ウルトラマンX  これくしょん   作:ベンジャー

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第1部の最後は艦これとしてのストーリーは終わりという側面を強く出すつもりだったんですが……そうでもない感じになってしまいました。
一応、次の話ももう出来てますがしばらくは様子見です。
ちなみにガーゴルゴンは設定とかかなり色々変わってる上に魔改造してます。

ちなみに次の話で第1部は終了ですが、2部も書くつもりです。


ガーゴルゴン・メカレーター
宇宙商人 スネーク星人ネイル
スクラップ幽霊船 バラックシップ


第13話 『エックス、消滅』

前回、バラックシップの内部へと侵入した時雨、満潮、睦月、如月、ヴェールヌイ、夕立、春雨、夕張、山城、扶桑の11人はバラックシップの内部を捜索中、深海棲艦が入れられたカプセルを発見し・・・・・・さらによく見ればそれらの深海棲艦達には腕や足が無かったりするものもあり、明らかに身体を破損してしまっていた。

 

そんな傷ついた状態の深海棲艦がなぜこんな場所にいるのか時雨達は疑問に思いメインコンピューターの破壊は優先するとしてさらにこのバラックシップについて調べるべきかどうか悩んだ時雨は吹雪に話しかけようとした時・・・・・・何者かが時雨達に向かって攻撃を行い、彼女たちの足下に火花が走る。

 

「誰!!?」

 

時雨達が一斉に攻撃をされた方向を向いてそれぞれがその方向に武器を構えてその先にいた相手を見るとそこにいたのは艦娘の駆逐艦2人と深海棲艦の駆逐艦である「イ級」らしき個体が2体こちらに武器を構えてゆっくりと歩いて来ているのが目に入った。

 

「艦娘と・・・・・・深海棲艦!? なんでこんなところに・・・・・・!?」

「いや、違う・・・・・・あれは・・・・・・!」

 

山城は生体カプセルに入った深海棲艦は兎も角、なぜこんなところに自分達とは別の艦娘が・・・・・・それもなぜ深海棲艦と一緒にいるのか、なぜ自分達に攻撃して来るのか訳が分からず驚くが・・・・・・時雨達、夜空の鎮守府のメンバーは深海棲艦は初めてではあるがその艦娘の姿には見覚えがあった。

 

それは以前、「ノワール星人バイス」が轟沈した艦娘を回収、改造手術を行って造り出して生み出した「改造艦娘」だったのだ。

 

またイ級の方は手足が生えて人型に近い「怪人」と呼ぶに相応しい姿となっており、こちらも改造艦娘と同じく・・・・・・言うなれば「改造深海棲艦」となっており、今回の黒幕はまたノワール星人なのかと思ったが・・・・・・それを考えるよりも早く改造艦娘と改造イ級の合計4人は時雨達に向かって駈け出し、襲いかかってきたのだ。

 

「ギイイイイ!!!!」

 

改造艦娘の1人が山城に攻撃を定めると右手から3本の爪のようなものが出現し、左手は刀に変化し山城に向かって右手の爪を振りかざすが山城はどうにか後退して回避するのだが・・・・・・改造艦娘はすぐさま山城に接近して左手の刀を下から上へと振るい、山城はまたもどうにかバックステップで回避しようとするが・・・・・・背中の艤装の主砲の1つが切り裂かれて破壊されてしまい、それによって山城がバランスを崩した直後を狙って改造艦娘が攻撃を仕掛けようとするが・・・・・・。

 

「ウル〇ァリンみたいな武器使ってるんじゃ無いよ・・・・・・!」

 

ヴェールヌイがその改造艦娘を蹴り飛ばし、続けざまに主砲を改造艦娘に向かってピクリとも動かなくなるまで何発も撃ち込む。

 

「ちょ、ちょっと! ヴェールヌイ!! 彼女は私達と同じ艦娘なのよ!?」

 

山城のその言葉を聞いてヴェールヌイは先ほどから改造艦娘に反撃しなかったのかを理解し、通りで先ほどから相手の攻撃を躱してばかで防戦一方だったのかが分かった。

 

「残念だが、彼女たちはもう・・・・・・死んでいるんだ・・・・・・」

「死んでるって・・・・・・」

「そう、彼女たちはある異星人の手によって身体の殆どを機械化され生ける屍にされてるんだ。 彼女たちを元に戻す手段もない、戻したとしても・・・・・・だから、せめて・・・・・・! むしろそれが彼女たちへの救いになるはずだ・・・・・・!」

 

そこまで言えばもう誰でも理解は可能だろう、つまり・・・・・・改造された彼女たちのことを思えば倒すことが1番であり、山城もそれは理解することはできた・・・・・・出来たのだが・・・・・・やはり、だからと言って深海棲艦なら兎も角、いきなり自分達と同じ艦娘を倒せなどと言われてもそう簡単には普通はできないだろう。

 

「まさか改造艦娘や・・・・・・改造された深海棲艦が出る予想外だったよ。 でも山城達はこの船の詮索を続行して! こいつ等の相手は僕たちがする! 響は山城達と一緒にメインコンピューターを破壊して!」

 

時雨のその指示を受けて山城達は頷き、この場には時雨を始めとした睦月、如月が残り他のメンバーはメインコンピューターのある場所へと向かい、如月と睦月はサラマンドラとガルラの力を使ってモンスフュージョンし、改造艦娘と改造イ級相手に戦いを挑むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてヴェールヌイ達はメインコンピューターのある部屋を発見してその扉を蹴破り中へと突入するとそこにはメインコンピューターらしきものが確かに存在していたのだが・・・・・・それ以外にも・・・・・・部屋の中央に置かれた椅子に誰かが座っていたのだ。

