ハイスクールD×D 九つの尾を持つ忍   作:水凪刹那

1 / 15
プロローグ

 神崎護は夜道を駆けていた。

 今は何時だろう。わからない。月の高さでおおよその時間を計ろうにもまずその月が見えない。

 そのため、ただでさえ暗い夜道がさらに暗くなっていた。

 

 「な、なんなんだよ!?クソッタレ!!」

 

 かれこれ数十分は走っている。自身の身体能力の異常さにこの時だけは感謝していた。

 

 小学校の頃だった、友達との帰り道に何気なく寄ってみた裏道りにあった不思議な実を食べた日から俺の身体能力は可笑しなくらい上がった。

 それと共に、回りの様子や誰が何処に居るかが分かるようになったり、体が異常に固くなったりした。

 相手を睨み付けるだけで気絶するようにもなった。

 そこから、俺の人生は狂ったのかもしれない。

 

 学校からの帰宅途中、突然辺りに人がいなくなったと思ったら、ふっと辺りの明かりが消え『そいつ』は居た。目の前に立っていたのだ、いつ現れたのかもわからない、まるで始めからそこに居たかのように自然に現れたのだ。

 暗がりでわからないが他だわかるのはそいつが現れてから出てきた月明かりによって照らし出された姿はまさしく『異形の者』だった。

 

 自宅を目指し走っているのに全く辿り着く気がしない。普段なら確実に歩きなれ完璧に覚えているはずの道なのに今は何処を走っているのかすら分からなくなってきた。

 

 そして、神崎護は訳もわからないままその『異形の者』に胸を貫かれてこの世から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 「…ん…ふぁ~…ん?」

 

 俺、神崎 護は現在進行形で混乱中です

 

 「えっここどこ…、見渡す限りの花、花、 花って某花妖怪の花畑にでも来ちまったの か…」

 

 えーと確か…学校帰りにジャンプとハイスクールD×Dの本を買って家に帰って~…

 

 「どうしたんだっけ…」

 

 『そこからは儂が説明しよう』

 

 胡散臭い変なじいさんが出てきたし…あれか夢か

 

 『夢か…人間はホトホト呆れるのう、自分の体験したことがないことには、「あり得ない」「あるはずがない」「不可能」と決めつけるばかりじゃ』

 

 「人の心を読むな!!で取り合えずアンタ誰?」

 

 『ワシか?ワシはのうお前らで言うところの『全知全能の神』じゃ』

 

 は?こいつが『オーディーン』?あり得ない確かに俺の記憶にあるとうりの姿だけど…

 

 「なるほど厨二か」

 

 『本物じゃ本物の神じゃ!!あまり失礼なことばかりいっとると消し飛ばすぞ』

 

 「ハイハイ(笑)」

 

 まぁ話ぐらいは聞いてやるかな…

 

 『妙に上から目線なのか気に食わんがまあええ、信じてないなら信じさせてやろう、お主は中二の頃自分の事をダークフレ「それ以上言ったら殺す」ま、待つのじゃ、お主には今から転生してもらう』

 

 「ハァ?何でってかどこに」

 

 『転生先はハイスクールD×Dじゃな』

 

 「死亡フラグだらけの世界じゃねーか」

 

 『だから、貴様らが言うところの特典もやろう』

 

 「逆にもらえなかったら人生詰みだっつうの、それじゃああらゆるものを極める能力と成長限界無くして、あと、境界を操作する程度の能力とあとは…ナルトの能力を少々」

 

 「あとは、魔法、呪文、技を創り使う程度の能力で」

 

 『それでよいのじゃな』

 

 「こんだけあったら何とかなんだろ、後は原作に関わって行かなければさ」

 

 

「なんだ?あ、そう言えば俺、なんで死んだの?」

 

 自分の死因位分かっとかないとね?

