魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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第02話 新たな力、その名は…

フェイトside

 

 

 

フェイト「緊急出動がかかるなんて、運が無いな…」

 

なのは「にゃはは…フェイトちゃん、六課隊舎にお引っ越し最中だったしね」

 

隣で苦笑する親友を見て浅くため息をつく。

 

私、フェイト・T・ハラオウンはミッドチルダ郊外に突如発生、観測された謎のエネルギー反応を調べる為に同僚にして親友の高町なのはと一緒に飛行して現場に向かってる。

 

なのは「もうじき巨大なエネルギー反応があった地点に到着だね」

 

フェイト「了解だよ、なのは」

 

今回の巨大なエネルギー反応…。ミッドチルダ郊外、しかも人里から離れている森の中で観測されたとはいえ、調べでは近くには少ないけど民家もある。 そんな所で異常なエネルギー反応、犯罪の可能性が高い。 おまけに…

 

なのは「さっきまであったガジェットの反応は全て消えて るし…怪しさ全開だね」

 

フェイト「気をつけてね、なのは。絶対に無茶はしないで 」

 

なのは「大丈夫だよ。皆もフェイトちゃんも心配性なんだ から」

 

機動六課が発足して数日しか経ってないのにいきなりの緊急出動、おまけにシグナムとヴィータは別件の用事でいない。 …なのはは、私が守らないと…

 

なのは「! フェイトちゃん…あそこ、見て」

 

フェイト「どこ…! 人がいるね、話を聞いてみようか」

 

なのはが指を差す方向を見ると人影があった。私達は話を 聞く為に近づいていくと人影は男性なのがわかった。 念のために男性を挟むように着地して相手を見ると、彼はとても驚いていた。

 

?「君達はいったい…」

 

フェイト「私達は時空管理局の者です」

 

なのは「少しお話を伺いたいのですがよろしいですか?」

 

私達は男性に話を聞こうとして近付く。すると男性は素早く移動して私達から離れ、そして私達は驚きの言葉を聞い た。

 

?「時空管理局なんて僕は知らない。ここは地球じゃないのかい?」

 

なのは「え…?地球、て…」

 

フェイト「……!、なのは、もしかしたら彼は…」

 

はやて『いきなりの通信ごめん!!』

 

なのはに彼の状況を説明しようとした時、緊急通信が開かれてはやてが焦った表情で話してきた。

 

なのは「はやてちゃん?どうしたの?」

 

はやて『緊急事態や!今しがたミッドチルダの第4空港から連絡があって飛行機が1機、ガジェットに襲われて空港に不時着するみたいなんや!二人はそっちの応援にいってガジェットを殲滅してほしいんや!』

 

フェイト「ええ!?でも私達も今、例のエネルギー反応の件で話が聞けそうな人を見つけたのに!」

 

今回のエネルギー反応に関係してるかもしれない男性をほったらかしにする訳にはいかない。

 

?「ねぇ、その襲われてる飛行機はあれじゃないのかい? 」

 

なのは・フェイト「「え!?」」

 

男性が指差す方向を見ると…そこにはエンジンから黒煙を吹きながら飛んでいる飛行機が雲の隙間からでてきた。

 

はやて『時間がないんや!その人にはそこで待っといても らって!こっちから迎えをだすから!』

 

フェイト「クッ…!了解。行こう、なのは!」

 

なのは「う、うん。すみません、必ず戻るので待っていて下さいね!」

 

私達はその場を離れ、現場に急行する。 後ろを見ると男性はこちらを見上げていた。

 

なのは「急ごう!フェイトちゃん!」

 

フェイト「うん、急ごう!」

 

前を向いて現場に飛んでいくなか、私は何故か男性の事が気になって仕方なかった。

 

 

アレルヤside

 

 

アレルヤ「やっぱり空を飛んでる…」

 

僕は彼女達が飛んでいくのを見送っていた。

 

僕はいったいどこに来てしまったんだろう?あんな技術… 地球では考えられない。

 

アレルヤ「おまけに通信機も無しに通信していたし、ミッ ドチルダ空港とか言っていたし…何だか訳が分からなくなってきたな…」

 

驚きの連続に頭が混乱する。…少し落ち着こう。でも…

 

