遊戯王 〜機械竜に魅入られし者〜   作:さんま(北海道産)

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諸事情により休止していました
再開させて頂きます


turn2 決着、そして動き出す物語

このカード.....よし!

 

「手札から強欲な壺発動!」

 

「おい、ちょっとまて」

 

英雄は手のひらをこちらに向け静止を要求してきた

なんだよいきなり

 

「何?」

 

「それ、禁止カードだ」

 

禁止カード!?

何?使ったらダメなの?

知らなかった、そんなカードが存在していたのか

 

「強欲な壺って強いのか?他にもドローカードあるだろ?」

 

そう言うと英雄は立ち上がり声を大きくして言った

こちらに訴えるように

 

「バカ!ノーコストで二枚ドローって単純に強いんだよ!

確かにドローカードも存在しているがそれは瓶や骸と言った一枚ドローの罠カード、二枚ドローで禁止カードでもないカードとして無謀の欲張りが存在するけどこいつはドローした代わりに2ターンドローフェイズをスキップするんだぞ!?遊戯王は手札が第一なんだから!どれだけ強いカードでも手札に来なければ意味がないしエクシーズもシンクロも素材がなければ召喚出来ない!? まぁ最近は墓地も強力だけどな......兎も角、強欲な壺は強いんだよ」

 

この話を聞いてこのカードの強さがわかった

人面壺みたいな顔が微笑んでいるイラスト

これがどれだけ強力か

 

「要は強いんだろ?」

 

「要はとかじゃなくて大会とかに入れちゃダメなの!?」

 

大袈裟なジェスチャーで訴える

いや知らないよ初めたてなんだし

 

「ハンデということでー」

 

「まぁいいだろう、早く二枚ドローしろ」

 

了承を得られたのでデッキからカードを二枚とる

そして引いたカードを確認する、ふむ

お、これは.....

 

「すまん言い忘れていた」

 

「なんだよ」

 

「二枚あるんだ、発動強欲な壺」

 

「うおぉぉぉぉぉい!なんでだよ!」

 

急に立ち上がり大声で突っ込む

その姿が少し滑稽なので危うく吹き出しそうになった

堪えているこちらを見てか「笑い事じゃねーよ!」と鋭く投げかけてきた

 

「というわけでまた二枚ドローで」

 

「ぐぬぬぬ」

 

ぐぬぬっていう奴初めて会ったよ

言うんだなぐぬぬぬって

 

「カードをセット!エンド」

 

竜也×2

 

「オレのターンドロー」

 

英雄は引いたカードを確認する

手札は三枚、なんだろうこの胸騒ぎ

英雄の顔を見ると、笑っていた

 

「いくぜ?......究極の龍で決めてやる!」

 

究極の龍!?

その言葉に胸騒ぎが確信へと変わった

出てくるのは....エースか!

 

「手札から魔法発動!竜の霊廟、デッキからドラゴン族モンスターを一体墓地に送る」

 

墓地に?墓地から蘇生させる気か?

 

「オレは青眼の白龍を墓地に送る」

 

また青眼の白龍か、二体並ばれれば流石に後がなくなる

 

「さらに竜の霊廟の効果発動!墓地に送ったモンスターが通常モンスターの場合、もう一枚ドラゴン族モンスターを墓地に送れる!」

 

更に送る気なのか?

一体何をしようというのか?

 

「無論青眼の白龍を送る」

 

墓地に二体、フィールドに一体

何をするんだ

手汗が出てきた、手を確認するとぬれていた

キンキンに冷えている室内でまさか手汗とは

楽しんでいるのか?そうだ

ここまで来たなら勝つ!そうだ、勝って見せる

 

「手札から闇の量産工場発動!青眼の白龍二体を手札に加える」

 

これにより手札に二体、フィールドに一体

最後の手札....来るか!

 

「いくぜ....究極の龍が全てを破壊する、粉砕!玉砕!大喝采!

