たのしんでってねー
私はその光景を唖然としてみていた
先程まで私に心の傷をつけていた男は普通じゃ考えられないような、轟音をあげながら人二人分ほど高く舞い上がり、天井に大きな音をたててぶち当たった。
「ぐふぉはぁ!」
辺りは男の顎を垂直に殴ったことにより取れた歯や鼻が折れ出てきた鼻血等により赤く塗ったくられていた
「ひ、ひぃ」
同じく私を馬鹿にしていた女性が連れの男性が殴られたことによる恐怖で腰を抜かす
「……」
ツカ ツカ ツカ ツカ
湯助がそれを特に思わず、無表情でゆっくりとただゆっくりと近く付いていく。
ツカ ツカ ツカ ツカ サッ
ちょうど女性の目の前まで来て腰を下ろす湯助
「な、なんだよ」
「……」
女性の問答にも応じずただ無表情で見つめる
だが女性が顔に出している表情は照れると言ったものではなかった
それは恐れ
自身が強者と信じて止まなかったものが圧倒的な存在に蹂躙されるときの顔
「立て」
今まで黙っていた湯助がふと声をかける
女性は突然のことだったが素直に立ち尽くす
そして湯助が拳を握り締めた
「な、殴るのか?私は女だぜ 。は、犯罪だぞ?」
「知っている」
ここでようやく女性の質問に応答した湯助
だがミーアからは見えていた。
湯助の目が座っていたことに
「だからどうした?」
「へ? (スゴォン ) グフォア!」
突如女性の腹にめがけて打たれた拳は女性の腹部にめり込んだ
「うぐ、うぐオエロロロ」
放たれた衝撃にたまらずおう吐する女性
それをただ見つめるしかなかった
「一人は顎の骨を骨折、もう一人は軽い打撲………今回は被害が軽かったからよかったものの。もっと酷かったら今頃貴方刑務所で暮らしていたわよ。」
あの後、署に連行され事情聴取をしていたところにスミスが来て保安局の権力にてすぐさま釈放された。
まあそれのお陰で今日のところはスミスには頭が上がらない……明日? 知らんな
「じゃあ今日は夕食をいただいて+ここで寝泊まりしようかしら♪」
「夕食はいいが寝泊まりは勘弁してくれ」
「あー!大変だったな~交渉するの」
「お夕食の準備が出来ました本日はカルボナーラスパゲッティとコンソメスープでございます。ちなみに寝室の方も準備ができております。」
「うんよろしい。」
なんという手のひら返しの早さ
どこぞのコウモリと思えるくらい頭が今日だけ上がらないと嘆いている湯助だった。
「スゥスウ」Zzz・・・・
ミーアたちと普通に食事をした後お風呂に入りそのまま寝室で眠りにつこうとするが一向に眠れない。
別に眠ってる、振りをしてる時にミーアが忍び込み抱きついてきて暑苦しいというわけでもなく、ただ眠れなかった。
………臭う、臭うな濃い獣の臭いが
「今日もか…」
抱きついてきているミーアの腕から気付かれないようにすり抜け、クローゼットから黒いアタッシュケースを取り出しそれに触れる。
……合言葉は?
すると頭に言葉が聴こえてくる
「かねて血を恐れたまえよ」
アタッシュケースが開き中から一つの箱が出てきた
[底無し箱]それがこのアイテムの名前、
名前の通り底がなくアイテムをいくらでもいれることができる品。
服を着替え、武器を持ちそして
「行くか」
家の入り口を開け外に出る
狩人の夜が始まった
「待ちなさい」
外に出た瞬間待ち伏せていたのだろうスミスに声をかけられる
「やはり、貴方だったのね?」
「……」
Sidaut
私は、私には妹がいた。妹の名前は[霞スミカ]それが私の妹の名前だがこの妹は八年前に何者かの手によって殺害された。事件は目撃者もいなく、現場検証をしても証拠も出ず。事件は迷宮入りとなった
しかし私には一つだけ知ってることがあったそれは目の前にいる薬師寺 湯助こいつとスミカが共にいるのを目撃されていたことを
Side aut
「貴方のプロフィール見たわ、親は海外に出張、年は21、職業は喫茶店のオーナー、確かに何ら変わらないけど調べるほどにこれらの情報がでっち上げと解った」
カチャ
スミスは朝にだした小銃を取り出した
照準はこちらを向いていており、スミスもまたこちらを睨んでくる
「霞スミカ」
!!!
突然スミスから出された言葉に反応する湯助
……しまった
「やっぱり知ってるのね。尚更わからなくなってきた、貴方は何者なの?」
「……」
スミスの返答に答えることが出来ず押し黙る湯助
「答えなさい薬師寺 湯助!」
瞬間身体が動く
「くっ!」
ズカアン!
銃の発射音が鳴り銃弾が湯助に迫る
スパアン!
「なっ!?」
切った…避けたではなく切った
瞬間湯助の姿が消え気付いたときには首に大鎌がそえられていた
二人の動きが止まる
「いいわ、負け私の、でもこれだけ聞かせて貴方は何者?」
「……最後の狩人」
夜空に月の閃光が走る
Sidaut
「やられたわ、負けたあげく見過ごされるなんて 」
その後、湯助は姿を消し、静けさもました
「何がミーアをよろしくよ……ハァ」
消える際に言われた言葉を言い、ため息をはく
「最後の狩人ね……調べるしかないか」
スミスも湯助の家に入っていった。
町のどこか屋根を飛び回り駆ける一つの黒い影
……臭いがより濃くなってきた
影は臭いがある方向に向きを変えそちらに駆ける
夜の町のなか人気のいないところに一人の痛々しく傷のついた言葉のない人とその側で佇みただその物言わない人を見つめ涙を流す。異形の化け物
「アアア…オアアア!!!」
「獣の血を浴びたか人間…」
後ろから黒い人形の影が寄ってくる
「せめてもの償いだ」
ジャキイイン!
その影が持っていた月明かりに紅く耀く刃を背中にあった木々を繋ぎ止めたような物にくっ付け大鎌えと変形させる。
「人のまま眠らせてやる」
そして獣が気づく前に一瞬で近づきそして
「かねて血を恐れたまえよ」
スパアン!
首と胴体を分けた
どもども楽しんでくれたかな?
次は第二章鳥の娘のランチメニューです
それじゃあ~じゃんね!