 

「誰ですか!?」

 

もしや又もや改造艦娘や改造深海棲艦なのではないだろうかと吹雪達は考えたが・・・・・・そこにいたのは蛇のような顔をした人型の宇宙人であり、その宇宙人は椅子から立ち上がると両手を大げさに広げて「待っていたよ」と言葉を発したのだ。

 

『私の名は『スネーク星人 ネイル』。 君たちが来てくれたことを歓迎し・・・・・・「そんなことはどうでもいい!!」・・・・・・えっ?』

 

「ネイル」と名乗った宇宙人の言葉をヴェールヌイは遮り、彼女はただ「あの改造艦娘達を操ってるのは君かい?」と問いかけるとネイルは多少戸惑いつつも「まぁ、そうだが?」と答える。

 

「だからそれに関して今から話そうとおm・・・・・・ぐばあああああ!!!?」

 

とその時、ヴェールヌイは夕立は互いに顔を見合わせて頷いた後、彼女達2人は同時にジャンプしてネイルを蹴り飛ばし、さらにヴェールヌイと夕立は主砲を倒れ込んだネイルに向かってガンガン砲弾を撃ち始めたのだ。

 

「ちょっとぉ!? いきなりなにやってるんですかぁ!?」

 

なぜかいきなり先制攻撃する夕立とヴェールヌイに驚きの声をあげる春雨、そんな彼女に対してヴェールヌイは「えっ? なにか問題ある?」みたいな表情を浮かべており、「なんでいきなり攻撃したんですか!?」と春雨が怒鳴るが・・・・・・。

 

「改造艦娘達を使ってるってことは悪者としか思えないし、私達にも彼女たちを使って攻撃を加えてきたからね。 こんな奴の話を聞く必要はない」

「そもそもこういう奴はきっと『世界の半分をくれてやろう』とか『君たちにとっても悪くない話だと思うがね?』とか言って結局断られるっていうテンプレ野郎に違いないっぽい」

「だから無駄に抵抗されるより先にボコっとやって拘束させて貰う」

 

それを見ていた吹雪は夜空にあの2人を止めてくれるよう通信で頼み、それを受けた夜空は「あんまりやり過ぎるな」と注意したところでヴェールヌイと夕立はネイルに対しての攻撃をやめ、さっさとバラックシップのメインコンピューターを破壊してネイルを拘束し鎮守府に戻って事情聴衆しようと思ったのだが・・・・・・突如、ネイルの背中がビシっとヒビが入ると背中が割れて中から無傷の状態のネイルが飛び出し、脱皮したのだ。

 

『オイイイイイ!!!! なんだ私のこの扱いはぁ!? 一応本作オリジナルの宇宙人だぞ!!? あんなちょっと大物っぽい感じで登場したのになんだこの扱いは!!?』

「メタいですね!? っていうか脱皮した!?」

「蛇だからかしら?」

 

吹雪と扶桑が順に喋り、ネイルは指をパチンっと鳴らすとバラックシップの電線のコードが一斉に吹雪達へと襲いかかり、一同は反撃しようとするが前回とは比べものにならない量で来ているため彼女たちは手足を拘束されて動きを封じられてしまったのだ。

 

『さて、これでゆっくりと話が出来そうだな・・・・・・』

『おい夕立!? 響!? どうした大丈夫か!?』

 

夕立やヴェールヌイの通信機から彼女たちを心配する夜空の声が聞こえ、ネイルは夕立から通信機を奪い取って「心配するな、今はまだなにもしないさ」と伝えた後、ネイルは夜空や彼女たちに対して話し始める。

 

『先ずはなぜ、私が改造艦娘や改造深海棲艦を操れるのかを話そう。 それは私こそが、ノワール星人達にメカレーター技術を提供した張本人だからだ』

『なに・・・・・・!?』

 

ネイルが言うには生物を改造し、宇宙でその改造した生物兵器を売りさばいたり技術を提供したりしている商売をやっていたそうで今回は新たに生物を改造するための実験材料を手に入れるために地球へと訪れたのだというのだ。

 

また以前バイスに提供していたというメカレーター怪獣や艦娘達は他の異星人達に本格的に売りさばくためのオリエンテーションでもあったらしく、ウルトラマンエックス等に敗北したとはいえメカレーターや改造艦娘は見事に宇宙では高評価を受けたそうで今回、メカレーター怪獣や改造艦娘、さらには改造深海棲艦の販売を本格的に乗り出すことにしたというのだ。

 

そしてヴェールヌイは今のネイルの話を聞いて先ほどカプセルに入れられていた深海棲艦達は恐らく改造するために入れられていたのであろうということを理解した。

 

「そんなことが・・・・・・許されるとでも思ってるんですか!? 私達艦娘は・・・・・・!!」

『兵器じゃない・・・・・・! とでも? 兵器だよ、君たちは・・・・・・! 兵器以外のなんだと言うんだね!? 軍艦の力を受け継いで生まれた兵器・・・・・・そして深海棲艦共と同じ、化け物なんだよ・・・・・・!! そんな君たちを、今よりも使える強力な兵器にしてやろうと言うんだ! 今よりも強くなれるんだよ? むしろ感謝して欲しいくらいだね!』

 

吹雪が睨み付けながらネイルに言うが・・・・・・ネイルは彼女の言葉を遮って両腕を広げていけしゃあしゃあとそんな言葉を述べ、彼女たちはそんなネイルに苛立ちを積もらせる。

 

