魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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更新遅くて申し訳ない(´・ω・`)



第34話 公開意見陳述会(2)

アレルヤ・ハレルヤ・レントsied

 

 

 

会議も終盤に入り、ピリピリとしていた空気も穏やかになってきていた。

けれど僕は心中穏やかじゃなかった。

……リボンズは信用出来ないけどあの情報が本当なら僕は管理局に銃を向けなくてはならない。

でも、アレが管理局の裏側だとしても、はやて達に銃を向ける?できるのか?僕は…

 

ハレルヤ(お?何かおっ始めやがったか)

 

ズン、という音と共に建物が揺れた。考え事を中断して周りを見ると皆、同じように見回している。今の感じは…外部から攻撃を受けたのか?

 

アレルヤ「はやて、大丈夫…ぅぐ!?ああああぁぁぁぁあ!?」

 

はやて「ちょっ!どないしたんや!?アレルヤ!?」

 

頭が…頭が痛いぃ!!

 

ハレルヤ「脳量子波で干渉してくるとはナァ…やってくれんじゃねェか!くそやろうが!!」

 

レント「…敵がくるか」

 

頭痛のする頭をおさえながら立ち上がる。すると突然、会議室の電気が消えていきはじめた。隔壁がおち、外への扉も閉ざされた。此処にいる連中を閉じ込めようって腹積もりか?

 

ハレルヤ「ま、そんなんに付き合うつもりはネェがな。アリオス!バリアジャケットをアスカロンで展開しろ!」

 

アリオス〈了解しました。アリオスガンダム、アスカロン展開!〉

 

昼間の襲撃の件もあり、特別に携帯することを許されていたアリオスのバリアジャケットが展開され、白と紅のガンダム、アリオスガンダムアスカロンが俺の身体に展開される。

 

レント「行かせてもらうぞ、夜天の王」

 

私は小娘の方を見て最終確認をする。

 

はやて「はぁ〜〜……!!了解、許可したる!一発ぶちかましたれ!」

 

隔壁を指差し、勢いよく言い放つはやて。いいねぇ、その度胸!

 

レジアス「何を勝手に…!」

 

ハレルヤ「そうこなくちゃなア!ぶち抜くぞ!アリオス!」

 

アリオス〈了解、戦闘機形態に変型します〉

 

俺は髭のおっさんの言葉を無視して戦闘機モードになり、機首についているGNソードを前面にスライドする。

 

アリオス〈GN粒子チャージ…フルブーストまで3、2、1…〉

 

ハレルヤ「ははははははは!ぶっ飛ばすぜ、フルブースト!!」

 

扉に向かって全速力で突撃する。壁、隔壁、窓を突き破り、そのまま外へと飛び出す。

 

アリオス〈変型解…「待て」何か?マイスター・レント〉

 

ハレルヤ「邪魔すんじゃ「違う、あちらから来たみたいだぞ」…ンだと?」

 

前を向くと何か紫色のでかいのが来てやがった。おまけにビームまで撃ってきやがる!

 

レント「くぅ…!いい加減起きろ!アレルヤ!」

 

私は戦闘機形態のまま、一気に上昇してビームを回避するが…

 

ハレルヤ「ビームが、曲がるだとお!?」

 

レント「なんなのだ!アレは!?」

 

俺達を追いかけるように曲がってきたビームを人型に変型する反動を使い、すれすれで回避する。

 

アリオス〈アレの名前はレグナント、イノベイターが作ったモビルアーマーです。マイスター〉

 

レント「あんなデカブツとっ!よくガンダムで戦えたな!!」

 

前から来たビームを寸前で下に下がって回避する。

 

アレルヤ(う…ここは…?)

