魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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第23話  願い

アレルヤSide

 

 

 

翌日、僕はシグナムとなのはと共に保護した女の子が入院している聖王病院へと来ていた。

そこでシグナムの知り合い、シスターシャッハに案内してもらおうとした矢先、検査中に女の子がいなくなったと連絡が入ったので僕たちは別れて女の子を捜索する事になった。

 

アレルヤ「………」

 

僕は壁に背を預けて目を閉じ、意識を集中させる。

ハルートから聞いた話では問題になってる女の子は脳量子波を使ってハルート達に助けを求めたらしい。

 

アレルヤ(…脳量子波なら僕にも感じとる事が出来るはず…)

 

?(………ママ……)

 

アレルヤ「……居た、あっちの方か…」

 

微弱な感じだが確かに脳量子波だ。それを頼りに進んでいくと病院の中庭らしき場所に出た。

 

アレルヤ「この辺りのはずなんだけどな…」

 

病院の中庭を歩いて行くと近くの茂みがガサガサと音をたて、ウサギのぬいぐるみを持った女の子が出て来た。

 

?「あ……」

 

アレルヤ「……こんにちは、お嬢さん」

 

僕はその場に膝をついて女の子に話かける。女の子はびくびくしながらも逃げないので安心した。

 

アレルヤ「こんな場所に一人でいるなんて、どうしたのかな?」

 

?「……ママがいないの…」

 

女の子は泣きそうになりながらも答えてくれた。

 

アレルヤ(……ママ、か)

 

この女の子には両親がいない。人造魔導師という技術で生まれた女の子だ、となのはから聞いていた。

 

アレルヤ「……お空を飛びたくないかい?」

 

?「……お空?」

 

ロックオンみたいに上手く喋れたらいいのだけど、あいにくと僕にはそんな特技はない。子供をあやすなんて事もこれが初めてだし…。

 

アレルヤ「ああ、空を飛べば捜し物が見つかるかもしれないよ?」

 

?「……ママも見つかる?」

 

アレルヤ「それはわからない。まずは飛んでみないとね」

 

?「………飛びたい」

 

女の子は迷いながらも行動する事にしたみたいだ。僕は女の子に近づいてそのまま抱き上げた。

 

アレルヤ「なら、一緒に飛ぼうか。ちなみに、僕の名前はアレルヤ・ハプティズム、…アレルヤと呼んでくれたら嬉しいかな。君の名前は?」

 

?「ヴィヴィオ…」

 

アレルヤ「そうか、ヴィヴィオちゃんか…いい名前だね」

 

僕はヴィヴィオを左腕に乗せると空いた右手で懐からアリオスをだす。

 

アレルヤ「行こう、アリオス」

 

アリオス<了解しました、マイスター>

 

僕はバリアジャケットを纏うとその場から浮かび上がり、病院の屋上より少し高い位置で止まる。

 

ヴィヴィオ「わぁ…!」

 

そこからの景色はなかなかのモノだった。ヴィヴィオも少しは機嫌が良くなったのか笑顔になっていた。

 

アリオス<マイスター、飛行許可を八神部隊長からもらいました>

 

アレルヤ「了解、ありがとう。アリオス」

 

僕とヴィヴィオはしばらくの間、空からの景色を眺める事にした。

 

 

 

なのはSide

 

 

 

なのは「どこに行ったのかな…」

 

私は病院の中を歩き、女の子を探していた。

 

なのは「?、………これは…」

 

中庭を通り掛かった時、緑色の雪が…GN粒子が光っているのが見えた。

上を見上げてみると、そこにはアリオスを纏ったアレルヤとその腕に乗った保護した女の子がいた。

 

なのは「…何してるんだろ?おーい!アレルヤ〜!」

 

呼び掛けるとアレルヤはこちらを向いて私を見るとゆっくりと降りてきた。

 

アレルヤ「どうかしたのかい?なのは」

 

なのは「それはこっちのセリフだよ。どうしてバリアジャケットを装備してるの?」

 

ヴィヴィオ「……だれ?」

 

女の子はアレルヤにしがみつくと怯えた瞳で私を見ていた。

 

アレルヤ「ヴィヴィオ、この人は高町なのはさん。僕の友達なんだよ。仲良くしてくれるかな?」

 

ヴィヴィオ「…こんにちは」

 

なのは「はい、こんにちは。私の名前は高町なのは、なのはさん、て呼んでね」

 

ヴィヴィオがコクコクと頷いてくれた。それを見て安心した瞬間、私の横を誰かが通り過ぎ、アレルヤに攻撃を仕掛けた!

