ブラック・ブレット 紅き守り手   作:フルフル真

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龍人記も書いてますがそのデータが入っている携帯が壊れてしまって何も出来ない状態になってしまいまして・・・

とりあえず治るまでこれを投稿したいと思います

待ってくれてる人がいるかはわかりませんがすいませんがよろしくお願いします!

厨二病の自分が書くのでクオリティなんかは気にしないでくださいm(__)m


第1話

ヒュゥゥゥ...

キャァァァー!!

ニゲローー!!

ウワァァァ!!

 

人々は逃げ惑う

あの...死の恐怖から...

 

その名は...ガストレア

 

 ガストレアウイルスに感染し、異形のバケモノと化した生物の総称であり、異常なまでの再生力と赤い眼、醜悪で巨大な体躯が特徴の化け物、そして人類の敵

 

 しかし、2021年。人類はこのガストレアとの戦争に敗北し巨大なモノリスと呼ばれる黒き壁の内側へと追いやられた。

 

 かつて人類が統治していた世界は異形のバケモノたちが闊歩する死の世界と成り果てた。その中で細々とエリアと呼ばれる箱庭で震えながら暮らす人類達だったが、戦争に負けてから数年。人類は民警と呼ばれる対ガストレアのスペシャリストを結成し、ガストレアを少しずつであるが狩っていた、しかし、ガストレアの数は一向として減らずむしろ増えてきている

 

時と共に世界情勢は変化していき...

 

2031年の東京エリア

 

 

ギシャァァァァ!!!

 

大きな奇声を上げ体長数メートルと言う大きさの蜘蛛のガストレアが大きく跳躍する、その着地地点には...青年としてはまだ若干の幼さを残す少年

 

しかしその少年は慌てる事も、その事に恐怖する事もなく冷静に対処し、その跳躍を避ける

 

ズッズゥゥゥン!!

 

尋常ではない程の振動が地面を揺らす、蜘蛛型のガストレアは避けられた事に気付いたのか少年の方に向き直り口元をもぐもぐと震わせるとその口から粘着性の高い糸を放出した

 

ギシャァァァァ!!(グググ...ガパァ)

ドバァ!!

 

???「っ!?(ビチャ!)うぉ!?(グググ...)うげ、取れねぇ...っ!?やべ!?」

 

蜘蛛型のガストレアは動けなくなったのを確認した後ゆっくりと、それでいて着実にその少年に歩み寄る、そして少年の命まで後数メートルに近づき大きく、それでいてかなりの悪臭を放つ口を大きく開けた...そして

 

バクン!もごもご

 

蜘蛛型「???」

 

しかし、確かにさっきまでここにいたたった1人の人間がいない、口の中にも何の味もしない、ガストレアは辺りを見渡すが見当たらない...その時

 

蜘蛛型「っ!?」(ッゴ!)

グギャォォゥ!?!?

 

蜘蛛型のガストレアは真下から衝撃で上空に跳ね飛ばされた、蜘蛛型のガストレアは真下を見る、そこには先ほど食べようとした少年がいた...しかしその少年は先程とは少し容姿が違う

その事を感じ取った瞬間その少年はその場から消えた

 

蜘蛛型「!?!?」

 

空中ではその大きな体は満足に動かせないガストレアは少年を見つける事ができない、その時ガストレアの真上から声が聞こえた

 

???「俺に喧嘩をふっかけてくる方が悪い、さっさと死んどけ、《剛掌断》(ごうしょうだん)」(グググ...ドッゴォォン!!)

 

ヒュン!ガッゴォォォォン!!

 

空中から叩き落されたガストレアはまだ辛うじて息があった、普通ならこのままの状態なら徐々に回復するだろう、しかしそれは敵がいない場合である、今このガストレアの前には...

 

???「んだよ、まだ生きてたのか、しぶといな...まぁこれで終いだけどな!」

 

グシャ!!

 

蜘蛛型のガストレアは少年の振り上げた拳で息絶えた、最後にその蜘蛛型のガストレアが見たのは炎の様に赤い髪と...真紅に染まった赤き眼だった

 

 

 

先程の戦闘していた《黒髪》の少年は先程の戦闘をしていた場所より数キロ離れた路地にいた

 

 

???「はぁ...またやっちまったか...これで服をダメにするのは何回目だろ...タダじゃねぇってのに...(ピク)其処に隠れているやつ、出て来い」

 

先程の戦闘で服がボロボロになってしまって憂鬱に浸っていた少年は何かに感づき暗闇に向って問いかける、そして暗闇からカツ、カツと音がする暗闇から仮面を付けた燕尾服の男が現れる

 

???「ヒヒヒ、先程の戦い拝見させて頂いたよ、実に興味深いね、君は」

 

???「...(見られていた?...っち、やっぱり使うのは不用心だったか誰かいるとは思わなかったな...どうすっかなぁ)」

この燕尾服の男は先程の戦いを見ていたという、少年は一気に警戒モードに入る、彼の戦いはあまり見られていいものでは無いから

 

蛭子「お初にお目にかかるねぇ?私は蛭子影胤(ひるこかげたね)と言う、君の名を聞いても?」

 

 

燕尾服の男は少年が何も言わなかったことに対して何か思う事があったのか一度手を顎に持って行き考える仕草をしたあと自己紹介をした、それを聞いた少年は

 

