教会の地下…階段を降りていって奥に進んでいくと目の前に大きな扉が現れた
「あれか」
「おそらく、奥には堕天使や悪魔払いの大群が存在するとおもう。覚悟はいい?」
「木場、ここまで来て戻るとか腰抜けかよ」
木場の言葉に反応した俺に塔城とイッセーが、頷いた
「わかった。じゃあ扉を…」
「待てよ木場」
扉を開けようとした木場を俺は止める
「どうしたんだい?神崎くん?」
「木場、俺は手を使わない扉の開け方を知ってるぞ」
そう言いながら俺は眼を輪廻眼にして
「見てな…『神羅天征』!!」
斥力で扉を吹き飛ばした
「…神崎先輩は回りの被害を考えないんですか?」
「さぁな?そろそろいくぜ?殴り込みだ!!」
吹き飛ばした扉に当たったのか前方の悪魔払いが倒れていた
「いらっしゃい。悪魔の皆さん」
女堕天使が部屋の奥、シスタの磔にされてる十字架の隣に立っていた
「アーシアァァ!!」
イッセーの雄叫びに気がついたのかシスター…アーシアがこちらを向いた
「………イッセーさん?」
「ああ、助けに着たぞ!!」
イッセーが微笑みかけるとアーシアさんが涙を流していた
「感動的だけどもう遅いわ、今まさに儀式が終わるところよ」
儀式が終わる…つまり
「神器を抜き取る気か!!くそが!!イッセー!!お前を今からあそこに投げる、彼女を掴んだら何でもいい合図を寄越せ!!必ず上まで届けてやる!!」
「わかった!!頼む!!」
おし!!なら
「『影分身の術』!!イッセー行くぞ!!
影分身二体でイッセーの両手をつかんで…
「おりゃァァぁ!!」
「うおおおおおお!?」
彼女の所に全力で投げた
「イッセー!!覚悟を決めろぉぉぉぉ!!」
「うぉぉぉ!!アーシアを返しやがれぇぇぇぇぇぇ!!」
ゴッ!!
まっすぐ堕天使に突っ込みそのまま殴り飛ばした音がした。
「イッセー!!ポケットに俺特製のクナイが入ってる!!それで助け出せ!!」
イッセーは言われるがままにポケットの中からクナイをだしてアーシアさんを拘束具を外した。
「良いぞ!!マモル!!」
「よっしゃ!!ここは任したぜ分身」「任せな」
「飛雷神!!」
「うお!?」
突然となりに現れた俺にイッセーはビックリしたがすぐに顔を引き締めながら
「アーシアは助け出した!!あとは…」
「ああ、あの堕天使をぶっ飛ばすだけだ!!」
そういい、イッセーを上に向かわせた
「さて、悪魔払いども…ここからは俺の独壇場だボケぇぇ!!うおおおおおお!!『須佐能乎第二形態』!!」
悪魔払いは突然現れた巨大な骸に驚き足を止めてしまった
「木場ァァ!!塔城ぉぉぉ!!離れてろォォォ!!」
「わかった!!子猫ちゃん少し危ないから捕まっててね」
「ありがとうございます。」
よし、十分離れたな…
「さぁ…薙ぎ払え!!」
なんの効果もないただのチャクラ刀だが質量は桁違いだ
悪魔払いはなす統べなく尽く吹き飛ぶ
「よし残りは…来い『光竜の星刻の双籠手』加速開始!!」
神器を発動無限に自身の速度を速くする効果を発動
「行くぞ…今の俺は光さえ凌駕する速度を持つぞ!!ついでに八門遁甲!!第六景門…解!!」
体からは青いオーラを発しながら残りの悪魔払いのなかに突っ込み
「『最高速・朝孔雀』!!」
吹き飛ばした。そこのフロアにはすでに生きている敵は誰一人としていなかった。
「よし…行くか」
ドゴォ!!と天井を壊して上のフロアに跳んでいくと
「あらあら、すごいオーラですわ」
「マモル…なのよね?」
グレモリー部長と姫島先輩
「……すごい熱量、熱いので近づかないでください」
「その籠手は何だい?」
木場に塔城もいた
「おい塔城近づくなは酷くないか?あと、この籠手は神器だと、所でイッセーは?」
八門遁甲を解除しながら質問するとちょうどイッセーが堕天使に立ち向かうところが見えた
「さて、手出ししないから見せてくれよ主人公くん」
少しだけ広角を上げながら誰にも聞こえないくらいの音量で俺はそう呟いた
――sidechange
俺は許せなかった。
自分の弱さが…不甲斐なさが…無力今の俺はまさにそれだった。
神器を持っていてもありふれたもの、魔力もない力の無いただの下級悪魔。
だから、許せなかった。アーシアを守れなかった自分が、アーシアを殺したレイナーレが。
そのときリアス部長の言葉が脳裏を過る
――――想いなさい。神器は想いの力で動き出すの。そして、その力も決定するわ。
「返せよ」
――――あなたが例え悪魔でも神器は答えてくれるわ。その想いが強ければ強いほどね。
「アーシアを返せよォォォォォォォォォ!!」
『Dragonbooster!!!!』
俺の想いに答えるかの如く腕に装着された赤い神器は俺の全身に力を与えながら動き出す。
籠手に紋様が浮かび
『Boost!!』
籠手からの音声と共に宝玉の文字が『Ⅰ』から『Ⅱ』に変わった。
さんざんこいつにバカにされて来たけど今ならわかる…
こいつを…この堕天使に勝つには今しかない
「なぁ、俺の神器さん。目の前のこいつをぶっ飛ばすためにお前の力が必要なんだよ…だから、トドメとシャレこもうぜ!!」
『Explosion!!』
宝玉からそのキーワードが発しられると籠手から溢れんばかりの力が流れ込んできた。
一回限りこの一撃だけの力…それでも!!