融合だ!」

 

融合!?

特定のモンスターとモンスターを手札、フィールドから墓地に送り融合モンスターを特殊召喚する....まさか!

 

「青眼の白龍三体で融合!こい!青眼の究極龍」

 

フィールドに現れたのは紫のカード

青眼の究極龍

攻撃力4500

凄まじいものだ、ヤバイ

 

でも、でもな....勝ちたいんだよ

負けたくない....久しぶりに

 

楽しいんだよ!

 

「いくぜ!滅びのアルティメットバーストストリーム!」

 

「ぐうぅぅ!」

 

LP5700→1200

 

くっそ、ごっそり削られた!

一気に2000以下に、なんて攻撃力なんだよ!

でもな!

 

「手札のトラゴエディアの効果発動!手札から守備表示で特殊召喚!」

 

レベル10 攻撃力、守備力は「?」

そう、攻撃力、守備力は決まっていない

 

「効果で攻撃力、守備力は手札の枚数×600となる」

 

一枚だから600、しかし

ジェミナイエルフの追撃は躱される

 

「ジェミナイエルフでトラゴエディアだ」

 

トラゴエディアは破壊される、だが.....

持ちこたえられた!

トラゴエディアを墓地に送りながら考える

次に逆転のカードを引けなければ....負けだ

青眼の究極龍がいる限り安易に攻撃表示に出来ない

今のライフは2000を切っている

ジェミナイエルフでさえ脅威だ

 

「オレはターンエンドだ、これが....青眼の究極龍だ!....フラグなんて言わせねえよ!」

 

いやフラグってなんだよ

死亡フラグか?いやどうでもいいか

 

デッキに手をかざす

この一枚で決まる

たかが遊びだけど、この一枚が全てを決める

 

「へへ....」

 

ワクワクする....さぁ!いくぜ!

 

「僕のターン、ドロー!!」

 

めくったカードを確認する

鼓動が高鳴った、キタ....きたきたきたきたきたきたきたきた!

 

「キタァァァァァ!」

 

最高だぜ最高!

ここで来るとは!

 

「なら来い!青眼の究極龍が迎え撃つぜ!」

 

言ったなその言葉!

 

「僕は手札からサイバードラゴンを特殊召喚!」

 

レベル5、攻撃力2100、確かに究極龍には勝てない、けど

組みあわわせれば!協力させれば!

 

「そして手札からサイバードラゴンツヴァイを召喚!」

 

「レベルも違う、チューナーでもない、融合か?」

 

「生憎、まだ持ってないんでね」

 

「なら越えられないぞ」

 

「そいつはどうかな?」

 

「何!?」

 

このセットカード....そう!

 

「魔法発動!ミニマム・ガッツ」

 

へへ、きたぜ!

この時をまっていたんだ

 

「僕はサイバードラゴンツヴァイをリリースし青眼の究極龍を選択!攻撃力を0にする」

 

「攻撃力を0だと!」

 

そうだ、0なら下級モンスターでも倒せる!

サイバードラゴンは上級モンスターだけど

 

「いけ、サイバードラゴン、エヴォリーションバースト!」

 

「くそ、オレの究極龍が!」

 

LP→3400

 

よし、通った!

 

「だが耐えた!」

 

いや、もう.....終わっている!

 

「このターンで終わりだ!ミニマム・ガッツの効果で選択したモンスターを戦闘で破壊し相手の墓地に送った時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

 

青眼の究極龍は4500、よって

 

「くそオォォォォォ!」

 

lLP→0

 

 

 

 

 

 

 

「約束だ、なんか釈然としないけどサイバーはやるよ」

 

「そうか、ありがとう」

 

英雄はブツブツとつぶやいている

禁止カードだの強欲な壺だとか

でも、でもな

 

「勝てば官軍だから、な」

 

「こいつひでえ」

 

そして顔を見合わせた、ぶすっとしている

ふと英雄が噴き出した、それを見て僕も笑う

二人で笑いあった

 

 

「やぁやぁお二人さんいい決闘だったね」

 

ふとこちらに柔らかな声で決闘を褒める男が近づく

見覚えがあった、あの日教室で会った

 

「左右田君....だったっけ?」

 

「そうだよ」

 

にっこり笑いかけてくる彼の顔はまさしく癒しの極致

地上に舞い降りた天使に負の感情が洗われるようだ.....

