ブラック・ブレット 紅き守り手   作:フルフル真

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今回は長めで学校編ですね、まぁすぐに終わりますけどね


第4話

次の日

 

あの後真莉は家に戻りアカネと夏世と一緒に壊れた箇所を修復に追われ1日を終えた

 

そして朝になり真莉は珍しく早起きし勾田高校の制服に身を包む

 

コンコン

とドアがノックされる音が聞こえた

 

真莉「ん?どうぞ?」

 

がちゃりと開き夏世が顔を見せる

夏世は驚いた表情を見せた

 

夏世「あれ?真莉さん、今日は珍しく早起きなんですね?...制服ですか?学校に行くんですか?」

 

真莉「あれ?言わなかったっけか?今日はちょっと用事があってな、少し学校に行ってくる」

 

夏世「聞いていません、そうですか、では今日はいないんですね?」

 

夏世は少し残念とばかりに肩を落とす、そんな夏世の頭を撫でながら真莉は言う

 

真莉「なるべく早く帰るさ、それまでアカネの勉強を頼んだぞ?」

 

夏世は嬉しそうに微笑み頷いた

 

 

しばし時間が経ち朝食をみんなで食べながら話を聞いていないであろうアカネにも今日のスケジュールを話すと明らかに絶望したような顔をし真莉が家を出るまで足にしがみつき行かないように懇願していた

最終的に夏世に勉強するからと強制的に連行されたのを見て真莉は帰りにケーキでも買おうと考えて家を出る

 

 

真莉は学校に向かう途中ずっと昨日のことを考えていた

 

真莉「(昨日の奴ら、強かったな...東京エリアの民警か?いや、民警ならなんで俺を...あの変態仮面なら知ってるか?いやぁぁ、あいつに会いたくねぇぇぇ...)」

 

いつの間にか教室に着いていた真莉は自分の机に座る

そのまま真莉はまた思考の海に沈む

 

真莉「(俺の事を知ってるのはこの東京エリアの中だけだったら菊之丞とあの死体フェチ、それと沙耶と亜矢と綾夜ぐらいのはずなんだが...何処かで漏れた?いや、ありえねぇ、影胤には写真撮られたが詳しくはしらねぇはずだし...)」

 

トントン

誰かに肩を叩かれるが未だに思考の海から戻らない

 

真莉「(可能性があるとすれば斉武か...って事は...いや、確信にならないな...)」

 

トントン、トントン

連続で肩を叩かれ流石に気付いたのか真莉は思考の海から現実に戻る

 

真莉「あん?沙耶?何の用だ?」

 

真莉の肩を叩いていたのは真莉の数少ない友人の一人で同じクラスの希里江沙耶だった

沙耶は真莉を見て自分は怒っていますといったような表情で詰め寄る

 

沙耶「真莉!!今までなんで学校に来なかったの!!心配してたんだよ!?」

 

真莉「あ?あー...(一様内緒なわけなんだよなぁぁ、どうすっかな、沙耶がここまで起こるとは思わなかったな、そこまでの事なんかあったっけか?)」

 

沙耶「...真莉もしかして忘れてる?」

 

沙耶は少し暗い顔をする、真莉はふむと考えて辺りを見回すと合点がいったとばかりに頷いた

 

クラス中でヒソヒソと内緒話が聞こえて来た

真莉が学校に行かなくなった直前、ステージVのガストレア召喚の危機で触媒となる中身が入ったケースを回収する任務の時、蛭子影胤によって真莉の隠していた秘密でもある紅蓮の眼と髪がバラされてしまった

その時から真莉は学校に行かなかったから完全に忘れていたのだ

 

真莉「あ〜、そういやそんな事あったな〜」

 

真莉のまさかの言葉に沙耶はずっこけそうになる

 

沙耶「え!?そんな簡単な!?」

 

するとクラスメイトの一人である星染聖也が近づいて来る

 