アレルヤ「あの飛行機の救助を手伝いたいけど、アリオスガンダムがないことにはどうにもならないな…」

 

飛行機を見る限り、かろうじて飛んでいるみたいだ。 だけど姿勢が立て直せないせいかフラフラとしていた。… あの状態じゃ不時着どころか空港まで持つのかも分からないな…。

 

アレルヤ「くそっ…歯痒いな、見てるだけなんて…!」

 

?〈では、助けに行かれますか?〉

 

アレルヤ「誰だ!?」

 

突然の声に周囲を警戒、見回してみるけど誰もいない。

 

?〈ここですよ、貴方の制服のポケットです。マイスタ―〉

 

おそるおそるポケットを探ると、出てきたのはソレスタルビーイングのマークが刻まれた手の平に収まるくらいのオレンジ色のプレートだった。こんなの持ってたかな?

 

?〈はじめまして、マイスター〉

 

アレルヤ「君はいったい…?どうして喋れるんだ?」

 

疑問は尽きない。何故、と聞きたい事ばかりだけどそれはプレートによって遮られてしまう。

 

?〈驚かれてるところを申し訳ありませんが…どうされますか?飛行機の方はもうあまりもちそうにないみたいですが〉

 

アレルヤ「それは、助けに行きたいけど…アリオスが…ガンダムがなければ僕は何もできない…!」

 

?〈だから私がいるのです。マイスター、私に名前を下さい。そうすれば私は貴方の力になれます〉

 

アレルヤ「名前?力?どういう意味だい?」

 

?〈そのままの意味です。名前はマイスター、つまり貴方に私の使用権限を。力に関しては先程の彼女達のように空を飛んだりする事が出来るようになります〉

 

彼女達のように空を飛べる?さっきの会話では襲撃されてると言ってた。 近くにいけば僕でも囮くらいにはなれるかもしれない。

 

アレルヤ「…分かった。なら君の名前はアリオス、僕の機体の名前だ。いいかな?」

 

?〈認証開始………了解しました、マイスター。私の名前はアリオス、貴方の剣、貴方の盾、貴方の翼となりましょ う〉

 

アリオス〈それではマイスター。早速セットアップをしま しょう〉

 

アレルヤ「セットアップ?」

 

意味合いからすると何かを装備する…感じかな?

 

アリオス〈はい、マイスターにバリアジャケット…つまり防護服のようなものを纏ってもらいます〉

 

アレルヤ「分かった。どうすればいいんだい?」

 

アリオス〈簡単です。セットアップと言っていただければ いいだけです〉

 

アレルヤ「分かった。アリオス、セットアップ」

 

その瞬間、僕は光に包まれた。光が収まった後で僕は自分 の姿を確認する。

 

アレルヤ「これは…手が、ガンダムの手になってる…?」

 

それだけじゃない。脚も、体も頭も全て自分の機体、アリ オスガンダムの姿そのものになってる!

 

アリオス〈バリアジャケットはマイスターの機体のデータ で構築しました。武装に関してはツインビームライフル、 サブガトリングガン、ビームサーベルが使用可能です。G NドライブはエクシアR2…でよろしかったですか?システムを少し改良していたみたいなのでそちらのデータを使 いました。ちなみに戦闘機形態への変形も可能ですよ>

 

アレルヤ「驚きだな…GNドライブを小型化するなんて。 それに武装はともかく、変形は体が変な方向に曲がるんじ ゃ…」

 

アリオスの変形は上半身はいいけど下半身の方はかなり痛そうなんだけど…。

 

アリオス〈ご心配なく、変形してもマイスターへの影響は違和感がある、程度で痛みを伴うようなことはありません 。ちなみに私のGNドライヴはマイスターの機体のデータ で構築されたコピーのようなモノです〉

 

それを聞いてホッとした。なら細かい説明や詳しい話は後 にして彼女達の援護にいこう!

 

アレルヤ「了解。アレルヤ・ハプティズム、アリオス、救助活動の支援を開始する!」

 

スラスターからGN粒子が吹き出し、体が空中に浮くのを 確認して僕は勢いよく飛び出し、戦闘空域に向けて飛翔した。

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