魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前) 作:かねごんマークII
アレルヤside
ヴァイス陸曹が操縦するヘリの中で僕とフォワード陣は簡単に今回の作戦について、なのはから説明を受けていた。部隊長のはやては現在、六課を離れていて通信で指揮をとっていた。
なのは「ガジェットは山岳地帯を走るリニアレールの制御を乗っ取っていて止める事が出来ないの。作戦はロストロギア、レリックの確保とリニアレールの制御を取り戻すこと」
はやて「フェイト隊長もすぐに合流するからなのは隊長とフェイト隊長、アレルヤは先に出て制空権の確保を頼むわ。フォワード陣とリィンはリニアレールの停止とレリックの確保や」
アレルヤ・なのは「「了解」」
四人「「「「は、はい!!」」」」
リィン「了解です〜」
見るとフォワードの四人は緊張で体の動きが少し鈍そうだ。大丈夫なのかな?
スバル「あの、アレルヤさん。少しいいですか?」
座席に座っていると隣の席のスバルが話し掛けてきた。彼女も緊張気味みたいだな。
アレルヤ「どうかしたのかい?スバル」
スバル「いえ、アレルヤさんは凄く落ち着いているな〜、と思ったので何か秘訣があれば教えてくれませんか?」
なるほど、僕が落ち着いているのが不思議なのか。
アレルヤ「いや、僕は場数を踏んできたから落ち着いているだけだよ」
スバル「え!?でもアレルヤさんは民間協力者ですよね?」
アレルヤ「ああ、僕は次元漂流者だからね。はやてにお世話になる代わりに民間協力者として六課に入ったんだよ」
いずれは知ることだから今この場で話しても問題ないだろう。
スバル「そうだったんですか。でも、場数を踏んできたというのは?」
アレルヤ「それは秘密だよ。いつか、話してあげるね」
あぶないあぶない。危うく話してしまいそうになってたな。気をつけないと。
なのは「…………………」
なのはがこっちの様子を気にしているな。おそらくはやてやなのは達隊長陣は僕が何をしていたか、何となく察しているんだろうな。
ヴァイス「第一降下ポイントまで後5分だ!準備はいいか!?」
アレルヤ「了解、じゃあ準備しておこうか、なのは」
なのは「う、うん」
僕たちは席から立ち上がりそれぞれのデバイスを準備する。
アレルヤ「行こうか、アリオス。セットアップ」
アリオス<了解、セットアップ>
なのは「私たちもいくよ!レイジングハート、セットアップ!」
レイジングハート<了解です、セットアップ>
僕達がバリアジャケットを装備して降下ポイントまで待っているとなのはがフォワードの四人を励ましていた。
なのは「新しいデバイスで急な出動だけど、みんな訓練で強くなったんだから自信をもって大丈夫だからね。リィンはみんなのこと、よろしくね」
リィン「分かりました!アレルヤとなのはさんもお気をつけて!」
見ていて微笑ましい。やっぱり教官として教え子は心配なんだろうな。
ヴァイス「降下ポイントまで後1分!後部ハッチを開くけど転げ落ちるなよ!」
後部ハッチが開き、僕の視界に入ってきたのは青い空と山、地面いっぱいの森だった。
アリオス<マイスター、降下ポイントです>
ヴァイス「お二人さん!お気をつけて!」
アレルヤ「了解。アイ・ハブ・コントロール、アレルヤ・ハプティズム。アリオス、目標に向かって飛翔する!」
なのは「スターズ01、高町なのはとレイジングハート、いきます!」
僕はヘリから飛び下りてすぐに変形して戦場へ向かう。すぐ後ろになのはが飛んできている。しばらく飛んでいくと飛行機型のガジェットの群れが見えてきた。
アレルヤ「なのは、僕が敵に先制攻撃を仕掛ける。後ろからの援護を頼むよ」
なのは「!、了解したよ。気をつけてね?」
アレルヤ「了解。こう、アリオス」
アリオス<了解しました、スピードを上げます>
なのはSide
私は戦闘機の姿になったアリオスの後ろを飛んでついていく。
なのは(きれい……)
前を飛んでいくアリオスからはGN粒子…だったかな?キラキラと舞い散って色の雪が舞っているみたい。
アレルヤ「なのは、僕が敵に先制攻撃を仕掛ける。後ろからの援護を頼むよ」
なのは「!、了解したよ。気をつけてね?」
アレルヤ「了解。行こう、アリオス」
アリオス<了解しました、スピードを上げます>
アレルヤは一気に加速して離れていく。私も頑張らなくちゃね!
