魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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様々な人に出会うアレルヤ。彼はこの世界に慣れてきていた。


第10話 ファースト・アラート

アレルヤside

 

 

ヴィータとの模擬戦から一週間がたった。今の時刻は朝の5時、僕は一人で魔法と戦闘の訓練をしている。今日はプログラムのガジェットとの戦闘訓練だ。

 

アレルヤ「よし…アリオス、セットアップ」

 

アリオス<了解しました、セットアップ>

 

いつも通りにアリオスをセットアップして体を軽く動かす。新人達とは魔法に関わってきた月日が違うので僕はまず魔法の基礎と戦い方、勉強を毎日繰り返していく事をなのはに言われていた。

 

アリオス〈目標、敵ガジェット40を展開しました〉

 

アレルヤ「了解。アレルヤ・ハプティズム、アリオス。目標を殲滅する」

 

アリオスになっての戦いにも慣れてきた。カウントがゼロになった瞬間、僕は上空へ飛翔してビームライフルをガジェットに向けて引き金を引く。

さて、今日の訓練の始まりだ。

 

 

はやてSide

 

 

はやて「ふぅむ……アレルヤはやっぱり魔法適性が低いみたいやな…」

 

私は会議室に隊長二人と副隊長二人を呼んでアレルヤの能力と新人達の成長具合をモニターで見ていた。

 

なのは「そうだね。何とか簡易的なバインドとアリオスの装備のライフルでのチャージショットが撃てるようになったかな…。ただ、それが活かせる戦闘スタイルじゃないから戦闘中の魔法の仕様は厳しいかな」

 

ヴィータ「…戦闘に関してはかなりのセンスを持ってるんだけどな。…ハレルヤの方はあれっきり出てこねーから実力があんまり分かんねーけど」

 

シグナム「それでも異常なまでの戦闘力はやはりデバイスのおかげか」

 

フェイト「シャーリーがアリオス自身から聞いたんだけど機密事項だらけだから余り情報の提供は出来ない、特にアリオス自体が自分が何故マイスター、アレルヤの手元にあったのか分からない、だって」

 

はやて「う〜ん。結局ほとんど分からずじまいか。アレルヤの言っていた巨大ロボット、ガンダムも見つかってないしなぁ…」

 

アレルヤがなのはちゃんに撃ち落とされた翌日、アレルヤが乗っていたロボット、モビルスーツと言われるもので、アレルヤの乗機であるアリオスガンダムの捜索と情報収集をアレルヤに頼まれたので行っていた。成果はないけどな。

 

はやて「今の段階で分かってることはアリオスガンダムはデバイスのアリオスとそっくりな姿である事。デバイスのアリオスに着いているGNドライブ…だったけな、あれは本物に限りなく近いコピーである事 、そして本物のGNドライブは起動している場合、通信障害を起こす。まあこれくらいか」

 

椅子の背もたれに体をあずけて天井を見る。問題は山積みやなぁ…。

 

フェイト「話が変わってしまうんだけど、キャロとティアナのデバイスが多少の変更があったんだよね?どんな形になったの?」

 

なのは「ああ、データを表示するから少し待ってね……。あった、これだよ」

 

画面にはスナイパーライフルとシールドビットとその二つの機能が表示されていた。

 

シグナム「ほう、シールドビットは守りを中心とした機能なのだな」

 

ヴィータ「それにこっちのスナイパーライフルは簡単な形状変形でマシンガンになるのか」

 

フェイト「すごいね。この二つの武装だけでティアナ達の戦略の幅がかなり広がるよね」

 

なのは「うん……」

 

驚く三人になのはちゃんはあまり元気の無い返事を返した。まぁ、言いたい事も、考えてる事も何となく解るけどな…。

 

フェイト「なのは?どうしたの?元気が無いみたいだけど…」

 

なのは「え!?ううん、何でもないよ!大丈夫!」

 

無理して笑ってるのがよく分かる顔で言われてもな…。しゃあないな。

 

はやて「このデータはアリオスが提供してくれたんよ」

 

なのは「はやてちゃん、いいのかな?」

 

なのはちゃんは不安げにこちらを見つめてきた。

 

はやて「いずれ解る事やからな。早い方がええと私は思うんよ…」

 

シグナム「アリオスから…ですか?」

 

はやて「せや、元の世界で他のガンダムが使ってた武装らしいんよ。……こっからは私の憶測や、あまり鵜呑みにしないようにな」

 

テーブルに置いてある水を飲んで気分を落ち着ける。

 

はやて「アレルヤは元の世界でなにか戦ってたんやと私は思ってる。アレルヤ自身に聴こうかとも思った けどアレルヤは私たちの事情にはあまり深く聞いてこんかったから私たちから深く聞くのもな…まぁその辺はいいとして。ただ…」

 

なのは「巨大なロボット、モビルスーツで何と戦ってたんだろう…と思っちゃって」

 

みんなが険しい顔をして考えてる。

 

シグナム「あまり考えたくはないが武装をしているところをみると戦争ではないか?」

 

フェイト「聞くかぎりではかなり大きいロボットだよ?戦争だとしても何と戦ってたのかな…」

 

ヴィータ「異星人とかじゃねーの?」

 

皆からいろんな意見が出てるけど恐らくは…、

 

はやて「人と人がロボットに乗って戦争をやってたんじゃないかと私は思うてる」

 

みんなも多少は思ってたんやろうな。あまり驚いてないし。私は新たなモニターを展開する。

 

はやて「ま、これはあくまで憶測や。アレルヤは今は私たちの仲間、仲間がいつか話してくれるのを待っていよ」

 

そこに映っていたのは空を飛び回りながら一人で訓練をしているアレルヤの姿。ちなみに今の時刻は朝の6時30分。

 

