楽しんでってね!
「で何だ、主を探すためにこんな早朝から危険なことをしていたのか? 怪我がなかったから良かったもののもし何かあったらどうしたと言うのだ?」
「面目無い」
あの激突事故の後ケンタウルス族こと[セントレア,シアヌス]になぜ危険な真似をしていたのかを聞いたが、
余りにも身勝手なものだったため急きょお説教を始めた湯助
「まあ今回はこれくらいにしておいてやる。だが今度はないからな。ところで、貴公単独での外出を許されていると言っていたな?」
「そうだがそれがどうした? あと貴公は辞めてくれむず痒い」
「セントレアでいいのか?」
「ん」
セントレアから下の名前で呼べと言われたので素直に了解する湯助
「其にしても日本のまじないとは良く当たるものだな!」
「まじない?」
「そうだ、学校に遅れると言う理由で急いでいると言うシチュエーションで曲がり角で異性とぶつかると恋に発展すると言うやつだ。」
……王道だな。と言うより
「それは漫画でのことではないのか?」
ふと頭に浮かんだ疑問を問う湯助
「そうなのか?」
それにまた疑問で返すセントレア頭に?が浮かんだことに、思わず苦笑する湯助
そのときだった
「キャアア!引ったくりよ!」
突然先程ここを通り抜けた通行人の悲鳴が上がる
「何?「何だ?」」
瞬時に声の方向に顔を向ける湯助とセントレア
こちらに猛スピードで突っ込んでくる原チャリ
……別にぶつかってもいいがここは
頭のなかで策を練り行動にうつす湯助
ゆっくりと道端にあった石ころを拾い上げる
ここまでで1秒
持ち具合を確認し投げるフォームを作る
ここまでで2秒
原チャリが通りすぎその際に此方を見る犯人と眼があった。
3秒
ブン!
ガン!キキー!
「うおお!」
勢い良く石ころを投げる湯助
狙いであったブレーキハンドルに当たり急ブレーキがかかり大きく空中で前転をする犯人。
そのまま転がり、最後は地面に頭をうち気絶すると今見ている人、又はモンスター達、全員が思った
だがこの犯人も簡単には捕まらなかった。
「こんなの想定の範囲内だぜ!」
犯人はわざともう一度原チャリごと、回転して地面に安定できる姿勢で着地する。
「それじゃあ、アデュー」
犯人は先程よりも原チャリを加速させ、狙撃されないようにジグザグに動きながら逃げる
「逃げられたな。」
「そうだな。……ふぅ今日はやはり厄日だな。追いかけるぞ。」
「ああ」
「じゃあ乗せてくれ」
そう言いながらセントレアに股がろうとするが……。
「触れるな!!!」
突然の蹴りをかわす湯助
「…何のつもりだ?」
「何のつもりだ?じゃない!私は馬じゃないんだぞ!!それに主人以外乗せるつもりもない!」
……馬じゃない、まあそうだが、それならば
「さっき我が主に相応しいとか何とか言っていたじゃないか」
湯助は激突された時に言っていた発言を思い出しそれを指摘する
「あ……。そ、そうだったかなぁ?」
思わず疑問形になるセントレア
「……。」
思わず無言になる湯助
「「………。」」
無言になった空間
……何だか気まずいな
「とにかく行くぞ」
「ああ行こう」
何故かセントレアの背後から燃え盛る炎が見えた湯助だった
一方犯人は今正に峠に差し掛かるところにいた
「一人厄介なやつがいたが俺はこの職して20はやってんだ。素人に俺が負けるわけねぇ!!
なぁそうだろう?バニィちゃんヨォォ!」
威勢の良い発言と共に自分の相棒にとう犯人
ブルオオォンン!!!!
帰ってきたエンジン音に笑顔で答える犯人
「見つけた!ここであったが百年目何があろうと悪を許さぬ神妙にお縄につけ罪人!」
「ああ? やってみろよお馬女!!!」
突然追い付いてきた馬女ことセントレアに挑発をかける
レースが開始される
ブロオォ!!