 

ハレルヤ「寝坊してんなよ!アレルヤ!」

 

アレルヤ「ごめん、まだ頭が…」

 

レント「チッ!…そこのデカブツ!名前ぐらい名乗ったらどうだ!」

 

こちらの言葉が通じたのか、レグナントが変型して大型のモビルスーツ形態になる。…大きい、私達の3〜4倍はある。

 

トーレ〈私はドクター、スカリエッティ作の三番目の戦闘機人、トーレだ。ドクターの命により、貴様の持つオリジナルGNドライヴを渡して貰うぞ〉

 

トーレがそう告げるとレグナントがファングを発射してきた!

 

アレルヤ「そう簡単に」

 

ハレルヤ「渡すかよ!」

 

アリオスのアスカロンを解除し、通常のアリオスの形態に戻して右手にツインビームライフルを、左腕にシールドを装備装備する。

 

アレルヤ・ハレルヤ「「行くぞ!!戦闘機人!!」」

 

戦闘が始まる。

 

 

 

ライル・ニールseid

 

 

 

ライル「おいおい、本部に襲撃とか連中正気かよ?」

 

ニール「正気じゃないから襲撃してきたんだよ」

 

此処は本部の地下にあるデバイスルーム前の廊下。俺達はそこにバリケードを築いて、侵入してきたガジェットをバリケードの隙間からビームピストルで狙い撃つ。

 

ライル「くそっ…アニューはまだなのかよ…!」

 

アニューの最終調整まで、後もう少しのところでの襲撃に防衛を強いられている俺達は苦戦していた。

 

ニール「こちらに来る数が多いな…。こりゃ上の奴らも苦戦してるってことか」

 

ライル「のんきに言ってる場合かよ!」

 

このデバイスルームに繋がる廊下は右と左に延びていて、兄さんが左、俺が右を担当していた。

 

ライル「キリがねぇ…うお!?」

 

バリケードをすり抜けたガジェットのビームが俺の頬を掠める。いよいよヤバいぞ、これは。

 

ライル「危ねぇな、この野郎!!」

 

腹いせにビームを撃ってきたガジェットのレンズ部分を撃ち抜いてやった!

 

ライル「ざまぁみろ!」

 

ニール「しかし、数が減ってる気がしないな。相当な数に入り込まれたか?」

 

兄さんは自分のデバイスを展開して、ガンダムデュナメスになっていた。アンテナが下がり、ガンカメラが下りている状態だ。

 

ライル「どうせ内部にスパイがいたんだろうさ(六課は無事なのか…?)」

 

警戒をしながらも、六課のメンバーを思い出す。特にヴァイスとグリフィスとは短期間で仲良くなり、よく飯を一緒に食べたり、時には街に酒を飲みに行くほど仲良くなった。

 

ライル(簡単にやられんなよ…みんな)

 

ニール「チッ!でかいのが来やがったか。ライル、バリケードは放棄してデバイスルームに退避するぞ!」

 

ライル「了解だ、兄さん!」

 

俺と兄さんはすぐにその場から走りだし、デバイスルームに駆け込む。ドアを閉めようとした時に廊下に設置したバリケードが崩れる音がした。

 

ライル「兄さん!」

 

ニール「分かってる!…よし、これでしばらくは大丈夫だ」

 

ドアをロックして、さらに机や機材をドアの前に集めてバリケードを築く。

 

マリエル「ご苦労様、二人とも」

 

ニール「マリエルさん、アニューさんの方は?」

 

部屋の奥から出てきたマリエルさんは右手で握りこぶしをつくり、親指を立てた。つまりそれは…!

 

アニュー「ライル!」

 

ライル「アニュー!」

 

走って抱きついてきたアニューをしっかりと受け止め、抱きしめ返す。

 

マリエル「あらあら…」

 

ニール「お熱いことで…」

 

兄さん達から冷やかしを受けながらも、俺達は抱き合った。少しだけ離れてアニューと顔を見合う。あの時、心の通じ合った時と同じ姿だ……服は着ているけどな。

 

アニュー「やっと触れることが出来た…ライル、愛しているわ」

 

ライル「ああ、俺も愛しているよ…アニュー」

 