 

 『うむ、部下の一人が八つ当たりで机を蹴っら偶々ハサミが飛んでいってお主の後頭部に…(やはり記憶が飛んでおったか…しかし、死した者の最後を偽りの形にするのは気が引けるのう)』

 

 「それで死んだのか…ん?実はお前がやったとか?」

 

 『……』

 

 「吐け、本当はどうした?」

 

 『(しもうた、少しボーとしとった)あ、あののう…そうじゃ部下ではなくワシがやった、反省はしているが後悔はしていない』

 

 「後悔も知ろー!!」

 

 『なら、反省も、後悔もしない(この者ならあの運命も越えられるかもしれん)』

 

 「ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」

 

 『逃げるをだよ~』

 

 「待てやー!!ゴラァー!!」

 

 こうして俺と神の鬼ごっこが始まった

 

 ――10分後――

 

 『ハァ…ハァ…ハァ』

 

 「捕まえた…ニヤニヤ」

 

 『ちょま、話をしよ「だが断る!!」あぁんまぁりだぁぁぁぁ』

 

 「護のパーフェクトボコリ教室始まるよー♪」

 

 『あのちょ、ほんとに話を話せばわか…ア ―――…』

 

 ――15分後――

 

 「ふー、すーっとしたぜ」

 

 『さ、サイデスカ(こいつ怖い…ガクガク』

 

 『なら、ソロソロ転生のお時間じゃ』

 

 「分かったならいってくるぜ」

 

 神が少しニヤけながら、天井の紐を掴み、神がそれを引く 、床が抜ける

 

 「ここはテンプレかぁぁぁ…」

 

 

 

 

 

 

 キングクリムゾン!!

 

 生まれてから二年後俺は神からの交信と共に記憶を取り戻した

 

『取り合えず、特典の確認からじゃNARUTOの能力全てについてじゃが、

・尾獣チャクラ

・ナルトの六道仙人モード

・マダラ、イタチ、シスイ、サスケの永遠の写輪眼、輪廻眼、輪廻写輪眼

・ヒナタとネジの白眼

・全血継限界 ・全血継淘汰 ・全血継網羅

 

次に東方系の能力

・境界を操作する程度の能力

・呪文、魔法、忍術、技を創り使いこなす程度の能力

・極める程度の能力

 

最後にお主の元から有る能力でこれはこちらの手違いで有る世界特有の果実がお主の世界に迷い混みそれを誤ってお主が食べてしまった為に手に入れた能力じゃ。

 

・自然系悪魔の実『メラメラの実』

・覇気『覇王色』『見聞色』『武装色』

 

悪魔の実とはただの人間に超人的な能力を与える物で、これはそれの最強種『自然系』物理攻撃が特殊な場合を除いて全く効果がなくなる物じゃ。

 『メラメラの実』はその名の通り燃え盛る炎を操る力じゃ、代償として全く泳げなくなるが、お主の能力でなんとかなるじゃろ

 覇気とはこれはお主にも覚えがあると思うが

・『覇王色』は大人数を一度に気絶させるほどの力

・『見聞色』は相手の攻撃を見切る力、写輪眼と合わせればお主に攻撃を当てることの出来る者など居ないじゃろう

・『武装色』は自身の体を高質化圧倒的な破壊力と防御力を生む力じゃ

 

 使い方はお主の頭に送っておく、後は能力でコントロールするんじゃな。

 

 あとお主が作り出した道具なんかは時空間に入れて置いたから神威か境界を操る程度の能力で取り出せるぞ、写輪眼は勿論、スサノオから神威などの時空間忍術、天照、月読、が出来るから普通の忍術や禁術なんかも、もちろんじゃ、あとこれは九尾のみじゃが尾獣化を一本目から完全尾獣化まで、完全尾獣化のサイズを二メートルクラスまで、イタチの須佐能乎、マダラの完全体須佐能乎、サスケの真の完全体須佐能乎も同じようにサイズを押さえることができる』

 

 「(頼んでないのがあるんだけど…)」

 

 『気にするな』

 

 「(えー…)」

 

 『取り合えず、これからは新しい生として頑張っていく のじゃな、あ、体のスペックだが生前と同じスペックじゃ』

 

 「(確か限界ないんだよね?)」

 

 『ファイト!!あと話がしたいときは頭のなかで呼べば会話が出来るぞ』

 

 「(ハァー…ラジャー)」

 

 こうして俺、神崎護はハイスクールD×Dの世界に転生した

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 この世界に生まれてから神から能力と記憶を受けとり十数年。

 現在俺は十二才もう少しで中学二年になるところだ。

 今、俺はフランスの片田舎に来ている。

 理由は親の一言で「いっちょ世界を旅してきな」と言われたからだ

 その過程で今はフランスに腰を据えている。

 

 「にしても…ホントなーんにもないのな」

 

 今眼前に広がるのはだだっ広い草原と反対側は断崖絶壁の海だった。

 昨日この辺りにたどり着き今日は町に行こうかと思っていると

 

