――side神崎護――
あの公園で兵藤一誠を堕天使から助けだしてリアス・グレモリーに接触した次の日。
いつもどうり、学校に向かっていると校門前で多くの生徒がある一組の男女を見ていた…と言うか陰口やら罵倒やらが飛び交っていた。
まぁ、その男女はリアス・グレモリーと兵藤一誠何だが、どうやら原作どうりグレモリー先輩は兵藤の家に泊まったらしい。
そしてそのまま一緒に登校してきたらしいのだがハッキリ言ってこのままでは校門すら通ることのできない状況だ。
「どうしてあんなやつが…」「リアスお姉様が、あのような下品な男と…」「兵藤一誠…許しまじ…」「くそ…何でアイツばかり」「リアスお姉様と言い護様と言いなぜあのようなやつと…」
大部ショックを受けた人が多いようだ、男女問わずあちらこちらから悲鳴や呪詛が聞こえるっておいおい気絶してるやつまでいるし…
「大丈夫か?」
気絶しかけてるやつの近くまで行って支えてやると
支えられている女子生徒は顔を真っ赤にして
「ま、護様!?…アワワワワ」ガク
そのまま今度こそ気を失った…
「ま、護様に抱き抱えられている…だ…と!?」
「いいなぁ~私も気絶すればよかった~」「護様に抱かれたい!!」「お前男だろうが!!」
……最後のは聞かなかったことにしよう…しばらくして少し人の壁が晴れて向こう側が見えた。
すると、グレモリー先輩がこちらに気がつき手を振ってきて、そのまま挨拶をしてきた。
「おはよう、神崎君昨日はありがとうね?」
グレモリー先輩の一言で回りの生徒(兵藤含む)の声が一瞬で無くなった。
「イエイエ、グレモリー先輩も夜道にはお気をつけくださいね
と言い少し顔を近付けて
「こういう人前でそう言う誤解を招く発言は危ないですよ」
俺が忠告するとグレモリー先輩は薄く笑みを浮かべ
「貴方だってこんなところで今みたいに顔を近付けたらみんなに誤解されるわよ?」
……しまった、迂闊だった…
グレモリー先輩は勝ち誇ったような笑みを浮かべながら俺と兵藤に
「あとで使いを出すわ。放課後にまた会いましょう、兵藤一誠君、神崎護君」
と、二人に聞こえるように言って校舎の中に入って行った。
兵藤はよくわかってなかった様だ
「兵藤良いか、今グレモリー先輩は「昨日の説明をするから放課後時間を開けておいて」って言ってたんだよよ。」
簡単に噛み砕いて説明するとようやく兵藤はわかったようで
「そうか、なら今日は元浜と松田とのDVD鑑賞は無しだな!!」
とかなんとか言ってた。
そのまま教室に向かい窓側一番後ろの席に座ると教室の扉を開きながら兵藤が入ってきてその後ろから変態二人が兵藤に殴りかかり、兵藤が「おまえら、生乳を見たことあるか?」というセルフと共に戦慄してた…ほんとう何してんだか。
一日が過ぎるのは早くすでに放課後。
約束どうりならグレモリー先輩の使いの者が来る筈だが。
すると、教室に残っていた女子たちから黄色い歓声があがった。
見てみるとどうやら学園一のイケメン『木場祐斗』がいた。
「や、どうも」
どうやらグレモリー先輩は木場を使いに寄越したらしい。
「で、なんのご用ですか?」
面白くなさそうに返す兵藤、それに対して木場は何時もどうりのスマイルだった
「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」
見るからに不機嫌になった兵藤が嫌々ながらも着いていこうとしていた。
そんな様子を見ていたらどうやら俺も呼ぶらしい騒がれると面倒なので先に行くと目線で訴えて俺はそそくさと教室をでた。
木場と兵藤のことを『オカルト研究部』の前で待っているとようやく来たようだ。
木場が兵藤に部室までの道を案内しながら此方に向かって来ているのが白眼でよく見えた。
部室の前にて
「よくここだってわかったね?」
と聞いてきたので、俺は
「裏のことを少しでも知っていればこの程度の人払いの結界と認識障害なんて簡単に破れるよ」
と説明してやった。木場は苦笑いしながら「そ、そっか」と言い兵藤に「ここに部長がいるんだよ」と、告げていた。
「部長、兵藤一誠君と神崎護君を連れてきました」
そう告げて、中に入っていく木場に俺と兵藤は続いて入って行った。
中にはいると床、壁、天井至るところに文字が書き込まれていた。
そして、一番特徴的なのは真ん中の円陣は兵藤が不思議そうに眺めているがよく見れば部屋の至るところに同じような魔方陣峩書かれている。
残りのスペースはソファーやテーブル、デスクなど。
すると、兵藤がなにやら驚いた顔をして真ん中のテーブルに腰かけている女子を見ていた。
あれは、一年の搭乗子猫。
女子高生にしては小柄で巷で言うところのロリ、パット見など小学生にしか見えない。
お菓子を無表情で食べていたから試しにお菓子を俺の『境界を操作する程度の能力』で『スキマ』と呼ばれる空間に消すとビックリした表情を見せてくれた。
ただし、木場と兵藤も含めてだが。
木場が搭乗子猫に俺と兵藤を紹介した。
「こちら、兵藤一誠くんと神崎護くん」
「あ、はじめまして」
兵藤はすぐに頭を下げて挨拶していたがその間も俺に対して何か言いたげな目をしていた。
「ん~?何かな搭乗さん?」
わざとらしく聞いてみると搭乗子猫はムッとした顔になり
「私のお菓子をどこに消したんですか、返してください」
と、問い詰められたので、テーブルの上に少し数を増やして戻してみるとまた、ビックリした表情を見せてくれた。
その間に、グレモリー先輩が部室に現れていたみたいだ。
グレモリー先輩はどうやらシャワーを浴びていたようで兵藤が目玉が飛び出るくらいガン見していた。
グレモリー先輩は微笑みながら
「ごめんなさい。昨日は、イッセーのお家にお泊まりしてシャワーを浴びてなかったの、今汗を流していたの」
そう言うグレモリー先輩の後ろにいたのは姫島朱乃、学園内でも人気が高い黒髪ポニーテイルの女子だ。
姫島先輩はニコニコしながら俺達に
「あらあら、はじめまして、私、姫島朱乃ともうします。どうぞ以後、お見知りおきを」
と、丁寧に挨拶された。これに対して兵藤は
「こ、これはどうも。兵藤一誠です。こ、こちらこそ、はじめまして」
と、かなりテンパっていた。俺は
「はじめまして、神崎護です、これでも一様男なので、以後、お見知りおきを」
丁寧に返しておいた
それを、「うん」と確認するグレモリー先輩
「これで全員揃ったわね。兵藤一誠くん。いえ、イッセー」
「は、はい!!」
兵藤は突然呼ばれて驚いていた。
「神崎護くん。いえ、マモル」
「ハイッス」
俺も呼ばれたからには返事をする。
「私たち、オカルト研究部はあなたたちを歓迎するわ」
「え、ああ、はい」
兵藤はいきなりすぎて、理解がついてきてないみたいだしかし、このあとのグレモリー先輩の一言でさらに混乱し始めた。
「悪魔としてね」
さてはて…これからどうなることやら…