Fate/GO サーヴァントの居る日常   作:コードα

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ジゴクからの脱出2

「ハイナンですか?こちら絶賛流血中でして。」

 

スマフォを取るや行き成り愚痴るカズマは、内心まだ余裕があると思った。

 

まだ余裕がある、大丈夫。

 

『今からリリィが暴れるから、その隙に下りて来い!』

 

乱暴に切られた電話、その一方的な言い分はカズマにとって懐かしさすら覚えさせるものだった。

 

スマフォをポケットに捻じ込んで、カズマは乾いた笑いを漏らす。

 

「彼女は、何て?」

 

ジャンヌが上着のすそを破って傷を縛りながら聞いてくる。

 

どうでも良いが、上着はカズマのものだ。止血の為にきつく縛ったので痛みに顔を顰めながら答える。

 

「ああ、何時もの調子に戻ったらしい。ジャンヌ、リリィが暴れたら直ぐに降りよう。」

 

「・・・・・はい、しっかり掴まってください!あ、変なところは触らないで」

 

「ハッ、そんな余裕無いわ。」

 

騎士姫が、剣を構えて跳躍していく。動き出そうと居たジャンヌを制止してカズマはソーコムを抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイバークラスの身体能力持ってすれば八階建ての高さなど造作も無く一ッ跳びで飛び越えられる。

 

それはリリィが本来、騎士王と呼ばれ、現代において最も有名な聖剣の使い手が真名だからだろうか。

 

「突撃銃だけですか!?あのマスターは・・・・!」

 

身を捻るようにして背後から迫った気配を切伏せるリリィ、頭部だけが羊の使い魔たちがぞろぞろと扉を潜ってきている。

 

「・・・・・成る程、してやられましたね!」

 

その手には棍棒、鉄パイプ、木材とさまざまな物が握られていた。

 

当然、サーヴァントに使い魔が日常のもので武装した程度で勝てるものではない。良くて足止めだろう。

 

敵の狙いはこちらの分断と足止め、ならばとリリィは思考する。

 

可奈はパニック状態から脱したとは言えトラウマを克服したとは言いがたい、ルーラーのマスターも直ぐに動かないところを見ると先ほどの銃撃で負傷したと見るべきだろう。

 

「急がないと!」

 

剣を一閃し、同時に二体を切伏せるとリリィは呟いた。

 

 

 

 

当時に、可奈は車を発進できるようにエンジンをかけようとする。

 

スイッチ式のソレはキーレスキーホルダーがないと掛らないのが近年のシステムだ。

 

「クソッ!やっぱアイツが居ないと・・・・!?」

 

掛らない。さらに行き成り車体を衝撃が襲った。

 

「何!?ヒッ・・・・?!?」

 

窓の外には、車を囲んでいる使い魔が車内を覗き込んできた。

 

思わず頭を抱え込んでしまう可奈、助けに向かいたいリリィは未だに使い魔が屋上に縫い付けている。

 

ならば、この射撃は何だ?とコンクリート内を移動しながら思考する。

 

「おやぁ、そういう事でしたか。いやはや!ジャンヌ・ダルクのマスターはガッツがありますネェ!!」

 

メフィストが見つけたのはベランダに続く血痕、追ってみればベランダの隔壁を破って移動する二人の姿があった。

 

「おい、メフィスト。奴は何処だ?」

 

メインアームのM4を置いて移動してきた久坂はそう尋ねる。

 

「あそこだよ、マスタァー」

 

メフィストが上半身を露にし、久坂に間所を教えようとした時に異変は起きた。

 

何者かが強くベランダを蹴る。

 

「捉えました!」

 

「グブォ!?」

 

メフィストが思考するより早く、久坂が身を隠すより早く、ジャンヌの剣がメフィスト

を貫いたのだ。

 

胸の中心、心臓を破壊されたメフィストは、水中から弾き出された魚のように痙攣している。

 

「このっ!「いやぁ。割と不味いわ、血を流しすぎた。」ガァキィィ!!!」

 

久坂は血走った目で声の主を睨む。

 

自身に傷負わせた男を、絶対に殺すと最後の令呪を持ってキャスターに命じたターゲットにサブアームを向けようとする。

 

「騒々しい、こっちは絶賛貧血気味だ。騒ぐだけの体力残ってないわ!?」

 

カズマはココで一つ誤算した。

 

それは自身の状態だった。貧血で立っているのもやっとまで出血している常態の今、普段どおりに動けるか?断じて否だ。

 

バキィッ!

 

「良い狙いじゃん・・・・」

 

勢いで撃った久坂の弾丸は、カズマではなくソーコムを破壊した。

 

状況はさらに悪化、カズマは手負いで動ける状態ではない。メフィストも消えるだろうが、ジャンヌは治療のために宝具を使う前に久坂がカズマを殺すだろう。

 

「今度こそ、死ネ!」

 

久坂がトリガーを引こうとしたとき、聞き覚えのある声が響いた。

 

 

 

 

「おや、随分とボロボロじゃないか。それに依頼は完了か。」

 

 

 

 

 

 

 

 

数日が過ぎた。

 

篠宮可奈は精神的ショックが大きかったのでDr.ロマニの元で治療中、まぁトラウマを穿り返されたのだから無理は無い。

 

それでも比較的回復は早いそうだ。

 

カズマはと言えば、傷の手当をして愛車が使い物にならない(タイヤを四つともパンクさせられて居た為)為、レッカーを呼んで知人の工場に預けて、ロマニの治療を受けていた。

 

「まったく、大概キミは人なのかと疑うよ」

 

「おう、人間だぞ。」

 

「なら、常人なら気を失っても可笑しくない出血量で戦えるのかな!?」

 

ロマニとカズマは互いに同じゲームをやっている事が切欠で意気投合。

 

こんな会話をしている。

 

「それより、何でキミの元には美少女サーヴァントが揃うんだい?」

 

「知るか、実家だって言うのに肩身が狭いわ。」

 

包帯を巻きつつ、ロマニが尋ねるとカズマは吐き捨てる。

 

戦力の補充にシステムフェイトを行使した結果、来たのがセイバークラスのサーヴァントでリリィのソックリさん。

 

連れて帰ることになっているが、こちらもシステムの調整ミスとかで霊化できないらしい。

 

 

 

あれ?コレってラブコメか?




はい、皆様どうでしょうか?

最近のグランドオーダー、アカバン祭りは免れたでショウカ?

私ですか?とばっちりです、受け取ってないのに・・・・。

再開アカウントでもジャンヌを迎えて頑張っております。

其処に桜セイバーこと沖田さん加入でテンション上がり気味!

師匠ランサー?来てませんが何か?
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