というのは過大な表現だろう

それくらい可愛げがあるのだ

どこかの誰かさんとは違い

 

「何しにきた左右田」

 

噛みつくように話しかける英雄

実際噛みつきそうだ

 

「嫌だなぁ、別に何もしないよ....ただね、今日は勧誘しにきてね」

 

てかその前に英雄左右田君と何かあったのか?

あの食いつき方何かあっただろ

 

「勧誘?んなことよりオレはお前をぶっ潰したいけどね」

 

「未だに根に持っているのかよ....もういいだろ大会の話は」

 

ん?大会?

 

「大会って?」

 

「ああ?」

 

おい、会話しろよ

しかも即答かよこいつ

未だにエンジェルスマイル(僕命名)を崩さぬ左右田君

少しイラっとした

 

「もう一度聞く、大会で何かあったのか?」

 

少しこちらを見ながらがっかりそうな目で見てくる

すいませんねノリがわからない人間で

何がしたいのかわからないし何より面白くない

 

「ここの店の公認大会でちょっとね、僕が優勝した時にまぁ」

 

さらっと優勝などとすごい事をぶっ混んできた

英雄の方を見る、鋭い目つきで左右田君を見ている

あぁ、負けず嫌いの英雄のことだ

きっと負けたことを根に持っているのか

それも接戦などではなく大敗、もしくは惨敗

学年一という肩書き故になんでも一番になりたいみたいなのが包み隠さずオーラに出ている

「こいつに勝ってやる、絶対、そして一番に」

オーラが言っている、オーラが口ほどに物を言っている

 

「まぁ機崎君、君も含めてお話が」

 

「ここで決着をつけるぞ左右田」

 

落ち着け落ち着けと英雄を宥めながら左右田君の方を見る

そして彼は言った

 

「遊戯王部に入らないか?」

 

こうしてボクの遊戯王との毎日が始まる

 




英雄がお送りする遊戯王脱初心者コーナー
「どーも英雄でーす、今回は禁止カードについて学ぼうか竜也(にっこり」

「いや知らなかっただけだし」

「だから学ぶのだ!さぁ教えよう!なんでも聞いてくれ!」

「そもそも禁止カードって何?」

「禁止カードはそのまんまの意味、大会ではデッキに一枚も入れてはいけない、使ってはいけないカードだ、主な例として今回登場のノーコストドロー、強欲な壺や除去の始祖にして最強!のサンダーボルト(TCGでは制限)、コントロール奪取の頂点の心変わり、罠発動し放題のマキュラ、ロックの王様ヤタガラスが存在する」

「なんかよくわからないけど禁止カードは強いんだよね」

「その解釈でも間違いない、しかし禁止カードは他のカードとのコンボなどで真価を発揮するのだ」

「へぇー、じゃあ単純に一番強いのは?」

「えーなんだろうな?上げるならマキュラ、ヤタガラス、エラッタ前のカオスエンペラーとかかな?他にも最大6枚ドローできる第六感、一枚で四枚も墓地に送れる苦渋の選択、殴って射出のエラッタ前のダークダイブボンバーとかかな?あ、でもファイバーポットやブリューナク、最強サーチのウィッチ、魔法サルベージの聖なる魔術師.....あぁやっぱり決められない!」

「英雄も言った通り、結局組み合わせなんだろうね、一枚で戦えないし」

「そう!いい事言った!」

「そう?まぁ勉強になったよ」

「なら次回は制限カードについて勉強しよう」

「「ではまた次回!!」」
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