遊戯王 〜機械竜に魅入られし者〜   作:さんま(北海道産)

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今回は決闘しません
すいません


turn3 秘密裏遊戯王部 そしてデッキも

蓬中央高校の旧校舎

僕らが入学する何年か前に新校舎が設立されたらしい、

新校舎は白で統一された綺麗な校舎だ、大体は白だろうな.....

そんなことで専門的な授業や部活でもない限りここには来ない

専門的な授業とは家庭科、商業などなどだったと思う

普通科の僕にはあやふやだがそんなところだっだと思う

そんな旧校舎の一階のとある一室

図書秘蔵室とかいてある古そうな部屋

その証拠に扉が重そうだ

使用感がにじみ出ている、古そうだ

部活は軽音部や吹奏楽部、演劇部などがこちらで活動している

僕も何度か来ているが未だに構造を掴めていない

かなり入り乱れているので覚えるのも一苦労そうだ

 

「で?ここであってるんだっけ?」

 

「さあね」

 

横でスマホをいじっている英雄に聞く

しかしそっけない返事を返してきた

おいおい、自信ないんだから一緒に見てくれよ

はぁ、図書秘蔵室か、なるほど

遊戯王部としてはここが一番理由がつくのか

 

 

 

 

「遊戯王部に勧誘してるんだ」

 

そう言う左右田君

遊戯王部?聞いたことがない

部活動紹介でもなかった?どういうことだ?

 

「あ?遊戯王部?そんなもの聞いたことがないぞ!」

 

英雄が食いつくように言う

そうだ、そんなもの知らない

しっていたら英雄が即入部している....はずだ

 

「そうだよ、ないんだよ遊戯王部なんて」

 

「なんだと?」

 

遊戯王部はない、しかし遊戯王部に誘っている

どういうことだ?新しく創部するのか?

僕は質問しようと口を開けた時には英雄が質問していた

 

「創部か?」

 

「いや、違う」

 

創部でもないらしい、

ならなんだろう.....だめだわからない

そこで何も言ってこないこちらを見て左右田君はもう一度

 

「遊戯王部はない、でも遊戯王部の活動はしている、

というわけで入部しないかい?古典研究部に」

 

.....そういうことか

遊戯王部は無いが遊戯王部としての活動はやっている

古典研究部はカモフラージュ

実は部室で遊戯王をやっているだけです

こんなところか

 

「ちなみに古典研究部は部活ではなく同好会だから」

 

まだ部活でも無いらしい

それもそうか、最近出来たし何より古典研究部なんて初めて聞いた

 

「活動は放課後だ、金曜日以外で」

 

いや基本放課後だろ

ん?金曜日以外?

なぜ金曜日は休みなのだろう

 

「金曜日はどうして活動しないんだ?」

 

聞かれた左右田君はため息をもらしながら

呟いた

 

「一応古典研究部だろ?そっちの活動はするんだ、顧問の田森先生がその日は来るのでね」

 

いや活動してるじゃないか

あ、でも遊戯王部としては活動していないと言いたいのか?

でも部活としては活動している

なんだよこれ面倒臭い

 

古典の田森先生か

僕のクラスの担当の先生ではない

年は20代前半の男の新米先生だ

温厚で優しい先生として評判で常にニコニコしている

そんな先生が野球部の顧問なのだから驚きだ

てかあの人古典の先生だったのか

野球部でも大きな声を上げることはなくニコニコしながら練習の指示を出しているためとても顧問っぽく見えない

 

「で、興味があるなら明日来て欲しいんだ」

 

あー、はいはい

答えは決まっている

 

「わかった、明日行ってみる」

 

 

 

というわけで指定の部屋

図書秘蔵室

初めて来る部屋でもあるのでやや不安だ

とりあえずドアをノックする

コンコンと職員室のドアを叩くように丁寧に二度叩く

 

「空いてるよー」

 

聞き覚えのある声

その声を確認したと同時に

ドアを横にスライドさせる

かなり古いのかガタガタいわせながら横に開いた

部屋は一面天井に着きそうな本棚に四方に囲まれている

本棚には古典や随筆と言った国語の授業でしか読みそうにない物から表紙に可愛い二次元キャラが描かれているライトノベルが所狭しとぎっしりと詰められている

 

その囲まれた真ん中に学校の椅子と机

向かい合う様に並べてセットらしく

それを横に並べて長机にしてある

 

その椅子の3番目、1番奥の僕から見て左の机に男はいた

 

「やぁ、以外と早かったね」

 

左右田君は立ち上がりながらこちらに近づく

彼は僕と英雄を交互に見た

英雄を見たとき少し訝しげに見ていたがこちらに顔を戻した

おいおい、スマホもういいだろ....何ずっと見てるんだよ

 

「掃除も無かったし迷うことなくこれたからかな」

 

「そうか、まぁ座ってよ」

 

そう言って彼は元座っていた奥の席に座った

僕はその彼の正面に、英雄はスマホを見ながら乱暴に僕の隣に座った

 

「取り敢えず改めて自己紹介させてもらおう、名前は左右田伸太郎だ、因みにシンは伸縮の伸だ、この古典研究部の...まぁ部長の肩書きを背負ってる、名目上だけというか本当に肩書きだけなんだけどね」

 

「ちなみにデッキは帝を使ってる」

 

帝....聞いたことがある

確か強かった

それだけしかわからない

 

「この前君が使っていたデッキ....変わったデッキだね、テーマは?」

 

「デッキテーマ?ない」

 

途端彼は目を丸くしキョトンとした

 

「テーマがない?ということは」

 

「寄せ集めって奴だよ」

 

すると彼は笑い出した

寄せ集め...それでブルーアイズ軸の通常モンスターデッキをか!