聖也「やぁ、古畑くん、久しぶりだね、来なかったから何かあったのかな?」

 

真莉「別に、お前には関係ねぇよ」

 

真莉はぶっきらぼうにそう言う、聖也は苦笑いを浮かべる

すると取り巻きたちは騒ぎ出すが聖也がそれを止める

 

聖也「まぁまぁ、少し気になったからさ、君の事はね」

 

真莉「お前はホモかよ、お前はそこら辺の奴らとリア充しとけよ、そっちの方がお似合いだぜ」

 

沙耶「っちょ!?真莉!?」

 

真莉の一言は聖也の取り巻きだけでなくクラス中の人を敵に回した

クラスがぎゃあぎゃあと騒ぎ出す

やれお前みたいなのが学校に来んなとか何やら色々と非難の声がそこら中から上がる

真莉は大きく溜息を吐く

すると取り巻きの一人が言ってはならない言葉を言ってしまう

 

取り巻きの女「貴方なんかただの《化け物》じゃない!!...ッあ」

 

聖也「っ!?加古(かこ)!!」

 

聖也が加古と呼んだ人物は手を口に当てしまったという表情を浮かべる

真莉は顔を壁に向けているため表情を見る事ができない

真っ先に反論したのは真莉の友人にして親友の沙耶だった

 

沙耶「化け物?...ふざけるな!!お前達なんか真莉の事を何一つ知らないくせに!!」

 

沙耶の言葉を真莉は手で制する

 

沙耶「っ!?なんで!?」

 

真莉は扉を指差しながら言う

 

真莉「騒ぐのは勝手だが先生来てんだからさっさと席につけ、授業が始まらん」

 

まさかの言葉に一同はずっこける

先生は何が何だか分からずに教卓に着く

 

先生「古畑、今まで休みだったがどうしたんだ?」

 

真莉「体調不良とかではないです、少々混み合った事情がありまして、携帯も壊れてしまい学校に連絡が遅れてしまった事は素直に謝ります、申し訳ありません」

 

真莉はぺこりと頭を下げた

先生はそれ以上何も言わずに出席を取り始める

真莉はまた思考し始めた

 

 

 

 

昼休み

 

お昼を告げる鐘が学校中に鳴り響き真莉は思考の海から戻る、授業が始まった時からずっと思考していたのでいつの間にかお昼になっていたようだ

 

真莉は自分の席から立ち上がりいつもの場所に向かおうとするがそれを止めたのはまたしても聖也だった

 

聖也「お昼かい?一緒に食べても?」

 

真莉「はぁ?意味がわからん、俺は一人で、もしくは仲間内で食うのが好きなんだ、お前はその括りには入ってねぇよ」

 

真莉はそう言うとさっさと行ってしまう

その後ろを沙耶が走って追いかける

残された聖也は苦笑いを浮かべながらそのあとに続いた

 

屋上に着き真莉はフェンスの近くにすぐさま向かいフェンスに背中を預け弁当箱を広げる

とから入ってきた沙耶と途中であったであろう綾夜と綾夜と同じクラスの里見蓮太郎、そして着いてきた聖也が入ってきた

 

蓮太郎「本当に来てたし」

 

綾夜「沙耶の言った通りだったな、ってかお前!なんで挨拶もしてこねぇんだよ!心配してたんだぞ!」

 

真莉「あ?あ〜、忘れてわ、わりぃわりぃ(モグモグ)」

 

沙耶「忘れないでよ!...まぁ蓮くんに聞いたから許すけどさ...」

 

蓮太郎「蓮くんって俺の事かよ...ってか真莉は本当に二人に言ってなかったんだな」

 

真莉「まぁ言ったところでって思ったしな...ってかなんでお前いんの?」

 

聖也「ダメかな?俺だって久し振りにあったクラスメイトと一緒に食べたいのさ」

 

真莉「くっだらねぇ、別のやつと食えし...ま、強制なんざ出来ねぇし別に良いが」

 

