暗い通路其処を必死に走り抜ける二人
湯助とスミスは教会に一歩一歩ずつ足を進めついにその入り口へとたどり着く
目の前にあるのは他の建物と何らかわったこともない唯の高層ビル。
そして扉は何事もなく唯それだけが役目と言うかのように平然と開き湯助等を迎え入れる
「暗い、わね....。」
明かり一つありもしない建物内は、暗く無音そのせいか辺りは不気味と言う言葉を真の意味で表しておりそれにより、少し体が震えた。
辺りの不気味さに抵抗を感じたものの目を閉じ深呼吸をし体に力を込めた。
「進むぞ」
壁沿いに前に少しずつ進み辺りを見渡す
少し進んだところにまるで罠のように待っていたと言わんばかりに、湯助達を上に向かわせるため扉が開け放たれているエレベーターを見つけた
「...罠、よね?」
「だろうな」
......恐らく罠、だがその他に道はなさそうだ。
「いくしかない」
その言葉にスミカはただ頷き肯定し拳銃を構えゆっくりと進んでいく
....あの先に居るのだろうか、もしいたら宥めてやららんとな。
彼は湯助は握り拳を作り強く握りしめる、それは決めた自らの意思の強さか、それとも、彼女をそそのかし連れ去り出した、その者達への怒りか。
それは彼にしかわからないことだ
ただ言えることは、この先にいると思われる彼女、セントレアとの戦闘は避けられない、それだけだった。
「必ず助ける。」
エレベータに一足遅く乗った。
Said out
「ねぇ」
ここは、どこ?
「ねぇ」
私は誰?
「ねぇ」
どこから来たの?
「ねぇ」
.....いいやそんなこと、もぅいいやどうでも....。
薄汚れた少女は幾度と自分に声をかける、まるで自分が誰かも忘れてしまったかのように一人、蹲り
....なにもみたくない
「ネェ」
...なにも聞きたくない
....小鳥のさえずりも、森の音も、大好きだった声も歌もナマエもトモダチも全て」
....私は....あいしていたかった?
「イイヤ」
....私は一人だった?
「イイヤ」
...何が怖い?何が不安?
「このまま愛されず消えていく事」
....それなら
「最初っからなかったことに。それこそ綺麗にサッパリ凸凹だった土地を平地にするように平らに。」
「すべて」
.....全て、すべて、スベテ....スベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテスベテ。
「ケシサレバイイ」
濁り輝きを失った目を三日月の形に歪め
彼女はワラッタ
次回
鳴いて泣いた