というのは置いといて今回もあまり関係のないものです
まあ強化フラグをたてるための話だと思っといてー
じゃ、どぞー
朝早く日はまだ空にはなく辺りもうっすらと暗い町の中で一際暑苦しい雰囲気を醸し出すひとつの住まいがあった
「199978, 199979, 199980 」
恐らく夜中から始めたであろう筋トレの王様である腕立て伏せをこの時間まで自分の部屋の片隅で一人黙々と繰り返す猛者が一人
その身体からは止めどなく汗が滴り落ちている
「200000」
頃合いがよかったのかそれとも単に疲れたのか定かではないが彼は腕立てを止めその場からそっと立ち上がり体を伸ばしながら、辺りを見つめ始め一言ボソッと
「もう朝か」
部屋にちょうど朝日がさすと同時のタイミングで呟かれた
部屋からでて一階にあるバスルームに直行し自らの汗を流しながらついこないだの事を思い出す
それは以前の蜘蛛顔の化け物と対峙したときに思ったことで
今までは人ならざる化物を相手にとっていたことによる動き間合いの取り方何よりも武器の振るいかたに癖ができていた。
しかし以前の蜘蛛顔は首から上が異常なだけで下は人間の身体だったため間接もより複雑に曲げられ間合いの変化もより素早く簡単に出来る
これは余談だがもしあの時に蜘蛛顔が遠距離の攻撃の手段も持ち合わせているとしたら湯助は完璧に負けていた
……あれは奇跡的に勝てただけ次回はそうはいかない
それにプラスであの化物にはかなり高い知識も持ち合わせていたそれこそ声を発することができる機関があれば人の言葉を理解して発することができるほどに
それらの事実が彼を焦燥させ思考の海に深く潜らせていく
……しかし癖を直すことはほぼ不可能もし無理矢理にでも変えてしまったら他のところから狂っていく
頭にかかるシャワーの水が体を冷めさせていき唇までも青紫になるが本人は全く気にしなく思考を続ける。
……なにかないか?よく考えろ何かあるはずだ
「っ……冷やしすぎたか」
さすがに体に限界が来たのか身体から脳にめがけ危険信号を送られてきたところで意識を浮上させ風呂場から出ることにする。
辺りは日が昇り初めてから何時間かたちすっかり明るくなっていてどうやらそれに会わせ湯助ファミリーの皆も起きてリビングに集まり出すところだった
「おはよー」
「オハヨ」
最初に朝の挨拶をしてきたのは相変わらず朝が早くいつも元気なのが第一印象のパピとそれに張り付いて一緒に遊んでいるスゥの二人だった湯助もそれに会わせるように
「ああ、おはよう。」
といつもの口調で言いながら他のみんなにも挨拶を交わしていく
「おはようセントレア」
「おはようございます。よく寝られましたか?」
「ああ、相変わらずよく寝られたよ」
「おはようございます湯助様、ご一緒に朝のティタイムでもいかがてすか?」
「それもいいがまずは朝御飯を作らせてもらう。あとおはよう」
リビングからキッチンに移動するとそこには料理をしている途中のミーアが目に入り自分も口を閉じながら彼女の隣にたち一緒に調理をし始める
……それにしても料理、上手くなったな
最初は湯助でさえも簡単にノックアウトをとれるような化学兵器を作り出していたミーアだが傷だらけの手を見るように相当な練習を積み重ねその動きは研ぎ澄まされたものとなっていた
「ありがとな」
「うん♪」
ただ一言の会話ではあったものの暖かさを持った言葉であった
調理も終盤に差し掛かかったところで不意に後ろから抱きつかれる湯助、しかし特に反応をしないのが悪かったのか抱きついてきた犯人から声が上がった
「なんだよーちょっとくらい反応してくれてもいいんじゃないの?」
彼女の特徴を一言にまとめると蜘蛛
下半身が蜘蛛で上半身は人間というもので種族名は
[アラクネ]
そんな彼女がこの湯助ファミリーに住まうことになったのはついこないだのことで本来なら保安局に引き取られるところを湯助が彼女を誘うことで引き取った形となったのが始まりでもあった。
「ラクネラ怪我すると危ないから離れていろ」
「ラクネラはちょっと他人行儀じゃぁないかい?せっかく私がラク姉て呼んでっていってるんだからそう呼んでおくれよ」
「それは悪かったな。それじゃあラク姉危ないから離れてくれ」
「は~いよ…つれないなもおー」
そう言いながら僕の頬をぷにぷにと人差し指でつついてくる
……まったく調子がいいんだか
そう思いつつも楽しそうにしているラク姉を見て思わず頬を緩める
この後ミーアからのお仕置きが来るとも知らずラク姉は小一時間彼の頬をつついて遊んでいた
「さあ召し上がれ!」
ミーアの声と共に他の少女達と一人の青年が元気よく『いただきます!』
といい箸を器用に使い料理を口に運んでいく
口に入っていった後少しの間を明け全員が目を見開き
言葉を放った
『旨い!』
その後は特に変わったこともなく時間はたち喫茶店の開店の時間の10時になりお店を開けた
一人二人とお店にお客が入ってきてそれに会わせてメニューから注文を頼まれそれを厨房で作りお客の前に出す簡単な作業
お客さんもそれに満足して帰っていくのだがたまに不満の声をもらうこともあった
『バイトは雇わないの?』
『何で一人でやってるの?』
こう言ったものが大半でさらに正論だっため頭の中に残り続けていた。
……バイトか
しかし経営をしているものの湯助はまったくの、ど素人
人を雇うと言うのには些か引けるものがあった
「まあ一人ぐらいなら雇えなくもないか。」
そう頭の中で完結させ応募のチラシを窓に張った
ヒッャハーもう少しだぜー