ハイスクールD×D 九つの尾を持つ忍   作:水凪刹那

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第四話 宣戦布告

 ライザー・フェニックスとのレーティングゲームが決まり、余裕の表情を浮かべるフェニックスと我が部の部長リアス・グレモリーが睨みあっていると、急にフェニックスはイッセー達にムカつくほどの笑顔を向けて来た。

 

 

 「なあ、リアス。まさか、ここにいる面子が君の下僕なのな?」

 

 フェニックスの一言にグレモリー部長は片眉を吊り上げている。

 

 「だとしたらなんなの?」

 

 グレモリー部長の答えにフェニックスは面白そうにクククと笑っていた。

 

 「おいおい、これじゃあ話にならないぜ?君の下僕の面子じゃあ俺のかわいい下僕に対して対抗できるのが、君の『女王』である『雷の巫女』とさっき俺に対して歯向かってきたそこの奴ぐらいしか居ないじゃないか」

 

 フェニックスはそう言うと俺と姫島先輩を交互に見て笑いながら指をパチンと鳴らした。

 すると、部室の魔方陣が光り出す。

 魔方陣に写し出される紋様はフェニックス家の物と一緒だ、その魔方陣から次々と人影が出現していく。

 

 「と、まあ、これが俺のかわいい下僕たちだ」

 

 堂堂と言うフェニックスの周囲に総勢十五人、眷属悪魔と思われるものたちが集結した。

 鎧を着て腰に剣を指した『騎士』と思われる者や、フードを被った『魔術師』と思われる者、フルメンバー、チェスと同じ、最大人数の十五人のメンバーだ。

 

 ふと隣を見るとイッセーが地の涙を流していた。

 

 「おい、イッセー?なんでお前地の涙を流してんだ?」

 

 「なんでだと!?分からないのかマモル!?」

 

 驚愕と言った表情を俺に向けてくるイッセーだが正直全くわからない

 

 「いやわからんよ?」

 

 「こいつは…こいつは!!男の夢―――ハーレムを作り出しやがったんだ!!」

 

 「わからない、ナニが言いたいのかわからない!!」

 

 大声で叫びながら大号泣するイッセーを俺たちは苦笑い、塔城は冷たい目で「……獣先輩」と呟いていた。

 

 「お、おい、リアス……。この下僕くん、俺を見て大号泣しているんだが」

 

 苦笑いしている俺たちにフェニックスは困惑しながら言ってきた…イッセーに対してはかなり引いた表情だ。

 グレモリー部長はそれを見て、困り顔で額に手を当て頭をやれやれと振りながら

 

 「その子の夢がハーレムなの。きっと、ライザーの下僕悪魔たちを見て感動したんだと思うわ」

 

 グレモリー部長がフェニックスに対しては説明すると、イッセーが頭を激しく上下に振り肯定の意を示した。

 そんなイッセーを見てフェニックスの下僕が

 

 「キモーイ」「ライザーさまー、このひと気持ち悪ーい」

 

 と、心底気持ち悪そうにしていた。

 そんな事を言っていた女の子の体を撫でながらフェニックスが慰める。

 

 「そう言うな、俺のかわいいお前たち。上級階級の者達を羨望の眼差しで見てくるのは下賤な輩の常なのさ。あいつらに俺とお前たちの熱々なところを見せてやろう」

 

 フェニックスは部室の中ででいきなり下僕悪魔とキスをし始めた。

 しかも、深い舌と舌を絡めるような濃厚なディープキス始めた。

 グレモリー部長は呆れながらその様子を嫌悪の表情で見ている。

 

 俺とイッセーは反射的に塔城とアルジェントさんの目を塞いだ。

 

 「あ、あのイッセーさん?どうしたんですか?」

 

 「いいんだよアーシア君は見なくても」

 

 「……あの、神崎先輩?」

 

 「塔城お前にはまだ早い」

 

 俺とイッセーはフェニックスに対しては殺意と嫌悪の視線を向けた、因みに俺が殺意でイッセーが嫌悪だ。

 

 フェニックスはイッセーの視線に気がつきニヤリと笑うとイッセーに

 

 「おまえじゃあ、こんなこといっしょうできまい。下級悪魔くん?」

 

 「最低でもそんなことを婚約者の目の前でしでかす糞野郎よりはイッセー見たいに女の子なら誰にでも平等でいる奴の方がまだましだと思うが?」

 

 「何?それはどいいうことかなリアスの下僕」

 

 「わかりきったことを聞いてくんじゃねぇよ糞野郎、いやこれじゃあ糞野郎に失礼だな種まき鳥があぁ?フライドチキンの方がましかな?ハハハハハ」

 

 「このっ…!!下級悪魔が!!やれお前たち!!」

 

 フェニックスは自分の下僕達に俺を攻撃させようとしてくるが

 

 「うせろ!!このカスどもが!!」

 

 『っ!?』

 

 この部室の中で一番でかい魔力を放った『女王』グレイフィアよりも大きな魔力を発して相手に脅しをかけた

 

 「い、いや…来ないで…」「怖い…いやぁ…」

 

 すっかり人の変わったように怯えだしたフェニックスのところの下僕たちは尻餅や腰を抜かしたもの達。

 驚愕と憤怒の表情で見てくるフェニックスに

 

 「お前がケンカを売ったのは最強の二天龍と最強の妖狐である九尾だ」

 

 少しずつ近よりながらフェニックスに話しかける

 

 「決戦は十日後で良いな、お前たちも負ける覚悟がいるだろう?」

 

 「こ、このっ!!」

 

 「これで話は終わりだ、さっさと帰りやがれ!!」

 

 俺が殺気を乗せながら睨み付けるとフェニックスは怒りの表情を浮かべながら、

 

 「貴様は絶対に許さんぞ」

 

 「精々あがいてくれよ、種まき鳥くん」

 

 魔方陣を展開して立ち去るフェニックスを尻目に俺は

 

 「俺だけならあんなやつら瞬殺出来るけどこれはレーティングゲームだみんなも動いてもらう……特にイッセー!!」

 

 「お、おう!!」

 

 「お前は弱い!!非戦闘員のアルジェントを覗けばただのカスだ!!だからこの十日間でレベルを上げるぞ!!」

 

 「ど、どやって?」

 

 

 「お前の好きな漫画でもある…特訓だ!!」

 

 「と、特訓ってあと十日しか無いんだぞ!?」

 

 「いや、逆だ。あと十日ある、この十日間でお前にはある領域まで行ってもらう。負けたくなかったら死に物狂いで足掻け」

 

 「…分かった、やってやる!!」

 

 

 こうして、俺たちは対フェニックス戦に向けての特訓を始めた

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