ハイスクールD×D 九つの尾を持つ忍   作:水凪刹那

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第二話 赤髪の悪魔と悪魔化の真相

 side――神崎護side

 

 あの夕焼けのなかで堕天使と一誠とリアス・グレモリーの三名と顔を合わせ原作の開始を確信したまでは良かったのだが、まさかあのタイミングでリアス・グレモリーの『悪魔の駒』が俺に向かって来るとは思わなかった。

 

 次に目覚めたときは翌日の夕方だった、記憶はが正しければここでまた、兵藤一誠は堕天使に襲われリアス・グレモリーに助けられ気を失うはずだ。

 

 「なら、ここでまた一誠とリアス・グレモリーに接触しておくか…いや、その前にあのバ神にどうして俺が悪魔に転生したのか聞かなければな…」

 

 そうだ、兵藤一誠の悪魔の駒が俺に使われしかも兵藤も悪魔に転生することができたとなるとこれはバ神によってなにか操作されたに決まってる。

 そうと決まれば早速念話をするか。

 

 「(おい!!このバ神!!)」

 

 『………………………』プルプルプルプルプル

 

 ………………あれこれ、電話だっけ?

 

 『………(プルプルプルプルプル、ガチャ…)はい!!もしもし、こちら神の間コールセンターでございます!!』

 

 

 ……コールセンター!?…神界って一体…

 

 「(あ、えっと、そちらの『全知全能の神』によって転生さしてもらえた神崎護ともうします、お手数ですが『全知全能の神』様にお電話繋いで頂いても宜しいでしょうか?)」

 

 やべぇ、敬語なんてほとんどしたこと無いからぐちゃぐちゃだ~

 

 『はい!!『オーディーン』様ですね少々お待ちくださいい!!』

 

 「(あ、ありがとうございます…)」

 

 スッっっっゴイめんどくさいな…

 

 『神崎護様、お待たせいたしました、ただいまオーディーン様にお電話おかわりいたします』

 

 早いな!?流石は神界のコールセンターだな…

 

 「(あー神様?)」

 

 『なんじゃ、久々に声を聞いたと思ったら突然』

 

 いや、久々にって用事がないのに一々こんなことしなくちゃならないとかめんどくさいわ…っじゃなくて!!

 

 「(一つ聞きたい、何で俺がリアス・グレモリーの悪魔の駒で転生できたんだよ!?)」

 

 『あーその事か…ん?と言うことは原作が始まったんじゃな?そうかそうか、そしてお主がどうして転生できたんだと言うとのう…めんどくさいから箇条書きで説明するぞ

 

・こちらの操作でお主の駒価値を兵士十二個分に固定

 

・リアス・グレモリーの悪魔の駒『兵士』を全て『変異の駒』に

 

・その内四つを駒価値十二個分

 

・四つを駒価値八個分

 

これにより兵藤一誠並びにお主の転生が可能となったのじゃ』

 

 いや、転生が可能となったのじゃ、じゃなくて…

 

 「(わざわざ、転生する必要があったのかよ!!)」

 

 『このほうが原作介入しやすいじゃろ、理由はこれだけじゃ疑問には答えたそろそろ切るぞ…あと、お主の悪魔の駒は少し特殊で本人の能力つまりお主の写輪眼や輪廻眼、メラメラの実の、覇気を強化できるからのう、説明するとメラメラの実は質量攻撃を全て効かなく出来るのじゃ』

 

 「(さらに、チート追加かよ!?)」

 

 おいおい…やりすぎだろう…

 

 『ただし、余りにも攻撃を受けすぎると体力の消費が激しいから気をつけいな』

 

 「(あ、ああとりあえず謎は解けたから…ありがとう)」

 

 うわぁ…元々があり得ない位チートだったのにここまでチートになるのか…

 

 『そう言えば、お主の今世の親はどうじゃ?』

 

 「(………ああ、良い親『だった』よ)」

 

 『どうやら、何かあったようじゃな』

 

 「(聞かないでおいてもらえるか?あと、周りには親は遠くに旅行中ってことで認識するように出来るか?)」

 

 『………分かった、しかし復讐には走るのではないぞ』

 

 「(ああ、分かってるよ…そうなったとしてもアイツは『あの悪魔』だけは俺が殺す。たとえ原作を変えることになったとしてもな)」

 

 『そうか…そろそろ切るぞ、また、何時でも連絡をよこせ』

 

 「(ああ、またな)」

 

 

 気がつけば外は暗闇、夜だった…まてよ、ヤバイ!! 

