なんとか早く書こうと思ってはいるのですが...
とにかくしっかり書いていきたいです!!
午後になり真莉は聖居付近に来ていた
...誰に言ってんだ俺は自分で自分の名前を言うとか、っは、くっだらねぇ...さてと、蓮太郎は何処に...お、いた
真莉「おい、蓮太郎」
蓮太郎「真莉、やっと来たのか...ってかお前今日も学校に来なかったな!沙耶と綾夜に問い詰められて怖かったんだぞ!」
真莉「いや、知らねぇよ、あいつらが家に来りゃ良いだけだろうが」
俺がそう言うと蓮太郎は動きを止める
何がそんなに不思議だったんだ?
蓮太郎「お前の家って普通に行っていいのか?」
...は?え?今更?
真莉「...お前俺ん家なんだと思ってんの?」
蓮太郎「いや、なんか行ったら速攻で追い返されそうだって事で行かなかったらしいぞ」
真莉「俺ってそんなイメージか...まぁいい、ともかく行くぞ、そこらへんはまた今度あいつらに直接聞く」
あいつらに俺のイメージどんなのか聞くか、この際学校に行ってでも聞いてやる...
聖居前に到着した真莉と蓮太郎は守衛に名前と来意を告げる、守衛は数回中と連絡を取ると直ぐに案内される
案内された場所は会見場だった、パイプ椅子が悠然と並び報道陣と思われる人々がちらほら眼に映る、登壇しているのが聖天子本人だったので蓮太郎は驚いた
彼女の正面には何人かの記者がまばらに座っておりどうやら演説の練習中らしい、こちらに気づく様子はまだない
聖天子が演説のおそらく練習だろう、堅苦しい挨拶をし始めた、真莉は蓮太郎にハンドシグナルで合図し後ろにあった椅子に座る、まだ時間もあったので聞きながら待ってようとしたのだ
およそ10分ほど経っただろう、聖天子の演説の練習が終わる、聖天子が辺りを見渡すと蓮太郎と目が合う、蓮太郎は一瞬見惚れて固まったが直ぐに立ち上がる
しかし隣の真莉が立ち上がる気配を見せないので隣に目をやると違う意味で固まる
真莉「zzzz」
蓮太郎「寝てんじゃねぇよ!」
蓮太郎の拳が真莉の頭にヒットする
ゴン!と音がし真莉が地面に激突する
真莉「ってぇなぁ...んだよ、人がせっかく寝てんのに...」
蓮太郎「聖天子の前で寝てんじゃねぇよ(ぼそ)」
真莉「あ?あぁ、もう終わったのか、そりゃ悪かったな」
真莉の言葉に聖天子は笑みを浮かべてこちらに歩み寄る
聖天子「ごきげんよう、里見さん、古畑さん、時間通りですね」
蓮太郎は聖天子に掴みかかった事を思い出し俯き加減に後ろ頭をかく
蓮太郎「その、この前は悪かったな」
聖天子「気にしていません」
聖天子の薄い微笑みを見ながら蓮太郎は見た目だけでなく性格も良いのかと内心で呟く
聖天子は真莉に向き直る
聖天子「古畑さんも今回は急なお呼びたてで申し訳ありません」
真莉「まぁ別に良いんだが...天童社長を使うのはやめろ、あいつ全力だったぞ...」
聖天子「その点を含めてもです」
真莉「確信犯かよ...貧乏くじを引いたかなぁ俺...」
その言葉にムッとした表情をした秘書らしき女性が鋭角的なメガネをくいっと上げながら近づいてくる
秘書「こちらの方たちはどなたですか?かなり無遠慮な方みたいですが?」
聖天子「清美さんは初めてになりますね、こちらの方がガストレアステージVを退けた東京エリアの英雄、天童民間警備会社の里見蓮太郎さんとその作戦を支えてくれていた私が直接依頼をしたもう一人の英雄、古畑真莉さんです」
清美「里見蓮太郎って...元歌のお兄さんでゲイバーのストリッパーの...あの里見蓮太郎!?」
聖天子の秘書、清美の言葉に蓮太郎は反論する
蓮太郎「誰れがゲイバーのストリッパーだよ!?ってか誰れだよそんな良い加減な噂を流してるやつは!」
蓮太郎の反論に隣にいた真莉は大爆笑する
清美は次に真莉を見て先ほどよりも厳しい目をして問いかける