 

ハレルヤ「おらぁ!!」

 

ハレルヤはその攻撃を蹴りで弾き飛ばし、右手にツインビームライフルを持つと相手に向けて撃とうとする。

 

なのは「ま、待って!!」

 

私は慌ててハレルヤの前に出て、ライフルを撃たせないようにする。

 

ハレルヤ「どけ、なのは。そいつは敵だ」

 

なのは「違うってば!この人はシスター・シャッハ!私達の知り合いだよ!シスターも!武器を下ろして下さい!」

 

アレルヤを襲ったのは私達を案内してくれたシスター・シャッハだった。

 

シャッハ「高町隊長、そちらのロボットは一体誰なんですか?」

 

構えを崩さないシャッハさんに私は説明した。誤解をとくためにアレルヤはバリアジャケットを解除し、シャッハさんは納得してくれたので自身のバリアジャケットを解除してくれた。

 

シャッハ「では、その子をこちらに。検査が終わっているとはいえ危険な事には変わりませんから」

 

シャッハさんがそう言って近づくとヴィヴィオはアレルヤにしがみつき離れようとはしなかった。

 

アレルヤ「え…と、どうしたらいいのかな…」

 

なのは「……シャッハさん、この子の検査が終わっているなら六課に連れて帰ってもいいですか?ヴィヴィオも彼から離れたくないようですし…」

 

うろたえるアレルヤを見て私は笑いそうになりながらもシャッハさんに提案する。

 

シャッハ「しかし…」

 

シグナム「ご安心を、シスターシャッハ。六課は腕のたつ者ばかりですから」

 

シャッハさんの後ろからシグナムさんが歩いて来てシャッハさんを説得。その後、ヴィヴィオを正式に六課で保護するという事になり、六課に帰ってきた私達。

ヴィヴィオについては私にも懐いてくれたので私とフェイトちゃんの部屋で面倒をみることになった。

 

 

 

アレルヤSide

 

 

 

雨が、降っていた。

 

アレルヤ「………?ここは…」

 

僕は森の開けた場所で一人立っていた。

 

レント「いつもの精神世界では飽きるからね、少し趣向を変えたのさ」

 

森のなかからレントがこちらに歩いて来た。僕はその姿を睨みつける。

 

アレルヤ「悪趣味にも、程があるよ…!!」

 

彼は僕の姿ではなく、マリーの姿で僕の数歩手前で立ち止まった。

 

レント「おやおや、お気に召さなかったか。失礼したね」

 

彼はマリーの姿のままおどけたように肩をすくめた。………いちいちカンに障るヤツ……!

 

アレルヤ「く……!君が僕をこの世界に送ったのなら、僕を元の世界に帰してくれ!!」

 

彼の肩を掴もうとするも彼は僕の手をかわして僕の背後にまわった。

 

レントH「そんなに帰りたいんか?うちらをほったらかして?」

 

……彼の姿を見ると、そこにはバリアジャケット姿のはやてが立っていた。

 

アレルヤ「いい加減にしてくれ!何がしたいんだ君は!!」

 

レントF「………ある奴らにね、復讐がしたいんだ」

 

今度はバリアジャケット姿のフェイトがはやての後ろからでてきた。何なんだ、いったい!

