

 

夏世とアカネの言葉に蓮太郎は目をぎゅっと瞑り思考する

そして一気に目を開く

 

蓮太郎「頼んだぞ!二人とも!行くぞ延珠!」

 

延珠「うむ!二人とも頑張るのだぞ!」

 

蓮太郎と延珠は街の中に走るアカネと夏世は警戒しながら会話をする

 

夏世「...私だけでも良かったんですよ?」

 

アカネ「お兄ちゃんが言ってたでしょ?1人だと死んじゃうよって、千寿ちゃんのスタイルじゃすぐに限界がくる、だから私みたいな近距離特化の人がいないときついと思うよ」

 

夏世「...いざという時は本当に逃げますよ?」

 

アカネ「うん、私も死にたくはないもん...お兄ちゃん...頑張ってね(ぼそり)」

 

 

 

 

蓮太郎side

 

蓮太郎たちは街に入った、しかし街の中は先ほどの戦闘音は聞こえず異様な程に静まり返っている

 

蓮太郎「(...もう戦闘は終わったのか?)」

 

蓮太郎は警戒を怠らずに周囲を見る、するとビルとビルの間から影が現れた

そちらの方にXDを向けるとすぐに正体が分かる

蓮太郎や真莉に因縁を付けてきた髑髏スカーフの筋骨隆々の男伊熊将監だった

 

しかし将監の目は焦点が合わず足取りもフラフラしている、将監が口を開く

 

将監「お、おい、あんた...俺の、俺の剣を...知らないか?あれがあれば...まだ...戦え...る」

 

蓮太郎は驚愕する、伊熊将監の求める剣はその背に突き刺さっていたからだ、将監は蓮太郎の脇を抜け大量に喀血して地面に倒れそのまま動かなくなった

 

蓮太郎「(IP序列1584位の上位序列者がこんなに簡単に!?)」

 

真莉の予感が当たってしまったと蓮太郎は理解した

 

蓮太郎「延珠、このまま大通りまで行こう、ただ何があっても我慢するんだ」

 

延珠「何があっても?これ以上何があると言うのだ...」

 

延珠は声を震わせながら蓮太郎に問うが蓮太郎は首を振るだけで何も言わない

やがて大通りに出るとそこはまさに死地だった

かなりの数のプロモーターとイニシエーターの死体がそこら中に転がっている

 

延珠はそれを見て叫びそうになるがなんとか踏ん張る、足は震え今にも膝から崩れ落ちそうなのを必死でこらえていた

 

すると突然笑い声が聞こえた

 

???「パパァ、やっぱり真莉じゃ無かったよ〜、でもこいつらを斬れば真莉も来るよね?」

 

???「ヒヒヒ、そうだね、小比奈、きっと来るだろうね」

 

現れたのは今回の討伐戦のターゲットであり最強の敵、蛭子影胤とその娘蛭子小比奈だった

 

影胤「こんばんは里見くん、いい夜だね、大絶滅を起こすにはもってこいだ...決着を付けよう!」

 

 

 

 

 

影胤討伐作戦本部

 

作戦本部では聖天子を始め各お偉いどころが集まって見守っていた、すると突然扉が開き全員がそちらに向く

現れたのは天童民間警備会社社長、天童木更だった

木更の登場に真っ先に反応したのは木更の祖父天童菊之丞だった

 

菊之丞「木更...」

菊之丞が何かを言おうとした瞬間聖天子がそれを遮る

 

聖天子「私がお呼びしました...天童社長、里見さんは影胤に勝てますか?」

 

聖天子の問いに木更は答える

木更「私の期待を加味して良いのであれば...勝ちます、絶対に」

 

それに意を唱えたのは別の男性だった

 

男「馬鹿な!相手は新人類創造計画の生き残りなんだぞ!?勝てるわけが...」

 

男はそこまで言うが木更がそれを遮る

 

木更「10年前、私の家にガストレアが侵入しました、そのガストレアに私の父と母は食い殺されました」

木更はそこまで言うと天童菊之丞を睨みながら続ける

 

木更「私はそのストレスで腎臓の機能がほぼ停止していますその時里見蓮太郎は私を庇って左目、右腕、右足をガストレアに奪われました...瀕死の彼が運ばれたのはsection22...執刀医は室戸菫医師」

 

木更言葉を反復するようにつぶやく男

男「室戸菫?...っ!?まさか彼も!」

 

男は何かに感づき狼狽えた、木更はもう語ることは無いとばかりにモニターを見る

そこには今にでもやりあいそうな四人が映っていた

 

 

影胤「君はケースを取り戻せないよ、なぜなら...私たちが立ちはだかっているからだ!」

 

蓮太郎「...二度の敗北、そして味方の全滅...願ってもねぇ展開だ糞ヤロォ!お前の語る未来!断じて許容出来ねぇ!」

 

影胤「ふふふ(パチン)」

 

影胤は不敵に笑い指を鳴らす、すると影胤から青白い円形の膜が現れ迫ってくる

蓮太郎はその膜に向かって拳を振り抜く

 

蓮太郎「天童式戦闘術!一の型三番!轆轤鹿伏鬼!!」

 

青白い膜と蓮太郎の拳が激突する、影胤は余裕を見せるが蓮太郎の右腕から薬莢が排出され勢いがます

蓮太郎の拳が青白い膜を突き破り影胤の顔面に命中し影胤は吹き飛ばされる

 

影胤「ぐぬう!?(ズザザザザ!)ック!マキシマム・ペインを破った!?」

 

影胤は驚愕の眼差しを蓮太郎に向ける

蓮太郎の右腕と右脚の皮膚が破れたかと思ったらその皮膚の下から黒い義肢が現れる

 

影胤「バラニウムの義肢だと!?まさか里見くん!君は!?」

 

蓮太郎「俺も名乗るぞ、影胤、元自衛隊東部方面隊、第787機械化特殊部隊、新人類創造計画...里見蓮太郎!」

 

影胤は惚けていたと思ったら突然笑い始めた

 

影胤「そうか、君も...うぐ!?...私は痛い、私は生きてる!素晴らしきかな人生!ハレルゥゥゥヤァァァ!!」

 

影胤はそう言うと二人の間から小さな影が飛び出す

 

小比奈「パパをいじめるなぁぁぁ!!」

 

小比奈の二振りの小太刀は蓮太郎の延珠の蹴りで相殺される

最終決戦が始まった瞬間だった




まぁ将監さんは死にますよね...

真莉くんがガストレアを引き付ける役目を負いました
因みに蓮太郎、延珠ペア、影胤、小比奈ペアの戦闘は書きませんよ?
原作やアニメ通りに進行しますので書いてもなぁと思って次は書きません

次回は真莉くんの戦闘に力を入れてみようと思います!
それでは!

誤字、脱字や感想等あればよろしくですー
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