キスをしようと顔を近づけようとして…ドガン!、とドアを叩く音が部屋に響く。

 

ライル「チッ!もう来やがったか」

 

アニュー「いきましょう、ライル。…みんなを救いに」

 

邪魔をされたドアを睨み付けた俺の顔を、アニューは自分に向ける。

 

ライル「……ああ、行こうか。アニュー」

 

互いに顔を近づけやっとキスをする。そして…

 

アニュー・ライル「「ユニゾン、イン」」

 

俺達は一つとなった。

 

 

 

ハルートsied

 

 

 

ハルート「ふぅ…」

 

両手にブラスターを握りしめて、私は隊舎の前に立っていた。本部襲撃と同時に六課に襲撃…やってくれるじゃない…。

 

オットー「よくやるよ…けれど…」

 

ディード「これで…終わりです!」

 

ハルート「させるとでも!?」

 

髪の長い戦闘機人の振り落としてきた双剣をその場で回転して右手のブラスターで弾き返し、左手のブラスターで相手の胴体を薙ぎ払う!

 

ディード「ぐはっ!」

 

オットー「ディード!〈落ちろ!〉…っ!」

 

長い髪の……ディードの援護をしようとした短い髪の方はA・エクシアが斬りかかる!

 

キュリオス・G〈ザコがっ!落ちろってんだョお!〉

 

空のガジェットはキュリオスが薙ぎ払っていく。

 

ハルート「ナイスサポート!!エクシア、キュリオス!」

 

ディードと短い髪の子が私たちから距離をとる。その間にキュリオスとエクシアが私の傍にくる。

 

エクシア〈我らの拠点をよくぞまぁこんなに荒らしてくれたな〉

 

キュリオス〈喧嘩を売ってくるなら買ってやるぜ?お代はお前らの命だがなぁ?〉

 

ハルート「これ以上、好きにはさせない!」

 

悔しげに私たちを睨む二人……。大丈夫、状況はこちらが有利だし、ザフィーラとシャマルさんがみんなを守ってくれてる。

 

ハルート「これならアレルヤ達が来るまで持ちこたえれば…」

 

リボンズ「大丈夫…果たしてそうかな?」

 

突然、ディード達の後ろに現れたのは緑色の髪に紫の瞳の男が現れる。私と同じ特長をもつ顔…

 

ハルート(…最悪、こんな時にリボンズが来るなんて!)

 

ディード「リボンズ・アルマーク…」

 

リボンズ「オットー、ディード、下がっていなよ。あの娘の相手は僕がしてあげよう」

 

リボンズが二人の前に出てズボンのポケットから黒いプレートを取り出した。

 

ハルート「ふん…貴方に私が倒せるかしら?」

 

ブラスターの銃口をリボンズに向ける。

 

リボンズ「さあ?やってみなくちゃ分からないよ」

 

彼がおどけたように笑った後、プレートから光が溢れだし、光が収まった時…そこには1ガンダムが立っていた。

 

ハルート(やってやるわ…私は、負けない!)

 

 

 

アレルヤsied

 

 

 

アレルヤ「はっ、はあ、はあ、くっ…」

 

レグナントと戦闘を開始して数十分、ここまでの激しい戦闘で、僕は肩で息するほど疲弊していた。

 

アレルヤ(おまけに…体が、重く感じる)

 

身体が思うように動かない。見えない何かがまとわりついて、離れない…なんだろう、これは?

 

トーレ〈チッ!まさかファングを全て落とすとはな…!〉

 

ハレルヤ「ハッ!超兵を舐めんなよ!?女ァ!」

 

レント(……だが、コチラも無傷とはいかなかったがな)

 

アリオス(肩のビームシールドは両方ともに損失、HW/Mはミサイル切れ。ビームライフル、サブガトリングガン、ビームサーベル、シールドクローは使えますが…)

 

どれもあの巨体には決め手に欠ける。どうすれば…ふと、周りを見ると僕達は海の上にいた。地上本部はからかなり離されてしまっていた。

 

アレルヤ(いつの間に…いや、誘導された?)