 

アレルヤ「そんなの余所でやってくれ!僕には関係ない!」

 

レントN「そうもいかないんだよね。だって、アレルヤと私の相性、かなり良いんだもの」

 

後ろからの声に振り返るとバリアジャケットを着たなのはがいた。

 

アレルヤ「…相性?」

 

レントH「そう、相性。うちとアレルヤは魔力、身体、精神の同調率がかなりいいんよ」

 

はやての姿をしたレントは僕に近付き、その手を僕の胸にあてる。

 

レントF「だから、私にも予想外の事態が起きてしまった」

 

レントN「あまりの同調率の高さにね、私とアレルヤの精神は半融合状態になって切り離す事が出来なくなっちゃったんだよ」

 

アレルヤ「一体、何が…うわっ!」

 

後ろから近付いてきたフェイトに僕に足払いをされてしまいその場に倒れてしまう。

 

レントH「つまり、うちとアレルヤは一心同体なんや」

 

レントF「だから…協力して、アレルヤ。私の復讐に」

 

レントN「それさえ済めば貴方を元の世界に帰す事を誓うよ」

 

なのはとフェイトが僕の腕を押さえ付け、はやてが僕にまたがり見下ろしている。その表現は妖艶で……普段の彼女には有り得ないような表情だった。

 

ハレルヤ「ったく、随分とお楽しみみたいだな?アレルヤ」

 

瞬間、火薬の炸裂音が響き、何かがはやて達を貫くとその姿が霧のように散った。

 

アレルヤ「……遅いよ、ハレルヤ」

 

ハレルヤ「悪ぃな、あまりに面白いからよぉ…ついつい助けるのが遅れちまったぜ」

 

片手に銃を持ち、ニヤニヤと笑うハレルヤの手を借りて立ち上がる。汚れを払おうとして自分の服を見ると全く汚れてなかった。

 

アレルヤ(そうか、精神世界だから服が汚れたりはしないのか)

 

そう言えば…ハレルヤは何処から拳銃を?、とハレルヤの方を見ると彼の両目が金色になっている事に気付いた。

 

アレルヤ「ハレルヤ、その目は…」

 

ハレルヤ「あ?この目か?それを言うならお前も両目がもとの色だぜ?」

 

自分では見れないけど、どうやら僕も両目が灰色になっているらしい。

 

アレルヤ「どうして…」

 

ハレルヤ「さぁな、んなこと俺が知る訳ねぇだろ。それより…」

 

アレルヤ「ああ、レントの事だね」

 

彼がどうして僕のナカに居るのかは分かった。だけど誰に、何故、どうして復讐をするのかは解らないままだ。おまけに今回に到っては、はやて達の姿を真似て僕に迫ってきた。

 

アレルヤ「今回は…僕を引き込む為にあんな事をしたのか…?でも、なんで…?」

 

考えても解らない。

降り続いていた雨はいつの間にか止んでいた。

 

ハレルヤ「…時間か。アレルヤ、今回はこれで終わりみたいだが…気ぃつけろよ、アイツは得体が知れねぇ」

 

アレルヤ「あぁ、分かってるさ。ハレルヤ」

 

そして、世界は砕けた。

 

 

 

アレルヤ「…………嫌な、夢だな……」

 

目を覚ますと、そこはロビーのソファーだった。

 

アレルヤ「……復讐、か」

 

気分が晴れない…そんな時、六課内に非常事態のアラートが鳴り響く。

 

アレルヤ「考える時間も無いのか。いくよ、アリオス」

 

アリオス<了解しました、マイスターアレルヤ>

 

駆け足で六課の外に出てアリオスを纏い、はやてからの指示を待つ。

 

けれど……指示よりも先にアラートの原因が分かってしまった。

 

アレルヤ「よりにもよって、こんな日に来るとはね」

 

赤い粒子が降ってくる。その発生原因は、4機のガンダムだった。

 

 

 

はやてSide

 

 

 

うちは仮眠中に鳴り響いたアラートに跳び起きて指令室に飛び込んだ。

そこで目にしたのは以前にも現れたガンダム、エクシア、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェの4機に苦戦を強いられているアリオスの姿だった。

 

はやて「状況報告!どないなっとるんや!?」

 

グリフィス「八神部隊長、やられました!高町隊長、フェイト隊長が別件のガジェット殲滅に向かわれている間にガンダム4機が此処を襲撃してきました!フォワードの四人は保護した女の子の護衛と六課防衛にあたっていてアレルヤの援護が出来ない状態です!」

 

はやて「ハルートは!?」

 

アルト「今回は高町隊長に同行していて六課にはいません!」

 

く…!見事に隙を突かれたんか!