「な、何よこの力は!?あなたのはただの『龍の手』でしょ!?この力の波動は上級悪魔の魔の波動のそれ…い、いや!!」
バッ!!
翼をはためかせて逃げようとするレイナーレの翼をを掴み思いきり引き寄せ…
「逃がすかァァァァァ!!」
「わ、私は至高の!!」
「吹っ飛べ!!くそ天使!!」
ゴッ!!
派手な音と共にレイナーレはぶっ飛んでいき
ガッシャァァァン!!
大きな破砕音と共に壁を突き破り外へ
「ざまあーみろ」
思わず笑みがこぼれた。――一子報いた。
でも、
「アーシア…」
二度と彼女は笑ってはくれない。
――sidechange
「へーそーゆうことね」
グレモリー部長が納得したような声をあげた。
「塔城あの堕天使連れてきてくれるか?話があるから」
「?…わかりました」
塔城にレイナーレを連れてきてくれるように頼み
「さて、悲劇のお姫様とその姫を救った王子様のもとに向かいますか」
「あらあら、イッセーくんは王子様ですか?なら、私の王子様は誰かしら?」
姫島先輩が少し遊んだように言ってきた
「さぁ?誰でしょうね?」
冗談を言いながらイッセーの所に向かう。
今にも倒れそうなイッセーのもとに先に向かい支えていた木場。
「おつかれイッセー」
「おう、マモル。でもアーシアは…」
「まぁその話は後だ今は」
「マモル先輩持ってきました」
「お、ありがとよ塔城しかし、持ってきたと言うより引きずってきただな」
「気にしたら敗けです」
「ハイハイ…さてと、グレモリー部長起こしますからねコイツ」
返事を聞かずにレイナーレに向かい呪文発動
「メラ」
小さな火の玉は当たった瞬間爆ぜてレイナーレの足を吹き飛ばした
「ぐぁぁぁ…ァァァ…」
悲鳴をあげながら苦しむレイナーレに淡々と質問をしていく
「よう、堕天使レイナーレ久々だな」
「あ、あなたは!!」
へぇ以外だな覚えてたんだ
「よく覚えてたなまぁ、あのときはお前のことを殺しはしなかったけど…」
「……私一人でこの作戦が行われてると思わないことね。私の他にも堕天使は来ているわ。きっともうすぐ助けに――」
「普通に考えてさぁ…さっき地下で見なかった飛とがいるんだから、別動隊がいても可笑しくないとか思わない?」
「ま、まさか!?」
「そのとうり、彼等は助けに来ないわ、堕天使カラワーナ、堕天使ドーナシーク、堕天使ミッテルト、彼等は私が消し飛ばしたから」
レイナーレにとって信じたくない事実と共にグレモリー部長は懐から三枚の黒い翼を取り出した。
「分かったか、つまりお前は絶体絶命助けもなにも来ない。しかもお前がちょっかいを出したのは魔王の妹『紅髪の滅殺姫』と赤き龍の帝王『赤龍帝の籠手』だよ」
「あ、あの『神滅具』がこんなガキに…」
「ついでに言えば俺も二体のドラゴンを宿しているからなしかも、俺自身、妖狐最強の九尾だ」
あ、レイナーレの瞳が絶望に染まった
「さて、では改めて…くたばれやレイナーレ」
腰に手を構え正拳突きの構え…
「『爆裂拳・火拳』!!」
八連撃の火拳を放ち翼も残さず消し飛ばした
「さて、イッセー」
「な、なんだよ…てか、お前も神器を持ってたんだな!!」
グレモリー部長とイッセーの視線は俺の両手の『光竜の星刻の双籠手』に向けられた
「ああ、後天的…て言うか昨日手にいれたんだけどな」
「詳しいことは帰ってから聞きましょ」
「なら、先に戻りますね?また明日」
俺は話を終わりとして家に帰った
次の日、朝早くから部長に呼び出されて部室に向かうとそこには俺以外の部員とアーシアさんがいた。
「へぇ…転生させたんですね?」
グレモリー部長に聞くと部長は
「前代未聞だけどね?さてみんな揃ったことだしパーティーを始めましょうか」
部長が指をならすとテーブルの上に大きなケーキが出現した。
「た、たまには皆で集まって朝からこういうのも良いでしょ?」
照れているグレモリー部長に皆が微笑ましい笑みを向けていた。
「ほら、早く食べるわよ!!マモルあなたも離れてないでこっちに来なさい!!」
「了解です、アーシアさんこれからよろしくね?俺は神崎護。これでも男だよ」
「はぅ、アーシア・アルジェントです。よ、よろしくお願いします、神崎さんも助けに来てくれたんですよね?」
「ああ、昨日はすぐに帰っちゃったから挨拶も出来なかったね」
「はい、でもイッセーさんに色々と聞きましたから!!」
イッセーに対して冷たい目を向けるとイッセーは慌てて
「な、何も余計なことは言ってないぞ!?」
「そっ、なら良いけどま、なら説明の手間も省けるからいいや、とりあえず改めて、これからよろしくアルジェントさん」
「はい!!よろしくお願いいたします!!
輝くような笑顔を向けてくるアルジェントさん
うん、良い子だね…
「……ああ、ほんとにこの世界に来てよかった…」
そうしみじみ思いながら俺は東から上りはじめた太陽を見ていた。