 

トーレ〈これで、決める!〉

 

レグナントがモビルスーツ形態から飛行形態になり、急速接近してくる!

 

ハレルヤ「甘ェんだよ!!おん〈IS、ライドインパルス!〉っだとぉ!?」

 

シールドクローとビームサーベルを構えてレグナントに向かった瞬間、あの巨体からでは想像できないような動きで背後に回られた!

 

アリオス〈回避!〉

 

アリオスの言葉に反応して僕はとっさに体を捻るとその場所をレグナントの拳が通り過ぎる。サーベルを振り上げ、レグナントの腕を切り落とそうとした瞬間、ゾクリと背筋に寒気が走った。

 

トーレ〈これで終わりだ!ガンダム!〉

 

アレルヤ「っ!しまった!」

 

腕の影に隠れていた、もう片方の拳から電磁ワイヤーが僕の身体に巻き付き、強烈な電撃が僕を襲ってきた!

 

アレルヤ「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ハレルヤ(くそが………意識が…切…れ……)

 

そこで、僕とハレルヤの視界は真っ暗になった。

 

 

 

スカリエッティsied

 

 

 

計画はなかなかに順調だ。突然の襲撃に管理局は大混乱を極めている…

 

ジェイル「ウーノ、現状報告を頼むよ」

 

ウーノ「はい、現状はチンクが現在、タイプゼロのファーストと交戦中でその援護にウェンディ、ノーヴェが向かっています。セインは内部の破壊工作、ディエチは外部からの破壊工作を継続……セッテはジンクスと共に航空戦力を排除、クアットロはガジェットで地上戦力を排除しています」

 

セッテは初陣だが…他の姉妹の戦闘データのおかげで支障はないみたいだねぇ…

 

ジェイル「オットーとディード、トーレはどうだい?」

 

ウーノ「トーレはレグナントでアリオスと交戦中…オットーとディードは六課攻略に手こずっていましたが先ほど、リボンズ・アルマークが現れ、援護してくれている、と連絡がありました」

 

ほう、彼が現れたか…

 

ジェイル「何を考えてるかは分からないけど…丁度いい、ルーテシアに連絡して六課にいる聖王の器の回収を頼む、と伝えてくれたまえ…」

 

ウーノ「かしこまりました…トーレから連絡、ガンダムを確保したようです」

 

ジェイル「そうか…ますます丁度いい宣伝材料だ。映像の処理を頼むよ…管理局に英雄が落ちた様を見せてあげるとしよう」

 

さてさて…私は宣伝の準備をしますか…

 

 

 

ギンガsied

 

 

 

ギンガ「ゴホッ…ゴホッ…」

 

口に拡がる血を吐き捨て、私は壁に寄りかかりながら何とか立ち上がる。

 

チンク「いい加減、おとなしくしてほしいのだがな…」

 

ウェンディ「そうっすよ〜、あたしらも痛めつけるのは趣味じゃないっす」

 

ギンガ「冗談…私はまだ戦えるわ…」

 

虚勢を張ってもバレバレなのが悲しいわね……膝はさっきから震えていて、利き腕の左腕は痺れてまともに動かない…ブリッツキャリバーもボロボロだし…

 

ノーヴェ「言っても無駄だよチンク姉、とっとと終わらせて帰ろうぜ」

 

チンク「仕方ない…決めるぞ、二人とも」

 

ウェンディ「了解っす!」

 

ノーヴェ「つー訳で…潰れろ!タイプゼロ!!」

 

ギンガ「…!、ブリッツキャリバー!」

 

ブリッツキャリバー〈ぐ…プロテクション…!〉

 

サーフボードのような武装を持つウェンディの射撃をプロテクションで防ぐ!

 

チンク「甘い!」

 

ギンガ「く!きゃあああ!」

 

白髪の戦闘機人…チンクの小刀のようなモノが私の寄りかかっていた壁に刺さり爆発を起こす!