『それに西崎 夜空! 君の理想は怪獣や深海棲艦の共存と聞く! 私ならばこの技術で怪獣や深海棲艦を改造してしまえば奴等は大人しくなり、君の理想も実現可能となるんだよ? どうだい? 悪くない話しではないかな? それなりの金額を払えばさらにはこの改造技術を地球人側に提供してやっても良いぞ?』

『以前バイスの野郎にも言ったが・・・・・・俺がそんな話に乗ると思っているのか?』

 

かなりの怒気が含まれた声で通信機からそんな夜空の言葉が発せられたが、ネイルは「あっそ」とだけ答えると曰く「念のために聞いてやっただけだ」と言い放ち、そんな態度余計に一同をイラつかせる。

 

『さて、時間稼ぎもそろそろ良いだろう・・・・・・』

「時間稼ぎ・・・・・・?」

 

ヴェールヌイがネイルの言った「時間稼ぎ」とは一体どういう意味なのかと尋ねるとネイルは「フフ・・・・・・」と不気味に笑い、1つのリモコンを取り出してボタンを押すと空中にある映像が映し出され、そこには世界各地の海にバラックシップのような船が出現しており、周囲には改造艦娘や改造深海棲艦が出現しており、この映像を見た彼女たちは「一体どうなってるんだ・・・・・・」と驚愕した。

 

『私の技術を持ってすればバラックシップを量産することなど容易い。 しかも全てのバラックシップには艦娘や深海棲艦と同じように通常兵器では倒すことはできないようにしてあるし、その上あの中には改造艦娘や改造深海棲艦が今尚自動的に造られている。 言っておくがこれは取引ではない、脅迫だ! 地球上にいる全ての艦娘、怪獣、深海棲艦を寄越すよう私はこれから要求しに行く』

「ちょっと待て。 さっき時間稼ぎと言っていたけど・・・・・・なぜそんなことをする必要があるんだい? 他にも気になる点はある。 私達の鎮守府の管轄内で動き回って・・・・・・まるで誘き出したようで・・・・・・どうしてそんな・・・・・・」

 

ヴェールヌイの疑問に対し、ネイルは夜空が今の会話を聞いているであろう通信機を一度だけチラっと見たあと、彼女達に答える。

 

『それは・・・・・・君たちの鎮守府が1番厄介だからね。 なるべく戦力を分散させてやりたかったのさ』

 

「自分達の鎮守府が1番厄介・・・・・・?」とヴェールヌイ達は頭に疑問符を浮かべて首を傾げる。

 

それはそうだろう、サイバー怪獣の技術を最初に取り込んだとはいえ、それは他の鎮守府にも提供されている技術だ。

 

それを除けば自分達の鎮守府は駆逐艦ばかりで他の普通の鎮守府と比べたら戦力差はかなり激しい筈、今回他の鎮守府から応援が来てくれたとはいえヴェールヌイ達はネイルの言葉をイマイチ理解することができなかった。

 

(まぁ、理解はできんだろうな。 本当にここへと誘い出したかったのは君たちでは無く・・・・・・ウルトラマンエックスの方だ! そして今、お前達の鎮守府では調べたところによればウルトラマンメビウスが1人いるらしいが・・・・・・『奴』を出せばウルトラマン1人くらい倒せるだろう。 そしてエックス、貴様はここで葬ってやろう!!)

 

ネイルがそう宣言すると彼はヴェールヌイ達に向かって顔を向け「喜べ! 君たちもこれから改造艦娘としてより強力な兵器に生まれ変わらせてやろう!」と言い放ち、ネイルは春雨を指差し、先ずは彼女から改造すると言い出したのだ。

 

ネイルの言葉を聞き「ひっ!」と目尻に涙を溜め小さく悲鳴をあげる春雨、ネイルは今彼女達を拘束しているものとは別のバラックシップの電線コードを呼び出し、その先にはナイフやメス、ノコギリといったものが装着されており春雨や他のみんなも瞬時にそれらが艦娘や深海棲艦を改造するものであろうことが理解できた。

 

それによって一同は・・・・・・特に最初に改造されると宣言された春雨は恐怖し必死に両手両足の拘束を解こうともがくが・・・・・・手術用の電線コードは徐々に春雨へと近づいていく。

 

「嫌! 助けて!! 誰かぁ・・・・・・!!」

「春雨!!」

『泣く必要なんてないのだよ? 私はただ、君をより強い存在にしてあげるだけだからね。 大丈夫、痛いのは一瞬だけさ・・・・・・!』

 

そして手術用の電線コードが一斉に春雨へと襲いかかろうとしたその時・・・・・・!

 

『Xクロスチョップ!!』

 

天井を突き破り、春雨へと襲いかかろうとしていた右手にエネルギーを溜めてX字を描くように「Xクロスチョップ」を電線コードに繰り出しながら等身大となった「ウルトラマンエックス」が現れて破壊し、さらに素早くネイルに接近してネイルを思いっきり殴り飛ばした後、光エネルギーを矢じり型にして放つ「Xスラッシュ」で春雨達を拘束している電線コードを切り裂いて破壊する。

 

「ウルトラマンエックス・・・・・・!」

「あれが・・・・・・」

 

ヴェールヌイはエックスの登場に喜び、吹雪達は初めて生で見るエックスの姿に驚いていた。

 

尚、夜空はエックスへと変身する前にスカイマスケッティを自動操縦に切り替えている。

 

『彼女達に、近づくな・・・・・・!』

『どうせならば彼女達も改造艦娘にしてやりたかったとこだが・・・・・・まぁいいだろう、目的は果たした。 今頃貴様達の鎮守府は壊滅の危機に瀕しているだろうからねぇ・・・・・・』

