イヤフォン様、takassaky様、ホワイト・ラム様、幽閉衛星様、おうどん美味しい様、sisaris様の青を参考にさせてもらいました。皆様に多大なる感謝を。
当ゲームにおける基本ルール
1.【】で囲われたものを赤き真実とする。赤字の内容は絶対の真実である。
2.『』で囲われたものを青き真実とする。探偵が己の推理を提示する際に用いる。
なお、探偵の提示する青は魔法を否定する内容でなければならない。
3.魔女は提示された青字に対して赤字を使って反論する義務を持つ。
青字を否定できない場合魔女側はリザインを宣言し、人間側の勝利となる。
なお、赤字での反論が有効かどうか、人間はよく検証する必要がある。
4.人間側は、「」で囲われた文章を赤字で復唱することを魔女側に要求できる。
ただし、魔女側はそれを行う義務を負わない。
以上
「――さあて、頭を切り替えていくか」
「とは言っても、どうするの?」
「レミリアがドアを開けられなかった理由について全力で考えるのさ。死因はもう思いつくのは出尽くしただろうし」
「そうね、それで行くのがいいでしょうね。ただ、一体どういう方法があるかしら?」
「今ドア関係で出ている赤は、鍵はかかっていない、ドア以外に出入り口は無い、ドアを開かないようにする仕掛けは無い、日常的に使用されている、位置は変化していない、外から抑えていた人物は居ない、通れない大きさじゃない、と言ったところだったわね」
そうね、大体あっているわ。
「ふうむ……どうやったら開かないように出来ると思う?」
「開かないようにする仕掛けがないというのがネックね。これがある限りドアに手を出し難いわ」
「外部から固定化するのが無理なら、元からそうなっているとかどうかしら?」
「元から?」
「例えばだけど、『ドアノブが非常に高い位置にあった』とか。要は、お嬢様には元々ドア開ける事が不可能だったってこと」
「元の仕様からおかしいって話か。霊夢、どうなんだ?」
【ゲーム開始前の時点で、レミリアは問題なくドアを開閉させる事が出来た】わ。
「じゃあ、ドアノブが開始後に移動したとかは?」
面白い構造のドアね、と言ってもられないか。【ドアの構造はゲーム開始前から変化していない】と言っておきましょうか。
「はあん、駄目か」
「となると、ゲーム開始後に何かがドアに起こったと考えていいようね。『部屋の中に水が溜まって開かなくなった』というのはどうでしょう? 水自体は仕掛けでもないし、ついでにレミリアを殺す原因にもなれるわ」
【このゲームにおいて水という存在は重要ではない】わ。ついでに言っておくと、【レミリアの気道は何にも塞がれていなかった】
「ふむ、窒息の可能性も無いと……いえ、酸欠による窒息はあるわね」
「酸欠? となると、宇宙とかか? あ、一応地中ってのもあるか」
「いえ、それだと部屋から出れば死ななかったという赤に接触するんじゃないかしら?」
「あ、それもそうか」
補足してあげるけど、【部屋は地上にある】し、【部屋は地中や海中にはない】わ。
「部屋の位置はあんまり関係ない感じだな、こりゃ。なあ霊夢、ヒントないか?」
え? 聞くの?