聖也「...てっきりもっと嫌がると思ったんだが」

 

真莉「めんどくせぇ」

 

聖也「あはは...」

 

沙耶「相変わらずなんだけど...」

 

綾夜「これがこいつだって、今更だろ...さて、さっさと飯喰っちまおう、休みが無くなるぞ」

 

蓮太郎「だな、とりあえず食おうぜ」

 

 

 

 

食事が終わり一同は一息つく

今は真莉はお茶を啜っている、沙耶と綾夜は聖也と何かを話していた

蓮太郎が近くに寄ってきて三人に聞こえないような声量で喋る

 

蓮太郎「真莉、聖天子護衛の件で話があるんだが」

 

真莉「あぁ、丁度いい、お前にも伝えなきゃと思ってたんだ」

 

蓮太郎「?なんだ?」

 

真莉「昨日、ローブを着た二人組に襲撃された」

 

蓮太郎は予想外の言葉に体を強張らせ真莉に問う

 

蓮太郎「なに!?大丈夫だったのか?」

 

真莉「あぁ、そこら辺はな、俺もあの子らも無事だ、だが今回の依頼、かなり面倒な事になる、その覚悟だけはしとけよ」

 

蓮太郎は一気に真剣な顔になり頷く

蓮太郎「ってか真莉は今回1人で来るのか?」

 

真莉「最初はそのつもりだったんだがなぁ〜、あの子たちがそれを許さなくてな、今回はちゃんと連れてくって約束した、俺だけだと何かと面倒くさそうだし丁度いい」

 

蓮太郎「はは、相変わらずだな、だけど今回は5人か、どうするか考えないとな」

 

蓮太郎がそこまで言うとグラウンドの方から大きな悲鳴が聞こえて来た

その声に真っ先に反応したのは真莉、その次に蓮太郎がフェンスに近づきグラウンドの方を見る

 

蓮太郎「っ!?あれは...」

 

真莉「...あいつ確かお前の取り巻きの女だろ?」

 

聖也「あぁ、加古だ、なんであんなところに...っ!?」

 

グラウンドには聖也の取り巻きの1人である加古がいた、そしてその加古の目の前には

 

蓮太郎「っ!?あいつは...ヤバいぞ!なんでこんなところに《感染者》がいやがる!?」

 

沙耶「なにあの怪我!?何であれで生きてるの!?」

 

綾夜「蓮太郎が言っただろ!感染者だ!もう人間じゃない!ちぃ!早く避難させなきゃ!」

 

聖也「このままじゃ間に合わない!?」

 

全員が焦っている中真莉は落ち着いて状況を分析していた、そして全員に指示を出す

 

真莉「沙耶、確か放送委員長と友達だったよな?すぐに連絡して生徒を一箇所に集める様に誘導させてくれ

 

沙耶「え!?あ、うん!」

 

沙耶は言われた通りすぐに連絡する

 

真莉「綾夜は今すぐにここを降りて近くの先生に状況を知らせてくれ、ついでに聖也だったか?お前も行け、放送委員長が何処にいるかによって動くのを早くしなきゃならん、頼めるか?」

 

綾夜「任せろ!」

 

聖也「っ!?あぁ!」

 

蓮太郎「俺は?」

 

真莉「蓮太郎は階段駆け下りてグラウンドで俺と落ち合うぞ、お前が来るまで俺がなんとかする」

 

蓮太郎「お前はどうやっていくんだよ!?」

 

真莉「?《ここから飛び降りる》」

 

真莉の言葉に全員が驚愕する

 

真莉「さっさとしろ!手遅れになんぞ!!」

 

真莉は声を荒げる、グラウンドでは感染者と思わしき男が体を維持出来なくなり遂にガストレアとなる

グラウンドに偶然いた加古は逃げるどころか地面にへたり込んでしまった

 

真莉はフェンスを乗り越え屋上から飛び降りる

そして空中で数回転した後加古の目の前に着地する

加古は驚愕の眼差しを向ける、その直後に学校中に放送が流れる

 

