雪乃奇譚   作:Lチキ

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再犯。

世の中にいる犯罪者の何人が本当の意味で更生しているのでしょう?

それは強盗や空き巣であったり、麻薬などの違法ドラックであったり‥‥殺人であったり。


彼ら罪を犯した人たちは法により罰せられます。しかし、その多くはいずれ社会に舞い戻るのです。

そして、場合によれば罰せられる事もなく社会に復帰する。そんな犯罪者もいるのです。


今度の事件はそんな現状が生み出してしまったモンスターが登場します。


謎と罰が重なる第4話ここに再誕。









犯人すかッがはまさん!

 

雪乃「最近事件が無くて退屈ね・・・被害者谷君、ちょっと首を180°回転してくれないかしら?」

 

 

八幡「お前スゲーな、あまりにナチュラルに言われたか一瞬分からなかったが、それ死ねって言ってるのと同じだからな?

というかどんな事件だよそれ」

 

 

今日もきょうとて平常運転の雪ノ下。どんな平常運転だ、罵倒前回笑顔が眩しい美少女。

 

なんだただの雪ノ下雪乃じゃないか。

 

 

あの事件からしばらくたち由比ヶ浜の拘留期間も終わった。

学生であることから処分は自宅謹慎となっているがそんな時でも奉仕部は休まず活動を続けている。

 

そしてまた、今日も依頼者がやってくるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平塚「邪魔するぞ」

 

 

雪乃「平塚先生だからノックを・・・ハア、どうかなさったんですか?」

 

 

もはや先生がノックもせずに入ってくるのは常なのかどこか諦めたため息とともに返答する雪ノ下。

 

そんな雪ノ下にかまわず先生も先生で話を始める。

 

 

平塚「実はここ最近学校の近くで露出魔が出ると近隣住民から連絡があってな」

 

 

八幡「露出魔ってあれですか、人気のない所でコートをバサーみたいな?」

 

 

平塚「ああ、概ねそんな感じだ‥‥」

 

 

どこか含みのある言い方で疲れ切ったため息を吐く先生。

 

まあ、先生も一応女なわけだし色々と心配なのだろう。口を開けば古いアニメネタにこっちが聞いてて泣きそうになるような自虐ネタのオンパレードで結婚の見込みがない人でも、遠目で見ればスタイルのいい美人なのだし。

 

何より学校の近くという事はその標的はおのずと学生と考えるのが自然だろう。生活指導の先生は何かと対策を練ったり忙しいのだろう。

 

 

八幡「…だとよ、雪ノ下。お待ちかねの事件だぞ」

 

 

雪乃「露出魔ね・・・比企谷君悪い事は言わないから今から自首しなさい」

 

 

八幡「言うと思ったよ。何でも間でも俺を被害者や犯人にするな、少しは推理しろよ名探偵」

 

 

俺と雪ノ下のやり取りも見慣れたのか、それとも突っ込む気力もないのか先生はかまわず話を続けた。

 

 

平塚「実は、その露出魔を目撃したとウチの川崎が言っていてな。できれば相談に乗ってほしい・・・」

 

 

八幡「‥‥それじゃあ、俺は少し席をはずしてます」

 

 

川崎と言うとあの川なんとかさんの事だろう。

 

見た目はファンキーなヤンキー風だが、その実重度のブラコン、シスコンを拗らせ、以外にも家庭的なところがある女生徒だ。

 

趣味は手芸、得意料理は芋の煮っ転がし、下着は黒のレー・・・ゴフン、ゴフンッ。

 

気が強く平塚先生に面と向かい人を心配する前にお前が結婚しろよこの年増と言い放つほどの度胸を持っている。

 

え、そこまで言ってないって?・・・HAHAHA。

 

とにかくだ、そんな普通の少女である人物が変態を目撃したというなら俺のような男(見た目犯罪者)がいない方が何かといいだろう。

 

雪ノ下と川崎を2人にするのには何かと不安があるがそこは平塚先生が緩和剤となってくれるはず。

 

そう思い部室を出ようとした時。

 

 

平塚「いや、お前もいてくれ」

 

 

八幡「いや・・・でも」

 

 

平塚「心配するな。これは川崎本人からの要望だ」

 

 

雪乃「依頼人の要望ならしかたありませんね・・・比企谷君席に戻りなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎「‥‥」チラ

 

 

八幡「‥‥」

 

 

雪乃「‥‥」

 

 

平塚「じゃあ川崎、その時の事を話してくれ」

 

 

少しして先生に呼ばれた川崎が奉仕部にやってきたが、その様子はやはりと言うかなんというか普段のギラギラ?ピリピリ?した雰囲気とは打って変わり消沈した様子だ。

 

その中で、時折俺に向け視線を送ってくる。

 

始めは男の俺がいるのがまずいんじゃないのとか思ったが‥‥なぜだか川崎のその視線は嫌悪や恐怖という物の類ではないような気がする。

 

なんだ・・・?

 

困ってる‥‥いや、困惑しているようなそれでいてどこか気まずそうで同情しているようなこの視線は・・・?

 

 

先生に促され川崎は意を決し当時の事を語るためその唇を開く。

 

その時、最後まで俺の方を見ていたんだが…本当に何なんだろうか。まさかと思うが俺が犯人みたいな冗談をいう訳でもあるまいし―――

 

 

 

川崎「‥‥全裸の由比ヶ浜が半笑いで比企谷を家の前までつけていました」

 

 

八幡「」

 

 

・・・・・・・・・冗談の方がよかった。

 

 

 

雪乃「(<●><●>)」携帯ピ

 

 

結衣『もしもしゆきのん?どうしたの』

 

 

雪乃「もしもし由比ヶ浜さん。ちょっと聞きたいのだけど今どこにいるのかしら?」

 

 

結衣『…今は自宅謹慎中だからもちろん家にいるよ?』

 

 

雪乃「・・・そう」

 

 

結衣『…うん、そうだよ!ところでゆきのん電話なんかしてどうかしたの?』

 

 

雪乃「…ええ、ちょっと気になったんだけど。比企谷君の家にはカマクラ君という猫がいるそうなのだけどその子は今どうしているのかしら。

気になって、気になって仕方がないの。教えてくれるかしら?」

 

 

結衣『ははは、本当にゆきのんは猫に目がないね!でもごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その子なら小町ちゃんの部屋にこもったきり出てこないから分からないんだー』

 

 

 

雪乃「…そう、また貴方なのね」携帯ピ

 

 

結衣『え、どういう――――?』

 

 

雪乃「(<●><●>)」1,1,0携帯ピ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーポー

 

 

               ピーポー

 

 

                            ピーポー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くの方でサイレンが聞こえる。その方角は偶然か否か俺の家の方向だった…

 

 

こうして事件は無事解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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