真莉「俺は古畑真莉(ふるはたしんり)それで?何の用だ?」

 

少年...真莉は嫌悪感を隠そうともせずに燕尾服の男...蛭子影胤に問いかける

 

影胤「君の力を貸してもらいたい、私の野望の為に」

 

すると嫌悪感を隠そうともしない相手に何も思う事なかったのか影胤は力を貸せと言ってきた

 

真莉「断る」

 

真莉はそれを二つ返事で断った、呆気にとられる影胤

 

影胤「...ヒヒヒ、何故か理由を聞いても?」

 

真莉「テメェの野望になんて興味は無いし俺にメリットが何一つ無い、なんで俺がそんなことしなきゃなんねぇ...それに決定的なのはその無駄に出してる殺気だ、そんなバレバレの殺気を出してちゃ誰も近よんねぇよ...後ろの隠れてるのも含めてな」

 

真莉は自分の後ろに顔を向けずに問いかける、すると影胤は何が楽しかったのか高笑いをし始めた

 

影胤「ヒヒヒ!気付いたのか!これでもかなり押さえ込んでいたんだけどねぇ...まぁいい、おいで小比奈」

 

トコトコと小比奈と呼ばれた少女が歩いて来る、両側に漆黒の刀をぶら下げながら

 

真莉「...(呪われた子供たち...か)」

 

呪われた子供たち

ガストレアウイルス抑制因子を持ち、ウイルスの宿主となっている人間であり、そのウイルスにより超人的な治癒力や運動能力など、さまざまな恩恵を受ける、特徴的なのはガストレアと同じ紅い眼をしている事である

 

小比奈「ねぇパパ?あいつこっちにずっと見てるよ?切っていい?」

 

なんとも物騒な事を言う子だなと真莉は思ったが何か違和感があった

 

真莉「...パパ?」

 

影胤「ヒヒヒ、そうだよ、小比奈挨拶だ」

 

小比奈「蛭子小比奈、10歳、モデルマンティスのイニシエーター、接近戦では私は無敵」

 

真莉「(モデルマンティス...成る程、随分と...)随分と血を吸ってるようだな、その刀、おそらくガストレアだけでは無いんだろ?」

 

小比奈「?」

 

真莉の問いに何を言っているのかわからず首をかしげる少女、真莉は少女の親に問いかける

 

真莉「お前がやらせてるのか?」

 

影胤「ヒヒヒ、この子の戦闘能力は高くてねぇ、私がやれと言えばやるしダメだと言えばやら無い、良い子だろう?」

 

真莉「そうか...お前とは典型的に合わん、さっさと俺の前から消えろ、目障りだ」

 

真莉はやはり嫌悪感と、今度は苛立ちを見せながらもう一度言った、しかし

 

影胤「そうか...なら、死んでもらおう、殺って良いよ、小比奈」

 

小比奈「はい!パパ!」(ッドン!)

 

一瞬、影胤が言った直後に既に少女は走り出した、目の前にいる少年の首を落とす、ただそれだけの為に...その筈だったが

 

ズドン!!

 

小比奈「...え?っ!?ゥゥゥ!?!?」(ギチギチ!)

 

 

ほんの一瞬で少女は少年に組み伏せられた、完全に関節を決められた少女は無理に動くとヤバイと判断したのか大人しくなる

 

影胤「...ほぅ、小比奈を...いや、呪われた子供たちを組み伏せられるのか...やはり君も彼女らの仲間...という事で良いのかな?」

 

影胤は真莉に問う、彼もまた信じられ無いものを見たのだがそこは場数を踏んでいるのだろう、目に見えての動揺はないように見える

 

真莉「俺がこの子達と?っは、俺をこの子達と同じにしてんじゃねぇよ」

 

真莉はその言葉の後、聞き取れるギリギリの声で言った

 

真莉「...俺よりも上の化け物なんざ、ガストレアのなかにもいねぇっての(ボソ)」

 

真莉はそう呟くと小比奈を解放する、そして表通りに歩いて行く

 

真莉「...もし、俺と戦うつもりならそれはそれで良い、だがな、ハッキリ言って俺は呪われた子供たちと戦うつもりはない、俺が守ってるのはお前らじゃなく、呪われた子供たちだからな」

 

真莉はハッキリとした口調でそう言った、その言葉の後、影胤は笑い出す

 

影胤「ヒヒ...ヒヒヒ!そうか、君はいわゆるロリコンというやつか、成る程、よく分かったよ」

 

小比奈「パパ?ロリコンってなに?」

 

どうやら物凄い勘違いをしてくれたらしい影胤、そして純粋に何か分かっていない小比奈はそれを聞く、しかし真莉は動揺せずに

 

真莉「別にロリコンと罵しろうとも構わないがな...そんじゃな、次会う時は...敵だ」(ッゴ!)

 

真莉が最後に発言した瞬間辺りを濃密な殺気が包む、その瞬間蛭子親子は戦闘態勢に入るがその時にはもう既に真莉はその場にはいなかった

 

小比奈「はぁ...はぁ...」

 

影胤「...大丈夫かい?小比奈?」

 

小比奈「パパァ...」

 

影胤「次は敵...か、敵とすら認められていなかったという事か...古畑真莉...か...ヒヒヒ、楽しみにしているよ、君と...里見君」

 

影胤はそう言うと既にその場にはいなかった、後に残ったのは静寂とほんの少しの《血痕》だけだった




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