『なに!?』

 

ネイルはそんな言葉だけを残してその場から消え去り、エックスは「待て!!」とネイルを追いかけようとしたがバラックシップの電線コードが襲ってきてエックスの追跡を妨害し、そこで山城が「今はメインコンピューターを破壊するのが先よ!!」と一同に指示を出し彼女達は主砲から砲弾を放って一斉にメインコンピューターに向かって放ち破壊に成功する。

 

「これでこいつはもう動けない筈よ・・・・・・!」

 

しかし、それでもバラックシップがそれですぐに完全停止する訳ではなく、バラックシップは残された力を振り絞り、電線コードを使ってエックスや艦娘達に襲いかかってくるのだ。

 

『こいつが完全に破壊されるのも時間の問題だ、君たちは早く脱出を!』

「でも、エックスさんは!?」

『君たちが逃げる時間を稼ぐ! 鎮守府にいる君たちの仲間が心配だ、早く行け!!』

 

エックスは襲いかかってくる電線コードを弾きながら先にヴェールヌイ達をバラックシップから脱出させ、途中で合流した時雨達を含めて全員無事にバラックシップから脱出に成功する。

 

「エックスさんは・・・・・・大丈夫でしょうか・・・・・・?」

 

春雨がエックスの身を心配するが、そんな彼女の不安を和らげるように時雨が春雨の肩に手を置き「大丈夫だよ」と伝える。

 

「これまで一緒に戦ってきたんだ、僕たちには分かるよ。 きっと大丈夫、それより今は鎮守府に連絡を・・・・・・!」

 

だが、その時バラックシップは尚も敵を殲滅しようと主砲を彼女達へと向け、攻撃する準備を始め・・・・・・時雨達もそれぞれ主砲を構えて反撃しようとするのだが・・・・・・そこにバラックシップの内部を突き破って巨大化したエックスが現れる。

 

「さっさと機能停止させるにはこいつだ!」

 

そう言いながら夜空はエクスデバイザーに「サイバーエレキング」のカードを装填し、エックスは「エレキングアーマー」をその身に纏う。

 

『サイバーエレキング、ロードします。 サイバーエレキングアーマー、アクティブ!』

 

そのままエックスは必殺の「エレキング電撃波」を放とうとするが・・・・・・バラックシップは先にエックスを始末べきだと判断したのか主砲を全てエックスへと向け、砲弾を一斉掃射し、幾つかの砲弾がエックスに直撃してしまう。

 

『グオオッ!!?』

 

だがそこで大鳳があらかじめ出していた艦載機がバラックシップの主砲に向けて攻撃を行い、幾つかの主砲を破壊することに成功、大鳳が「今です!!」という言葉を合図にエックスは頷き、右腕に装着された砲身から放つ電撃光線「エレキング電撃波」をバラックシップに向かって放ち、バラックシップは電撃を浴びて完全に機能を停止した後・・・・・・爆発して海の底へと沈んでいくのだった。

 

「早く鎮守府に戻らないと・・・・・・!」

『あぁ!』

 

しかしこのまま飛んでいく訳にも行かないのでエックスは一度夜空の姿に戻ってスカイマスケッティのコックピットへと戻り、夜空は一同にすぐに鎮守府に戻るように指示を出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り・・・・・・夜空達が出撃してしばらく経った後、鎮守府中で警報が鳴り響き、一体何事かと鎮守府で待機していた艦娘や奈々達は驚き、すぐに慌てた様子のリョーガから鎮守府中に空中から突如この鎮守府へと向かって急接近する謎の物体が出現したとの報告を受け、それを聞いた菊月はリョーガに迎撃は出来ないのかとジオデバイザーで通信を入れるが・・・・・・。

 

『いやダメだ! 間に合わない!! 今すぐみんな避難を・・・・・・!!』

 

だが、既にその謎の物体は空を見上げれれば目で見える程にまで迫ってきており、とても避難が間に合うとは思えなかったのだが・・・・・・。

 

「メビウース!!」

 

そこで光が左腕に「メビウスブレス」を出現させて左腕を突き上げるとそこから光が溢れ出し、彼は「ウルトラマンメビウス」へと変身し、メビウスブレスのエネルギーを開放して両手を十字に組んでから放つ必殺光線「メビュームシュート」を落下物に向かって放つ。

 

『ハアアア、シュア!!』

 

しかし、その物体は勢いが多少無くなっただけでこのまま行けば間違いなく鎮守府に落下し、みんなもタダではすまない。

 

そのためメビウスはさらにメビュームシュートの威力をあげ、メビュームシュートを喰らい続けた物体は完全に消滅こそしなかったものの爆発し、鎮守府から大きく逸れて森の方へと落下し・・・・・・メビウスはあの物体がなんだったのか飛行して確認しに行くと・・・・・・そこには巨大な隕石が落ちており、周りにはクレーターができあがってしまっていた。

 

『隕石・・・・・・?』

『いえ、これはただの隕石じゃありません!!』

 

すると隕石が突如パックリと割れると勢いよく口の中に目があるという不気味な外見を持ち、両肩には口のついた2本の首のようなものがある「化石魔獣ガーゴルゴン」が飛び出し、メビウスの胸部をその「長く尖った爪」のある右腕で斬りつけたのだ。

 

『ウアッ!?』

 

攻撃を喰らったメビウスは地上へと落下し、ガーゴルゴンは地上へと落下したメビウスを勢いよく空中から急降下して踏みつける。

 

『グウウ!!?』

 

