とある転生者の教皇代理   作:オールライト

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私の好きなキャラクターで書いてみたくなりました。
駄文ですがよろしくお願いします。

あと、自分の勝手なタイミングでチラシの裏から出るかもしれません。
そうなったら、またよろしくお願いいたします。


プロローグ

 魔術、というものがこの世界には存在する。

 人間が神や宗教の奇跡に羨望し、その奇跡に手を伸ばそうとした結果、異世界の法則を世界に適用し、様々な超常現象を生み出す事に成功した。

 その技術の名前がすなわち魔術である。

 そしてその魔術を行使する人間の事を『魔術師』と呼ぶ。

 異世界は宗教が生み出したものであるため、異世界を力の源とする魔術は宗教との関わりが深く、宗教に所属する者が魔術師になっていることも少なくはない。

 そのため十字教旧教三大宗派であるイギリス清教やローマ正教などには魔術師が多数所属しており、イギリス清教には魔術師狩り専門の必要悪の教会と呼ばれる部署も存在したりしている。

 

 そんな非科学的な力を持っている十字教の中に天草式十字凄教と呼ばれる十字教の一派がある。

 日本でまだ十字教が迫害されていた時、その幕府からの迫害から逃れるために仏教や神道でカモフラージュに偽装を重ねた宗派であり、多角宗教融合型十字教と称されることもある宗教団体だ。

 彼等もまた魔術を行使する魔術師の集団であり、その実力は少数ながらも高い戦闘能力を保持している。

 

 その天草式十字凄教に一人の男が所属していた。

 黒く染め直した髪をツンツンに固めたクワガタのような髪型を持ち、

 衣類も白地に斜めの赤十字が染め抜かれたぶかぶかのTシャツにだぼだぼのジーンズ、

 1m程もの長さの靴紐、首には小型の扇風機×4という天草式としては奇抜な格好をした男。

 彼の名前は建宮斎字、現在の天草式十字凄教の教皇『代理』を勤めている。

 彼は少しだけ他の人間とは違うところがあった。

 それは、一度死んでいるということ。

 つまり、彼には前世の記憶があったのだ。

 彼の前世ではこの世界はとある魔術の禁書目録というアニメであり、彼はその登場人物ということになっている。

 彼自身もこのアニメと小説を少しだけ見ており、ほとんどおまけのような知識は持っていた。

 彼はその事実に少しだけ驚いたが、折角の二度目の人生を棒に振る訳のももったいないと考え、この世界で生きていく覚悟を決めた。

 彼の両親は元から天草式の教徒にして魔術師であり、彼もその影響で自然と天草式の魔術師となった。

 やはり、魔術というファンタジーのようなものの魅力は男である彼が夢中になるには十分すぎたのだろう。

 そして、彼が天草式に入って何年か経った。

 彼は天草式の中でもトップクラスの実力でありながらも決して驕らず、常に周りを気遣う優しい人柄で多くの者達に慕われていた。

 そんな時、天草式に一人の少女が入ってきた。

 その少女の名前は神裂火織。

 世界に20人といない聖人の一人にして、ロンドンでも屈指の実力を持つ魔術師。

 この少女こそが天草式の女教皇(プリエステス)となる者だった。

 実際彼女は10にも満たない年齢でありながら女教皇となり、その実力をありありと見せつけた。

 そんな少女に彼は嫉妬も恨みも持つことなく、ただ尊敬、いや崇拝の念をいだいていた。

 彼女が前世で有名なキャラクターだったからではない。

 むしろ彼はもうほとんど原作の知識は覚えていなかった。

 覚えているのは主人公が神裂火織を始め、神裂の一年後に入ってきた五和という少女などにフラグを建てていたくらいであり、その主人公がどうフラグを建てたか、どんな物語があったのかはほとんど忘れてしまっていた。