はやて「ちなみに今、何機目のガジェットが落ちたん?」

 

なのは「今は…嘘!?、300機目!?」

 

みんなも驚きの表情をしている。

 

はやて「どんだけ訓練してるんや、アレルヤ」

 

皆が頷いたのを合図に今回の会議は終了した。

 

 

スバルSide

 

 

今、私たちはなのはさんと一緒にデバイスルームにて新しいデバイスを受け取りました。理由は今日の訓練は試験みたいなもので私たちが新しいデバイスを使えるかどうかを判断する為だって。でも私とティアは使っていたデバイスが限界を迎えてしまったので新しいデバイスがもらえてとってもうれしかった。

 

スバル「これが私のデバイスか〜。よろしくね、マッハキャリバー!」

 

マッハキャリバー<こちらこそ、相棒>

 

ティアナ「頼むわよ、クロスミラージュ」

 

クロスミラージュ<了解です、マスター>

 

エリオ「僕とキャロはあまり変わってないね」

 

キャロ「そうだね、何か変わったのかな?」

 

見るとエリオのストラーダとキャロのケリュケイオンは姿形は変化が無いみたい。

 

リィン「そんな事はないですよ〜、ストラーダもケリュケイオンもちゃんとパワーアップしてるですよ! 」

 

エリオ・キャロ「「リィン空曹長」」

 

リィン「普通にリィンさんでいいですよ〜。パワーアップについては今まではデバイスに慣れてもらう為 に最低限の機能しか使えないようにしてたですよ」

 

キャロ「え!?そうなんですか!?」

 

エリオ「あれで最低限の機能なんて…」

 

二人とも驚いてる。みんなでデバイスの事を話をしているとデバイスルームの扉が開いて、アレルヤさんが部屋に入ってきた。

 

 

アレルヤSide

 

 

訓練を終えた僕はなのはに呼ばれてデバイスルームに来ると、フォワードのみんなになのはとシャーリー、 リィンがいた。

 

アレルヤ「なんだか賑やかだね?」

 

リィン「あ!アレルヤです!お疲れです〜!」

 

スバル「アレルヤさん!見てください!私たちの新しいデバイスです!」

 

ティアナ「スバル、落ち着きなさい!」

 

エリオ「お疲れ様です!アレルヤさん!」

 

キャロ「どうかされたんですか?」

 

みんな元気だな、こうやって話していると初めて会った時より態度が柔らかくなってるのがよくわかる。

 

アレルヤ「いや、なのはに呼ばれて来たんだ。なのは、何か用事かい?」

 

なのは「たいした事ではないんですけど…ティアナ、キャロ。二人のデバイスにはね、アレルヤのデバイス 、アリオスが提供してくれた武装が装備されてるの」

 

ティアナ「そうなんですか!?」

 

キャロ「ど、どんな装備なんですか?」

 

二人ともびっくりしている。なのは、話してなかったのかな?

 

なのは「二人に黙っていたのは戦いと魔法の基礎に集中してもらう為に黙ってたんだ。ちなみに装備に関してはシャーリーに説明してもらうね」

 

僕の考えを察知したのかなのはは黙っていた理由を二人に説明していた。なるほど、確かに納得できるな 。

 

シャーリー「では、説明しますね。まずティアナさんのクロスミラージュに追加された武装はスナイパーライフルとマシンガンの機能を備えた武装です。この武装は通常はマシンガン形態ですが折りたたまれた銃身を戻すとすぐにスナイパーライフルになる優れものです。今は後方支援的な役割のティアナさんには役立つ装備だと思いますよ?」

 

モニターにはマシンガン形態からスナイパーライフル形態になるクロスミラージュが表示されていた。

 

ティアナ「後方からスナイパーライフルで援護、近寄られてもマシンガンで抵抗、よく出来てる装備ですね」

 

画面を見ているティアナは早くも能力を理解していた。フォワードのリーダーを勤めているのだから当たり前か。

 

シャーリー「キャロちゃんのケリュケイオンに追加された武装はシールドビットと呼ばれるものです。ティアナさんと違い、完全にバックスなのでいざというときの守りの為の装備です。機能についてはキャロちゃんの周りに10個のシールドビットが展開されます。これは遠隔操作も可能でみんなのデバイスにリンクさせる事で一定の範囲にいれば防御が間に合わない時にはシールドビットが防御してくれるというすごく便利な機能です」

 

キャロ「う…う〜ん、よく分からないです」

 

さすがにあれだけ説明されたら頭がおいつかないよね…。僕が簡単に説明しておこう。

 

アレルヤ「簡単にいうとケリュケイオンに指示すればビットがみんなを守ってくれるんだよ」

 

キャロ「あ、ありがとうございます」

 

キャロの頭を撫でながら説明してあげる。彼女は照れているのか少し顔が赤かった。

 

リィン「アレルヤは説明が上手です〜」

 

リィン、褒めてくれるのは嬉しいけど…

 

アレルヤ「何でいつも僕の頭に寝転がるんだい?リィン」

 

そう、彼女は会ったその日、いや会って数時間で僕の頭に乗っていた。

 

リィン「分かんないですけど……アレルヤは何か安心するんです!」

 

アレルヤ「そ、そうなんだ…」

 

リィンらしい解答が返ってきた。これは注意しても治らないだろうな…。

 

なのは「それじゃあみんな、今から起動させて…」

 

なのはの言葉は最後まで続かなかった。なぜなら…

 

アレルヤ「アラート…緊急事態か…!」

 

緊急事態のアラートによって掻き消されてしまったから。

 

 




次回は戦闘です。誤字や脱字がありましたらお知らせくださいませ(´∇`)
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