そしてそこにいたのは確かに・・・・・・前回、ある「光の巨人」と戦ったガーゴルゴンであったが・・・・・・その外見は大きく変化していた。

 

胸部には機械で出来た装甲に、右腕も機械化されて長く尖った爪を持ち、同じく左腕も機械化されその腕は剣のような形となっており、ガーゴルゴンはネイルによって改造・・・・・・強化された姿「ガーゴルゴン・メカレーター」となっていたのだ。

 

メビウスはガーゴルゴンの足を退かそうとするが、ガーゴルゴンは踏みつけたメビウスに向かって青白い稲妻の破壊光線を撃ち込んでダメージを与え、一度足を退かすと立ち上がろうとするメビウスを力強く蹴り上げて吹き飛ばす。

 

『グッ!?』

 

どうにか立ち上がったメビウスだがガーゴルゴンは即座に口のついた両肩の2つの触手を伸ばしてメビウスを攻撃しようとする。

 

それに対しメビウスはメビウスブレスから光の剣「メビュームブレード」を出してそれを振るって触手を切り裂こうとするが2本の触手の口から機械の剣が出現し、右の触手がメビウスの振るったメビュームブレードを弾き、左の触手が口から生えた剣でメビウスの腹部を切り裂き、斬られたメビウスの腹部からは光が溢れ出す。

 

『グウウウ!!?』

 

そして一度剣を口の中に仕舞うとガーゴルゴンの触手は今度はメビウスの両腕に噛みつき、電撃をメビウスの身体に流し込む。

 

『シュアアアアアア!!!!!?』

「みんな聞こえるか!? サイバー怪獣の力を使ってメビウスを援護するんだ!! 最初から全力で攻撃しろ! 奴はそれくらいやって攻撃しないとダメだ!」

 

鎮守府に残っていた龍夜の指示に従い、同じく鎮守府に残っていた暁、雷、電、朝潮、荒潮、文月、菊月、皐月、村雨がメビウスを援護するために出撃し、龍夜の言う通りガーゴルゴンは今までの相手とは明らかに格が違うため、彼の指示に従って全員サイバー怪獣のカードをジオデバイザーに装填させる。

 

『サイバーザラガス、ロードします』

『サイバーネロンガ、ロードします』

『サイバーエレキング、ロードします』

『サイバーブラックキング、ロードします』

『サイバーキングバモス、ロードします』

『サイバーグビラ、ロードします』

『サイバーアントラー、ロードします』

『サイバーレイロンス、ロードします』

『サイバーベロクロン、ロードします』

「全員・・・・・・一斉掃射!!」

 

菊月のその言葉を合図に彼女達はそれぞれのサイバー怪獣の力が込められたエネルギー弾をガーゴルゴンに向かって放つが・・・・・・ガーゴルゴンは前方にバリアを張り巡らせて全ての攻撃を防ぎ、ガーゴルゴンは触手をメビウスから離して菊月達に向かって両肩の触手から電撃光線を発射・・・・・・一気に彼女達を吹き飛ばす。

 

『うわああああああああ!!!!?』

「なら・・・・・・これならどう!?」

 

どうにか立ち上がった暁は再度ジオデバイザーにサイバーザラガスのサイバーカードを装填し、モンスフュージョンして「ザラガスフュージョン」となり、武器のザラガスホーンを取り出してザラガスホーンをガーゴルゴンに向かって突き出すとそこから光線が放たれ、それに合わせて朝潮のサイバーブラックキングの「ブラックヘルマグマ」と電のサイバーエレキングの「エレキング電撃波」が放たれ、3人の光線が合わさって合体光線となりガーゴルゴンに向かって行くが・・・・・・ガーゴルゴンは再びバリアを張り巡らせて攻撃を防いでしまう。

 

だが次の瞬間、ガーゴルゴンの背中が爆発し、一体何事かと思って後ろを振り返るとそこには主砲を構えた村雨と菊月、文月が立っており、ガーゴルゴンは彼女達を睨み付ける。

 

「フフ、どうやら後ろにはバリアは張れないみたいね・・・・・・!」

「今だよ~! 暁~! みんな~!!」

 

ガーゴルゴンがこちらを向いてくれたおかげで結果的にガーゴルゴンが暁達に背中を見せる形となり、暁達は先ほど防がれた合体光線を再び放つと見事にガーゴルゴンに直撃し、それに苛立ったガーゴルゴンは暁達を先ずは倒そうと考えるが・・・・・・。

 

『セアアアアアア!!!!』

 

「バーニングブレイブ」となったメビウスのきりもみ回転して炎を起こしながら相手に跳び蹴りを叩きこむ「メビウスピンキック」をガーゴルゴンへと繰り出し、ガーゴルゴンはバリアで防ぐが・・・・・・しばらく耐えたもののすぐにバリアは破壊されメビウスの蹴りを喰らいガーゴルゴンは吹き飛ばされる。

 

『よし! 行けるぞ! このままメビウスと連帯してその怪獣を倒すんだ!!』

『了解!!』

 

サイバー怪獣の力が使える時間もそろそろ限界のため、ここで一気に勝負を決めようとメビウスと艦娘達は一斉攻撃しようと考えるのだが・・・・・・ガーゴルゴンは両肩の触手から光弾のようなものを空中に向かって放ち、菊月達は「なんだ・・・・・・?」と首を傾げていると光弾は幾つもの光弾へと散り散りとなり、一斉にメビウスではなく・・・・・・菊月達へと向かって降り注いで行ったのだ。

 

『っ・・・・・・!!』

 