ドタダ ドタダ ドタダ
まずひとつ目のカーブをなんなく曲がりどちらとも変わらず緩やかに加速する
しかし「こっちの方がどうやら速いみたいだな」
セントレアの方が少し早かったようだ
「このまま追い付くぞ !」
……このままじゃじり貧だだが勝負を降りるなんて貧相なことはしねぇ速度が早いってことはそれだけ小回りがきかないてことだ。
それに相手は四脚。カーブで差をつけてやるぜ!
「な、ドリフト!?」
第二カーブ、罪人はドリフトをようい素早く曲がり立ち直りその勢いで加速し差を離した
……不味いドリフトなんてされていたら、此方には小回りがきかないと言うハンデもある。
この道もわからないから速度も出せない、いったいどうすれば。
「次カーブ30メートル先時速は40でギリギリ曲がれる角度だ。」
「え?ああ、解った!」
突然背中にいる湯助から声をかけられ一瞬混乱するセントレア
しかしすぐに速度を直し次のカーブに準備する
……速度を緩めた?そうかカーブを警戒してかどうやら奴さん道もわからない見てーだな。貰ったぁ!
そして第三カーブ
罪人と共に曲がるセントレアそし
……曲がれれぇ!!
曲がった。
遂に、遂に罪人の真後ろにその足を立てた
「な?曲がっただと?今の速度で?そうかギリギリの速度を。」
……やっぱりだ一番厄介なのは、この女でも峠てもねぇ馬女に股がってる男だ!こいつ走り屋の目ぇしてやがる!!
ダガナァ!
「この程度で負けれるわきゃあねえぇだろおう!そうだろお!バニィちゃんよおぉ!!!」
ブルオオオ!!!!
……速度が上がった!?まさか機体が罪人に答えたのか!?
突然の加速をする罪人の相棒バニィちゃん
……このカーブは俺の得意なs字カーブ!ここで差をつけてやる!
第四カーブ
「オラア貰ったぁ!な?いないだと!?」
カーブを曲がり後ろを見る罪人しかし後ろには誰もいない
……まさか、「ハアアア!!」上!!
なぜだ?さっきまで100キロは越えていたはず、この小回りの良く効いた原チャリならまだしも、四つ足のそれもただの生物に今のカーブを曲がり切れるわけがねぇ!
「まさかs字をジャンプして越えたのか!?越えたつうのかs字を!」
「その通りだ!」
……奴はこのカーブを知らない!。だとしたらやっぱり乗っている男!あいつ、アイツは、見えてたなこのカーブを最速で越える方法を!!
「お縄につけえぇ!」
そう盛大に言って突撃するセントレア
「借りるぞ。」
ズドォォン!
「グハアァ!」
罪人の頭に思いっきり模造刀を振るう湯助
……か、完敗だ馬女、最高の走り屋 俺の完敗だ
罪人は朦朧とする意識の中そう口を開いた
「痛!!」
「大丈夫か?」
「大丈夫だ先程のジャンプで少し足を挫いただけだ。」
今はレースも終わり気絶した罪人を道の端に寄せてジャンプによって痛めた傷を見ている。
「良くない、見せてみろ」
「あ……」
ただ彼女のセントレアの顔がほんのりと紅くなる
「我が主」
「ん?」
突然かけられた言葉に疑問で返す湯助
「どうか」
……ああ見つけた
「この私を」
……ここだったんだ
「あなたのお側に一生」
……私の城は(仕える場所は)
「仕えさせてください」
……私の魂の場所
それは一目見て騎士
まるで騎士が主に名を下されるために下げる継承
古き良きを体現したような、栄であった。
ふと彼女の頭の上に手を差し出す湯助
「顔を上げよ騎士殿」
掛けられた声に答え顔を上げる騎士セントレア
其処には
「もう家族だろ?」
そこには後光が指しとても慈悲深い微笑みを浮かべる我が主の姿があった
Sidaut
薄暗い部屋の中其処には壁一面に古い書物がぎっしりと本棚に並べられていた。
ここにある書物を外に流したらそれだけで世界が変わるようなものばかりが書き記されている。
ここは政府が管理している書物庫。
名は[教会図書]そんな場所で一人懐中電灯を使い調べものをしているものがいた。
「古竜……灰色の世界……古き王……狩人……聖杯……教会……奇跡……上位者……サーラン」
謎は少しずつ解き放たれていく。
謎も出てきましたねージャア、サイナラー