遊戯王 〜機械竜に魅入られし者〜   作:さんま(北海道産)

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話が進みます


始動!決闘者「機崎 竜也」
turn1 初デッキで初決闘、これが遊戯王


サイバードラゴン

攻撃力2100 守備力1600

自分フィールドにモンスターが存在せず、相手フィールドにモンスターが存在する場合特殊召喚出来る

 

遊戯王の先行絶対有利を覆した遊戯王ocgの革命者

以後この効果は様々なモンスターに受け継がれた

 

僕がざっと調べた事だ

戦術や有効活用など遊戯王未プレイの僕にはわからなかった

でもこのカードが何か大きな事をやったのは分かる

環境を覆した

僕も無理と思われた高校に受かった

周りは堅実に普通の高校を進めたが僕は蓬中央に行きたかった

だから努力した、とても努力した

だからこそ覆せた

まぁカードだから努力はしていないだろうが....

 

スマホ右手に左手のサイバードラゴンを見る

中々良いイラストだ、シンプルな分洗練されている

 

「ん?....機崎君か」

 

突然聞こえた声

振り返ると背の小さい男

垂れ目でこちらを見ている

誰だっけこの人?

 

「えっとそうだけど....僕そろそろ帰るんだ」

 

そう言って席の横にかけられているリュっクを背負う

その時サイバードラゴンを席に置いた

それを男は見たのだろう、カードを指差し

 

「それ....サイバードラゴンじゃないの?」

 

そう言った

まさかこの男も遊戯王をしている者なのか?

いや、別に遊戯王をしていてもどうも思わないが

 

「君、遊戯王してるの?」

 

「えっと、ごめんしてないんだ」

 

謝らなくても...と言いながら笑う

しかしこの男同じ学年なのは確か

ではクラスはどこなのだろうか?

まさか同じクラスなのか?もし聞いてそうならかなり申し訳ない

 

「名前は左右田 伸太郎 (そうだ しんたろう)

クラスは隣の3組だよ、よろしく」

 

そう言って手を差し出した

その手を握り返す

彼の笑顔はとても印象的だった

 

さてと、帰るか

 

 

「で?明日行けばいいの?」

 

「おう、カードショップグラウンドにいるから」

 

そう言い終わった時に切る

そのまま勉強机に突っ伏す

はぁ、なんで持っていかないといけないんだ

忘れた本人は呑気にカードショップでカード三昧ですか

悪態つきながらも了承する自分もどうか......

まぁいいか、とっとと渡して帰るか

明日返した後何しようかなとかぼんやり考え事をしながら箪笥を開け

布団を引っ張りだそうとした時雷が走った様に思い出す

そういえば親戚のお兄さんだったっけ?

遊戯王カード沢山貰ったな、結構最近に

出してみようかな?そう思った時には探していた

箪笥の手前にある昔使った教科書やノートの束を出して奥を見る

段ボールの密集地だった、これは骨が折れる作業だ

ひとまず近くの小さい段ボールから手をつけた

 

 

「はぁ、お風呂もう一回入ろうかな?」

 

目的の段ボールを抱えどんと座る

まさかこんな奥にあるとは....

結局箪笥の大半の段ボールを取り出す羽目になった

積まれている大きさバラバラの段ボール達を見る

これは戻すのにも一苦労だな

おかげで汗びっちょりだ

 

そして自分の前にある段ボールに目線を落とした

今自分は正座だかヘソあたりの大きさの段ボール

これだったな確か、箱を開ける

開けようと段ボールの蓋に手を当てる

なんだかねっちょりしている、テープの跡がだろうか?

郵送されてきたのだろう宅配便の段ボールだ

一つ目の蓋を開ける

カードが二つ目の蓋からやや見える、数もかなりの物だ

そうして二つ目を開ける、そうして見えたカード達

段ボールに隙間なくぎっちり詰められたカード

段ボールの大きさも相まって何枚なのか皆目検討もつかない

カードは様々な色をしていた

一枚手に取ってみる、クリッターというカードだ

このカードがフィールドを離れた時攻撃力1500以下のモンスターを手札に加えるとかなんとか、素人目でも弱くはないカードだとわかる

そうしてカードを眺めていくうちに少しずつ何かが膨らんでいった

興味がでてきた、面白そうに感じた、やってみたくなった

一枚一枚のカードが訴えるように僕の心に響く

やってみようよ

 

デッキ組んでみようかな?

そんな唐突に出た考えに突き動かされた自分は何故かデッキを組む

パソコンの検索サイトで徹底的に調べた

何が強いか、何が使えるかを.....

こうして時間を忘れてしまった

作業は夜を過ぎ明け方までに及んだ

 

 

 

鳥のさえずりが聞こえる

そんな小さな音を目覚まし時計代わりに起きた

重い頭を上げ辺りを見るとカードが散乱していた

布団も敷かずに畳で寝ていた

そのせいなのか少し寝違えたのか首が痛い

時計を見ると9時半だった

約束の時間は午後だから大丈夫か

取り敢えず午前はゆっくりしたかった

体がとても怠かった

 

いつもより遅い朝ご飯を食べ自室に戻った

自分が昨夜作り上げた寄せ集めデッキを眺める

しかしこう見ると本当に統一感がない

遊戯王にはテーマや属性、種族で固めるのが基本

そういうデッキは必然的に強いし何よりデッキとして機能する

テーマかぁ....このデッキのテーマってなんだろうな?