 

はやて「本部への応援要請は!?」

 

シャーリー「駄目です!強力なジャミングで通信が繋がりません!」

 

手回しが周到やないか、スカリエッティ!

 

はやて「しゃあない!グリフィス君、此処は任せる!うちはアレルヤの援護に向かう!隊長達には常に呼び掛けて反応があった者から現場に来るように伝えといて!いくよ、リイン!」

 

リイン「了解ですぅ!」

 

グリフィス「了解!お二人とも、お気を付けて!」

 

指令室を出て廊下を走る。

 

はやて「リイン!いくよ!」

 

リイン「はいですぅ!」

 

はやて・リイン「「ユニゾン、イン!」」

 

バリアジャケットを纏い、空へと飛び立つ。向かう途中の道や建物には戦闘の痕が至る所にあった。

 

はやて「随分と…ド派手に暴れとるなぁ」

 

リイン<急いだ方がいいですね…>

 

アレルヤは随分と六課から離れた場所に敵をおびき出したらしい。アリオスの反応は廃棄都市区画にあった。

 

はやて「うちが行くまで耐えててや…アレルヤ」

 

はやる気持ちを抑えつつも、更に加速してアレルヤのもとに向かう。

 

 

 

アレルヤ・ハレルヤSide

 

 

 

アレルヤ「つぅ…!1対4はさすがに…」

 

ハレルヤ「泣き言なら聞きたくねぇ!さっさと手を動かせ!」

 

アリオス<右からエクシアが来ます!>

 

エクシアの投げたビームダガーを左手に持つビームサーベルでたたき落とす。

 

アリオス<上にキュリオス、デュナメス!>

 

ハレルヤ「くそが!」

アレルヤ「ミサイルで!」

 

現在の装備、HW/Mのミサイルコンテナが開き大量のミサイルが発射され、キュリオスとデュナメスは回避行動を取りつつ、ミサイルを迎撃し始めた。

 

アリオス<次、後方からヴァーチェの砲撃!>

 

ハレルヤ「避けてやるよぉ!!」

 

スラスターを吹かして脚で何かを蹴るようにその場で宙返りをする。僕の視界では空と大地が反転し、頭の上を砲撃が通り過ぎていく。

 

アレルヤ「いけぇ!!」

 

その体制のままロングビームランチャーでヴァーチェを狙い、威力を高めにして引き金を引く。

 

ヴァーチェ「…!」

 

だがヴァーチェの持つGNフィールドによって防がれてしまう。

 

アリオス<エクシア接近!>

 

ハレルヤ「チッ!」

 

体制をすぐに戻して左腕に装備したシールドでエクシアのGNブレードを受ける。

 

アリオス<キュリオス、来ます!>

 

アレルヤ「この!」

 

シールドでエクシアを押し返し、間合いをとるとビームサーベルで切り掛かってきたキュリオスを左手のビームサーベルで受ける。

 

アリオス<デュナメスの狙撃!>

 

ハレルヤ「うぜぇ!!」

 

右足でキュリオスの顎を蹴り上げて左足からのミドルキックを横腹におもいっきり叩き込んで蹴り飛ばし、すぐさまビームランチャーをデュナメスに向けて放つ。

 

デュナメス「……」

 

デュナメスの狙撃は俺の頬をかすり、俺の攻撃はデュナメスの肩の装甲を削った。

 

アレルヤ「はぁ…はぁ…はぁ…くぅ…!」

ハレルヤ「チッ!はぁ…、いい加減にしねェとぶっ壊すぞ!」

 

ガンダム4機は僕を囲むようにして一定の距離をとる。正直、そろそろ限界が近い……。

 

はやて「ブラッティダガー!」

 

その声と同時に投げナイフのようなモノがエクシア達を囲み爆発した!