なのは「よ〜し、私たちも行くよ!レイジングハート!」
レイジングハート<了解です、マスター。アレルヤとアリオスに私たちの力を見せてあげましょう>
?、何だかレイジングハートが凄くやる気になってる。
なのは「何かあったの?凄いやる気だけど…」
レイジングハート<何もありませんよ?あったとしてもデバイス同士の問題ですので、マスターはいつも通りに全力全開で大丈夫です>
なのは「そ、そうなんだ…(アリオスと何かあったのかな?)」
レイジングハートが大丈夫ならいいかな。前方では近づいてきたアレルヤにガジェットが攻撃をし始めた。
なのは「気を取り直して…いくよ!レイジングハート!」
レイジングハート<了解、マスター>
なのは「ディバイーーン、バスターーー!!」
アレルヤSide
アレルヤ「そんな攻撃…当たらないよ」
戦闘機形態でガジェットを撹乱しつつ、ビームライフルで撃ち抜いていく。ガジェットは数で対抗してくるけど、アリオスのスピードと機動性について来れる筈もない。後ろから攻撃してきても…
アレルヤ「あまい!」
すぐにガンダム形態になって後ろを向き、後退しながらツインビームライフルを連射して撃ち落としていく 。勢いよく突っ込んでくるガジェットもいるけれど…
アレルヤ「僕は射撃だけじゃないんだけどね」
左手にビームサーベルを握り、すれ違い際にガジェットを真っ二つにする。
アレルヤ「ふぅ…リニアレールからは引き離せたみたいだね」
アリオス<はい、これならヘリが近づく事が出来る筈です>
そう…僕となのは、後から合流するフェイトの任務は制空権を手に入れると同時に、敵航空戦力をリニアレールから引き離してフォワドの4人が無事にリニアレール内部に入れるようにすることだ。残っていたガジェットのレーザーを上昇することで回避し、下を通り過ぎていくガジェットにビームを撃ち込む。ビームを撃ち込まれたガジェットは黒煙を撒き散らしながら爆散した。
アレルヤ「今ので最後かな、アリオス」
アリオス<少しお待ちを………周囲に敵影ありません。ちなみにハラオウン執務官が5時の方角から接近してきます>
後ろを見るとバリアジャケットに身につけたフェイトがこちらに飛んで来ていた。
フェイト「アレルヤ、無事?」
アレルヤ「ああ、こっちの方はだいぶ片付いたよ。そっちの方は?」
フェイト「なのはがもう少しで合流できるみたい。私たちはリニアレールに近づくガジェットを落としていこう」
アレルヤ「了解、フォワードの4人が上手く任務をこなせるといいね」
フェイト「うん……そうだね」
バルディッシュ<サー、急速に接近する機影が10機。該当データの無いアンノウンです>
バルディッシが新たな敵の接近を告げる。敵影が目視できる距離まで近づいてきた。あれは……!?
フェイト「?、何あれ。あんなの見たことないよ……」
飛んでくる機影を見て僕は驚きを隠せなかった。
アレルヤ「そんな…どうしてこの世界にアレがあるんだ」
フェイト「アレルヤ?アレを知ってるの?」
確かに、フェイトは知らないだろう。けど、僕はあの機体を知っている。あのグレーのカラーにそ の機体の背中から出ている“赤い粒子”を…!
アレルヤ「アレは僕の世界の<マイスター!!敵の射程圏内に入ってます!!>くそ…!明は後にするよ 。フェイトはなのはと合流してガジェットとアレをリニアレールに近づけさせないでくれ!」
フェイト「あ、アレルヤ!」
フェイトをその場に残してガンダム形態から戦闘機形態になって敵に接近する。どうして…
アレルヤ「どうして、この世界にGN―X【ジンクス】があるんだ!」
ジンクスは接近してきた僕に対してビームサーベルを構えた機体が4機とビームライフルを構えた機体が4機、ロングバレルビームライフルを構えた機体が2機と別れて攻撃してきた。
アレルヤ(動きに無駄が無い……有人機?)