敢えてつけるなら、

 

「地道に勝つ....かな?」

 

しかし本当に衝動的に作ったな、自分

 

 

 

 

「おお、来たか竜也」

 

「悪い、待たせちまったな」

 

カードショップ グラウンド

何故この名前なのかわからないが今は気にならない

僕の家から徒歩3分ほどの近さにも関わらず初来店だ

まぁカードなんて本当にやったことなかったからな

意外と楽しかったりするのだろうか?

そんな簡単な希望を持った

これがデッキをつくった理由に近いだろう

 

店はいい感じに冷房が効いており涼しい

炎天下の中歩いてきた自分には寒いくらいだ

店に入るやいなやいきなり大きなショーウィンドウにカードがずらりと並んでいた

キラキラ輝くカードから、輝いてはいないがレアなのだろうカード

遊戯王以外のカードも見えた

少々圧倒されていた僕だが英雄が知らぬうちに先に行っていたので慌ててついて行った

 

奥にはパイプ椅子と木の机が並べられたスペースがあった

英雄はそこの一番奥のパイプ椅子にどかっと勢いよく座る

僕は対面するようにすごすごと静かに座った

 

「んでお前遊戯王やるのか?俺としてはやる仲間が増えて嬉しいところだが」

 

「僕に合えばだけどね、ひとまずデッキは出来た、見るか」

 

そう言って鞄から輪ゴムで纏めたデッキを英雄の前に置いた

英雄はそのデッキを手に取ると輪ゴムを解くこともなく

こちらに差し出してきた、思わず手に取る

 

「合うか合わないかやればわかる、早速やろうぜ」

 

「あぁ、わかった」

 

ルールは一通り頭に入れた

大丈夫....だろう

ってそういえば

 

「そういえばサイバードラゴン返さないとな」

 

鞄からサイバードラゴンを取り出して机の上に置く

そのサイバードラゴンに視線を落とした英雄はニヤッと小さく笑った

 

「お前、サイバードラゴン欲しいか?」

 

「え?まぁくれるなら欲しいけど」

 

手放すのは惜しいな....そう思っていたからね

こうなったのもサイバードラゴンのせいであり、お陰でもある

しかしいいのだろうか?

 

「いいのか?タダで」

 

すると言い終わった時に被せるように言ってきた

 

「まさか?タダではないぜ、条件がある」

 

そう言いながらサイバーをこちらに差し出す

それを受け取りサイバーを見る、以前綺麗に輝いている

そして視線を英雄に戻すとニヤッとした顔のまま

 

「サイバーを入れたデッキで俺に勝てば.....やるよ」

 

 

 

 

「「デュエル」」

 

竜也 LP 8000

英雄 LP 8000

 

「俺のデッキはM・HEROじゃないから安心しろよ!」

 

さっぱりわからん、まぁいいや

兎に角手を抜いてくれているのだろう

ありがたい、こちらにも勝機があるというわけだ

 

さてと、初プレイだ、落ち着いていこう

 

「僕のターン!モンスターをセット」

 

そうしてフィールドに裏側でモンスターカードを置く

 

「カードを一枚セットしてエンドだ」

 

竜也 手札×3

 

英雄を見るといつもより落ち着いた顔をしている

なんだ、かなり真面目な感じになるんだな

元々黙っていれば優等生みたいな顔をしているから尚更か

 

「俺のターンドロー!」

 

デッキからカードを引きカードを確認する

先行はドロー出来ない、このルールは最近変わったようだ

 

「ジェネティックワーウルフを召喚!」

 

英雄の召喚したモンスターを確認する

攻撃力は2000.....って2000!?

こんなモンスターがいるのか

攻撃力2000以上のレベル4モンスターはデメリット持ちか特殊なモンスターだけだと思っていたが....

 

「バトルだ!ワーウルフでセットモンスターを攻撃!」

 

「う...だが!リバース効果発動!人食い虫」

 

人食い虫はリバース時相手モンスター一体を破壊する効果を持つ

これでジェネティックワーウルフを破壊だ

 

「へー、懐かしいカードだな」

 

懐かしいカードってそんなに古いカードなのか

遊戯王ってどれくらい歴史があるのだろう

 

「俺はこのままエンドだ」

 

英雄 手札×5

 

「僕のターンドロー!」

 

よし、この手札なら

 

「僕は手札からホーリーエルフを召喚!」

 

ホーリーエルフは守備力2000の壁モンスターだ

だが今回は!

 

「更に手札から魔法カード、二重召喚を発動」

 

通常魔法 二度召喚(デュアル サモン)

これにより僕はこのターン二度通常召喚できる

 

「僕は幻影の壁を召喚!そしてレベル4二対でエクシーズ召喚!

