ブラック・ブレット 紅き守り手   作:フルフル真

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やはり戦闘シーンって難しいんですのネェェ...

まぁここら辺が限界なので大目にみてください...


第14話

 

恐らくゴリラのガストレアだろう、恐らくというのは普通のゴリラと違い丸太のように太い腕が4本もあるからだ

 

ゴリラのガストレアは大きく咆哮し目下の相手にその腕を振りかざす

目下の相手...真莉はその腕にそのまま自分の拳をぶつける

 

拮抗はほんのわずか、吹き飛んだのはゴリラのガストレアだった

ゴリラのガストレアの腕は一本根元から千切れ後ろにいた別のガストレアに命中する

ゴリラのガストレアは痛いのかさらに大きな咆哮を上げ暴れまわる、不意に真莉が消える

現れたのはゴリラのガストレアの懐だった

 

真莉「...うるせぇんだよ、クソ猿が」

 

普段より更に低い声で放った言葉をゴリラのガストレアは最後まで聞くことは出来なかった

真莉の拳かそのガストレアの顔面を吹き飛ばしたのだ

 

真莉は荒い息を吐く、もうかれこれ10数分、迫るガストレアを殺しているからか真莉の体は返り血で真っ赤に染まっており赤くないのがどこなのか分からないくらいだった

 

体の至る所にある傷もどんどんと回復していく

 

真莉「(体は回復しても体力までは回復しねぇからな...流石にキツイか...)」

 

インターバルもなしに続々と現れるガストレアに真莉は嫌気がさしてきた

すると今まで最大で三体ほどが同時に迫って来たのに今回に限っては視認できる数で八体のガストレアが一気に襲ってくる

 

真莉「(っち、しゃあねぇか...ここを通すわけにはいかねぇ)」

 

真莉は襲い来るガストレアに対して目を瞑った

一体のガストレアが彼を食べようと大口を開け迫る、いざ食べようと口を閉じた瞬間彼はもうその場にいなかった

食べようとしていたガストレアは首を振り探す

後ろから何かが倒れる音がして反射的にガストレアはそちらを見る

そこには先ほど食べようとしていた人間がいた、その下には飛び出した七体のガストレアが全て横たわっていた

 

殆どのガストレアが首から上を吹き飛ばされていた

ガストレアはその人物に特攻を仕掛ける、しかし動こうとした瞬間にもう彼は懐にいた

 

真莉「...鈍い...《剛掌断》!」

 

ドグシャ!ズッズゥゥン

鈍い音かあたりに木霊する

ガストレアは上半身が吹き飛び絶命する

その一撃に一番驚いていたのはその様子を見ていた影胤討伐作戦本部一同だった

 

 

作戦本部

 

作戦本部内は騒ついていた、ガストレアはどれもがステージ2からステージ4までかなりの数なのにそれを全て倒しているのがまだ成人にもなっていない高校生の少年がたったの1人で

 

しかもそのどれもがほぼ一撃で仕留めているのだ、驚愕しないわけがなかった

 

男1「なんだあの少年は!ありえないぞ!」

 

男2「あの数のガストレアを...たった一人で...」

 

男3「というより最初に貫かれなかったか!?どうしてあんな動きができるのだ!?」

 

聖天子「お静かに、目の前で起こっているのが現実です、彼はそういうものを持っている、そう捉えるしかありません」

 

聖天子の言葉に誰もが息を飲んだ

聖天子はチラリと隣にいる自分の補佐である天童菊之丞を見た

菊之丞は何かを考える仕草をしている

 

聖天子「どうしました?菊之丞さん?」

 

菊之丞「いえ、ただ...何を焦っているのかと思いましてね」

 

菊之丞の言葉に聖天子を含めた全員が菊之丞を見る

 

聖天子「どういうことですか?」

 

菊之丞「私は奴と戦った事があります」

 

菊之丞の発言に更に驚愕する一同

 