清美「まぁそんなことはどうでも良いんです、しかしこの男はなんですか?聖天子様にお声をかけていただいたのに対してあんな物言い、常識を知らなさすぎです!」
真莉「あ?あ〜、俺は誰れにでもこんな口調だ、別に誰かを特別に思ったことなんかねぇし、それが例え聖天子でも俺は変わらねぇよ」
清美「っ!?あなた!?」
清美が今にも掴みかかろうとした時聖天子はそれを止める
聖天子「良いんですよ、清美さん、古畑さんの事は分かっているつもりですから」
清美「しかし!?」
真莉「そう言う内輪揉めも後でやってくれ、今回の依頼の件、なんも聞いてないんだが?」
蓮太郎「おい、真莉」
真莉「何もなければ帰るぜ?俺も意外や意外忙しいんだ」
聖天子「わかりました、今回の依頼の内容をお話しします」
聖天子はそう言うと目で合図し報道陣と秘書である清美を下がらせる、清美は渋ったが聖天子が一言二言行ったらおとなしく引き下がった
聖天子「簡潔にお話ししますね、近々大阪エリアの代表、斉武大統領が東京エリアに非公式で来ます、なので私の護衛をお願いしたいのです」
聖天子の言葉で蓮太郎は驚きの表情を浮かべ真莉はやはりかとでも言うような顔でため息を吐いた
真莉「...何故俺らなんだ?菊之丞は何処行った?」
蓮太郎「ジジィは確かロシアだか中国に行ってていねぇらしいぞ」
真莉「まためんどい時にいねぇもんだな...」
聖天子「いえ、おそらく菊之丞さんがいない今だからこそ、なのかも知れません」
真莉「...なるほど...な」
聖天子「なので移動中は私の両隣に、会談中は後ろに控えて警護して欲しいのです」
聖天子の言葉に蓮太郎は答える
蓮太郎「護衛ならいるだろ?」
聖天子「はい、います...御紹介しますね」
聖天子が手招きをするとビシッと隊列を組みこちらにやってくる白を基調とした制服を着ている集団が近づいてくる
聖天子の後ろで止まると先頭にいた眼鏡をかけた男がこちらに向き人の良い笑顔で蓮太郎達に話し掛けて来た
保脇「護衛隊長の保脇卓人(やすわきたくと)三尉です、よろしく」
護衛隊長の保脇は手を差し出し握手を求めるが
蓮太郎「...まだ受けるか決めてねぇよ」
真莉「ま、蓮太郎が分かんねぇって言うんなら俺も分かんねぇな、こいつが受けなきゃ俺が受けるメリットがねぇし」
二人はそう言って突っぱねる
保脇は二人を睨むが聖天子はそれに気付かずに二人に言う
聖天子「お二人とも、良い返事を期待しています」
蓮太郎「あんまり期待すんなよ」
蓮太郎はそう言うと出口に向かって歩く、その後ろを真莉も歩く
真莉は途中で止まり後ろを振り返る
そこにはこちらを睨んでいる保脇たち護衛陣がいた
真莉は目を向けたが直ぐに出口の方を向き歩き出す
少し、ほんの少し離れただけだったのに蓮太郎を見失い先に聖居の外に出てしまった真莉はどうしようか悩んでいた
真莉「...あいつ何処行きやがった?まさか聖居の中で迷ってんじゃねぇだろうなあの馬鹿...ん?声?」
すると遠くから怒声のようなものが聞こえた
真莉は面倒くさく思いながら先程よりも鮮明に聞こえてきた怒声の方に向かって歩き出す
そこにいたのはおそらく夏世やアカネと同じぐらいの年であろう少女におそらく不良であろうか三人の男が群がっていた
男1「ってぇなぁ!おい!テメェ何処見てやがんだよオラァ!」
男2「おい!何黙ってんだよ!こいつの足自転車で踏んでおいてよ!」
男3「あ〜あ、こりゃ足の骨折れてるわ、慰謝料だ慰謝料!」
少女は何が起きているのかわからずポカンと口を開けている、周囲の人間は前にも増して少女を助けようともせず避けて通り過ぎる
巻き込まれるのを嫌い踵を返す者まで現れた
真莉は片目を瞑りながら頭をボリボリと掻きながら少女と男3人の場所に向かった
リーダー格であろう男が少女の足を自分の足で小突いている
男1「おめぇじゃ話にならねぇ、親呼べや!」
