雪乃奇譚   作:Lチキ

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今回は俺ガイルのチェーンメールの回を元にした推理物です。

原作では八幡の観察眼によりこの事件は解消されました。

でも、仮に、この事件の裏側にあったのが葉山グループ内の問題ではなかったら?

あの3人の中に犯人がいたらそれは誰か?またはその他に犯人がいるのか、などと言うIFの話を中心に物語が進んでいきます。

謎と疑惑が立ち込める第3話始まります。








ゆきのちゃん最後の名推理!

 

 

 

 

 

 

 

八幡「うすっ」

 

 

雪乃「あら、今日はいつもに増して遅かったのね。ひ、比企・・・ごめんなさい誰だったかしら?」

 

 

八幡「比企まで出てんだろ、諦めるなよ。ちょっと先生に呼び出しくらってな」

 

 

雪乃「…会わなかったの?」

 

 

八幡「あん、誰と?」

 

 

雪ノ下の問いに首を傾げた所で、部室の扉が開き活発な少女の声が聞こえた。

 

 

結衣「あ!ヒッキーいた!」

 

 

八幡「…なんだよ?」

 

 

雪乃「貴方がいつまでたっても部室にこないから探しに行っていたのよ。由比ヶ浜さんが」

 

 

八幡「その倒置法で自分は違うアピールするのやめてくんない?知ってるから」

 

 

雪ノ下が俺が来ないからと探しに行くような真似をするとは天地がひっくり返っても思えない。

何なら、部活が終わって次の日の放課後になっても気が付かない可能性すらある。

 

むしろ彼女の脳内から抹消されてるとかな、自分で言っておいてなんだがどんだけ影が薄いんだよ俺。

 

 

結衣「わざわざ人に聞いて回ったんだよ。そしたら皆、比企谷?誰それっていうし、大変だったんだよ!」

 

 

八幡「そりゃあ悪かったよ」

 

 

八幡(存在感がなくてすいません。なぜそんな悲しい謝罪をしなければいけないのか・・・)

 

 

結衣「別にいいんだけどさ‥えっと、その、だから…ヒッキーの携帯教えて!」

 

 

八幡「え、なんで?」

 

 

結衣「それはほら!今回みたいな時とか不便だし…わざわざ聞いて回るの恥かしいし!」

 

 

八幡「別にいいけどよ」

 

 

そういいスマホを由比ヶ浜に差し出す。

 

それに由比ヶ浜は一瞬驚き良く人に渡せるねとか言ったが、自慢じゃないが誰かに見られて困る物があるわけじゃないし、そもそも連絡先の交換とか良く分からないからな。

 

赤外線とかフルフルとか何それ?

 

それにしても由比ヶ浜の携帯をまさぐる手が凄く早い。あれか、リア充特有のメールが来たら即返信しないといけないという謎ルールの為にボッチではできない進化を遂げたのか。

 

 

 

結衣「はい登録しといたよ」

 

 

八幡「おう」

 

 

 

携帯を受けとり確認する。初めから片手で足りるくらいしか登録されてないし見つけるのは容易だった。

 

ちなみに一番メールをしてる数が多いのは妹の小町。むしろここ1年は小町としかメールした記憶がないな。

 

親とメールのやり取りなんてほとんどしないし。

 

他にあるとすれば一方的に送られてくるどこぞの宗教の勧誘だったり、体を持て余した未亡人(金持ち)から来るくらいだ。

 

 

受け取った携帯を確認するとすぐに由比ヶ浜と思わしきアドレスは見つかった。

 

だがスパムメールの差出人みたいな登録名で若干引いた。携帯もトラックもやたらデコればいい訳じゃないと思うのだが、なぜリア充やオレオレ系はあんな光物が好きなのだろうか?

