指輪の力で異世界に行ってしまったようです。 作:アキ ハバト
「我思う ここ どこ?」
銀崎大和は途方もない荒野に立っていた。
「落ち着け、思い出すんだ、どうしてこうなったかを。」
1時間前・・・
大和は、学校で友人に、「うちの家宝チョーかっこいい日本刀なんだぜ!」と長い間、話を聞かされていた。
そこで(うちにも一つぐらいあるんじゃないか。)と考え、家の蔵のような所を探していると、一つの小さな箱を見つけた。
「中身・・なんだろう? まさか開けたら浦島太郎みたいにはならんよなぁ。」
と独り言をつぶやきながら開けてみると、
赤 青 紫 黄の宝石が、金色の指輪にはめ込まれていた。
「ナニコレ、指輪・・だよな、はめてみようかな。」
その指輪は、自分にあつらえたかのようにぴったりとはまった。
瞬間
「!」
急に、ものすごい光に包まれていった。
(で 今に至ると。)
見渡す限り、砂と 岩と サボテンと 申し訳程度の道しかねぇ。
「ここがどこかもわかってないし、水も、食料もあるわけねえし。」
どうしたもんかと横たわっていると、「どした、こんな所で寝っ転がって。」と、馬の声と幌馬車の音、そして老人の声が聞こえた。
大和は飛び上がり、その老人に「すんません!ここ何処ですか!あと乗せてくれませんか!」とかじりついた。
すると老人は、「まてまて、ここには名前はないが次の町はジークリッドてえ名前の王国だ。」
(ジークリッド?聞いたことない名前だ。)「あと世界地図みたいなのありますか?」
「 ? あるにはあるが、ちょっとまっとれ。ああこんなボロ馬車でよければ乗ってもいいぞ。」
「ありがとうございます。」
すこしばかりまってると、・・
「おお あったぞ!。」と地図を取り出していた。
それを受け取り、開いてみると。
(やっぱりな、地形はそっくりだが名前が違う、ええとヴォルキスかな。)
そのあと、地図を丁寧に閉じて老人に渡した。
すると、「これから、さっき説明したジークリッド王国に行くんだがいいかな?」と聞いてきたが。
「乗らせていただいてるのはこっちなんですからお気になさらず。」と答えた。
そして二 三時間ほどで、今までの荒野と違い、物凄い活気に溢れていた。
「すみません。ここでおります。」
「おう たっしゃでな。」
と 馬車をおりた。
おりるとは言ったものの、これからどうするか。と考えていると。
何やら豪華な服を着た人たちが大名行列のようなことをしていたけども、祭りの踊り的なものとその前を通りすぎようとしたら。
「まてい!!そこの!!」と怒号が聞こえたので、オレ?と自分を指さすと、「こっちへ来い!!」と言われたので行ってみると、どうやら踊り的なものではなく、ガチの王族だったらしい。
しかも「王を侮辱した!!」とかなんとか言われていると。
豪勢な馬車の中から「まあ おぬしら待つが良い。」と透き通ってかつ力強い声が聞こえた。
学校とかあるので間が開くかもしれませんがよろしくお願いします