そんなことを言っている男の肩に手をやりこちらを向かせる
男1「あ?んだよテメェ!」
男は真莉を睨む、次の瞬間男は宙を舞い背中からアスファルトに激突した
男1「ッガハ!?」
男2「お、おい!?」
男3「なにしやがる!?」
真莉「寄ってたかってこんな子供に金をせびるね、アホらしい、もうちょっと頭使えよバカどもが」
真莉のまさかの言葉に男たちはキレる
真莉をブン殴ろうと拳を振り上げ迫ってくる
真莉はそのすべての攻撃をカスリもせずにかわしていく
かわしながら順番に足を払いコケさせていく、数回同じことをやっていると聞き覚えのある声が聞こえてきた
蓮太郎「おい!何やってんだよ!真莉!」
真莉「あ?おう、迷子の蓮太郎くんじゃん、お帰り」
蓮太郎「迷子じゃねぇ!...なるほど、だいたいは把握した」
蓮太郎は辺りを見渡し状況を理解した
男たち立ち上がりまた真莉に襲い掛かろうとするが蓮太郎に止められる
蓮太郎「待て!...ん」
蓮太郎がみせたのは民警のライセンスだった
男たちは焦ったように逃げ出す
真莉「ほぉ、便利だなそれ」
蓮太郎「お前も取ったらどうだ?」
真莉「っは、冗談だろ、俺が政府の犬になるわけねぇだろ」
蓮太郎「だよな」
真莉は未だに何が起こっているのか分かっていない少女の所に行き膝を地面につけ目線を合わせながら問いかける
真莉「おう、無事そうだな...なんか随分と...あれだな」
少女の格好はパジャマで所々泥だらけになっていた
少女は2人を見て目をキラキラと輝かせていた
蓮太郎は面倒ごとに巻き込まれたなと思った
少女「...正義のヒーロー...初めて見ました」
真莉「俺が正義のヒーローなら世の中はみんなヒーローだ...さて、もうあんな奴らに会わないとは思うが気をつけて帰れよ?」
真莉は踵を返して帰ろうとすると裾を引っ張られて立ち止まる
振り向くと少女は真莉と蓮太郎に向かってこう言った
少女「あの...ここ何処ですか?」
真莉と蓮太郎は顔を見合わせ盛大に溜め息を吐いた
近くの緑地公園に移動し真莉は蓮太郎にタオルを渡し水で濡らして来てもらう
蓮太郎が戻り真莉にタオルを渡し真莉はそのタオルで所々泥だらけになっている顔をゆっくり拭いていく
ある程度拭けたのでやめる
少女「なんだか慣れていますね?」
真莉「子供の扱いは得意だしな」
少女はぺこりとお辞儀するが一向に顔を上げない少女に真莉と蓮太郎は首をかしげる
蓮太郎「...おい!」
蓮太郎の声に少女はビクッとして顔を上げた
どうやら寝ていたようだ
少女はポケットを弄り中から錠剤を取り出し飲む
蓮太郎はギョッとしたが真莉が錠剤が入っていたボトルを指差す、カフェインの錠剤だと確認し蓮太郎はホッとした
少女「私は夜型なので...昼はこうしていないと起きていられないんです...」
蓮太郎は頭を掻き少女に尋ねる
蓮太郎「...お前何処から来た?名前は?保護者は?なんでパジャマとスリッパなんだ?」
少女は自分の服に視線を落としゆっくりと首をかしげた
少女「...さぁ?」
真莉と蓮太郎は肩を落とす
真莉「さぁって...まぁいい、んじゃ名前は?」
少女「それは...」
少女の視線が一瞬泳ぐがやがて諦めたように顔を上げた
ティナ「ティナ...です、ティナ・スプラウト」
蓮太郎「里見蓮太郎だ」
真莉「んで俺が古畑真莉だ、よろしくな」
ティナ「私の事はティナで」
蓮太郎「じゃあ俺も蓮太郎でいいぞ」
真莉「俺も真莉でいい」
ティナ「...蓮太郎、さんと真莉さん...」
ティナは口を半開きにさせボケっと2人を見ていた
蓮太郎「なんだよ?」
ティナ「呼んでみただけですが?」
蓮太郎はがくりと肩を落とす、蓮太郎はそれでもなんとか少女、ティナの親の情報などを聞き出そうと色々質問していた
その中で真莉は何かの違和感を感じて何かを思案していた