 

 

結衣「うわー…」

 

 

雪乃「どうかしたの?」

 

 

結衣「え!あ…うん、ちょっと変なメールが来てうわーてきただけ」

 

 

雪乃「比企谷君裁判沙汰になる行為はやめた方がいいわよ。メールなんて受け取る側に履歴が残るのだし証拠能力も十分発揮されるわ」

 

 

八幡「いきなり犯人扱いかよ。疑う前に証拠をだせ証拠を」

 

 

雪乃「犯人はみんな同じ事を言うのよ。証拠はなんだ?、たいした推理だ君は小説家の才能があるよ、人殺しと同じ部屋になんかいられるか、とね」

 

 

八幡「最後のはむしろ被害者のセリフだろ。死亡フラグビンビンだぞ」

 

 

雪乃「あら、そうだったかしら?でもどのセリフもありきたりな上に捻りがないわね。捻くれ谷君ならさぞや愉快なセリフを最後に吐いてくれそうだわ」

 

 

八幡「期待してるとこ悪いが、これから先もそんな機会は訪れないから」

 

 

そんな話をしていると扉がノックされる。返事を待たずに入ってきたのは大層なイケメンだった。

 

奉仕部の面々はそれぞれそのイケメンを知っている。同じクラスや同じグループであったり理由は様々。

 

彼の名前は葉山隼人、自他ともに認めるイケメンでサッカー部のキャプテン。クラスカーストの最上位に位置する通称リア王だ。

 

シェイクスピアじゃないぞ、リア充の王様と言う意味だからな?

 

そんなリア王葉山は、眩しい笑顔と共に彼ら彼女らに話しかける。

 

 

葉山「ちょっとお願いがあってさ。奉仕部ってここでいいんだよね?」ニコ

 

 

八幡「お、おう・・・」ニ、ニヤリ

 

 

そんなリア充に話しかけられ、ドンヨリした笑顔(ニヤケ顔)で返す男ができれば俺じゃなければいいと思いたい。

 

まあ、俺なんですけどね。ボッチの本能が自然と負けを認めてしまった。

 

戦う前から負けちゃってるのかよ。そもそも戦わないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪乃「つまりはそのチェーンメールを送っている犯人を捜せばいいのね」

 

 

葉山の要件をまとめると、現在クラスに出回っている葉山グループ3人組のチェーンメールをどうにかしたいという事だった。

 

 

葉山「えっと犯人を見つけるとかじゃなくて、できれば穏便に解決したいのだけれど…」

 

 

雪乃「無理ね。チェーンメール、それは人の尊厳を踏みにじる最低の好意よ。止めたいのなら大本を見つけだし根絶やしにするほか解決方法はないわ。ソースは私」

 

 

八幡「実体験かよ…」

 

 

結衣「根絶やしにしたんだ…」

 

 

雪乃「私は犯人を捜す。恐らく一声かければぱったりとやめると思うけれど、見つけ出した犯人をどうするかはあなたに任せるわ。それでいいかしら?」

 

 

葉山「あ、ああそれでいいよ。えっと、それともう一つあるんだけど」

 

 

雪乃「何かしら?」

 

 

葉山「さっきの件とは関係なくもう一つクラスに出回ってる変なメールがあるんだ。これを見てくれ」

 

 

そういい葉山はさっきまでと別の画面を開き俺達に見せる。

 

 

 

 

宛先  ♡☆♡★ゆい★♡☆♡

――――――――――――――――――――

題名 ヒッキーへ

――――――――――――――――――――

 

今日ヒッキーのお部屋にお邪魔するね!

 

ヒッキーは何もせずいつもとおりに過ごしてい 

てください。

 

私は勝手にお邪魔してヒッキーの臭いの染みつ

いた服や下着をもらって行きます。

 

もしヒッキーが眠っていたら…

 

フフ、フフフフフフフフフフフフフフ

アハハハハハハハハハハハハハハハ

ハハハハハハハハハハハハハハハハ

 

ウフフフフフフフフフフフフフフフ

―――――――――――――――――――――

 

 

 

八幡「」

 

 

葉山「その、今日の昼間にクラス中に一斉送信されたんだけど…」チラ

 

 

結衣「ヒッキーの番号が分からなくて手当たり次第に送ったんだけど‥‥これからは直接送れるね!!」ニコ

 

 

雪乃「(<●><●>)」携帯ピッ

 

 

 

 

 

 

 

ピーポー

 

 

            ピーポー

 

 

                         ピーポー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして事件は無事解決した。

 

なお、チェーンメールの方は八幡の閃きで解消され結局犯人は分からなかった。

 

 

 

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