 

 「そろそろ行かないと兵藤が二回目の堕天使との接触が始まる!!」

 

 俺は窓から飛び出して、誰もいない家から屋根を跳びながらあの公園へ瞬身の術を使いながら向かった

 

 

――sidechange――兵藤一誠side――

 

 あの公園での変な夢?を見た翌日から俺の体はおかしかった。

 身体能力が夜だけあり得ないほど上昇していたし、反対に朝方が極端に弱くなった。

 

 それに、元浜と松田の二人とも夕麻ちゃんを覚えてなくて携帯にも何処にも夕麻ちゃんのいた記録はなかった。

 そんな状態でいたせいで元浜と松田には変に心配された、そんな日の夜二人と別れて数分。

 帰り道を歩く俺だが、先程から溢れ出てくる力の疼きがひどく、辛かった。

 例の「夜になると力が溢れ出てくる」ってやつだ。

 

 しばらく歩いていると、目の前の街灯の下に人影があった。

 その人影から俺に向かって鋭い目付きで睨んでいた。

 体の震えが止まらない相手の視線がこちらの一つ一つの動作を捉える度に体に芯まで凍り付いてしまいそうになる。

 すると、人影は少し、また少しと俺に近づいてきた。

 

 「これは数奇なものだな。こんな都心部でもない地方の市街で貴様のような存在に出会うのだからな。」

 

 男は何か言っているがハッキリ言ってそんなことはどうでもよかった一刻も早くここから逃げた方が良いとそんなことばかりが、頭に浮かび続けた結果、俺はその場から後ずさりしつつ、距離をとりダッシュで逃げようとしていた。

 

 「逃げ腰か?主は誰だ?こんな都心部から離れたところを縄張りにしている輩だ、階級の低いか、実力がなく追いやられたか、はたまた大層な物好きかのどれかだろう。お前の主は誰だ?誰なんだ?」

 

 男は近づきながらそう言ってきた。

 バっ!

 俺はそんな男を無視して全力で来た道を戻った。

 

 曲がり角や、回り道をしながら走ること十五分位したところで開けた場所についた。

 ――公園だ。俺の知ってる公園だ。

 ここは、夢の――夕麻ちゃんとのデートで最後に訪れた場所だ!!

 そんなことを考えていたら背後からかの視線に『ゾクッ。』と冷たいものがはしる。

 恐る恐る振り返るとそこには黒い羽が舞っていた。

 カラスの羽?違う。

 

 「逃がすと思うか?お前の属している主の名を言え。こんなところでお前たちに邪魔されると迷惑なのでな。こちらとしてもそれなりの……。まさか、お前『はぐれ』か?それならばその困惑した様子も説明がつく。」

 

 男は光の槍?を作りながらぶつぶつと一人で呟いていた。

 一人で勝手に納得してんじゃねえよ!!

 

 まて、光の槍?

 確かあの夢でも夕麻ちゃんが黒い翼がと光の槍で俺を…っ!

 まさか、あの夢のまま俺はあの槍で!?このままじゃあれで刺される!?

 

 「ふむ。主の気配も仲間の気配もない。消える素振りも見せない。魔方陣の展開もしない。状況分析からすると、お前は『はぐれ』か。並ば殺しても問題有るまい。」

 

 ヤバイ!!あれだけは!!あの槍だけは受けちゃいけない!!