「……まあ、それなりに詰まってきた感じはあるわね、悔しいけれど」
「確かにねえ」
じゃあ、そうね……【部屋はとある特殊な用途の為に作られたものである】
「特殊な用途?」
それと、さっきまでの青が結構よかったからもう二つ追加してあげる。【このドア、及び部屋の作成者は安全意識に欠ける人間であった】【ドアはスライド式】
「スライド式? じゃあ先ほどの私の推理は元から無理だったようね」
「というか、スライド式なんてのも重要なのか?」
まあそれなりにね。安全意識に欠けるってのと同じく、解答を聞けば納得できるんじゃないかと思っているわ。
「特殊な用途に、安全意識…………エレベータに閉じ込められたとかかしら。『部屋というのはエレベータであり、故障などでお嬢様はその中に閉じ込められた。死因は空気がなくなったことによる窒息死』とかはどう?」
【部屋はエレベータではない】わ。おまけで、【レミリアの死因は窒息死ではない】とも付け加えてあげる。
「ふむ」
「だが、故障でドアが開かないってのは良い線行っている気がするな。それならたぶん、開かないようにする仕掛けは無い、という赤にも接触しない気がする」
「開ける部分が壊れているだけだし、確かに納得できるわ」
「となると、とりあえずそこだけ抜き出すか? 『ドアは自動ドアで、レミリアが開けようとしたときは故障して開かなかった』スライド式って言っていたし、たぶんそういうことだろ。あと、安全意識の欠如の所為で、非常口みたいなドアが故障した場合の措置を考えていなかったとかじゃないか?」
…………【ドアは故障していない】わ。
「……あれ? 違うのか?」
「いえ、方向性としては多分間違っていないわ。故障が駄目なら、後はもう一つだけ」
「停電、ね。『停電によってドアが開かなくなり、お嬢様は部屋から出る事が出来なかった』ということでしょう。どう、霊夢?」
…………はあ。いいわ、それに関してはリザインよ。
「よっしゃ!」
「やっと分かったわね、長かったわ」
「二人とも、まだ死因は分かっていないわよ」
「おっと、それもそうだった」
「でも、一体何が死因なのかしら? 選択肢は多分まだあると思うのだけど、パッと思い浮かばないわね」
「そう? 私は何となく分かったけれど」
「そうなのか、紫?」
「ええ、話の流れからこういうことじゃないかと思っているわ」
じゃあ、聞かせてもらいましょうか。
「ええ。私の青は次のとおりよ。『部屋とは冷凍倉庫のことであった。レミリアが倉庫内に入った後、犯人が何かを行ったことで停電が発生し、ドアが開かなくなった。作成者の安全意識の欠如が原因で倉庫内には非常口の類もなく、さらに言えば何か問題が起こっても倉庫内の温度を保つようにもなっていた。そのため、レミリアは倉庫から出ることも出来ず、ただ凍死するのを待つのみであった』これでどうかしら?」
――お見事。ここに完全なリザインを宣言するわ。おめでとう、探偵さん達。
「成る程、そういうことだったのか」
「大概な構造の倉庫ね。事故の想定なんかまるでしていなかったと。でも、自動ドアってそんなに重いものなの?」
「どうなんだろうな。意外と重いって聞いたような気もするけど、詳しくは知らん」
「軽かったとしても、スライド式のドアなら多分掴む場所が無いだろうから、案外開けるのは難しいんじゃないかしら」
「ああ、それもそうね」
一応、今回のドアはかなり重いドアってことにしてあるわ。ドアを開ける手間を自動にして省いているというよりは、自動にしないと開けられないようなドアといった感じ。紫の言うとおり持つ所もないし、人間一人ではどうやっても開けられないでしょうね。
「何でそんなごついドアを冷凍倉庫に取り付けたんだか」
さあね。案外別の用途の為に作られたものを冷凍倉庫に変えただけかもよ。真相的に倉庫内に別電源があったわけだし、機材を持ち込んで作り変えたのかも。
「何にしても、杜撰な話だよ」
「まったくね。……さて、じゃあそろそろ私はお暇させてもらうわね。一つだけだったけど、貴重な体験が出来て助かったわ。中々面白かったしね」
ま、そう言ってもらえるならいいけど。
「今度は咲夜の魔女っぷりを見てみたい、ってな」
「そのうちね。とりあえず私はお嬢様たちとのものを済ませないといけないし。――じゃあ、また会いましょう」
ええ、またね。
はい、これで第十一盤は終了となります。いかがだったでしょうか? 結構皆様からの青があったおかげでかなり助かりました。皆様には改めて感謝を。
さて、次回ですが三つほど選択肢を考えています。一つはこのまま三人で、あるいはまた一人追加して屁理屈をやる。一つは咲夜が言っていた紅魔館組で屁理屈をやる。そして最後の一つが、本家うみねこ方式とでも言いましょうか。原作でバトラたちがやっていたように、上位世界から下位世界の動きを見つつ、リアルタイムで謎を解いていく感じ。分身を動かしつつ推理していく、という風になるんでしょうかね。個人的にはこれでやってみたいと持っているんですが、中々大変そうですし今までと形式がまるで変わる事になるのでどうしようかと思案中。もしこれにするなら舞台は六軒島かなあ、うみねこキャラたちの中に霊夢なりの分身を放り込むとか、そうなりそう。アニメと漫画は知っているけど活字では読んだことないから書式は違う風になるでしょうが。それと面倒だからたぶん、うみねこキャラはカタカナ表記になりそう。辞書登録面倒だし、知らない人には読めないでしょう、戦人とか。
まあ色々書きましたけど、結局は謎を思いつかないと二進も三進も行かないので、それ次第と言ったところでしょうね。ではまた。