いならぐれオーバードライブ!   作:たんぺい

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第十三話:短編集なのです!

Case1:『浜風ちゃんと磯風ちゃん』

 

「そういえば、1つ気になったが…」

「何、磯風?」

「浜風って何が好き何だ?カレー以外で何かしてやりたいのだ」

「…『お前が欲しい』って言ったら、どうするの?」

「浜風だったら仕方ないかな!」

「…冗談よ」

「そうか!」

「そうね」

 

磯風と浜風、何時もこんな感じでデコボココンビな甘い会話を繰り広げている。

…夕立の席の目の前で。

 

「…胸焼けするっぽい」

 

夕立の受難は続く…

 

 

 

 

 

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Case2:『曙ちゃんと戦艦を愛でる会』

 

「ペンライトは持ったかぁ!!」

 

長門の号令と共に、ロリコン戦艦四人はペンライトを高く掲げる。

そして…四人は、大きなスクリーンに曙が歌っていた動画を流す。

 

「…ハイハイハイ!…いや、ハイを一回多くコールした方が良いな!」

「く…また、振り付けが送れた…ごめん長門姉、もっかい流して!」

「ここはロマンスを入れた方が良いかもしれませんね…!」

「新曲のデータも手に入れて、やることがいっぱいです!」

 

…馬鹿どもの行進は止まらない。

 

「何か、寒気がする…」

「どうした、曙?」

 

曙はぶるぶる震え、その担任は小首を傾げるばかりだった…

 

 

 

 

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Case3:『野分ちゃんと舞風ちゃん』

 

「…コレがヴェールヌイちゃんの踊り~」

「普通のコサックダンスね」

「…時雨ちゃんの踊り~」

「ブレイクダンス、ね」

「…初春ちゃんの踊り~」

「能を踊れるとは知らなかった」

「…大潮ちゃんの踊り~」

「マーチングバンドみたいね」

「…村雨ちゃんの踊り~」

「何でパラパラ…ってか作者さん、こういう雑なフリでまだ出てないクラスメート紹介するのどうかと思う」

 

…ごめんなさい、出すタイミングが難しかった電のクラスメート紹介です。

 

 

 

 

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Case:4『時雨ちゃんの罠』

 

「…う、うわぁ!?」

 

運動神経抜群な時雨には珍しく、彼女は段差に足を取られすっころぶ。

…その転んだ先にはというと…

 

「きゃあ!?」

「山城!危ない!?」

 

山城が立っていた。

そして、パシっと…時雨は思わず山城に抱きついてしまう。

だが、山城と時雨の体格差から倒れはしなかった。

 

山城は…時雨がケガをせず、ホッとした表情を見せたが、直ぐに思い直したように目くじらを立てる。

 

「いっつもいっつも、危ない真似するからこうなるの!…心配するでしょ!」

 

そんな感じで説教を始めるが…時雨は笑いながらこう言った。

…僕を心配するんだ山城は、嬉しいなぁ、と。

えっと山城が目を丸くした瞬間…時雨は山城の体に正面から抱きついた。

そして、心配させてごめんよ、と小さく謝った。

 

「…そ、そんなのズルい…これ以上怒れないじゃない…」

 

山城は、顔を真っ赤にしてオロオロしながら、時雨の気の済むまで抱き枕みたいにされていた、とか。

 

 

(…『転んだフリして山城に抱き付く作戦』、大成功だよね!まさかうまいこと説教をかわして正面からもいけるとは思わなかったけど、最高だ!本当に最高だ!山城が可愛すぎるからいけないんだよ?何だか丁度いい感じの抱き心地で、頭には何か柔らかいのが乗って…ぐへ、ぐへへ…)

 

…時雨は、非常にゲスい顔をしていた、とか。

 

 

 

 

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Case5:『如月ちゃんと時雨ちゃん』

 

「ねぇ、時雨…」

「なんだい?如月…」

「山城さんって人が、好きなのぉ?」

 

ブーと、如月の言葉に時雨は飲んでいたお茶を鼻からも吹き出すが、如月は構わず続けた。

 

「何だか、時々…時雨が扶桑さんみたいな恰好の戦艦の人を見ていたりくっついたりするからさぁ、私、きになっちゃってぇ…」

 

見られてたのか、と時雨は納得する。

そして、時雨は頭をポリポリかきながら…そうだよ、と返した。

更にこう続けた。

 

「…不釣り合いだし山城には憧れの姉が居るのは知ってるけどね…それでも、かっこいいのにほっとけなくて可愛くて…一目惚れかなぁ…いや、違うな…艦の頃から、大事な人だった」

 

そう言って、時雨らしからぬはにかみかたを見せる。

しかし、如月はニコニコ笑って返す、素敵な感情ねぇ、と。

そして、更に如月はこう続けた。

 

「…でも、わざと転んで抱きつくのは反則よぉ!」

「見てたのかい!?そしてバレてたの!?」

「たまたま近くにいて一部始終見てたわぁ、貴女がわざとじゃない限り転ぶわけ無いじゃないのぉ…」

 

あ、と時雨はバツの悪そうな表情を見せる。

そして、最後にこう如月は続けた。

…この、おっぱい星人さぁん、と。

 

うわぁぁァ!!と言う絶叫が、クラスに響いたとか。

 

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