 「……雲行きが怪しいな…」

 

 突然雲が広がりだし雨が降り始めた

 

 「っちょ!?ふざけんなよ!!」

 

 辺りを見回しても何もなく…いや、少し先に町が見えた

 

 「だーっくそ!!あそこまで一気にいくか!!」

 

 チャクラによる身体能力の強化で草原を駆け抜ける俺

 

 「………彼なら…任せられるかも…この『呪い』と『神の力』を」

 

 そこから少し離れた城から見るものが居たことを俺は知らない

 

 

 

 

 

 

 

 町にたどり着くとそこは人で溢れていた

 

 「これは?一体…まずは話を聞き回る…(グイ)ん?」

 

 近くに居る人に話を聞こうとしたとき俺の手を掴むものがいた

 

 「少し待ってくれるかしら?」

 

 振り返るとそこには、美しい女性がいた。

 

 「なんですか、今急いでるんですが」

 

 「これは重要なことよ…だってあなたを呼ぶためにこの騒ぎを起こしたんですもの」

 

 「っ!!あんたが俺を呼ぶためだと?」

 

 「そうよ、あなたに会いたいのとあの駄神との契約でね?」

 

 「あの神様のことを知ってるってことはあんた!!」

 

 「ええ、あなたが転生者であるように私もかつてあの駄神に転生させて貰った身そして、」

 

 女性は俺のほうに1歩近付き

 

 「あなたのことを教えてもらってようやく会えた」

 

 「あんたの目的はいや、まず名前はなんだ…」

 

 女性に問いかけると

 

 「あら、人に聞くときはまず自分からって教わらなかった?」

 

 にこやかにだが威圧をかけながら答えた

 

 「っ!?…神崎護…」

 

 「神崎…護…神の文字を持つ子…やっぱりあなたが私の…」

 

 「考えに没頭するのは構わないが話を進めようぜ」

 

 「ええ、そうだったわね、私の名前は『暁凪沙』特典はストライク・ザ・ブラッドの第四真祖、焔光の夜伯の 全能力、ただし眷獣は所々抜けてるけど、とカンピオーネの草薙悟堂の権能そして特典のデメリットと誓約、発現条件の排除よ」

 

 「チートだな」

 

 「何を言ってるの?この能力はこれからあなたの物よ?」

 

 ……何を言っているんだこいつわ…?

 

 「あなたをここに誘い込んだ理由はね、私が死ぬためなの」

 

 「私は自分の能力ゆえに死ぬことができないの、でも駄神がね言ったのよ『もうすぐ新しい転生者がそちらの世界にいく』ってねだからか私は今しかないって思ったわけ」

 

 「私はあなたに全てを託して行くわ、受け取ってくれる?」

 

 こんなの…

 

 「こんなの卑怯じゃないか…断れないよ………分かった…受けとるよ」

 

 女性……暁凪沙はニコッと笑って

 

 「ありがとう」

 

 そう言って俺の首筋に噛み付き何かを流し込んだ

 意識が落ちるその一瞬の間に『焔光の夜伯』から一言

 

 「でも、注意して眷属はすべてが出揃ってる訳じゃない、欠けている子も居るからね」

 

 それを理解したときには俺の意識は闇に落ちていた

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 「ここは?」

 

 目が覚めた時に俺がいたのは周りに靄が立ち込める不思議な空間だった

 

 「ここは生と死の狭間、境界線、人が神ならざる神を倒し神殺し…『カンピオーネ』となりし者がたどり着く場所よ♪」

 

 気配すら感じさせずに後ろに立っていたのはピンク色の髪の毛をツインテールにした女の子だった

 

 「あんたは?」

 

 「私は『パンドラ』気軽にママって呼んでくれてもいいのよ♪

 

 「へーなら、ママ?どうして俺はここにいる?」

 

 「貴方は神を殺さずにその力を受け継ぐ形で『カンピオーネ』となった。本来とは全く別の方法で義子になった貴方は権能の制限がなくなるの。それにあなたの周りには神が集まりやすいのよ、だから気をつけてね?」

 

 「分かったよ、ママ」

 

 ママ…パンドラはニッコリとしながら消えていった

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝方に着たはずなのに気がつくと既に昼過ぎで太陽が眩しかった

 

 「力が…ハハハ…どーしよこれ…」

 

 一人残った俺はただただ呆然とするだけだった




次回、原作入り
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。