 彼女の義理堅い性格、神の加護ともいえる幸運、そして何より、救いを求める者に何の見返りもなく救いの手を差し出す聖女のような行動。

 その全てに建宮を含めた天草式の者達は感動を覚えた。

 そして、誓った。彼女に一生ついていくと。

 例えどんなにつらく苦しい道のりになろうとも彼女の隣を歩み続けようと、そう心に誓い、覚悟を持った。

 しかし、彼等は彼女達の隣を歩むことができなかった。

 彼女に追いつこう、彼女の背中を守ろうと努力をしても、いつも彼女は彼等のはるか先へ行ってしまった。

 そして、それを見ていた彼女はいつしか一人で戦うようになってしまった。

 自分の仲間を守るために、一人で戦場におもむき、一人で敵を殲滅し、天草式の者達が少しでも傷つかないように。

 そんな女教皇の姿をみた天草式の者達は自分たちの無力さに絶望した。

 自分達は彼女の足枷にしかなっていなかったことに。

 絶望をしった彼等は彼女の背中を追うことを半ば諦めかけてしまっていた。

 しかし、ただ一人諦めない者がいた。

 その男は、建宮斎字である。

 彼は彼女の足枷にしかなっていなかった事実を知っても、ただひたすらに努力を続けた。

 練磨を絶やさず、実力を磨き、いつの日か神裂火織の隣に立てることができるように、それこそ血反吐を吐きそうになりながらも戦うことも、力を磨くこともやめなかった。

 そして彼は、仲間達を叱咜した。

 自分達はなんのために力を身につけたのか、彼女の隣に立ち、救われぬ者達に救いを与えるためではなかったのか。

 ならば、足枷になっていたからといって追うことをやめていいはずがないだろう。

 その彼の言葉を聞いて、天草式の者達は再び立ち上がった。

 たとえ今は足枷でも、いつかは彼女の隣に立つために。

 しかし、運命は一つの残酷な結果を叩きつけた。

 とある戦いで、多くの者達がその命を落としたのだ。

 その敵は卑劣にも、神裂火織ではなく、それ以外の天草式の者達を狙ってきたのだ。

 敵は神裂をわざとおびき出し、一人で戦わせ、その間に主力を天草式にぶつけた。

 彼女が仲間を傷つけないために常に一人で戦っていた、その隙を利用したのだ。

 結果、天草式はその猛攻をなんとか退け、敵を逆に殲滅したものの、多くの死者を出してしまった。

 天草式のメンバーは68人から52人にまで減ってしまった。

 その中には長年、天草式の魔術師として戦っていた建宮の両親もいた。

 だが、建宮を始めとした天草式の者達は悲しみを抱いたものの、絶望を感じることはなかった。

 彼等は犬死にではなく、きちんと神裂の役に立てたのだから。

 そして、仲間が死に、自分達が傷ついたのは自分達の力が足りなかったからなのだ。

 これからは仲間の死を無駄にしないためにも力を付け、彼女の隣に立つためにさらに努力していけばいいのだから。

 建宮も、悲しみに沈むことはなかった。

 両親に死ぬ間際言われたからだ。

「女教皇を頼む」そう経った一言、彼の耳元で囁かれたからだ。

 両親や死んだ仲間達の覚悟も自分に託された。彼女にであったその日から彼女の背中に追いつき、ずっと隣を歩いていこうと心に誓いを立てていた。

 彼が立ち止まる理由はどこにもなかったのだ。

 しかし、神裂にとってはそうではなかった。

 彼女は、自分の『幸運』のせいで彼等が『不運』な目にあってしまった、自分が、彼等を傷つけてしまったのだと、そう考えてしまったのだ。

 そして、神裂火織はこれ以上自分の押し付ける『不運』で仲間を傷つけるのを恐れ、弱冠12歳にして天草式を離れ、単身英国へと渡り、必要悪の教会所属の魔術師となったのだ。

 天草式は彼女の押し付ける『不運』に耐えられないと、そう思われてしまったのだ。

 彼女にその気は無くとも、彼等にはそのように思えてしまったのだ。

 自分達が弱さが、自分達が未熟さが、彼女を苦しめ、そして一人にさせてしまったのだ。

 そして彼等は決意する。

 絶えず力を高め続け、彼女がいつかまたこの天草式に戻れるようにすると。絶対に彼女を一人にせず、共に歩みを進められるように練磨を続けようと。

 そして彼等は彼女無き後、実力もあり、かつて自分達を奮い立たせてくれた建宮斎字を教皇代理とし、一つの行動理念を掲げ、その歩みを進め始めた。

 その行動理念は、彼らの崇拝する者の魔法名、『救われぬ者に救いの手を』。

 

 これはこの世界に転生し、天草式十字凄教の教皇代理として日々を過ごすある男とそれを取り巻いた物語である。




......何書いてあるんですかねこれ
グダグダすぎてわかんねぇです......。
これチラシの裏から外したらどうなんだろ?
......怖い。
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