それを見たメビウスは彼女達を彼女達の前へと立ち、両手を広げて全ての光弾を菊月達を守るためにその身に受け・・・・・・メビウスは大ダメージを負ってしまう。

 

『ウアアアアアアッ!!!!?』

「メビウス!!」

 

既にメビウスのカラータイマーも激しく点滅しており、メビウスはその場に膝を突き、倒れると同時にその姿をうっすらと消えていなくなってしまったのだ・・・・・・。

 

「メビウスウウウウウウウ!!!!」

 

誰かがメビウスの名を悲痛な声で大きく叫び、それと同時にサイバー怪獣の力による時間制限も来てしまい、しばらくはサイバー怪獣の力は使えなくなってしまったためもう打つ手が無くなってしまったのだ。

 

「まだよ、まだ諦めるには早いわ・・・・・・! サイバーザラガスの力が残ってる!! 艦娘の力だって・・・・・・!!」

 

そう言い放ちながら暁はザラガスホーンをガーゴルゴンに向け、彼女の言葉を聞いた菊月達もまた彼女の言う通りだと思い暁と共に一斉にガーゴルゴンに攻撃を仕掛けるが・・・・・・やはりガーゴルゴンはノーガードで攻撃を幾ら喰らってもほぼノーダメージであり、ガーゴルゴンがそろそろ暁達に反撃しようとしたその時・・・・・・。

 

丁度夜空とタカトの乗ったスカイマスケッティが戻り、2機のスカイマスケッティはファントン光子砲でガーゴルゴンを攻撃して気を引き、さらにそこへ時雨達もまた暁達と合流したのだ。

 

「遅れてごめん!! 大丈夫暁!?」

「え、えぇ・・・・・・。 全く、時雨達帰って来るのが遅いわよ・・・・・・」

 

不満を口にしつつも暁は「ありがと、お礼はちゃんと言えるし!」と時雨達が駆けつけてくれたことに感謝し、「間に合って良かった」と時雨が呟いて彼女がガーゴルゴンを見上げると彼女はガーゴルゴンの姿を見上げるや否や目を見開き、固まってしまう。

 

「あ・・・・・・アイツは・・・・・・」

「時雨?」

「そ、そんな・・・・・・だってアレは・・・・・・夢じゃ・・・・・・」

 

ガーゴルゴンを見て時雨は肩を震わせ、どこか怯えた様子の時雨に暁は首を傾げる。

 

「時雨!! どうしたの!?」

 

暁が声を荒げて時雨の名前を呼んだところで彼女はハッと我に返り、未だに戸惑っている様子はあるものの「な、なんでもない・・・・・・平気」と返しながら一応の冷静さは取り戻し、そこで時雨達は龍夜の艦隊と共闘して一斉にガーゴルゴンに攻撃を開始する。

 

(あの怪獣はエックスを倒した怪獣に夢に見た奴とそっくりだ。 でも、アレは・・・・・・夢だ! あんなこと・・・・・・絶対に起こったりしない・・・・・・起こさせない!!)

「グアアアアアアア!!!!」

 

夜空の乗ったスカイマスケッティがガーゴルゴンにファントン光子砲を撃ち込んでいるとガーゴルゴンは素早い動きで一瞬で夜空の目の前へと移動し、スカイマスケッティを掴み取るとガーゴルゴンはそれを勢いよく地面へと投げつける。

 

「提督!!」

「クソォ!! エックス!! ユナイトだ!!」

『よし行くぞ!!』

 

夜空は取り出したエクスデバイザーをXモードに変形させるとそこからエックスのスパークドールズが出現し、それをリードさせてエクスデバイザーを掲げる。

 

『ウルトラマンエックスと、ユナイトします』

「エックスーーーーーー!!!!」

『イイイィ!! シャアーーーー!!!!』

 

そして夜空は「ウルトラマンエックス」へと変身を完了させ、エックスは大地へと降り立つ。

 

『エックス、ユナイテッド!』

 

エックスは夜空が乗っていたスカイマスケッティを掴んでゆっくりと地面に降ろした後、ファイティングポーズを取った後、そのままガーゴルゴンに向かって駈け出して行き、ガーゴルゴンに向かってエックスは何発も拳を叩き込むが・・・・・・ガーゴルゴンには全く効いておらず、ガーゴルゴンは右腕の爪を振り上げてエックスを斬りつける。

 

『ヌアアア!!!?』

 

さらにガーゴルゴンはエックスの首を右手を掴みあげた後、左手の剣をエックスの腹部に突き刺そうとするが・・・・・・そこにモンスフュージョンした睦月と如月が左手の剣に、扶桑と山城の砲撃がエックスの首を掴んでいる右腕に直撃しガーゴルゴンは手を離してしまい直後にエックスの放った蹴りを腹部に受けて少しだけたじろく。

 

「ゴモラ! 頼む・・・・・・今だけは力を貸してくれ!!」

『サイバーゴモラ、ロードします。 サイバーゴモラアーマー、アクティブ!』

 

夜空がそう言いながらエクスデバイザーにエックスのカードを装填するとエックスの身体に「ゴモラアーマー」が装着され、エックスは両腕に装着されたサイバーゴモラの爪をガーゴルゴンに向かって振りかざすがガーゴルゴンは前方にバリアを張り巡らせて攻撃を防いでしまう。

 

「だったらこのままゴモラ振動波で・・・・・・!!」

 

夜空はこのまま必殺の「ゴモラ振動波」でバリアを砕こうと考えるが、ガーゴルゴンはバリアを解除すると同時に両肩の口から電撃光線を吐きだしてそれをエックスに直撃させ・・・・・・ゴモラアーマーは粉々に砕け散ってしまったのだ。