 

ノーヴェ「あばよ、タイプゼロ!」

 

吹き飛ばされた私にスバルと似た容姿をもつノーヴェの蹴りが顔面に迫る…!

 

ギンガ(ごめんね…スバル…)

 

目の前に迫りくる凶器を私がかわす事は出来ない…負けね、私は、此処で……

 

ライル「アニュー!!」

 

アニュー〈シールドビット、展開!〉

 

誰かの声が、聞こえた。そして私の目の前まで迫った凶器を遮るように現れたのは六角形のブロックを縦に伸ばしたようなモノだった。

 

ノーヴェ「ああぁ!?テメェ等…何者だ!?」

 

ギンガ「……?」

 

地に倒れた私が見上げるとそこには、深緑と白のコントラストが綺麗で…

 

ライル「俺達か?俺達はな…」

 

片方は背中から深い緑色、片方は腰から淡い緑色の粒子を吹き出す…

 

ニール「世界を変える為に戦う者だ」

 

その姿は昔見たヒーローが使うロボットのような力強さがあった。

 

ライル・ニール「「そう、俺達はソレスタルビーイングのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトス!」」

 

そう、私の前に降り立ったのは

 

ニール「女性に銃を向けるのはしのびない。だが…」

 

ライル「俺達にも仲間がいる。悪いがここで」

 

ライル・ニール「「狙い撃つぜ!!」」

 

二機のガンダムだった。

 

 

 

はやてsied

 

 

 

突然の襲撃…そしてその首謀者からの連絡に会議室が騒がしくなる…。

 

ジェイル【どうかな?管理局の諸君…君達の英雄が敗れた感想は…】

 

カリム「そんな…!!」

 

うちは、周りの声が聞こえなくなった。自分の目にうつる映像が……信じられなかった。その映像には、いつもうちらを支えてくれて…

 

ジェイル【いい顔だ…実にいい!その顔こそが私がこの機体、レグナントを作った苦労を吹き飛ばしてくれる!】

 

カイゼル「くそ…!私のデバイスがあれば…!」

 

優しい笑顔でみんなを、うちを励ましてくれた人が……

 

はやて「クッ…!」

 

ワイヤーに絡まり、力無くぶら下げられているアリオスを装備したアレルヤが映っていた。

 

ジェイル【ククク……彼は貰っていくよ。いい実験が出来そうだしね…】

 

はやて「ふざけるな…!彼を、アレルヤを離さんか!ジェイル・スカリエッティ!!」

 

うちは画面の中で笑う男に叫ぶ。

 

ジェイル【嫌だねぇ…君を挫くには見せなければならないかなぁ?機動六課の八神部隊長…?】

 

はやて「何をや…!?」

 

怒りと憎しみを何とか抑えながら、スカリエッティを睨み付ける…!

 

ジェイル【これさ】

 

そこに映ったのは…燃え盛る機動六課の隊舎、そして…

 

はやて「シャマル!ザフィーラ!ハルート!」

 

その前に倒れている、傷だらけの仲間たちだった…

 

 

 

ハルートsied

 

 

 

ハルート「ぐ…う……」

 

リボンズ「ふふふ…強かったよ、ハルート。でも君の敗北だ」

 

リボンズと戦い、敗れたのは私だった。最初は私が有利だった…リボンズがアレを使うまでは…

 

リボンズ「まさか君にトランザムを使わなくては勝てないなんて、僕もまだまだかな?」

 

リボンズは1ガンダムのバリアジャケットを解除して私の前に立つ。エクシアとキュリオスはリボンズにやられ、戦闘不能状態。ディードとオットーは何処かに行ってしまった。

 

ハルート「黙…れ……イノベイドが………!!」

 

地面に伏せても精一杯、リボンズを睨みつける。

 

リボンズ「はぁ………生意気だね…君はさ!!」

 

