仮面の決闘者(改)   作:ガルGC

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デュエルの展開を考えるのが難しい。
主人公のデッキが難しい。
利美が怖い

今日は、そんな話。


第二話 なんだかんだで入学試験

あれから数週間。

まちに待った、デュエル・アカデミアの入学試験。

現在は会場の中にいる。

 

入学試験が始まる数週間の間

地下デュエル場で、勝ち続け金がたんまりと手に入った。

懐が温かいというより、熱いと言えるぐらい。

 

家に帰ったら、妹の利美に殴られる始末。

俺がなにか悪いことをしたか? あぁ、地下デュエルか。

 

元の現実と今との違いは然程なかった。

然程であって、違いはあるのだ。

そう、違いがあるとしたら……、俺に双子の妹がいること。

 

うん、いることに関しては別に構わないよ?

見た目は可愛いより美人よりだし、運動神経も勉学も良い。

ただ、性格に難あり。

 

プラスがあればマイナスもある、というがそのとおりだ。

外だと猫を被っているから、なおも悪い。

いや~、怖い。

 

「悠、今なにか変なことを考えなかった?」

 

そして、目の前を横切る妹の拳。

 

「まったく、なにも考えてない」

 

「……本当に?」

 

利美さん、マジ怖いわ!

 

「本当だ」

 

「そう、ならいいわ。

それより、悠の筆記試験の順位ってどのくらい?」

 

「5番」

 

「嘘……、私でも7番なのに」

 

「残念だったな」

 

「ふんっ!」

 

「危なっ!?」

 

再び繰り出される高速の拳。

顔に飛んでくる一撃をなんとか避ける。

 

「ちっ、おしかったのに」

 

「おしいの問題じゃないだろ! 危ないな!?」

 

「うるさいわね!

大体、何で仮面なんて付けてんのよ? 馬鹿じゃないの!」

 

「馬鹿じゃねーよ!」

 

ちなみに、現在俺の顔には仮面が装着中。

理由はいろいろ、強いて挙げるとしたら原因が隣。

 

「色が黒なんてダメでしょ、せめてピンクにしなさい」

 

「やだよ!?」

 

ピンクの仮面なんて……想像しただけで気持ち悪い!

 

『受験番号5番、榊戸悠さん

指定された決闘場(デュエルフィールド)に移動してください』

 

「それじゃ、お先に」

 

「あ、こら待ちなさい!」

 

俺は利美から逃げるように決闘場に入り込む。

これで一安心。完全には安心できない。

 

試験官の方を見れば、グラサンって……。

傍から見たら怪しいぞ? 人のことを言えないけど。

 

「えー……、榊戸悠くんかな?」

 

「疑問に思う気持ちはわかりますが

はい、受験番号5番の榊戸悠です、おねがいします」

 

「わかった

 では、早速始めるとしようか」

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

「私から行かせて貰おう、ドロー!」

 

……先攻って、言ったもん勝ちなの?

それってずるくないか、声が重なったらどうするんだ。

審査する人でもいるのか? どう審査するのか気になるぞ。

 

「私は、ネオバグを召喚する!

カードを一枚伏せて、ターンエンド!」

 

懐かしいカードが出たな。

昆虫デッキかビートダウンか、どっちでもいいか。

 

「俺のターン、ドロー

フィールド魔法、岩投げエリアを発動。

伝説の柔術家を守備表示で召喚、カードを二枚伏せ、ターンエンド」

 

「私のターン、ドロー!

アーマード・フライを召喚!

このカードは自分の場に昆虫族モンスターがいなければ攻撃力が1000下がる。

しかし、私の場にはネオバグがいるので、アーマード・フライの攻撃力は下がらない!」

 

………また懐かしいモンスターだな!

 

「アーマード・フライで伝説の柔術家に攻撃!」

 

アーマード・フライは伝説の柔術家に突撃し、激突。

直撃を受けた伝説の柔術家は、アーマード・フライの顔に蹴りを放った。

するとアーマード・フライは吹き飛び、フィールドからいなくなる。

 

「なんだ今のは……?」

 

「伝説の柔術家の効果を発動。

戦闘を行った相手モンスターを山札の一番上に戻す。

効果により、攻撃したアーマード・フライはデッキトップに戻す。

そして岩投げエリアの効果を発動。

1ターンに1度、自分のモンスターが破壊される場合

デッキから岩石族モンスターを墓地に送ることで戦闘による破壊を無効にする。

デッキからフォッシル・ダイナ・パキケファロを墓地に送る」

 

「なら、手札から魔法カード、アリの増殖を発動!

ネオバグを生け贄に、兵隊アリトークンを2体守備表示で特殊召喚する!」

 

試験官のネオバグに亀裂が入る。

すると、ネオバグの中から兵隊アリトークンが2体出てくる。

……意外とグロいな、昆虫族。

 

「私は更に魔法カード、孵化を発動!

自分のモンスターを1体を生け贄に、レベルが1つ上の昆虫族モンスターを

デッキから特殊召喚する!