 

『グアアアア!!!?』

「ぐううう!!? ゴモラアーマーが・・・・・・!! それなら!!」

 

夜空はさらにサイバーエレキングのカードを使い、エックスは「エレキングアーマー」を身に纏い、砲身から電撃の鞭を放ってガーゴルゴンの身体を拘束するが・・・・・・ガーゴルゴンはそれを力尽くで引きちぎり、素早くエックスに詰め寄ると左手の剣でエックスを斬りつけ、エレキングアーマーまでも破壊してしまう。

 

『ジュアアアアア!!!!?』

 

吹き飛ばされ、倒れ込むエックスに向かってガーゴルゴンは触手の口から電撃光線を放つが・・・・・・エックスは即座に「ベムスターアーマー」を装着し、光線を吸収してそれを跳ね返す「ベムスタースパウト」を繰り出すがガーゴルゴンはバリアを張って攻撃を防ぎ、両肩の触手を伸ばしてエックスのアーマーを装着していない腕の部分や足に噛みつき、自分の元へと引き寄せると両腕を振るってエックスの身体を斬りつける。

 

『グゥウウ!?』

「グフウウウウ・・・・・・!」

 

まるで笑い声のように不気味な鳴き声を発するガーゴルゴンは、エックスはそのまま放り投げるのだが・・・・・・エックスはどうにかバランスよく地面に着地すると今度は「グビラアーマー」を装着し、右腕に装着されたドリルを回転させながらガーゴルゴンに突っ込んでいく。

 

『デアアアアアア!!!!』

 

それに対してガーゴルゴンは右手の爪が変形してドリル状へと変化し、それを回転させてグビラアーマーのドリルとぶつかり合い・・・・・・結果グビラアーマーのドリルはあっさりと砕け散ってしまい、それを見たエックスはすぐさまガーゴルゴンから離れる。

 

『クソ! こいつ・・・・・・モンスアーマーが全然効かないぞ!!』

「なら今度は艦娘の力を借りる!!」

 

夜空は今度は夕張のカードを使い「夕張アーマー」をエックスは装着し、背中に装着された艤装の主砲と両手に装着された主砲をガーゴルゴンに向けて一斉掃射するのだが・・・・・・やはりガーゴルゴンはそれをバリアを張って防いでしまう。

 

「そうするのは読めてる!!」

 

エックスはジャンプしてガーゴルゴンの真上を飛び越えてガーゴルゴンの後ろに回り込んだ後、素早く振り返って必殺の「フルスロットルブラスト」を撃ち込もうとするが・・・・・・それよりも早くガーゴルゴンの2つの触手が伸びて来てエックスの身体に噛みついて電撃を流し、エックスは身体中から火花を散らしてダメージを受けてしまう。

 

『グアアアアア!!!?』

 

膝を突いたエックスに向かってガーゴルゴンはすかさず蹴りを叩き込み、エックスは蹴り飛ばされて倒れ込む。

 

『グゥ・・・・・・!?』

「こうなったら・・・・・・こいつで勝負だ!!」

 

夜空が「サイバーゼットン」のカードであり、それをエクスデバイザーに装填してエックスは「宇宙恐竜ゼットン」の力が込められたモンスアーマー、「ゼットンアーマー」を身に纏う。

 

『サイバーゼットン、ロードします。 サイバーゼットンアーマー、アクティブ!』

 

ガーゴルゴンはエックスに向かって電撃光線を放つがそれに対してエックスはゼットンの「波状光線」を放って相殺した後、テレポートしてガーゴルゴンの背後に回り込み、波状光線をガーゴルゴンの背中に撃ち込む。

 

「グルゥ!?」

 

ガーゴルゴンはすぐに反撃しようと振り返るがエックスはテレポートしてすぐにその場からいなくなり、ガーゴルゴンの真上に現れるとそのまま急降下でゼットンアーマーの腕でガーゴルゴンの頭部にチョップを叩き込み、ガーゴルゴンは思わずフラついてしまう。

 

「グゥ・・・・・・!」

 

ガーゴルゴンは触手を使ってエックスに攻撃を仕掛けるがエックスは「ゼットンシャッター」というバリアで攻撃を防いだ後、高速回転し相手に突撃する「ゼットントルネード」をガーゴルゴンに向かって繰り出す。

 

「ゼットントルネード!!」

 

ガーゴルゴンはすかさずバリアを展開するが・・・・・・それはすぐに打ち砕かれてしまいガーゴルゴンは大ダメージを受けてしまう。

 

「ギシャアア!!!?」

『流石はゼットンだな、押している! これなら行けるぞ!』

「あぁ!!」

 

このまま一気に押し切ろうとしたその時・・・・・・空から何か・・・・・・黒いエネルギーのようなものが突如降り注いできたのだ。

 

『夜空! 空からなにか来る!?』

「なに!?」

 

その黒いエネルギーはガーゴルゴンとエックスの両者に降り注ぐとエックスは吹き飛ばされ・・・・・・逆にガーゴルゴンは背中に突起物のようなものが新しく生え、口の中にあった目は赤く染まった姿へと変わり、ただでさえ改造によって強化されているガーゴルゴンはそのエネルギーによってさらに強化されてしまったのだ。

 

それだけではなく、先ほどのエネルギーを浴びたせいでエックスもゼットンアーマーが強制解除されてしまったのだ。

 

「こうなったらザナディウム光線で一気に決めるぞ!」

『あぁ、分かった!!』

 

