病院のベッドに差し込む朝日を背に一人ティタイムを楽しんでいる馬鹿が一人、彼は見るからに重症の患者で身体中に包帯が巻かれておりとても動けそうにはない。
しかし
彼は何処からともなくコーヒーを買ってくるか、自分で入れるかをしてそのコーヒーを手に入れていた。
ズズズ
ゆっくりと口にコーヒーを含み感想をのべる
「スタ●も悪くないな」
思わずハリセンがあったら頭をはたきたくなる衝動にかられそうだ、というより誰か叩いてくれ。
その願いが叶ったのか突然勢い良く扉が開け放たれスミスを先頭に湯助ファミリーが病室の中に入り込んでくる。
皆その手にコーヒーやら 茶に合う菓子を手に持って
湯助の病室に入る少し前……
「ダーリン喜んでくれるかな♪」
ミーアは一人コーヒーとそれに合いそうな茶菓子を手に持ち湯助がいるであろう病室に向かう所に自分と同じ様に茶菓子とコーヒーを片手に持つミーアにとってとても見覚えがある人がちらほらと目につく
「あれスミスさんも来てたの?」
その中で一番珍しい人物がいたので、近より話し掛ける
すると背後から話しかけたのが不味かったのか体を
[ビクッ]
と震わせて恐る恐る振り向く
「あ、あらお久し振りねミーア」
その服装は完全な私服で、実のところミーアもチラッと顔を見なければ気付くことも無かったのだった
「お久し振り、て昨日あったばっかりじゃないですか。それよりも今日はお仕事お休みなんですか?」
「ええ実は今日は休みで、暇だからしょうがなく様子を見に来た、てわけ。」
いくら可愛い子ぶって今時の言葉を使っても年は相応なアラフォーなためBBA はBBA である
突如として空に拳を振り抜くスミスそれは確実に何かに当たりどこかに飛んでいった
「何かあったの?スミスさん」
「いいえ地の文に苛ついただけよ。」
メメタイのはお止めください
「ミーアとスミス殿もいるじゃないか。」
「皆様もお見舞いに参られたのですか? 」
「パピとスゥもいるよ~♪」
「ス~ ♪」
先程の騒ぎによりセントレアたちも此方に気付き皆話し掛けてきた、その手には勿論湯助のための見舞いの品を皆手に持って
ミーアは瞬時に自分が皆を出し抜いて一人だけ湯助の看病をしようとしたことを悟らせないために気軽に話す
「皆もダーリンの看病?なら立ち話もなんだし早くダーリンのところに行こう!」
ミーアは先頭を仕切りセントレア達を自身が何故ここにいるのかを悟らせないために急ぎ足で湯助の待つ病室に向かうがそういうわけにもいかず。
「抜け駆けは感心しないぞミーア」
セントレアにお灸を据えられた
その後病室に向かうと人が心配してワザワザ看病に向かったのにも関わらず、呑気にティタイムを楽しんでいる馬鹿を目にすることになる。
勿論判定は
「ギルティ」
もしかして
「オラオラです」
繰り出される拳が山のように押し寄せ彼の意識を瞬時に奪う
……何故?
湯助は訳もわからず意識を沈めていった。
「まったくひどい目にあった」
「それは貴方が悪いんじゃないの?皆心配していたんだからね」
夕暮れの空のなか病室にミーア達は先に帰り残っているのはスミスと患者の湯助のみ
「…すまない。」
「まあいいわ、今度機会があったらミーア達にも謝っておきなさいよ彼女達、怒ってたから」
「ああ」
話すことがなくなりスミスは口を閉ざす、すると辺りは先程までの騒ぎが嘘のように消えていく
「今日は獣…出ないの?」
「出ないよ」
「そう、よかった」
言葉が花火のように現れては消えまた静寂に戻る
「あの獣?て奴カセギだったんでしょ?」
「ああ」
「詳細を調べようとしたら上からストップかけられちゃって」
「そうか……でも諦めないのだろ?」
「ええ、だって」
「『意志は継がれていくからな。』もの。」
「それに可哀想でしょ、いくら最低な奴でも……「そうだな、確かに」……うん。」
二人は笑うただその笑みは優しくまるでで太陽の様に
……もし呪いがなければ、アリだったかもな。
スミカ
湯助はまた覚悟を決める獣を全て狩り彼女達と共に平穏をすごすためにただ守りたいもののために戦う事を。
その目には強い意志が宿っていた。
意志は継がれていく。