私は兵隊アリトークンを生け贄に、ミレニアム・スコーピオンを特殊召喚!」

 

兵隊アリトークンは糸を吹いて繭の状態になり、その中からミレニアム・スコーピ

オンが現れる。

サイズが合わないぞ、サイズが。どうやって生まれた。

 

「ターンエンドだ!」

 

「俺のターン、ドロー

モンスターをセット、ターンエンド」

 

「私のターン、ドロー!

ミレニアム・スコーピオンで裏モンスターに攻撃!」

 

ミレニアム・スコーピオンがセットモンスターに鋏を伸ばす。

セットモンスターは、砂塵の騎士。鋏で体を押さえられ、砂塵の騎士を口へ入れ

ようとする。

 

「岩投げエリアの効果を発動。

デッキから番兵ゴーレムを墓地に送り、戦闘による破壊を向こうにする」

 

どこからか現れた番兵ゴーレムは、カタパルトに乗り、発射。

ミレニアム・スコーピオンに命中し、砂塵の騎士を救出する。

 

「更に、砂塵の騎士の効果。

このカードがリバースした時、デッキから地属性モンスターを墓地に送る。

デッキからブロック・ゴーレムを墓地へ」

 

「くっ……! ターンエンドだ!」

 

「俺のターン、ドロー

砂塵の騎士を生け贄にモンスターをセット、ターンエンド」

 

「私のターン、ドロー!

(攻撃しようにも、フィールド魔法の効果でモンスターが破壊されない。

ミレニアム・スコーピオンの効果は、モンスターを破壊しないことには攻撃力を

上げることができない。今は守りに徹するか……)

私はギロチン・クワガタを召喚! ターンエンドだ!」

 

……この人のデッキ、懐かしいカードが多くないか?

それとも新しいのか? 一度そのデッキを見てみたい。

 

「俺のターン、ドロー

セットしていた守護神スフィンクスを反転召喚し、効果を発動。

このカードが反転召喚に成功した時、相手モンスターをすべて手札に戻す」

 

「なっ!? すべて手札に戻すだと!」

 

守護神スフィンクスが反転召喚すると、睨みつけ

相手モンスターは手札に戻る。アリトークンは何故か手でつぶされる。

 

「コアキメイル・サンドマンを召喚。スフィンクスで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「罠カード、聖なるバリア-ミラーフォース-を発動!

相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する!」

 

「コアキメイル・サンドマンの効果を発動。

相手が罠カードを発動した時、このカードを生け贄に捧げることで発動を無効にし破壊する。

コアキメイル・サンドマンを生け贄に、聖なるバリア-ミラーフォース-を破壊」

 

「………………」

 

試験官が唖然する。

最初から伏せていたカードが攻撃反応型で、やっと攻撃して発動できたと思ったら無効にされる。

試験官、ドンマイ!

 

ミラフォ(ミラーフォースの略)が無くなり、スフィンクスの攻撃が通る。

 

「伝説の柔術家で直接攻撃(ダイレクトアッタク)

 

「うぅっ! だが、まだライフは1000残っている」

 

それは、世間で言うところのフラグですよ?

フラグはしっかりと回収してあげよう。

 

「罠カード、地霊術-「(くろがね)」を発動。

伝説の柔術家を生け贄に、墓地からレベル4以下のブロック・ゴーレムを特殊召喚

そのまま、直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

ブロック・ゴーレムの一撃で試験官のライフが0になる。

少し後味が悪い気がするけど、現実なんてこんなもんだよね!

 

「おめでとう、君の勝ちだ。

合格通知は後で送られる、おそらく合格だろう」

 

「ありがとうございます」

 

試験官との決闘(デュエル)を終え決闘場(デュエルフィールド)を出る。

試験会場を出ると、利美が立っていた。

 

「悠、おかえり。勝ったの?」

 

「勝ったぞ、利美は?」

 

「勝ったわよ、ワンキルで」

 

「……ワン、キル?」

 

「そっ、弱くて相手にならなかったわ。

すぐに決着が着くデッキを使ったから、まぁ普通かしら?

……やっぱりワンキルデッキはおもしろくないな、学校では使わないでおこう」

 

……一体、どんなデッキを使った? すさまじく気になるぞ。

 

「ちょっとお腹減ったな、悠。

このあと、暇でしょ? 一緒に買い物しながらご飯食べない?」

 

「買い物って、デパートまで結構遠いだろ。今度にしないか?」

 

「やだ、向こうに行ったらしばらく買い物できないし。今の内に買いたい」

 

「服を買っても、向こうでは制服で過ごすんだぞ。

買っても意味がない、てなわけでまた今度にしないか?」

 

「いいから、さっさと行かないと……殴る!」

 

「お供します」

 

速攻で手のひらを返しました。

無理です。殴るのだけは勘弁して下さい。

 

「それじゃ、レッツゴー!」

 

「はいはい……」

 

この日は買い物に付き合って、物凄く疲れました。

 

その数日後。

家に合格通知が届いた。

向こうでは、平凡な日常が待っていますように。

 




なんですかね。
結構、普通のデッキですよね?
主人公よりも試験官のデッキが難しかった。
自分で書いててなんだけど、懐かしいカードを出したな!
次回はどうするか、考え中……
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