現れろ!No.39 希望皇 ホープ」

 

エクストラデッキから黒いカード、エクシーズモンスターを召喚する

No.39 希望皇ホープは相手モンスターの攻撃宣言時エクシーズ素材を一つ取り除くことでその攻撃を無効にすることができるんだったな

 

「バトル!ホープで直接攻撃」

 

「ち、やるじゃねえか...まさかホープがはいっていたとは」

 

英雄 LP 8000→5500

 

「僕はこのままターンエンドだ」

 

竜也 手札×1

 

「俺のターンドロー....来たか!」

 

なんだ!?来た?キーカードが来たのか?

だが最悪ホープがいる、攻撃なら無効に出来る

 

「俺は手札から魔法カード、古のルールを発動!

これにより手札からレベル5以上の通常モンスターを一体特殊召喚出 来る!」

 

レベル5以上ということは攻撃力を超えられる可能性が高い

まずい、ホープだって何度も防げる訳ではない

 

「俺は青眼の白竜を特殊召喚」

 

青眼の白竜(ブルーアイズホワイトドラゴン)か

遊戯王を代表する有名モンスターだったな

攻撃力3000はシンプルに強い

 

「ブルーアイズでホープに攻撃!滅びのバーストストリーム!」

 

「ホープの効果発動!攻撃を無効にする」

 

「だがいつまでも無効に出来る訳ではないぜ?ターンエンド」

 

英雄 手札×3

 

「僕のターンドロー」

 

く...ブルーアイズを超える攻撃力を持つモンスターや破壊するてだてがない...守備を固めるか....なんてね

 

「僕はモンスターをセットしてエンドだ」

 

竜也 手札×1

 

「なら俺のターン...ドロー!」

 

「俺は手札から思い出のブランコを発動!墓地からジェネティックワーウルフを特殊召喚!さらにブラッドウォルズを召喚」

 

いきなりモンスターを並べられた

思い出のブランコは蘇生カードなのか...

そしてブラッドウォルズ、攻撃力1900と高ステータスだ

今更ながら気付いた

英雄のデッキは通常召喚モンスターデッキか

 

「レベル4モンスター二対でオーバレイネットワークを構築!

エクシーズ召喚!来い、ダイガスタエメラル」

 

エクシーズか、攻撃力1800と低い

だが油断は禁物だ

 

「バトル!ブルーアイズでホープを攻撃!滅びのバーストストリーム!」

 

「リバースカードオープン!万能地雷 グレイモヤ発動!

ブルーアイズを破壊だ」

 

後々取っておきたかったのだが仕方ない

ここは使うしかない、ホープはエクシーズ素材が無い時に攻撃対象に選択されると自壊する効果がある、ブルーアイズを凌いでもダイガスタの攻撃で自壊してしまうから.....

 

「ひゅー、やるじゃん....でもね、メインフェイズ2!ダイガスタエメラルの効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除き墓地のブルーアイズを攻撃表示で蘇生させる!」

 

何、ブルーアイズ蘇生!?

破壊できたと思った束の間また出てくるか

ダイガスタエメラルを先にどうにかしないと.....

 

「一枚伏せて、俺はターンエンド」

 

英雄 手札×2

 

「僕のターンドロー!」

 

このカードは、よし押し切れる

攻撃力なら上だ!

 

「僕はセットモンスターをリリース!、アドバンス召喚!」

 

「来い!デーモンの召喚」

 

レベル6の通常モンスター、悪魔族、遊戯も使ったカード

攻撃力2500と打点も申し分ない

 

「ってそれ俺のデッキのモンスター!?」

 

「知るか!バトルだ」

 

僕の手札には....

 

「ホープでブルーアイズを攻撃!」

 

「攻撃力ならこちらが上だが?」

 

「まさか?手札から速攻魔法発動、虚栄巨影!」

 

これでホープの攻撃力は1000アップして3500!

ブルーアイズを超えた!

 

「甘い甘い!リバースカードオープン!罠発動だ!

ジャスティスブレイク」

 

な!罠カード?

 

「ジャスティスブレイクは通常モンスター以外のモンスターを全て破壊する!これぞ正義!」

 

「僕のホープが...」

 

ホープは自身の攻撃も止められるがカードに早さの概念が存在する

ホープの早さは1で罠は2だったな

 

だがデーモンの召喚は無事だ、ダイガスタエメラルも破壊されたのですることもない

 

「ターンエンドだ」

 

「俺のターンドロー、手加減は無しだぜ

手札からジェミナイエルフを召喚!」

 

攻撃力1900か

高い攻撃力のモンスターばかりだ

こう揃えられては守備に徹するしかない

 

「ブルーアイズでデーモンの召喚を攻撃!行け」

 

ぐっ....

 

竜也 LP 8000→7500

 

デーモンの召喚が...

 

「エルフでダイレクト!」

 

竜也 LP 7600→5600

 

ヤバいな押されてる

 

逆転しなければ.....僕は!

 

「僕のターンドロー!」

 

このカードは.....

 




中途ハンパに終わりましたことはすいません
一度切らないとパンクしそうで(自分がですか)
ポンコツですいません
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