アリオス<マイスター、このジンクスからは生体反応がありません>
無人機か……なら遠慮なく…!
アレルヤ「刹那じゃないけど………アレルヤ・ハプティズム、目標を駆逐する!」
ツインビームライフルをジンクスに向けて撃つと簡単に当たる。けど…
アレルヤ「ビームシールドか…!」
ビームサーベルを構えて接近してきていた2機のジンクスがビームシールドで後方のジンクスの盾になり 、その後ろからビームライフルとロングバレルビームライフルを構えたジンクスが僕を撃ってくる。
アレルヤ(無人機の割には連携がとれてるし、よく動く)
シールドを使わなかった残りの2機がさらに接近してきた。
アレルヤ(このジンクスが誰に作られたかはわからない。けどね……)
僕はビームの雨を右へ左へと回転しながら避けていき、戦闘機形態で一気に加速してジンクスに急接近す る。
アレルヤ「自ら引き金を引こうとせず、罪の意識すら持とうとしないヤツに……」
アリオス<先端部、展開>
アリオスの先端が開き、キュリオスのシールドのクローのようになり勢いに任せてそのまま突撃しジンクスを一機、クローで挟み込む!
アレルヤ「僕は…、ガンダムマイスターは…!負ける訳にはいかないんだ!」
先端部が閉じていき、挟まれたジンクスは突撃された時にビームサーベルを落としていて何もできず、そのまま胴体が真っ二つに別れて爆散した。
アリオス<ジンクス1機、撃墜。残りは9機、うち1機が後方から接近してきます>
アレルヤ「了解、接近してくる奴を先に落とそう」
ガンダム形態になりそのまま垂直に急上昇する。射撃をしていたジンクスは最初に居た位置から僕に向け てビームを撃ってくるけど接近してきた1機は僕と同じように上昇してきた。
アレルヤ「(そろそろかな)アリオス、いくよ」
アリオス<了解しました、マイスター>
上昇をやめて右手にビームサーベルを持ち、左手にビームサーベルを握り、接近してくるジンクスに向か って斜めに急降下する。
アレルヤ(勝負は一瞬、ギリギリまでひきつける!)
ジンクスに向かってビームライフルを撃つけどあちらもシールドで防御しながら突撃してくる。
アリオス<マイスター!今です!>
激突3秒前にアリオスの合図と同時にビームサーベルをジンクスの頭に向かって投げ付ける! 突然の攻撃にジンクスはシールドではじくけど…!
アレルヤ「決める!」
ジンクスの横をそのまま通り過ぎた僕は体を反転させてビームライフルでジンクスのGNドライブにビー ムを撃ち込む。撃たれたジンクスは機体に電流が走り、爆散した。
アリオス<撃墜確認、残り8機>
アレルヤ「流石にカッコつけすぎかな?」
アリオス<いえ、マイスター・アレルヤはマイスター・ハレルヤより消極的ですからカッコつける位が調度いいかと>
ははは…まあそれはさておき、残りの8機は僕が危険と判断したのか射撃グループ4機と近接戦闘グループ4機に別れて僕の方へ向かってきた。
アレルヤ「流石にあの数を落とすのは面倒だね」
アリオス<そうですね。ですが私たちは…>
アレルヤ・アリオス「<一人で戦ってる訳じゃない!>」
次の瞬間、ジンクスの射撃グループには桃色の極大の砲撃が直撃し、そして近接戦闘グループにはその間を縫うように金色の閃光が駆け抜ける。そう、僕は仲間に通信を送っていた。
なのは「そう、私たちは一人じゃない!だって!」
僕の後方でレイジングハートを構えたなのは、
フェイト「頼れる仲間と信頼できる人が!」
バルディッシをハーケン状態にしてジンクスの間を駆け抜けたフェイト、
なのは・フェイト「「いるんだから!!」」
爆散するジンクス、それと同時にリニアレールも停止した。リィンがうまくやったようだ。けど…
アレルヤ(ジンクスがこちらの世界にある、と言うことは僕と同じ世界の奴がこちらにいるのだろうか? )
僕と六課に問題を残して今回の任務は終了した。
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