 

アレルヤ「これは…?」

 

はやて「アレルヤ、無事か!?」

 

アレルヤ「はやて!?」

 

爆煙を突っ切って来たのは本来なら前線にいない筈のはやてだった。

 

アレルヤ「はやて、援護はうれしい、けど急いで此処から離れるんだ。ガンダム相手では現状では魔導師に勝ち目は殆どない…!」

 

瞬間、僕は彼女を抱きしめると全速力で上昇した。

 

はやて「な、なんなんや!///」

 

アレルヤ「つ…!来たか!」

 

下からは戦闘機形態のキュリオスにつかまって、エクシアとデュナメスが一緒に上昇してきいた。

 

アレルヤ「スピードが遅い。これなら逃げ切ることが<マイスター!!>…なっ!?しまっ…!」

 

アリオスの警告に咄嗟にはやてを離し、突き飛ばした。驚きの表情のはやて………次の瞬間、僕の視界は赤一色に染まった。

 

ハレルヤ「(間に合え!)トランザム!!っぐああああぁぁぁ!!」

 

咄嗟に使用したトランザムで肩のビームシールドの出力を上げた。ただ、勢いのついた砲撃を受け止める事しかできず、地面に叩きつけられてしまった。

 

アレルヤ(ぐ…失念してた……ツヴァイがいるなら……アインが居てもおかしくないのにな……)

 

空には5機のガンダムがいた。エクシア、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェ、そして……スローネ・アイン。

 

アレルヤ「かはっ……」

ハレルヤ「畜生が…!」

 

仰向けに地面に叩きつけられた僕は身体を動かせず、アリオスもボロボロだ。

既に両肩のシールド部分は焼け焦げてるし、頭の部分もほぼ全壊している。

 

アリオス<ダメージ率85%オーバー、…マイスターに身体…ダメージ有り。戦闘…継続…が困…難……機能…障害。マイスター…申し訳………>

 

アリオスの言葉が聞こえなくなった。どうやら機能停止みたいだ。

僕の方も口から血が出てきた。内臓をやられたのかもしれない……

 

エクシア「……」

 

エクシアが僕の目の前に着地すると僕の首を掴みそのまま持ち上げる。

 

アレルヤ「……か…は…」

 

徐々に首を絞められいく。息が出来なくて……意識が、遠退く…

 

はやて「やめてーーー!!」

 

はやてが空からエクシアに近接戦闘を仕掛ける。

 

アレルヤ(はやて……駄目だ。エクシアに、近接戦闘は……)

 

案の定、はやてはエクシアに弾き飛ばされ、その先にいたキュリオスに蹴り飛ばされて僕の目の前に転がり落ちた。

 

はやて「あ、ぐうぅ……負けへん。こんな、こんな所で……!」

 

アレルヤ「はや…て、逃げろ……早…く!」

 

はやてに向けて、必死に腕をのばす……彼女には……死んで欲しくない…!

 

はやて「それは………出来へん。部隊長として……人間として……ううん、一人の女として!どんなに苦しくても!どんなにつらくても!どんなに痛くても、悲しくても!愛してる人を残して逃げるなんて、この八神はやて!そんな事は絶対にせぇへん!!!」

 

はやては涙を流しながら立ち上がり、エクシア達に対峙する。痛いはずだ、泣きたいはずだ、苦しいはずだ。

 

彼女は、震えながらもその杖を構える。ボロボロのバリアジャケット……

 

アレルヤ(させない…)

 

彼女の後ろからキュリオスがサーベルを構え、歩いてくる。

 

アレルヤ(殺させない……!)

 

はやては気づいていない。その彼女に向かってキュリオスが突撃してきた!

 

アレルヤ「死なせて、たまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

レント「叶えよう、その願いを」

 

僕はそこで意識を失った。




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