何でもない何時もの変わらない昼、湯助は久々の休みを家族と一日を過ごすことで堪能していた。
「日頃お疲れさま、はいこれ」
ソファーに座りパピ、スゥと共にゲームをやって一段落がついた時にふとミーアが片手にカップを持ちながら話し掛けて来る。
そっと前に差し出されたカップの中身は、この頃ミーアがはまり出して、作りっているカフェオレが淹れられており、ミルクのとコーヒの香りが混ざり合う鼻を燻るいい香りを醸し出していた。
「すまない。頂く」
そう言い、そっと湯助は口元にカップを寄せて少しずつ火傷をしないように口に含めていく。
・・・なかなかうまい。
ゆっくりと飲みながらミーアを見るとどうやら感想がほしいようでソワソワしているので三言で『美味い』と答えてやると満足そうに頷き笑顔でキッチンに帰っていった
暫くして漸くカップの中身を飲み干した湯助は他の皆を見ようと立ち上がり部屋を出て、最初にメロウヌの部屋の方へと足を進めた。
突然だがメロウヌは余り自室かでると言うことが少ない。
理由としては365日の中の一日を殆どを水中で過ごす。マーメイドとしての彼女には、どうしても地上に出ることに多少のストレスを感じるため、と言うことである。
その為たまに、こうして湯助から、彼女に会いに行くことがある。
「メロウヌ、居るか?」
ゆっくりとドアを開けて中にはいっていく湯助
それに答えるように水面からゆっくりと彼女が現れる。
その表情には待ちわびていた、と言う感情が見えて取れた。
・・・寂しい思いをさせていたか。
少し罪悪感を心に生み出しつつも湯助は表情を変えずに彼女に話しかける
「暇だから来たのだが。話し相手にでもなってくれないか?」
するとメロウヌもどうやら乗り気の様で憂いを帯びた笑みで付き合ってくれた。
「ええ、ちょうど私も暇をもて余していたところでしたので。」
暫くの間、主に世間話やメロウヌの故郷の話を聞いたりしていた。
世間話に関しては主にモンスターと人がどうやったらもっと相容れるのか?と言うことを話し合ったりした。
故郷については名産品や美味しい料理などを聞いたり後は文化の違いなどを聞いたりした。
「それにしても楽しい事をすると時間と言うのはあっという間に過ぎ去るものだな」
「そうですわね・・・行きますの?」
メロウヌは少し物寂しそうにこちらに顔を向けて問う
その顔には少しの不満と不安が見て取れた。
湯助はそんな彼女の頭に手を乗っけて撫でるようにぎこちなく動かしそっと抱き寄せた。
「ああ・・・まぁいつでも会えるさそれに明日も話せるしな。・・・またくる。」
彼女をゆっくりと放し再び彼女の顔を見る
「ええ、ではお待ちしておりますわ!。」
そこには年相応な可愛らしい笑顔をした、メロウヌがいた。
次に湯助が向かったのはセントレアの部屋。
・・・流石に今日一日見ることもないのは些か変か。
何時もならかなり早くに起きてリビングに来るはずのセントレアをどういうわけか、今日はその姿も声も耳にすることがなかった。
そうしている間に彼女の部屋の前にたどり着いた。
「セントレア居るか?」
ドアを軽くノックして確認するが反応はなくただ無音が帰ってくるのみ。
・・・変だな。妙な違和感を感じる。
仕方なく湯助は
セントレアの部屋をゆっくりと開けなかを確認する。
が
其所には肝心のセントレアの姿は無くただ
主人の帰りをポツリと待つ寂しげな部屋のみだった。
どこと言う場所かも解らないただ壁に被われた部屋。
其所に女性が一人深く眠りに浸かっていた
特徴的な綺麗なロングの金髪と下半身が馬の女性。
「ん・・・ここは?」
彼女は目を覚まし、自らの異変に気づき辺りを見回す。
身の回りは壁のみでどうとも言えない不安を募らせていく。
「いったい何が?」
思い出そうにも思い出せない
・・・なかなか思い出せない。駄目だ冷静になれ。
彼女の頭のなかは既にパニックに陥っておりまともな思考もできない程に不安に刈られていた。
「やあ、起きたかい?」
そして、不意に声がかかり。目線を上げる。
そこにいたのは
一言で言うと『人形』
人間とはまたかけはなれた。
不思議な容姿を持つ服装はいたって普通の白シャツにジーパンの青年。それが目の前にいた。
「少しお話をしようよ・・・騎士さん?」