菊之丞「その時は彼が撤退したからなんともなかったのですが...正直そのまま続けていれば私とてやばかったかもしれませんな」

 

聖天子「そんな話は初めて聞きました、私はあなたがこう言えば彼は協力してくれるといったから行っただけなのですよ?いつそんな事を」

 

菊之丞「あれはそうですね...今からおおよそ8年前でしたかな、私からではなく、彼から挑んで来ました、その時はまさしく獣そのものでしたが」

 

木更「そんなの信じられるとでも?」

 

木更は菊之丞を睨みながら問う

菊之丞はふん、と鼻を鳴らす

 

菊之丞「オーバーペースだ、このままではやばいやもしれぬ」

 

本部内の全員がまたモニターに釘付けになる

 

菊之丞「何故力を使わぬ......(ボソ)」

 

菊之丞の呟きは誰にも聞こえなかった

 

 

 

真莉side

 

どんどん迫るガストレアを一体ずつ、確実に、的確に仕留めていく

しかし最初にいた場所よりもどんどんと下げられていく

 

真莉「(っち、まだか!?ぶっちゃけ賭けだが方法はそれしかねぇんだぞ...)」

 

真莉が考えながらガストレアを仕留めていると急に真莉の動きがピタリと止まるそれが好機と見たのか一体の狼のガストレアが一気に真莉に迫る

 

真莉は明後日の方向を向いて止まったまま

 

ガブリ!

真莉の肩にガストレアが噛み付く、肩からかなりの量の血が噴出する

他のガストレアもどんどん真莉に群がり真莉に噛み付きやがてガストレアで真莉の姿が見えなくなってしまった

 

 

作戦本部

 

真莉の肩をガストレアが思いっきり噛み付いていたのを聖天子は見てしまった

 

悲鳴を上げようとした瞬間他の場所から歓声が上がった

 

監視官「蛭子影胤の反応消失!」

 

おぉぉぉぉ!

と大きな大歓声が包む、しかし聖天子は手放しで喜べなかった

真莉が大量のガストレアに襲われているのだ

もしかしたら死んでしまっているかもしれない

更に追い討ちをかける出来事が起こる

 

ビー!ビー!

モニターからけたたましい程の警告音が鳴り響く

 

監視官が急いでそれを見る、監視官は驚愕する

 

監視官「こ、これは!?大変です!!聖天子様!!」

 

 

 

蓮太郎side

 

蓮太郎の携帯が不意になる、相手は蓮太郎が勤めている会社ら天童民間警備会社の社長、天童木更だった

蓮太郎はそのまま出る

 

蓮太郎「もしもし?木更さん?約束、守ったぞ」

 

木更「えぇ、見てたわ里見くん」

 

木更はそこで区切ると真剣な声色で蓮太郎に言う

 

木更「だけどね里見くん、残念なお知らせがあるの...ステージVのガストレアが現れたの」

 

木更の言葉は蓮太郎を驚愕させるには十分過ぎた

 

蓮太郎「そんな...もう、終わりなのか?」

 

木更「まだ終わらせない!良い?里見くん?聖天子様から私の作戦のお許しが出たわ、答えは貴方から見て南東の方角にあるわ!」

 

木更の言葉で蓮太郎はその方角を見る

そこにはガストレア大戦期末期の遺物

完成はしたが遂に一度の試運転もしないまま陣地放棄を余儀無くされ敗戦の日を見ることになった超巨大兵器...通称天の梯子

またの名を線形超電磁投射装置、直径八百ミリ以下の金属飛翔体を亜光速まで加速し打ち出すことの出来るレールガンモジュールだった

 

木更「里見くん、貴方はそのまま天の梯子まで走って!古畑くんを護衛に向かわせるわ!」

 

蓮太郎「...分かった!行くぞ!延珠!」

 

延珠「うむ!」

 

蓮太郎と延珠は南東にある巨大な兵器、天の梯子まで走った

 

 

 

作戦本部side

 

時は数分前に遡る

 

真莉に噛み付いていたガストレア達は一向に動く気配がない

他のガストレアも動きがない

 

それにモニターを見ていた一同は不自然に思う

 

何故ガストレア達は動かない?

