死んだら明日は来るのか?   作:ピかるの低利

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いやー腰がいたい腰痛カナーなーなー

それじゃいってみよー


激闘?

森の奥深くで一際殺気が立っている所に女性が三人

一人は力なく倒れており言葉も話せないようだ。

しかしその顔は何処か幸せそうに見える。

 

もう一人は液状の女性と対面するように立っており絶えず目の前の液状の女性、スゥを威嚇している

 

「シャァア」

 

「スゥゥ」

 

スゥも対面の女性、ミーアに向かって威嚇をし少しづつ彼女に近づいていく。

 

威嚇をし合う二人の周囲には、倒れ伏せているパピと生い茂る木々のみでその他は静寂を保っている。

 

パキン!

 

乾いた枯れ枝がスゥの足によって真っ二つに折れる、と同時に二人が動き出す

 

スゥは体を液状にしミーアを包み込むように襲いかかるがそれをあらかじめ読んでいたミーアはギリギリのところで後ろに下がることで回避する。

二人の間に距離が開く

 

……体の形状を自由に変えられるといささかきついかも、打撃も効かなそうだし。

 

「スゥゥア!」

 

再びスゥはミーアとの距離を積めるが、突然のことで反応に遅れ苦し紛れに尻尾でスゥを殴打するが、しかし悲しいことに、スゥの体から水飛沫がたつのみで特にダメージを与えられていない、が幸い今ので速度を殺せた

 

 

今回もギリギリのところで回避に成功するミーアだが焦りによってミスを犯し壁に阻まれてしまう

 

……ここまでか。

 

左右には逃げ場はなく上に逃げようにも時間がかかり捕まってしまう、そのイメージが鮮明に頭のなかを走る

 

諦める、現実は非情である

 

スゥの勝ち誇ったその表情からその考えが頭に浮かぶ。

 

……助けて、

 

スゥは少しづつ体を液状にしミーアに覆い被さるように迫る

 

……お願い

 

体にスゥの触手が触れ少しづつ自分の体を犯していく

 

「ダーリン!!」

 

 

フィン

 

空から何か鋭いものが勢い良く落ちてくる

 

シュパパパン!!

 

次の瞬間大量にあった触手がすべて切り飛ばされる

 

「助けに来たぞミーア」

 

その後ろ姿は勇ましく正に中世の騎士をイメージさせ、風になびく金髪、胸には2つの山がありその足は地面を強く踏みしめている

 

……セントレア

 

彼女、セントレアはその背に自らの主と人魚姫をのせ戦いの場に華麗に参上した。

 

 

 

 

時間は少し戻る

 

「殺気か?それも強い。」

 

人魚のメロウヌに案内されついたのは町の外れにある一つの森何でもそこにミーア達は入り込んだらしい

 

だが森の奥から放たれている異様な不気味さに疑問をもつ湯助たち一行

 

「森は私の生まれ故郷、それに元々ケンタウルス族は狩りをして生きてきた種族だ森のことに関しては恐らく右に出るものはいないだろう、よってここは私に任せてくれ」

 

森にはいる前にセントレアが私の後ろをついてくるようにと提案されたので先頭から

セントレア、メロウヌ、湯助という順番になった因みに湯助はメロウヌの車イスを押しているため一番最後尾となっている。

 

「で、どうだ?様子は」

 

「もうすぐ、この先でどうやらミーアともう一人の誰かが争っているみたいだ。それに一人倒れ付している息はあるから心配はないが」

 

「なおさら急がんとなセントレア」

 

森に入ってセントレアの後ろをついていって数分がたち漸くミーア達の居場所を突き止めたがどうやら何者かと争っている模様で湯助はセントレアに声を駆ける

 

「了解した」

 

セントレアはその言葉に対して即答し背をかがみ主である湯助とメロウヌを乗っける

 

「いくぞ捕まっているのだぞ!主、メロウヌ!」

 

「「ええ」ああ」

 

一気に風を切るように大地を駆けるセントレア

 

「この気配は……スゥか? 」

 

……まさか暴走?

 

 

「飛ばすぞ!!」

 

さらに速度をあげ一気にミーア達のもとへと駆けるそして数秒後ミーアからの「ダーリン!」という悲鳴が上がる、目に写ったのは岩によってできた壁に行く手を阻まれ身動きができないミーアにスゥが今にも覆い被さろうとした瞬間だった

 

「跳べ!」

 

瞬時にセントレアに命令を下す湯助

それに呼応して空高く跳ぶセントレア

 

「あの触手全て断ち切れるか?」

 

湯助からの挑発にただ二言

「勿論」

 

シュパパパン!!

 

「助けに来たぞミーア」

 

触手を全て断ち切りその場に勇ましく着地しミーアを安心させるために声を駆けるセントレアその姿は正しく騎士だった。

 

「危ないセントレア!」

 

ミーアを救出しスゥと睨み合うセントレアに突然ミーアが声をかける

 

背後にはセントレアに気付かれないようにそっと伸ばしていたスゥの触手群れが、振り向きその触手を目にするしかしセントレアは動じず淡々と語る

 

「今までの私ならこの触手に手も足も出せず好き勝手に体をまさぐられていただろう。然し、然しだ!」

 

シュイイン!

 

セントレアの腕が一瞬ぶれて見えなくなり閃光が走る

 

「今の私は主に命令を与えられた目の前の触手を断ち切れと!よって」

 

スパパパパアアァン!!

 

閃光が消えると同時に触手が全て地面に落ちていく。

 

「今の私は……最強だ。」

 

「ツッ!」

 

スゥは下がりながらさらに触手を増やし四方八方に散らしセントレアに向けてミサイルのように突撃させる

 

「無駄ぁ!」

 

スパパァン

 

先ほどと同じように手がぶれると同時に触手が細切れになる

 

「今度は此方から行くぞ!」

 

「落ち着けセントレア」

 

熱くなったセントレアがスゥに向かって斬りかかる

それをまるで舞っているかのように華麗に避けていく

 

……あの動き何処かで

 

湯助はスゥのその身のこなしを見て見覚えがある感覚に陥る。

 

上段に斬りかかるがそれをスゥは体を少し傾けるのみで軽く避け次に左下から斬撃が来るのをそれも軽く跳び跳ねて避けスゥの姿が消える

 

「何!?」

 

回りを見渡そうとスゥの姿は無い

 

……あの動きを僕は

 

セントレアは自分の持っている剣に異様な重みを感じそちらに目を向ける

 

「ば、ばかな!」

 

其処には剣の上に立ってセントレアを視ているスゥの姿が、彼女はそっとセントレアの耳に近づき言葉をかける

 

……覚えている、僕は

 

「調子に乗るな小娘」

 

その声は小さく普通ならセントレアのみしか聞こえないような声、だがセントレア以外にも聞こえていた人物がいた。

 

「スミカ?」

 

湯助は一人の名前を言う自分の中で一番大切なものの名前を、忘れてはいけないものの名前を

 

鮮明に頭に彼女顔が浮かぶその顔は僕をまるで本物の母のように慈悲深い笑顔で視ている

 

バタン

 

「スゥ?」

 

スゥが突然糸の切れた人形のように力なく倒れ込むそれに驚きミーア達が駆け寄る

 

「大丈夫?スゥ!」

 

「スゥ?おいスゥ?」

 

湯助も走りよりスゥの様態を見る

 

「ン,パピ?」

 

まるで何もなかったかのようにスゥは起き上がりパピを見て首を傾げる。

 

それにつられミーア達も首を傾げ辺りに静寂が取り戻される

 

 

 

 

 

 

 

 

Sidaut




湯助……重い男だなー(笑)
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