 そう思って、また逃げようとしたときにはすでに腹を槍が貫いていた。

 ごぽっ。

 激痛なんて言葉すら生ぬるいそのくらいの痛みが俺の血と共におそってきた。

 死への恐怖、それらも合間って俺は地面を転げ回った、痛みの原因である、光の槍を抜こうとして手で触れたら、その手すら焼けていた。

 熱い熱い熱い!!

 

 「ぐ………あアアア…………」

 

 俺が痛みにのたうち回っていると男がまた話してきた。

 

 「痛かろう。光はお前らにとって猛毒だからな。その身に受ければ大きなダメージとなる。」

 

 男が俺に止めをさそうとしたとき俺は思い出した、あの夢の続きなら、助けてくれ。

 

 そのとき男の背後の家の上から赤い赤い大きな炎と

 

 「兵藤から離れやがれ!!『火拳!!』」

 

 俺の親友の声が聞こえた…そして、もう一人

 

 「その子に触れないでちょうだい」

 

 俺のそばに女性が近づいて来た。

 

 紅い髪。夢でも見ていたあの人――――

 

 「リアス・グレモリー先輩…」

 

 その名前を呟きながら俺は

 

 「あら、気を失なっちゃったの?」

 

 気を失った。

 

 

sidechange――神崎護side――

 

 俺が公園にたどり着いた時には堕天使が兵藤に止めを指す直前だった、近くにリアス・グレモリーはまだいない。

 ならば、ここで堕天使を少し足止めする!! 

 「兵藤から離れやがれ!!『火拳!!』」

 

 メラメラの実の能力を使いながら俺は出来るだけ威力を抑えた『火拳』を放った。

 

 「っ!なんだ貴様は!!」

 

 堕天使は避けながら俺に光の槍を放って来るが全てオビトの万華鏡写輪眼の時空間忍術、すり抜けで回避もせずに、近づいていったすると。

 

 「この子に触れないでちょうだい」

 

 やっとリアス・グレモリーが到着した。

 危なかった、本気で倒してしまうところだった。

 

 「…紅い髪…グレモリー家の者か…」

 

 堕天使は憎たらしげにグレモリーをにらめつけた。

 

 「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう。堕ちた天使さん。この子にちょっかいだすなら、容赦しないわよ。もちろん、そっちの子にもね。」

 

 グレモリーは堕天使に釘を指しながら俺に顔を向けてきた。

 反射的に俺は万華鏡写輪眼を解除した。

 

 堕天使はいつのまにか居なくなっていた。

 

 「逃げ足だけは速いようね」

 

 グレモリーはそう呟き兵藤に近づいていった。

 

 「貴女もありがとうね?でもよく、この状況がわかったわね?」

 

 「元々自分は裏のことを少しは知っていましたから、あと俺は男ですよ。」

 

 「あ、ごめんなさい…とりあえず彼は私が連れていくわ」

 

 グレモリー先輩が兵藤を連れていこうとする前に少し医療忍術で回復させておいた、これならグレモリー先輩の負担も少しは減るだろう。

 

 「では、グレモリー先輩明日にでも兵藤に説明してあげてくださいね?」

 

 俺はグレモリー先輩に説明してあげるように言って帰ろうとしたが

 

 「待ってあなたのことも説明して頂戴ね?あなたも私の眷属なのだから」

 

 ………釘を刺されたか…

 

 「わかりました、では、また明日さようなら」

 

 俺はグレモリー先輩に別れを告げて飛雷神の術で目の前から転移した。

 

 

――sidechangeリアス・グレモリーside――

 

 彼女違った彼『神崎護』君、この子兵藤一誠君と共に私の眷属となった子。

 かわいい外見なのに性別が男って言う不思議な子

明日になれば話してくれるそうだけど

 まぁ、今は兵藤一誠君の治療ね…

 

 私は兵藤一誠君と共に彼のへ転移した。

 明日になるのを楽しみにしながら。

 

――リアス・グレモリーsideout――

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