放送『全校生徒、全教員に告げます!ただいまグラウンドにてガストレアが現れました!至急指定の場所まで避難してください!繰り返します!』

 

真莉「ほう、案外近くにいたんだな、ラッキーだったかな...おい、立てるか?」

 

加古「あ...あぁ...(ふるふる)」

 

真莉「(っち、無理か...まぁ、だと思ったよ)守りながら...か、さっさと来いよ蓮太郎」

 

真莉は目の前のガストレア、大きな甲羅と巨大な口、大きな爪を持つ亀のガストレアを見る

亀のガストレアは大きく口を開け咆哮する

 

ガストレア『ギュァァァァ!!』

 

加古「いやぁぁぁぁ!!」

 

ガストレアは走ってくる、亀だからといって遅いわけではなくそこそこ早い

真莉は舌打ちをし未だ座り込んで立てないでいる加古を横抱きで抱え上げガストレアの突進を交わす

しかしガストレアはそれが分かっていたのか尻尾を使い突進の方向を変え真莉に迫る

 

真莉「(っち、当たるか...くっそ)蓮太郎!!受け取れ!!」

 

走って出てきた蓮太郎に向かって横抱きで抱えていた加古を真莉は放り投げた、加古は悲鳴をあげ落下していく

蓮太郎は滑り込みなんとか加古をキャッチする

キャッチした瞬間ドゴンと大きな音がし蓮太郎がそちらを見るとガストレアが真莉を校舎の方に吹き飛ばしていた

 

蓮太郎「っ!?真莉!」

 

蓮太郎の声に反応したのかガストレアは蓮太郎の方を見るとまた同じ突進をし始めた

蓮太郎は舌打ちしXDをドロウし発砲

しかし亀のガストレアは甲羅に入りそれを防ぐ、防いだ後また突進を開始する

 

しかし今度は前に進まない、ガストレアは踏ん張り進もうとするがそれでも前に進まない

蓮太郎はそれに首をかしげるが後ろを見て驚愕した

 

ガストレアの尻尾を真莉が掴み食い止めていた

 

真莉「ぐぬ...れん、たろう!さっさとその足手まとい連れてけ!邪魔!」

 

蓮太郎「っ!?わかった!」

 

蓮太郎は加古を横抱きに抱えて校舎の中に走る

真莉はようやくかと言った様にため息を吐いた

そして未だに暴れているガストレアの尻尾を持つ手にさらに力を加える

するとガストレアは徐々に地面から浮き始めた

 

真莉「ッ...ぉぉぉぉらぁぁぁ!!!」

 

真莉はガストレアを振り回しぶん投げた

 

ズッズゥゥン!

と、大きな土煙と共に轟音がなる、ちらりと校舎の方を見ると沙耶たちがこちらを見ているのがわかる

蓮太郎も加古を送り届けたのか戻ってきて真莉の隣に立った

 

蓮太郎「お前相変わらずすげぇな、あんだけデカくて重そうなのにぶん投げるとか」

 

真莉「まぁそこらへんはほら、俺だからな...やれるな?蓮太郎?」

 

蓮太郎「俺は大丈夫だが...お前は大丈夫なのか?」

 

真莉は目を瞑り思考する

 

真莉「別に、特になんも考えることはねぇ、ただ、友達を守るだけさ」

 

真莉の髪と眼は紅蓮に染まる

蓮太郎はそれを見てXDをドロウし構える

 

真莉「やるぞ、蓮太郎、俺が攻めるからお前は援護を頼む」

 

蓮太郎「わかった、無理すんなよ!」

 

真莉「おう、んじゃ、やるか!」

 




シルバーウィークは昨日から三連休ですがやる事多くて本当に休みなん?

まぁこうやって書けてるからまだ良いか

お気に入りを入れて下さった方々ありがとうございます!
これからもご期待に備えて頑張ります!
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