待ってた人には謝罪する
時刻は11時、ニュースを久々の家族だんらんで見ている湯助ファミリー
ニュースには今朝起こった立て籠り事件の内容とその後の会見が写し出されていた
「其にしてもこの時期に起こって大丈夫だったのか?」
「今は多種族がようやく世間に認められてきた矢先これだからね」
「まぁそこはスミスたちがなんとかしてくれるだろう。」
なんともまあ人任せな湯助達だが結局はそういうプロに頼むのが一番であり、仕方がないものと自分で結論付ける。
……それにしても遅いな
壁に張り付けてある時計を見て本来来る筈のお客の事を思い出す
それは先日の話で突然のスミスからの依頼だった。
内容はその部下達及びスミスに食事を振る舞うということだが勿論、湯助もそんなこと簡単に従うわけもなく…
「食事を振る舞え?なぜ僕がそんなことしなければならない。」
「部下達に打ち上げの約束していたけど予約どこもとれなくて予算もかつかつなのだからお願い!」
てを頭の前で合わせて此方に頭を下げるスミスにため息をつく
「食材は自分達でもつから……ね?」
首を傾けてこちらの様子を見るところ本当に後がないらしく、呆れながらも湯助は渋々許可を出した。
……もう11時だがいいのか?集まるのは確か10時30くらいだが
30分の遅刻だがそれでも待つ湯助は流石だと誉めていい
「誰か待ってるの?ダーリン」
ミーアが何時までも時計を見ている自分に対して不思議に思ったのかそう声をかけてきた
「あぁ実はスミスを待ってるのだが」
「スミスさん?それなら目の前に……」
指を指されたその先を見るそこは先程まで確か自分が覚えている範囲では誰も座っていなかったと認識していた筈のソファー
「うん、コーヒーは美味しいわ~♪」
瞬間頭を叩きツッコミをいれたくなる衝動に刈られるがそこをグッと我慢しただ頭にチョップをいれる
威力的にはペチという何とも可愛らしい音をたてる程度だがスミスは大袈裟に頭を押さえる
「いた~い」
「居るならいると言え」
結局ツッコミをいれてしまう
「ところでその部下達は何処にいるんだ?」
スミスは自分の腕に付けている腕時計を見て申し訳なさそうに此方を見る
「えっと、どうやら道でも迷ったみたい」
これには何も言えなくなる湯助その顔には完全に呆れの一文字が見えたとか、見えなかったとか
「はぁ用意はしといてやる早く見つけてつれてこい」
「ええ……ごめんね!」
急いで外にかけていくスミス
その姿をただ湯助は見つめまた大きなため息をひとつついた。
それから少しの時間がたちスミスが数人女性を引き連れて帰ってきた。
「家のリーダーがいつもお世話になってます。今日はよろしくお願いします。」
「ご丁寧にすまない。まぁゆっくりしていってくれ」
きて直ぐに頭を下げ始めるひとつ目の女の子それにつられるように湯助達も頭を彼女に下げ、自己紹介を始める
「私は単眼のマナコです」
先程、一番に頭を下げてきた女の子気弱そうな女の子マナコがもう一度頭を下げる
「世界一綺麗な死体ゾンビーナだ!今日はよろしく♪」
二人目に髪が赤色の女性名前はゾンビーナと言うらしい
喋り口調からしてもとても元気な子だと思う。
「オーガのティオニシア、ティオてよんでね♪」
服装からしてふわふわしてそうな女性ティオニシアふわふわした感じでそう言い最後に白髪のガングロの女性が自己紹介をする
「最後にまとめるドッペルゲンガーのドッペルよーまぁよろろー。」
……流石スミスの部下一人一人キャラが濃いな
スミスを見て改めて彼女の部下だと思う
「最後に容姿端麗、性格美人、正に八方美人のスミスよ……て、なんで無視するの!?」
「……」
「ねぇねぇあっちで一緒に遊ぼ!ティオちゃん!「アソブ!」」
「なになにゲ ーム?」
ティオ、ゲームするならスミスもつれていってやれ
「髪の色同じだな」
「本当だキャラ被りそう…。」
おいゾンビーナ、スミスにも構ってやれ
「いつも家のスミスさんがお世話になっております。」
「いえいえ此方こそいつも主がお世話になっている」
「いやいや」
「いえいえ」
「なんか、皆直ぐに仲良くなってね?」
「そうですわね、私達も何か話しますか、趣味はお持ちで?」
「ん、ああ趣味は人の恋愛話とか聞くとかかな。」
誰でもいいこの隅で落ち込んでるスミスを慰めてやれ
「皆無視とか酷くない?……いやいつも確かにオーバワークなことさせているけど」
スミスの周囲からはドヨドヨとした黒い何かが吹き出ているようにも見えた
……はあ、まったく
「おい、」
「それとも何?…嫌がらせ、でも「おい」 うわ! ビックリしたー何?」
「準備するからお前も手伝え」
「……うん」
……まあ誰かを手伝わせるのもたまには悪くないか
その後料理を共に作り軽く雑談をするスミスと湯助の姿を見たとか
「其にしてもお前料理作れたんだな……意外。」
「酷い!!」
まぁ仲良く見えた二人だとさ。
なるべく早くかくから許して~