願うは貴方と共に…   作:赤黄青

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念願のセキレイ全巻揃えたので書きます…他の小説も書かなきゃ…


プロローグ

物語が始まる前に少し僕の話をしよう。僕こと白峰 望(しらみね のぞむ)は生まれた時から“二つ”人とは違う力を持っていた。一つは巡り合わせる力。この力は単純明解“モノとモノをくっつける”力だ。人、モノ、場所etc…様々なモノを巡り合わすことができる。これが一つ目の力。問題は二つ目の力。それは“願いが叶わない”力。これも単純明解“自分が願ったモノは何であれ叶わない”力。僕は奇しくも愛が欲しいと願ってしまった。愛にも様々な形があるが僕が願った愛は“家族愛”だった。その時僕はまだ子供で親からの愛を望むのは当然の行為だ。しかしその願いは叶わなかった。願った次の日僕は児童養護施設に預けられた。理由は無いのだろう。ただこの力に気づくのが遅すぎた。そこで僕は“友達が欲しい”と願ってしまった。そして次の日、僕の周りには誰もいなかった。誰かと仲が良くなるという事は無い。必要な時に関わるそれが僕と彼らの関係だった。この関係は僕が18歳になりここを出るまで一回も変わる事はなかった。

 

 

…さてと少し話しすぎたようだ。大丈夫ここからは今の話をしよう。今僕は神座島に来ている。神座島とは簡単に言うとセキレイ108体がいる島だ。で、だ今そこが色々な国に狙われている。狙われているのはもちろんセキレイだ。

 

ーセキレイ、それは人とは違う別のナニかー

 

セキレイの姿形はまさに人そのもので遺伝子まで人間と似ている。そう似ているだけで人間とは全くの別物だ。そしてセキレイの力は到底人が扱えるモノでは無い。それでもその力に手を出してしまうのが人の性だろう。現に今攻められているのだから。島には様々な兵器が投入される軍事ヘリや戦車、さらには多くの銃兵、周りの海には軍艦が。もはや戦争と言っても刺し違え無いだろう。が、これだけの戦力じゃセキレイには勝てない。セキレイが単純に力が強いだけならここまでの戦力はいらないだろう。彼女達には特別な力がある。風や炎、水を操るセキレイや衛生を関して情報を得るセキレイ。地盤を操ったりとまさに十人十色、様々な力を有している。特に“シングルナンバー”と呼ばれるものは桁違いに強い。

 

と、こうして説明をしている間にいつの間にか銃声がやんでいた。どうやら終わったようだ。ひとまず周りに目を配るとそこら中に人の死骸や戦車が横倒しになっている。対する彼女達は傷の一つも追っていない。しかもこれがたったの7人が引き起こしたというのだから信じられない。(残りの101体はまだ休眠中)

 

さてとここで疑問が生じる。なぜなんの力もない人間がこの島にいるのか、セキレイだけではダメなのかと。答えはこの島を管理する巨大企業“M•B•I”の社長が僕を拉致ったのが半分でもう半分が調整された彼女を見るためである。元来彼女達の力は巨大で人間社会での生活は困難だったが調整(リミッター)をかけることによりそれを可能にした。いわば今回は島を守ると共に実験も兼ねていたということだ。

 

「で、その調整の責任者の一人である僕はここ神座島に来てるわけ」

「いきなり喋り出してどうしたの?遂に壊れちゃったかな?研究者はもともと狂ってるって言うしね」

「相変わらず僕に辛辣だね“鴉羽”」

 

僕に辛辣に話しかけてくる切れ目でスレンダーな彼女の名前はNo,4“鴉羽”。

 

「それに君だけには狂ってるなんて言われたくないよ。それで?未だに眠っている彼女達には被害は無かったの?」

「当たり前だろう?だいたい美哉がいるんだ自分がいなくとも彼女一人で十分だろうに」

「ははっそうに違いな「のぞむ、さーーーーーーん!」ゲフォ!!」

 