ハルート「ぎう!…ゴホッゴホッ!」

 

リボンズの蹴りがお腹にめり込む…苦しいあまりに咳き込んだ。リボンズは私の事が気に入らないのか、蹴りを何発も放ってきた。

 

ハルート「ガハッ、ゴホッ!」

 

リボンズ「ふん…いい気味だ。そろそろ死んでおくかい?」

 

リボンズは私の首を掴むと、私をそのまま持ち上げた。

 

ハルート「やめ……離し……!!」

 

リボンズ「苦しいかい?そのまま死ぬと楽になれるよ…ククク…ははははははは!!」

 

ギリギリと首を締められ、意識が遠くなっていく……私、死ぬの……?

 

ハルート「………!、!!」

 

リボンズ「死ぬがいい!僕と同じ遺伝子のコピーでありながら出来損ないの君は、この世界に必要ない!」

 

嫌…死にたくない……私は、私は!まだ、死にたくない!!

 

 

 

?(しょうがない娘ね…助けてあげるわ)

 

意識が落ちる寸前、私は誰かの声を聞いた。

 

 

 

レントsied

 

 

 

レント「(この時を…待ち望んだ!この瞬間を!)ブレード1、射出!」

 

アレルヤとハレルヤが落ちたのを確認した私はすぐに自分の魔法で魔法剣を作りだし、ワイヤーを切断する。

 

トーレ〈チッ!貴様、魔法が使えたのか!〉

 

トーレが動揺しているうちにすぐさまレグナントから離れ、身体に絡まったワイヤーを引きちぎる。

身体を軽く動かして調子を確認する……問題は無いな。

 

レント「フフフフ…ハハハハハハハ!!礼を言わせてもらうぞ、機械人形!私は自由を得た!これで、私の願いが叶う…長きに渡る悲願が、今日、成就する!!」

 

機能が停止しているアリオスを解除し、私は私のバリアジャケットを展開する。その姿は夜天の王の小娘の騎士甲冑を真っ黒に染め上げ、帽子をとり、スカートを長ズボンに変えたものだ。

 

レント「やはりこの身体は素晴らしい…私の魔力がよく馴染む…」

 

腕や頬に赤いラインが現れ、髪は白く、瞳は血のように赤くなり、背には黒く禍々しい6枚の翼が現れる

 

トーレ〈フン、いくら姿形を変えようとも!〉

 

真正面からレグナントが突撃してくる………フム、武装が無くなったから特攻か…

 

レント「手が無いとはいえ…その選択は愚策だな」

 

ヤツから近づいてくるのなら好都合…砲撃ではGNフィールドではじかれる可能性があるが…

 

レント「我が剣(槍)に、断てぬモノは無し…」

 

右手に魔法剣を握り、魔力を流し込む。魔力はうねりをあげて禍々しく、妖しい光を放つ!

 

レント「唸れ、黒き終焉の刃…」

 

トーレ〈うおおおおおおお!!〉

 

足を半歩下げ、剣を逆手に持ち、左腕を前に出す。ようすれば槍投げのかたち…そして…

 

レント「グングニル!!」

 

言葉と共に投げられた剣は一閃の光になり、レグナントに迫る

 

トーレ〈GNフィールド!!〉

 

予想通り、レグナントが前面にGNフィールドを展開する…が、その拮抗は一瞬のうちに終わった。

 

レント「さよならだ、機械人形」

 

剣がフィールドを貫通、レグナントを真っ二つに切り裂いて遥か後方へと飛んで行った。

 

トーレ〈そんな、この私が……馬鹿なああああぁぁぁぁ!!?〉

 

トーレの叫びと共にレグナントは爆散し、その破片は海の藻屑と消え去った。

 

レント「これで邪魔する者はもういない…始めるとしよう!この私、“闇の書の闇”による凄惨なる復讐劇を!!…ククク…ハハハハハハハ!!」

 

私の笑い声は、暗い海と空に消えていった。




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