そう言いながら腹を抱えて机を叩く

何が面白いのかわからない

 

「君のブレイングはまだまだじゃないか?」

 

「うるせー」

 

英雄を煽るように言った言葉は一蹴された

 

「ところで気になったんだけどさ、他の部員はいないのか?」

 

今左右田君ただ一人だ

まさか一人だから誘ってきた...のか?

いや、一人は部として成り立たない

だから部員は最低他二名はいるはずだ

 

「あぁ、いるよ。兼部だけどね」

 

「兼部?」

 

「掛け持ちってやつだ、野球部、テニス部、演劇部でな、演劇部は女子だ」

 

掛け持ちか、大変だろうな

勉強もしないといけないし部活も頑張らないといけない

そして遊戯王

遊戯王は趣味なので大丈夫か

 

そして女子、いるんだな本当に

男ばかりの中でやってるんだろうな

 

「おい、そんなことよりも」

 

突然英雄は授業中のキリッとした顔で左右田君を見る

 

「おい、決闘しろよ」

 

「どこのバイク乗りだよ」

 

「サテライト出身のカニだ」

 

「アカデミアだろお前」

 

わからん、何してるんだこの二人は

兎に角デュエルするようだ

見ようと思ったが尿意があったのでトイレ行くことにした

一言トイレに行くと伝えて部室を出た

 

 

 

「あ、君が総ちゃんが誘った人?」

 

部活を出るといきなり人が現れた

髪はショートで身長は僕と同じくらい、170ほどだろう

顔つきは優しそうで教室で本を読んでいそうな雰囲気だ

戸は閉めたので中の二人は知らない

なんだこの優男は

服装がジャージなので先ほどの話からテニス部だと判断した

演劇部は女子だし野球部はユニフォームだ

 

「総ちゃん...左右田君のことかい?」

 

「そうそう、...なんちゃって」

 

照れながら頭を掻き舌を可愛く出す

なんだこの漫画みたいなポーズ

 

「僕は鳥間 恭平(とりま きょうへい)、よろしく」

 

ニコニコしながら手を振る恭平君

そんな彼は淡々と自己紹介を始めた

 

「クラブレって言うテーマなのかな?....を使ってる、君は?」

 

「僕は機崎竜也、デッキは....寄せ集め」

 

「寄せ集め?気になるよ見せてほしいなー、」

 

まぁ別に困る事でもないしいいか

カバンからカードケースを取り出すとそれを彼に手渡す

カードケースは小学生の時に使っていたので結構古い

 

「どれどれ...」

 

彼はカードケースを開けると次々とカードを見ていく

 

「本当に寄せ集めみたいだね」

 

カードケースにしまいながら言う

 

「まぁそうだよ」

 

「この様子だと最近始めたのかい?」

 

あぁ、と首を縦に振る

すると彼は少し考えるように首をかしげた後閃いた顔をして

 

「そうだ!デッキを作ろうよ」

 

デッキ、そうだな

確かに組みたい、そうサイバーを




英雄がお送りする脱初心者コーナー
「英雄ー、どこだー?」

「決闘中じゃないの?」

「あ、鳥間君」

「というわけで今回は」

鳥間がお送りする脱初心者コーナー

「早くもコーナーが変わってしまった....」

「気にするな!というわけで....制限だったね、説明しよう」

「まぁいいか、お願いします」

「制限はその名の通りデッキに一枚しか入れられないカードだよ」

「一枚しか入れられないって事は当然強いんだよね」

「元祖蘇生カードの死者蘇生や相手モンスターを巻き込んで融合出来る超融合、万能カウンターの神の宣告などが存在するよ」

「死者蘇生は聞いたことあるな」

「墓地に落としたエースをパクられることはよくあること.....」

「てか制限とか禁止とかどうやって決めてるの?」

「決まった月に発表されるんだよ、プレイヤー達はその内容に一喜一憂してたりしてなかったり」

「判断基準は?」

「遊戯王をやっていて思うのはデッキが多様化してる環境がいいと思うんだよ、その中で頭一つ抜けているテーマがあればみんな使うし大会でも勝てる、それを防ぐ事が基準....だと思う、うんでも今のEMEmは本当に征竜を彷彿とさせるよ、でもあの時代は魔導もいたか」

「なんかよくわからないけど....同じデッキなのは嫌だな」

「他にも凶悪コンボだったり3枚入れて当たり前だったり、遊戯王が特に厳しいのがドロー効果だね」

「強欲な壺はだからか」

「これは作者の個人的な思いなので悪しからず」

「他の人はどう思ってるのかも気になるな」

「そうだね、次回はモンスターカードの種類と歴史を勉強しよう」

「え?英雄は?英雄は?」

「また次回会いましょう!「ちょちょ!」
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