死んだら明日は来るのか?   作:ピかるの低利

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お待たせしましたではどうぞー


曲がり角での注意報

チュンチュンチュン

雀のさえずりと共に目をさます湯助、そのまだ重いまぶたを開き辺りを見渡し隣で寝ている同居人に気付かれぬよう布団からでる

 

「朝か……。」

 

湯助の朝は早い。

取り敢えず朝の朝食の為に冷蔵庫の食材を見る、しかし入ってるのはこないだ買ってきたバターと、買いだめしていたモヤシのみだった

 

「……仕方がないな。」

そう言い湯助は出掛ける用意をし玄関を開け放つ。

 

「あらお出掛け湯助君?」

 

「……スミスまた張り込みか?」

 

「あら良くわかったわね」

 

ちょうど外に出たら待ち伏せをしていたであろうスミスと出くわした

 

 

「食費がバカにならないと。それは仕方がないことよ湯助君。」

 

今日はスミスも非番だったらしく外出次いでに僕についての調査を進めていたらしい

 

……それって本人に言って良いのだろうか

 

「そう言えばパピちゃんと過ごしてもう一週間がたつけどどうかしら?様子は」

 

「様子と言われてもな、ほぼ毎日風呂に特攻してきてミーアとキャットファイトしたり寝ているときに布団に入ってきたり。朝起きたらミーアとキャットファイトしていて次いでで俺にも被害が被ったり……傷が増えたり…物が壊れたり。」

 

話していくことに目から光が消えていく湯助

流石にスミスもこれには同情の念が

 

「なんか楽しそうね♪」

 

やはりこのターミネーターにはそんなものはなかった。

 

「そおぃ!」

 

ズドォン!

 

げはぁ!!

 

「ちょっと用事ができたからここでじゃあね湯助君」

 

「……ああ」

 

 

 

ふと歩きながらパピを迎え入れたその日の夜を思い出す

 

「ねぇねぇご主人!お風呂入ろうよ」

 

「ああ別にいいが」

 

とても元気のよいパピの声が部屋中に響く中僕はその申し出を受け入れ共にバスルームに進む

 

「ねぇミーアも入ろ!」

 

「えぇ!?」

 

パピが次いでにとミーアも誘いに出た

 

「で、でも私まだ心の準備が「いいから入ろ!」あっちょと引っ張らないで」

 

ズリズリ

 

パピがミーアを強制的に引きずって連れていく

……あれでは親子と言うよりは姉妹かもな。

 

「貴方笑えるのね」

 

ッ!!

 

「フフ、普段殆ど無表情だったからとてもいい笑顔よ♪」

 

突然かけられた言葉に少し顔を赤くしてそっぽを向く湯助

 

「フン……今日は手を滑らせて多く作りそうだ、だからまあなんだ飯食べてくか?」

 

「……フフフ、ええいただくわ特別にね」

 

てを滑って料理を多く作ってしまいそうだから仕方なくスミスも食事に誘う。

スミスもそれを受け入れる。

 

二人の間に静寂が流れる

 

 

「おそーいご主人!お風呂入ろうよー」

「ちょっとパピバスタオルちゃんと巻きなさい!」

 

「ああわかった今いく、風呂上がったら作る待ってろよ」

 

「ええ良いわ」

 

パピがしびれを切らしてミーアにバスタオルを巻かれながらやって来たので駆け足でバスルームに向かう湯助

 

 

一人フローリングに残るスミス、辺りは先程のことが嘘のように静まり返る

 

「食事ね私何やってんだろ……妹の仇かもしれないのに。」

 

部屋にひとつの声が消えていった………。

 

「………スミス。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ふう、死ぬかと思った

 

「生きてたのか」

 

嫌々そんな死ぬわけないじゃん、で今どうなってるの?

 

「買い物した帰りだ」

 

Ok

 

朝から待ち伏せをしていたスミスと会話した後特に何も大きなこともなく買い物をすませ今は帰宅の途中であった。

 

「眠い」

 

早く起きたせいで完全には目を覚ましていないせいか足取りもおぼつかない湯助

 

ガン!

 

「グッ痛」

 

ついには足を看板にぶつけ悶える湯助

 

「引ったくり注意の看板か、邪魔くさいぞ」

 

特に意味のない苛つきが看板に降りかかる

 

……解せぬ

 

一瞬看板から声が聞こえた気がしたがあえてスルーして

曲がり角を進む湯助。

 

ゾワ!!!

それは寒気

 

二、三歩前を歩いたら突然、寒気が走るまるで背中に氷でもいれたかのような感覚だった

 

「ちっ」

 

湯助はこれから来るであろう脅威に備え跳びはねて体をできるだけ縮めようと丸める

 

次の瞬間側面からなにか柔らかいものが当たった感触と共に強い衝撃が走り八メートルくらい先の電柱に吹き飛ばされる。

が、空中で体制を建て直し足を地面につけて勢いを殺し前にいる、敵を見据えて固まる湯助

 

「獣?臭いはしなか………」

 

目の前にいたのは下半身が馬のかなり胸が大きい女性だった。

……馬、ケンタウルスか

 

「行きなり突進して、いったい何用だ?」

 

「よもや本当に出会えるとは……正に運命!さらにその身のこなし正に我主に相応しい。」

 

「……。」

 

湯助は警戒心を解かず突進したわけをとうが帰ってきた言葉に唖然とする

 

……今日も厄日だったのだな。恨むぞ運勢占いコーナー

 

まだ完全に明けてない空を見ながらこめかみを押さえる湯助だった

 

 

Side out

 

日がようやく登ってくる頃にようやく目をさますミーア

隣にいるはずのダーリンとパピがいないのに気づきフローリングえ足を進める、しかし肝心の湯助の姿はなく、居るのは朝のニュースに付いてくる運勢コーナーを興味津々に見ているパピが代わりにソファーに座っていた。

 

「う~ん御早うパピ」

 

「おはよ~う!」

 

「朝早いんだねパピは、あれ?ダーリンは」

 

「ん~あ、買い物にいってくるていってた!」

 

「買い物?ああ食材か。もう言ってくれれば一緒にいくのに。」

 

「ねぇミーア、パピ、コーヒー飲みたい!」

 

ミーアが湯助の行動に少し不安を持つもののパピにコーヒー(甘め)を頼まれ気分を変える

 

「はーい今作るからね♪」

 

テレビに映った映像では名前に(ゆ)がつく人は本日は大凶と出ていた

 

 

湯助の苦労は、まだ続く

 




今回は短いけど次回長くするから許しとくれ
因にだが次回は我主と共にです
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