突然腹部を襲う衝撃と痛み。そしてその前に聞こえた声。十中八九彼女だろう。

 

「ゆ、結女、退いてくれ…お、重い「あーー!望さん!女の子に重いって言っちゃいけないんですよ!」お願い僕の上で動かないで…あっ…意識が…とお…のく」ガクッ

「だいたいですね望さんはデリカシーがないんです!それに「結女、結女そろそろ退いてあげないと。望の顔がどんどん土気色になっていくよ?」えっ?あっ!望さーーーん!起きてください!寝たらダメです!起きてください!」

 

 

その後無事僕は起きることができたが起きた時にはもうM•B•本部のベットのうえだった。…両頬が物凄く痛い。何度も何度も殴られたように痛い。

 

「あっ!やっと起きました!」

 

さてと紹介がまだだったね。僕に突っ込んできたバカ(アホ)の名前は結女。No,8だ。てか物凄く目が“褒めて褒めて”と言っている。目は口ほどに物を言うとは言うがこれほど分かりやすい奴はいないだろう。それに今回の戦闘はそれほど珍しいものでもない。いちいち褒めてる暇はないのだが…僕もつくづく甘い

 

「はいはい…今回もよく頑張ったな結女。これからも頑張ってくれ」

「はい!…えへへぇ…」

 

頭を撫でなから褒めてやる。元気よく返事したはいいがその後から顔が惚けてしまっている。全く最後に締まらないやつだな。

 

「で?自分にはないの?」

 

少し離れた場所から見ていた鴉羽が言ってくる。こいつはもう少し素直になればいいのにと思う

 

「ほら、こっちに来い」

 

こちらに来るように促すと潔くこっちに寄ってくる。まったくこういう所は素直なんだから

 

「お前もよく頑張ってくれたよ鴉羽。これからもよろしくな」

「もちろん。ふふっ」

 

鴉羽も頭を撫でてやる。顔は惚けさせないものの少し顔が赤い

 

「そういえば君達はもう夕食は食べた?もし食べてなかったらこの後一緒にどう?」

「そうだね。ご一緒させてもらおうかな」

「もちろん!どこに食べに行きます?」

「それなんだけど僕の家で食べないかい?ちょうどこの頃一人で食べるのが寂しく感じていた所なんだ」

 

その夜は3人で鍋を囲んだミニ鍋パーティをした。誰かと食事を共にするのは久しぶりでとても、とても楽しかった。その後は泊まっていくの一点張りで仕方なく泊めることになったので3人分の布団を並べる。その間に風呂に入ってきてもらいその後に自分も入った。風呂から出てみるともう2人は布団の中におり寝息を立てていた。問題は空いている布団が真ん中しか無かったこと。仕方なく真ん中の布団に入り電気を消す。

 

 

(久しぶりに誰かと食事を共にしたなぁ…とても暖かい時間だった。こう心の中が…って僕は何を言っているんだ…もうそんな感情棄てたはずなのに…でももし、もし仮に思い出してしまったら僕はもう…)

 

 

 

ーー戻れないだろうーー

 

 

 

鴉羽と結女が自分に向ける好意は知っているし自分も彼女達のことは好きだ。しかし、もし僕が彼女達の愛が欲しいと“願ってしまえば”それはもう二度と叶わない。だから彼女達には伝えた。

 

 

『僕は君達の思いに応えることは出来ないしこの関係から一線を越える事も出来ない』

 

 

それでも彼女達は僕の側にいてくれる。それがとても怖い。いつかいなくなってしまうのでは?と。そう考えているうちに僕は眠りに落ちた。

 

翌朝。2人が僕の布団に“半裸”で潜り込んでいるのを確認して数時間フリーズしていた事をここに記載する

 

 

 

 

 




鴉羽の口調が、難しい…

今回は完全なる自己満足なので感想や評価を強制するつもりはありません。もしよければ〜って感じです

これからは他の小説も出来るだけ早く更新していけるよう努力します(もう学校始まるのでさらに遅くなるかも)えっ…
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