どうにか立ち上がったエックスは両腕を左側へゆっくりと振りかぶり、両腕を胸の前でX字にクロスさせて放つ「ザナディウム光線」をガーゴルゴンへと放つ。

 

『「ザナディウム光線!!」』

 

しかし、ガーゴルゴンは今度はバリアすら張らずに真正面からそれを受け止め・・・・・・あっさりと耐えきって見せたのだ。

 

『なに・・・・・・!?』

「ザナディウム光線が全く効かない!?」

 

するとガーゴルゴンは突然エックスの目の前から消え去るとエックスの背後に瞬間移動で現れて左手の剣で切り裂いた後、触手がエックスへと噛みつき・・・・・・先ほどと同じあの黒いエネルギーをエックスへと流し込む。

 

『ジュアアアアア!!!!?』

「エックスを離せ!!」

 

大鳳の飛ばした艦載機やタカトの乗ったスカイマスケッティがエックスを助け出そうとガーゴルゴンに攻撃を行うが・・・・・・防御力も先ほどより格段に上がっているため全く効いていない。

 

ガーゴルゴンはエックスを投げ飛ばした後、胸部の装甲を開いてあの黒いエネルギーの込められたミサイルを幾つも発射し・・・・・・エックスに直撃させる。

 

『グアアアアア・・・・・・!!!?』

 

そして・・・・・・その光景を見た時雨は・・・・・・この光景にデジャヴを感じていた。

 

「この光景・・・・・・これじゃ、あの夢の通りに・・・・・・! だとしたら、エックスだけじゃない・・・・・・提督も・・・・・・!?」

 

時雨はこのまま行けば間違いなくエックスは倒されてしまい、それだけではなくあの夢の通りならば夜空にも何かあるかもしれないと思った彼女は不安に駆らる。

 

そこでタカトの乗ったスカイマスケッティがガーゴルゴンの背中を攻撃し、時雨達もエックスを助けようとサイバー怪獣の力を借りて一斉に攻撃をガーゴルゴンに行うが・・・・・・ガーゴルゴンは近づいてきたスカイマスケッティの翼を左手の剣で切り裂いて墜落させた後、時雨達に向かって電撃光線を放って彼女達に撃ち込んで彼女達を大きく吹き飛ばしたのだ。

 

「クソ!! ここまでか・・・・・・!」

 

タカトはスカイマスケッティから脱出し、時雨達も幸い大きな怪我をしたものはいなかったが・・・・・・地面に大きく身体を打ちつけてしまったせいで立ち上がれない者も多く、さらには先ほどの攻撃のせいで暁、睦月、如月のモンスフュージョンも解除されてしまったのだ。

 

「くっ・・・・・・うぅ・・・・・・」

 

それでもどうにか立ち上がろうとする時雨だが・・・・・・身体に痛みが走って上手く立ち上がることができなかった。

 

『ぐぅ、あのエネルギーのせいで奴が強化されただけでなく・・・・・・私達自身を弱体化されてしまった・・・・・・! あの未知のエネルギーに侵され、身体が分解されている・・・・・・!』

「そんな・・・・・・どうすれば!!」

 

「時雨アーマー」を装着し、エックスはどうにかガーゴルゴンに反撃しようとするが・・・・・・攻撃は全て防がれ、逆に自分達はガーゴルゴンに攻撃を受けまくってしまう上に攻撃される度にあのエネルギーを身体に入れられどんどん弱体化されてしまい、エックスが言うにはこのままではユナイトを解除しなければ自分も夜空も身体が消滅してしまうというのだ。

 

膝を突き、カラータイマーが激しく点滅し始め・・・・・・それを見たガーゴルゴンはエックスにトドメを刺そうと中央の顔にある口が開き、その中にある目から放つ「石化光線」をエックスへと撃ち込み・・・・・・エックスに直撃させる。

 

『シュアアアアアア!!!!?』

「エックス・・・・・・!!」

 

石化光線を受けたエックスは足から徐々に石化していき、エックスは「このままではマズい!」とユナイトを強制解除して夜空の命だけでもエックスは助けようとするが・・・・・・当然、夜空はそれを拒否する。

 

「そんなのダメだ!! そんなことをしたらエックスだけが・・・・・・!!」

『もう、時間がない・・・・・・!! それに、彼女達には・・・・・・特に、時雨には君が必要だ! さらばだ、夜空・・・・・・! こいつを倒して・・・・・・時雨と上手くやってくれよ・・・・・・』

「なにバカなこと言ってるんだ!! やめろ、やめろエックスーーーーー!!!!」

 

しかし、そんな夜空の叫びも空しくエックスはユナイトを強制解除させて夜空と分離し、分離した夜空はエックスによって人気のない方へと飛ばされて彼は地面に倒れ込む。

 

「かはぁ・・・・・・!?」

 

そして・・・・・・エックスは完全に石化してしまう寸前に咄嗟に放った「Xスラッシュ」をガーゴルゴンに放ち、ガーゴルゴンの口の中の目に直撃するとガーゴルゴンは悲鳴をあげ、それと同時にエックスは完全に石化してしまい、その際にガーゴルゴンは両肩の触手から電撃光線を吐きだしてエックスに直撃させると・・・・・・石化したエックスは粉々に砕け散り、さらに砕け散った破片はあのエネルギーの影響か全て消滅してしまったのだ。

 

「なっ・・・・・・エックスーーーーーー!!!!!」

『ガーゴルゴン、もう十分だ。 戻ってこい!』

 

ネイルの指示を受け、ガーゴルゴンは言われた通り赤い球体のようなものに包まれるとガーゴルゴンはそのままその場から姿を消したのだった。

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