 

すると噛み付いていたガストレア達に変化が現れる

ガストレア達の体のが膨れたり縮んだりしている

そして...バァァン!!

 

ガストレア達は体内から爆散した

作戦本部の一同は全員この現象に唖然としてみていた

降り注ぐガストレアの血の雨の中真莉は佇んでいた

真莉はモニターの方をちらりと見た、分からない筈のカメラに気づいた真莉にもそうだが真莉のその目に一同呆然とする

 

その目は...真っ赤に染まっていた

 

 

 

 

 

 

真莉side

 

真莉はガストレアに噛み付かれガストレアに潰されている中あることを考えていた

 

「(やっと...来たのか...)」

 

声には出せなかったがそれで十分だった、真莉の目に力が宿る

暗闇の中その力の本流が吹き荒れる

 

噛み付いていたガストレア達は内側から全て爆散した

 

真莉「...見られてる?そこか...」

 

真莉はモニターの位置を的確に見つけた

その目は赤く染まっている

 

真莉はすぐに目線をまた明後日の方向に向けた

 

そして...

 

真莉「...ォォォォォオオオオオオオ!!!」

 

ビリビリと空気が振動する

人間が出せる声を遥かに超えた声量の咆哮に待機していたガストレアは全てその場から消えていった

 

真莉は同じ方向を見続ける

その方角は東京エリアの近くの海の方

...ちょうどそのタイミングで突如として現れたのは...ステージVのガストレアだった

 

 

 

 

 

 

アカネ&夏世side

 

 

...ォォォォォオオオオオオオ!!!

 

 

アカネと夏世はビックリする、真莉に言われて街より少し離れた位置で待機していた2人は突如として聞こえた咆哮に2人は戦闘態勢に入る

 

夏世「...今のは何でしょうか?」

 

アカネ「わかんない、でも...何かが起きてる」

 

すると2人の上空に影が出来る、夏世はショットガンを、アカネは真莉から受け取った二振りの小型のナイフを構える

 

すると上から降りてきたのは...

 

夏世「っあ...ご無事でしたか、古畑さん...なんですかその目は!?私たちと...同じ?」

 

アカネ「お兄ちゃん!無事でよかった!...お兄ちゃん?」

 

真莉は真剣な表情で2人に言う

 

真莉「千寿、アカネ、お前らに頼みがある」

 

その真剣な表情で言われた2人は顔を引き締める

 

真莉「よく聞け?ステージVが現れた」

 

その発言に2人は驚愕する

 

夏世「ステージV!?」

 

アカネ「そんな!?ダメだったの!?」

 

真莉は首を振って否定する

 

真莉「いや、おそらく別の作戦を開始すんだろ、俺の予想だが天の梯子を使うだろ、それを動かすのは蓮太郎が生きていれば蓮太郎だろう」

 

真莉の言葉に意を唱えたのは千寿夏世だった

 

夏世「本当にその作戦になるとお思いですか?もし里見さん達が負けてしまっていたら...」

 

真莉「あいつは負けない」

 

夏世の言葉に即答で答える真莉

 

真莉「友達を信じなきゃな...話を戻そうお前ら2人にはもし天の梯子に迫ってくるガストレアがいればそれを潰してほしい」

 

真莉の提案は当然だった、ステージVを倒せる唯一の方法の天の梯子、これが破壊されれば東京エリアは本当に終わる、終わってしまう

 

夏世「その話だと古畑さん、貴方はどうするんですか?」

 

アカネ「お兄ちゃん?」

 

真莉は街の方を見て2人に言う

 

真莉「流石に血だらけだからな、ちょっと洗ってくる...ついでに人助けだ、頼んだぞ、2人とも」

 

そう言うと真莉はその場から消える

残された2人も頷きあいその場から天の梯子を目指し走り出した

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